南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●TdF team presentation

なんて、美しいんだろう。

シンプルなデザインのジャージは、シーズンが始まって間もなく見慣れ、中継を見ていれば、すぐ目に入るようになった。
だが、今日の舞台の上に並んだ姿は、いつにもまして、美しい。

白と黒、そして水色のラインが、すっきりと、涼しげだ。
先日、国籍を確認した通り、色目の薄いケルト、ゲルマン系が中心で、すらりとした長身が揃っている。
そうか、帽子。帽子を被っているので、頭の形の違いが隠れて、揃って見えるのか。

いや。見目形だけのことではない。
新しいチーム、信頼する仲間たち、胸に希望。煌めいて映るのは道理。

背に翼が生えた姿の幻想が、一瞬浮かんで、消えた。

選手1人ずつが紹介されている最中、アンディが、くしゃみをした。
隣のファビアンだけでなく、その隣のヤコブまで振り向いて、アンディを見た。
アナウンスの音声はかなり大きいようだったが、よほど大きなくしゃみだったのか、それともエースに常に注意を払うお仕事を、レース前からやっていたのやら。



●仲間たち

Le Quotidienの掲載したオグレディ(6/28)とフォイクト(6/29)のインタビューを読み、ようやく、すべてを了解した。
1年前、チーム・シュレクの話が出てから、ずっと探し求めていた件。チーム・サクソバンクの中で、どの選手がどういう関係だったのか。固く結びついていたのは、誰と誰か。

シュレク兄弟、オグレディ、ファビアン。
この4人が、互いに離れない関係だった。この中で重要なポジションにいたのがオグレディ。
彼は、シーズンを通してファビアンとレースを共にし、ファビアンを助けた。そして、ツールでは、シュレク兄弟を助けた。
彼は、ロードでキャプテン役を果たす。シュレク兄弟は彼が必要で、ファビアンも彼が必要だった。
4人は友人同士であると同時に、レースで欠かせないチームメートだったのだ。

フォイクトは、シーズンを通してシュレク兄弟とレースを共にすることが多く、兄弟を愛した。
オグレディとフォイクトとファビアンの目から見て、シュレク兄弟は、「2人で1人」の、世にも珍しい、愛すべき存在だった。ツールで兄弟を助けて、マイヨ・ジョーヌを獲らせる夢を叶えることができたら、友人として嬉しい。

彼等は、08年に、サストレにマイヨ・ジョーヌを獲らせた。我々が獲らせた、という「仕事の達成感と誇らしさ」は得たが、個人的感情としては別のものがあった。彼等は、友人であるフランクの落胆を知っていた。

これで、昨年ブエルタでのオグレディとアンディの追放事件の真相が、やっと明白になった。
あの日の昼間、ブエルタにやってきたリースがファビアンと話をし、話題が契約解除の件であったことは疑いようがない。
リースは、「彼等の関係」を知っていたから、諦めるしかないことは判っていたが、シュレク兄弟とオグレディが、契約の残っていたファビアンを連れていくことを鷹揚に許せるほど仏様にはなれなかったのだろう。

(最近のインタビューで、帰ってきたのは1時だ、とアンディが発言していて、朝5時まで飲んでいた、と広められたことの恨みがあるような気配もある)

ファビアンの昨日のツイートを見て、吹き出しそうになった。
Dinner table discussion @leopardtrek.... Is the moon landing true....!!?? There are meany opinions about a big hugh lie. Is it true.??

月面着陸は嘘という話題は、「09年」のツールで繰り広げられていた、とクリスが記した。
まだ飽きずに繰り返しているのか?

いや。同じ話を飽きず繰り返し、喋りに喋り、「今までと同じように」振舞うことのできる、気心の知れた仲間たちのいる環境を望んで、彼は契約を解除して移籍することを選んだのだろう。

・・丸々1年かかった。これから大きく変える必要に迫られることは多分ないだろうと思うが、追記があればそのときに。
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