南の国の太陽、空の色の獅子

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数日前、福島原発の作業員たちが線量計を持たずに作業していた、というニュースを聞いたとき、私は、寒気を抑えられなかった。
そして、TVが(どのチャンネルかは忘れた)、そのニュースを、他と比べてとりたてて特別な件ではないように淡々と伝えている光景に、一層の寒気を覚えた。

私が生まれて住むのは、こんな国か。

沖縄から北海道まで原発内下請労働者がかり集められ、国の発表だけでも20万人に近い労働者が様々な形で原発と関わっている。
原発下請け労働者の多くは、被曝者となって歴史の闇のかなたへ葬り去られるか、危険な放射能の充満する原発内に身をやつしている。
それが現実の姿なのだ。

私は巨大科学としてしか、原発をとらえない人々に対して、被曝者が居ないではなく、居ないことにしている体制を知ってほしいという願いを込めて、今まで取材を続けてきた。

歴史が繰り返しているように原発もまたたくさんの犠牲者(被曝者)を生み出さない限り社会問題化されないのだろうか。
放射能被曝の因果関係が立証されるまでにどれ程の時間を必要とするだろうか、おそらく長く暗いトンネルをぬけ出るまでには想像も出来ない悲劇が待ち受けているように私には思えてならない。


この文章は、原発被曝者のルポルタージュ「闇に消される原発被曝者」(樋口健二)のあとがきの一部で、日付は、「1981年4月6日」

「今から30年前」である。

隠された被爆労働〜日本の原発労働者1
隠された被爆労働〜日本の原発労働者2
隠された被爆労働〜日本の原発労働者3

イギリス Channel4が、1995年に制作した番組。
樋口健二氏が協力している。
原子力資料情報室がTwitterで紹介しているので、いい加減なものではない、と判断できる。

現在、福島第一原発は、放射能物質をダダ漏れしながら(ビデオニュース・ドットコムでの言い方)爆発はせずにもちこたえているが、作業員たちは、この先も延々と放射能被曝をしながら、作業しなければならない。

事故処理が終わる日までに、一体どれだけの数の人が、どれだけの被曝をするのだろう。
総計したとき、どれだけのものになるのだろう。
それもまた、闇の彼方に葬り去られるのか。

これは、「情緒的な」反応で済ませる問題ではない。
「原発とは、こういう現実を生みだすシステムである」ことを、国民は知っているべきだと思う。

私は、原発の資料を探していて、樋口健二の本に辿り着いたが、内容に、さほど驚かなかった。
おそらく、これまでに、どこかでちらっとかもしれぬが、知識があったのであろう。
(若い頃、社会党や共産党の支持者であったわけではないが、どちらかといえば左翼寄りだったから)

しかし、原発はクリーンでエコという、国とマスメディア挙げてのキャンペーンの中で育った若い世代は、知らなくても不思議はないだろうと思う。
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