南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  フィギュアスケート
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男子FP後のプレカンでのブライアンの発言が話題になったようですが、この記事の後半には、引きます。今の日本での記事はこんな感じなんでしょうかねえ。最近ほとんど読んでいないので判りませんが。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/column/200803/at00016714.html

このライターは、外国の情報にあまり注意を払っていないのでしょう。
「4回転にもっと高い点数をつけてほしい」という意見を、ブライアンは、以前から言い続けています。昨年の東京で言ってます。今回負けて言ったから、潔くないと心証悪く受け取る人が出そうですが、彼は「勝っても負けても」同じことを一貫して主張してる。
今季は、ミーシンコーチが同じ意見を述べ、ロシアスケ連が動き、ロシア国内戦は、ISUとは異なる配点が使われたんですよね。


4回転と美しいスケーティング、両方できる者が勝てばいい、という情緒的感想は結構ですが、ブライアンが提起しているのは、「王者にふさわしいのは4回転かスケーティングか」ではありません。論点がズレてます。
「現状の4回転の配点は、技の難易度に見合っていないから、上げてほしい」
ブライアンやミーシンコーチが言っているのは、そういうことです。

優勝候補に上げられる選手たちが、SPに4を入れないのは、「4を跳ぶのは割に合わない」「4を入れなくても、入れる選手に勝てる」と計算しているからです。
FPに入れるのは、FPでは、3Aまでの構成では、4を成功させる選手には基本的には勝てないからです。

「不利な配点であろうが、他人がどうしようが、自分はSPもFPも4を跳ぶ」と信念を持って跳び続けるブライアンがいる限り、他の選手たちも、4を持っていないと勝てないので、跳びます。
でも、彼がいなくなったら、どうなるでしょうかね。
4の成功確率が低く、3AまででGOEを稼げる選手は、「勝つための戦略」として、FPでも、SPと同様4を回避するケースは起こりえるんじゃないですか。
「SPとFPで4をクリーンに成功させても、3Aまでで完璧な演技をした選手に負けることがある」ことが今回示されちゃったから。

ある見方をすると、現在、4回転という技の存在は、リスクを背負って実施する、一握りの選手の信念に依存しているんじゃないでしょうか。
旧採点時代に育った選手が残っている間は大丈夫だと思います。「男は、4を跳ぶもんだ!」の価値観がありますから。
でも、「現行の採点システムをよく研究し、勝負に勝つ戦略を考える」と、必ずしも4を跳ぶことが得策とは限らなくなる。

バンクーバーで、ソルトレイク世代が引退した後、誰かが「信念を持って」4を跳び続けないと、4は減る傾向になるかもしれませんね、現在の配点のままなら。
でも、既にこれだけ言われているし、ルールは変わっていくものです。いつまでも同じという前提は持たない方がいい。新採点法はまだまだ過渡期です。そう思って、心配はしていません。

それにしても。
今回、PCSをみると、SPもFPも両方とも、ブライアンは、ジェフに勝ってる。
SS(スケーティングスキル)は、SPは高橋君と同点の最高点、FPは、ただひとりの8点台です。大会通して彼がトップの評価を貰っています。
TESでボロ負けしたんですが、この評価、なんか混乱しません?
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