南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
tag : 
■一枚の写真

8月に発売されたCICLISSIMO(チクリッシモ)no.20ツール特集号は、買わなかった。
メインの記事を書いているフランス人記者、ケネの記述は、私の感覚に合わない。私は基本的に、選手たちに対して「敬意」を払っている文章を好む。フランス人たちの、偉そうな、皮肉っぽい態度は、合わないときが多い。
アンディに関する1ページの記述は、「家に持ち帰る気が起こらない」ものだった。

文章以上に、購入意欲を削いだのは、表紙の写真である。
発売前に、砂田氏のブログで写真を見て、勘弁してくれ、と思った。「・・なんでこのシーンなんだ?」
記事の中身がよくて、欲しくなったらどうしよう。幸い、中身も欲しくなく、悩むことなく買わずに済んだ。

なぜ、自分がこの写真にそこまで拒否反応を起こしたのだろう、と考えてみた。ツール特集号の表紙がマイヨ・ジョーヌのアップなのは毎年の恒例だし、私は、コンタドールを嫌いというわけではない。
(念のため文字で説明・・表紙の写真は、最終日、コンタとアンディが2人でじゃれておっかけっこしていたときの笑顔のコンタ。背後に小さくアンディが写りこんでいる)

答。自分は今年のツールの総括として、「コンタドールは、アンディを心理的にコントロールした」というフィニョンの解釈を、認めたくはないが、蓋然性が高い、と「いやいや」採用していて、そのため、「そのことを象徴しているこのシーンが不快」らしい。

私が購入したのは、CYCLE SPORTS9月号である。
こちらのアンディの記事は、購入する意欲をそそった。
記述だけでなく、写真を、気に入った。

第15ステージ、マイヨ・ジョーヌを失い、マイヨ・ブランの表彰式に現れたとき、人差し指を高く掲げた姿を、真正面から捉えた1枚。
これを見たとき、「私は、この写真が一番好きだ」と思った。

私は、「のんきで、そそっかしくて、自然体で、ノーストレス」で、自転車選手一家の末っ子のストーリーが好き、なわけではないのだ。
一番になりたい、なってみせる、という強い意志を見せる子が好きなのだ。
今でも。

だから、この日の、悔しさに唇を噛んだ姿が、一番、魅力的にみえる。
これが、私が、見たい、と思っている彼の姿。
スポンサーサイト

コメント


この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://leonazul.blog87.fc2.com/tb.php/645-6f5fad00
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)