南の国の太陽、空の色の獅子

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・コンタドール

「コンタドールの調子」に関する疑問(第17ステージ後の記述)は、第19ステージTTの絶不調ぶりで、本人の発言を待つまでもなく、明らかになった。
マイヨ・ジョーヌ確定後の記者会見で、本人は、今年は、昨年のレベルになかった、調子の悪い日があった、と述べた。

あとから考えれば、彼がアルプスで調子がよくなかったことに疑問の余地はなかった。ただ、ツールは長く、最初よくなくても、最終週に調子を上げられる可能性があるので、最後まで見てから、と待っていただけだった。

さて、このことをどう受け取るか。
1.「不調だったにも拘わらず、マイヨ・ジョーヌを守ることができた」という肯定的な評価
2.「絶対王者にみえたコンタドールでも、弱くなるときがある。今後もつけいる隙はある」という否定的な評価
まったく正反対の見方両方が可能だ。おかしな感じもするが、そうなると思う。

連想するのは、2003年のランスだ。あの年の彼は、体調不調に苦しんだ。なんとか凌ぎ、その後も連勝記録を伸ばしたので、それを援用すれば、コンタドールも心配には及ばない、といえる。
しかしランスの場合、03年は5勝目で、4回勝ち続ければ5回目にはこういうこともある、ともいえるし、当時は今のような厳しいドーピングコントロールもなく、様々な要素でもってランスが有利だった、と思う。

コンタドールは、7連覇中のランスほど「勝利のための徹底的な環境」を持っておらず、今後もそれを作れるかは疑問のように思う。ランスの偉業は、ブリュイネールというパートナーがいてこそで、コンタドールは、ブリュイネールにあたる人間を持っていない。
よりよい環境を手に入れることは可能にしろ、ランスのような、他選手に対する巨大なアドバンテージを得ることができる時代ではなくなった、のではないのだろうか。

といっても、今年、「昨年より低いレベルの」コンタドールについていかれたのはアンディ1人であり、となるとアンディの(チーム力も含めた)戦闘力次第では、コンタドールの地位があっさり安泰になる可能性もある。
彼の不調が、今年1回きりで、来季以降「昨年レベル」に戻り、同じ失敗を繰り返すことはないのか、そうでないのか。
未来は神のみぞ知る、といったところだろう。

・アンディ

アンディは、3回目のツールも、「コンディション調整に成功」した。
TdSのときに言及したが、コンディション調整の成否は、このとき書いたような「運」ではなく、「選手の能力のうち」と評価するべき、だろうと思う。

アンディは、今季序盤、故障・病気で、調整が遅れ、レーススケジュールは狂うわ、レースのリザルトはさっぱり出せないまま、ツールが近づいてきた。本人は、「調子がいい」というコメントをしていたが、外部からみると、いまいち信用しきれない。
挙句に、ツール直前の国内選手権中の練習で落車し、あちこちに傷をつけるざまで、応援する側としては頭を抱えた。
傷跡を残したまま、ツールの第2ステージで、ご丁寧にも「2度」落車し、また傷を負い、此方は気が気でなかったが、「コンディションは絶好調」のまま3週間を終了した。
「恐れ入りました」である。

シーズン前半、「(リザルトが全然でも)アンディはツールに間に合えばいい」と辛抱強いコメントを繰り返して、アンディを信用したリースは偉い。
信用するだけでなく、リースは、TOCで、今は調整第一だから目一杯はダメと、山岳で逃げをやめさせ、後ろに戻れと指示する、ということまでした。
コンディション調整は、本人だけでなく、こういうチームのやり方にもかかっていることがよく判った。(それがゆえ、「ツールで勝ちたいのなら」リースのチームを出ていく選択は正しいのか?という悶々が此方にはあるわけで、現在飛び交うストーブリーグ情報にストレス最高レベルである)

・その他

上位を狙ったリクイガスコンビのうち、バッソは、体調ボロボロ、大失敗のツールになった。ジロにピークを持ってくるとツールは厳しい、という例が続いている。昨年のジロ勝者メンショフも、ツールはダメだった。

ツールに照準を合わせたクロイツィゲルは、(バッソと違い)体調はいいが、どこかでリミッターがかかっているようで、力を出し切れていない、期間中に全員に検査をしたとき、彼1人だけが、プロローグ時と数値が同じだった、身体能力は低下していないが、持っている力を出せていない、という中野さんの話は、「そういうこともあるのか」と非常に興味深かった。

今年のツールは、序盤のステージが、例年より各段に厳しいものになった。落車が相次ぎ、無傷でいられた人数の方が少ないのでは、と思ったほど、怪我人が大量発生した。
そして、寒いスパから、暑いフランス。蒸し暑さが、選手たちの体調に影響を及ぼしたように見受けられる。

落車によるダメージ、厳しいレース展開による疲労、寒暖による風邪等、体調に何らかの問題を抱えて3週間を闘った選手たちが、今年は多かったのではないだろうか。
その中で、高いレベルのコンディションを維持できる選手が、成果を出せる。だから、「コンディション維持も実力のうち」といっていいと思う。
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