南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●夫婦喧嘩は犬も食わない

アンディとコンタドールは、一晩で仲直り。
http://www.cyclingnews.com/news/contador-and-schleck-make-up-on-french-tv
レース後、一緒にTVに出て、ハグ。(ここにある写真かな
コンタが表彰台でブーイングされていることについて、インタビュアーから、直接カメラに言える?と聞かれたアンディは、TVカメラに向かって、「ブーイングをやめて。僕のために」

GH: Can you say it directly into that camera?
AS (looking directly into the camera): Everyone stop that! Do it for me.
GH: That’s good to hear because I think it is right to respect the yellow jersey and also to respect great champions.
AC: I just want to say many, many thanks for that my friend.


コンタは、こんなに下手(したで)に出なくてもいいと思うのだけれど。

・・なんか、ほんとに妙な2人。これじゃあ、仮にアンディが理不尽な理由で腹を立てても、コンタが、ごめんよ、仲直りしたいんだよ、と折れそうな勢い。
コンタのつたない英語では、内容の深い会話は成立しなさそうで、仲がいいというのは無理がある感じがするのだが、なんなんだろう。言葉が十分に通じなくても、魅力的にみえるとか、そういうことか?(男と女ならありだし)
スペシャライズドのギャグCMでは、アンディが、掛けあいで、コンタに「勝って」いるのだが、あれを作った人、2人の「現実の関係性(力関係)」をちゃんと判った上で、作ったのだろうか。改めて見ると、奥が深い。客観的にいえば、2度のマイヨ・ジョーヌのコンタの方が、0勝のアンディより、選手として明らかに「格上」なのである。

第16ステージ、レースのプレスタート直後、アンディは集団の後ろにいる。通常、4賞ジャージは最前列に並ぶのだが、コンタを避けたのか?
プレスタート後、ヴィノクロフが、アンディのところに来て、話かけている。これはどうみても、「昨日の話」だろう。
レース中、アンディはクレーデンと並走して会話していたときがあり、「経験豊富なお兄ちゃんたち」が、とりなしているのかなあ、と想像してしまった。

これは、20日ではなく、13日の2人の写真。一瞬の出来事を、カメラマンは連写して捉えているのだろう。

●サクソバンクの作戦

チームの作戦が明確に見えるのがサクソというチームで、攻撃する日としない日がはっきりしている。しない日は、翌日の攻撃に備えて、アシスト陣を休ませる。
ピレネーは、1日目休みで、2日目総攻撃。3日目休み、4日目が最終決戦。
2日目第15ステージのアシスト使い切り総攻撃は、タイム差を得ようという目的がはっきりみえ、チェーンが絡まった瞬間までシナリオ通り運べたので、あの結果は、痛かった。
翌16ステージ、アシスト陣がスタート直後から早々に遅れてしまったのは、前日足を使いすぎたツケだと思った。

第17ステージに備えて、無理しない予定でいたろうが、あれほど早くから、みなが千切れるつもりはなかったろう。
チームカーは、序盤の一時期ひやひやしたのではないか。ハイスピードレースが続く中、みなが調子悪くて、あやうくレースの大半でアンディを孤立させる所だった。
「第一山岳アシスト」のクリスアンケルが、昨日働きすぎたせいか、絶不調で、あっというまに遅れた。フグルサングもすぐ遅れ、山岳班壊滅の中、オグレディが頑張りぬき、ちぎれちぎれながら、フグルサングが途中でなんとか戻ってきて、バトンタッチしたが、アシストをあてにできないアンディは、相変わらず自分でボトルを取りに行く。

レース後、フォイクトが最初の1級の下りで落車して、大怪我をしたことを知る。パリまで行くことはできそうだが、戦力がまた減ってしまった。

フランクのリタイアで、山岳の最終アシストがいないことは判っていたが、そこまでの戦力が、昨年までより低下したようにみえるのは何故だろう?
08・09年は、フォイクトとカンチェが山岳でもけっこう働いた。フォイクトは、今年も頑張ってきたが、カンチェが、ほとんど登れない。

第3ステージで、コンタドールに対する1分13秒のマージンを叩きだしたのはカンチェの力のおかげだ。この貯金で、アンディは、2日前までマイヨ・ジョーヌを着ていたので、カンチェは今年のツールで十分な仕事をしたといっていいのだが、パヴェで速い代わり、山を登れなくなった、のだろうか。

春のフランドル連戦にコンディションを合わせ、首尾よく大成功を収めた後、コンディションを一度落とし、ツールまでに戻すスケジュールだったが、ツール前哨戦のTdSは調子がよくなかった。
昨年のツールのときより、体重が多そうな感じもするし、もしかしたら何か疾患で調子が悪いのかもしれない。

明日第17ステージが最終決戦で、ここで仕事しないと、あとはする所がないから、全員がやれる限りのことをするしかないけれど。

●決戦は第17ステージ

昨年も、第15・16で思うようにいかず、最後の機会の第17ステージを頑張ったことを思い出した。
といっても、昨年は、「コンタドール以外のライバル」を突き放すことに成功しただけで、コンタドールは、最後までついてきた。

昨年、コンタドールは、第7ステージと第15ステージでアタックを決め、「誰が最強のクライマーか」を世界にみせつけた。
アンディは、コンタドールに「全く」歯が立たなかった。
第15ステージの後、十分なマージンを持ったコンタドールは、自分から攻撃をする必要はなかった。第17ステージで、余裕を持ってシュレク兄弟についていき、クレーデンがシュレク兄弟から離れることがなかったら、アタックを決めて、勝っていただろう。

今年ここまでのコンタドールは、昨年のような「圧倒的な強さ」を、一度も示していない。
第8ステージの山頂で失った10秒は、第12ステージで取り返し、昨年と同じく第15ステージ終了時にマイヨ・ジョーヌを着たが、それは「他選手に絶対的な登坂力をみせつけて」取ったものではなかった。

昨年とは、様相が、明らかに違う。コンタドールは、登坂力で、圧倒的な優位を持つのではなかったのか?昨年、第15ステージで、アンディに40秒差をつけたコンタドールはどこにいった?

仮に明日、アンディにマイヨ・ジョーヌを奪われることになっても、大差がつかなければ、TTで明確な優位を持つコンタドールが、最終的な勝者になる。大方の人の予想と同じく、自分も、アンディがパリで黄色を着る夢は持っていない。
そうであっても、明日の勝負は、見ものだ。今年ここまでみせてきたように、アンディの登坂力が、コンタドールに太刀打ちできるのか?
それとも、「憎たらしいほど強い」コンタドールが蘇るのか?

「コンタドールが勝つに決まっている」という見通しで、今年のツール観戦をスタートした自分は、こういう気持でトゥールマレ頂上決戦を迎えることができただけで十分幸せだ。(緊張で、夕食が喉を通らないかもしれぬが)
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