南の国の太陽、空の色の獅子

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ようやく、国立科学博物館に行ってきた。

行きたい、と最初に思ってから随分経つ。上野には度々行き、近くを通るのだが、どうしても期間限定の特別展が優先になる。東博に行けば東博だけで一日使うし、科博も、最初の訪問では一日必要だろう、とずるずる先送りになっていた。

予想通り、4時間半を要した。(余裕なしフルスピードで)

・忘れてしまっていた色々なことを思い出す

自分は理系オンチ完全文系脳だが、子供の頃は、理系(科学の分野)の知識にも、そこそこ興味を持っていた。
「世界を理解したい」という欲望を持っていたから、宇宙の始まりとか地震のメカニズムとか生物の進化といった話は面白かった。年をとるにつれ、世俗のものに囚われて、いつしか「昔は知っていた色々なこと」を忘れていった。

何万年という単位の時間と、巨大な変遷の知識を前にすると、自分はこの世界の中の一部分であることと、自分が死する必然を悟る。
最近、空を見て、何より美しい、と感じるようになった。地上にある、ひとの手による何ものも、空の美しさに勝らない。
幼い頃は、多分そうだった。人工のものに惹かれる年代を過ぎると、人は再び自然に帰っていくのではないだろうか。

・世代別展示?

日本館→地球館の順で回ったが、展示の内容・方法ともに、日本館が、地球館より自分の感覚に合っていた。
日本館(旧本館)が古い建造物(重文。近代建築好きは見逃せない)、地球館が新館というだけでなく、ディスプレイの感覚が根本的に違う。
自分のような世代は旧式の日本館が馴染み、地球館は若い世代向きなのだろう、と思った。

剥製・標本の展示物が(当然ながら)そこら中にあるわけだが、日本館で少量見るには気にならず、ものによってはじっと眺めたのに、地球館3Fの剥製の大群を前にしたとき、「ドン引き」し、「ご遠慮します」と横をさっさと通り抜けた。
少量はOKだが、大量の剥製には、生理的な拒絶反応を起こしたらしい。

地球館には他に、虫や古生物等の大量の標本が、視覚的に非常に「美しく」ディスプレイされており、見て楽しめる人がいるであろうことは理解できるが、自分は「違うでしょ」になってしまう。これだと、アミューズメント施設の感覚に近く、自分には合わない。

・零戦

地球館2Fのテーマは日本の科学技術の発展で、江戸時代の工作機械の類を眺めていたら、いきなり零戦が登場したので、ちょっと驚いた。
零戦は、靖国神社の遊就館に一機ある。ここにもあったのか。

近寄ると、天井から吊るされた零戦の下には、「YS-11」の小さな模型がある。
説明を読むと、YS-11の設計に使用した「風洞模型」で、更に、本博物館はYS-11の1号機を所蔵し保管している、との記載があった。
先日の事業仕分けで、やり玉に挙がった件で、思わず苦笑い。

零戦の展示には、いつも意図していないときに出会う。遊就館は、数年前に友人たちと千鳥が淵へ花見に行ったとき、カフェを探して、どういう施設か知らずにゾロゾロと入ると、入場料のかからない1階玄関ホールに、零戦や大砲が展示してあり、「うわ、こういう施設だったのか」となった。
他ではどこにあるのか?と興味を持ち、帰宅後ネット検索すると、都内はこの2ヶ所で、国内に数か所あった。
零戦wiki

同じ零戦でも、遊就館に展示しているのと、科博に展示しているのとでは、「意味」が異なる。
露骨な事例、といっていいのではないか。
尚、遊就館も、科博と同じく「一度展示を見に行きたいと思ってきた」施設だが、「他に行きたい所があるのを差し置いて、積極的に、是非行きたい」所ではないから、延々後回しになっている。
怒りや嫌悪感を催すことが予想できる場所に、わざわざ乗り込もうというのだから、なかなか実現しないのは道理。

・屋上から東京スカイツリー

地球館の屋上の一角で、観客たちが記念写真を撮っていて、「撮るべき」何があるのだろう?と見れば、遠景に東京スカイツリーが。
地球館は、上野公園エリアの東端に位置し、細い道の向こうはJRの線路で、東方面を遮蔽物なく遠くまで見通せる。ちょうど正面に、スカイツリーが見えるので、それを背景にしていたのであった。

国立科学博物館HP
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