南の国の太陽、空の色の獅子

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■「だましの手口」(西田公昭/PHP新書/2009)

図書館のラックにあった消費生活センター(か何か)のチラシに、「詐欺や悪徳商法に騙される危険度チェックの心理テスト」というものが載っていた。何気なしに一瞥すると、
「第1問・・・・私は、詐欺に狙われるようなタイプではない」

あはは、一発目に来たか。
自分は、どんぴしゃこれである。
そうなんだよなあ。自分は騙されない、と自分に自信を持ってる人ほど危ないのよね。

心理テストの引用元として、この本の名が記載されていたので、借り出した。
読み終わっての感想。

「プロから本気でターゲットにされたら、自分も騙されるな。防衛する努力をしても、ダメなときはダメだわ。
身も蓋もないが、そうだと思う。敢えて、できることといえば、ときどき(不定期でも、継続して)こういった対策本を読んでおくことくらいか。
読んでいる間や直後は、意識がその影響下にあって、警戒レベルが高くなっていて、だましの攻撃を受けても防御できるかもしれない。
といっても、タイミングがよければ、の話で、根本的には、プロにターゲットにされたら、やられると思っておいた方がよさそうだわ。
なんかガンの検診みたい。運よくタイミングがよいときに限り有効、という意味で」

私は、「おひとよし」にはほど遠いし、占い・運勢の類の話には目もくれないし、周り中が集団で熱中するものにはそっぽを向きたくなるへそ曲がり、という人間だが、「他人から褒められれば、嬉しい」し、「一貫性を重んじていて、自分が前に言ったことを変えたくない」=「自分のした行動や選択を正当化して、後悔を避ける」し、「見知らぬ人からでも、嫌われたくない」し、「見栄を張る」し、「予期せぬ恐怖や不安を呼び起こされた突発的な局面では、パニくって」冷静さを保てる自信は全くない。

つけこまれる弱点ボロボロである。
騙しの手法は様々にあり、レベルも様々だ。数打ちゃ当たるのレベルの低い攻撃は、努力で対処が可能だろう。高いレベルに当たったら、しょうがない。被害が甚大にならないことを祈っておこう。

最後に、非常に説得力のあった話をひとつ。

「自分の身内・友人・知人では、実際に被害にあった話は聞かないから、実感が湧かないし、自分には縁がない、となんとなく思っている」貴方。
詐欺にあった人は、それを恥じて、他人に言わないことが多いのである。

「騙されそうになったけれど、気づいて免れた」という未遂の成功談はしても、「騙されてしまった」失敗は、人に話さない。
思わず、「その通りだ」。

自分の家族も、もしやられていても、私には隠して、黙っているだろう。「なんでそんなものにひっかかったの!」と批判され、バカにされるのを恐れて。
自分も、やられても、打ち明けない。どうして騙されたのかと自己嫌悪に陥って、ひとに喋ることはあるまい。

■「影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか(ロバート・B・チャルディーニ/誠信書房/2007)

「だましの手口」の著者は、この本で述べられる人間の心理の理論を下敷きにしている。こちらを読んだ後に、上記の本を読むと、説得力が強い。
自分はたまたま、先にこれを読んでいて、非常に面白かった。
こちらの話は次回。
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