南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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自転車のシーズンはとっくに始まっているが、膝の故障があったアンディは、ようやく今週始動。
故障といっても、本人はいたって呑気で、へこんだのは、一緒にシーズンスタートの予定だった弟に荷物まとめて家に帰られて取り残されたフランク。
Twitterには、兄弟の間で、相手に読ませるつもりのようなつぶやきが。

もうよおくわかったし、今更の話だが、フランクのブラコンのレベルは危険水域という理解は合っていると思う、多分。
シーズン開始前に出た複数の記事を読んだとき、改めて思ったことは、「この兄弟はこう、と悟った。くっついていたいなら、そうして下さい。外野が何言っても無駄。(外野の)皆様、諦めましょう」

アンディは、マイヨ・ジョーヌとフランクのどっちか選べ、と言われたら、フランクを取る。
・・無理ですね、ツール制覇は。他方には、「絶対負けん」と執念メラメラの選手がいるんだから。走りの実力云々を言う前の段階で勝負ありです。
もしかしたら1回くらいは、あちらに不運があって、転がり込むかもしれないけど、せいぜいその程度。

才能ありそう、じゃなく、才能あると専らの評価だから、勿体ない、と言いたくなるが、考えてみれば、自分が彼に目を止めたのは、08年のツールで「兄のために」頑張る姿だったのである。
「自分の勝利・戦績のため」ではなく、100%兄のため。なんて健気で、ういういしくて、かわいい子だろう。
それを思い出すと、納得できるというか、本質を見誤ったわけじゃないというか。

まだ知識を持っていない頃は、実力で弟に追い抜かれたフランクが、弟のアシスト役をやれば、これほど信頼できるアシストはいないから、強い、と思ったが、現実はといえば、フランクは、自分の戦績も望んでいるのだ。
アンディも、まだ兄に力がある、と信じて、兄の戦績を犠牲にする気がない。一緒に表彰台、という夢をおおまじめにもつ。

昨年のツールで「フランクは弟の足を引っ張った」という評価を複数見たが、その通りだと思う。
2週目までフランクがずっとアンディの後ろにいて、アンディが自分でアタックするので、「どうなってるんだ?」と訝しんでいた。勝負所の終盤の山も、前をひく時間はアンディの方が長い。フランクは弟に連れていってもらった。

アンディは、兄の意に沿わぬことはしない。フランクを犠牲にして、自分の戦績を得ようとはしない。
フランクがアンディのアシスト役に徹するのは、08年のアンディのように、どこかのステージでタイムを大きく失って、自分の総合を諦めざるをえない事態になったときだろう。
そういうケースが起こって、コンタドールがアクシデントかミスで遅れて、それで勝機がある、という感じ。・・これだとランスの方がまだ勝機があるんじゃないだろうか。

勝利に対する強烈な執念とエゴがない人に対して、執念を持て、といっても無理である。生まれつきそういうタイプなんだから。
好きになるのも応援するのも自由だけれど、「頑張れば誰でも世界の頂点を取れる」わけじゃあない。「いつかチャンピオンになる・優勝する」といった期待をかけるときは、資質を見間違えちゃいけない。

ということで、こちらのジャンルはギスギスしないで見ましょう。
もうすぐ始まるジャンル(F1)がどういう状況になるか怖いんだから、こっちはお気楽に。
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