南の国の太陽、空の色の獅子

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■2009年ツールとは

世間一般からみれば、今年のツールの最大の話題は、ランスの復帰であり、対決構造は、コンタドール対ランスだった。

が、見方というのは色々あるもの。

・「シュレク兄弟ストーリー 第2章」

私個人にとっては、今年のツールは、100%、「シュレク兄弟ストーリー」だった。

昨年(1年目)から続いている物語だから、「シュレク兄弟ストーリー 第2章」と呼ぶのが正確だろう。
来季以降も続いていくわけで、どういう展開になるか、待ち遠しい。
喩えれば、連載小説の次回の掲載を待っているようなもの。楽しいことこの上ない。

私の目からみれば、ランスもコンタも脇役のひとりで、主役は、アンディ・シュレクである。

・未来を担う者

別の観点。

「表彰台に子供を連れて来る選手をあまり見なかったな。一時期、ゾロゾロ見た記憶があるが」
理由のひとつに思い当たった。
若い選手が多くなった、のである。

05年にランスが引退した後、ツールには、一言でいって、「スター」がいなくなった。
06年、ランス後の主役になると思われたウルリッヒ、バッソ、ヴィノクロフが全員まとめてドーピング問題で出場できなくなった。ドーピング問題の嵐は07年も続き、08年の総合優勝争いの顔ぶれには、華やかさが全くなかった。
期待されたスペインのスター、バルベルデは、グラン・ツールで成功する資質を欠くことを露呈したし、イタリアの期待のクネゴも同様だった。

そして、ヴィランクも、ジャラベールも、もういない。彼等に代わる選手も出てこない。「そして誰もいなくなった」と言う人がいたとしても、異は唱えない。

昨年までのツールは、F1の状態とどこか似ている。F1もまた、時代を支配した絶対王者が去った後の群雄割拠で、昨年は、チャンピオン候補者たちが自滅を連発したため、低レベルのタイトル争いと評された。

今年のツールは、低迷に終止符を打つ転換点になるかもしれない。
確かに話題の中心はランスだった。彼の復帰が、世間とメディアの注目を集め、活気と集客増をもたらしたのは間違いない。
しかし、王者の座についたのは、コンタドールだった。

もしかしたら、ランスは、06~08年のツールを見て、自分が怖れるに足る相手は存在しない、と思ったのかもしれない。自分が復帰すれば、また勝てる。そう考えたとしても、不思議ではない。
ランスの野望を打ち砕いたコンタドールが、ランスの座を継ぐ者になる可能性を否定する理由はない。ランスは、コンタドールの資質を、見誤ったのか。

同時に、ランスの誤算が、ツールの復活と新しい王を生むとしたら、やはり彼は偉大だった、という見方も成立しよう。
彼は、7連覇時代に王者のまま引退し、後継者を残さなかった。今再び舞台に戻り、次の世代と闘って、彼等に負けて、主役の座を譲って去るなら、それもまた、王として相応しい。

彼が再び王座を取り返したら?・・それができたなら、改めて、彼を賞賛しよう。これまで幾度となくしてきたように、言葉を尽くして。

けれども、今年の表彰台が、ツールの未来を示していることを、今は願う。
26才のコンタドールの次の段に立ったのは、24才のアンディだった。

コンタドールが競う相手が、ランスではなく、アンディになる時代の到来を待とう。
未来は常に、若者の手にあるのだから。
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