南の国の太陽、空の色の獅子

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■幸せな弟

コンタドールの境遇から、「アンディちゃん」の境遇へ目を移すと、その落差に、一瞬唖然としそうになる。

これだけ幸せだと、逆境で此畜生と頑張ってるコンタドールにかなうわけないよなあ。闘争心のレベルが違うわ。
でも、兄と一緒に走るという環境は、彼自身が積極的に選んだわけじゃなく、自然の流れの結果。そういう星の下に生まれたということで、兄弟仲良く一緒に走るのが彼の幸せなら、ツールで万年2位で終わっても、それはそれでいいのかなあ。

話が飛躍していると自分でも思うが、競技の世界で大きな成功を得る得ないは、選手のパーソナリティにかかるところが大きい。
技術の才能のレベルだけで将来の見こみを測ると、外れるケースがある。

F1でいうと、ライコネンがその例で、彼は「生まれ持った運転の才能」はピカ一であっても、パーソナリティの面で、F1のトップに君臨するに必要な資質には欠けていた、と思う。
彼を、ミヒャエルのNEXT、次世代のトップになるドライバー、と評価した人々は、その点を見落とした。私から言わせると、「節穴」というわけだ。

アンディは、才能は兄より上、と早くからいわれたのだそうだ。CSCに入るまで苦労した兄と違って、あっさりリースに見こまれて契約し、兄とチームの保護の下でトントン拍子でここまできた。

今年のツール総合2位という成績は、「彼の上には、もはや1人しかいない」ことを指している。これは掛け値なしとみていい。
ただ問題は、その1人が、かつてのランスみたいに山岳・TTともにべらぼうに強く、まだ若く、野心を持ち、この先何連覇もするんじゃない?といいたくなりそうな選手であること。

二皮か三皮剥ける、どころか、「化けない」と、とてもじゃないが、コンタド-ルに対抗できそうにみえない。
登坂力はどうにかなるかもしれぬが、問題はTTだ。あの長身痩躯じゃ、鍛えても限界ありそうだし、TT鍛えたら今度は山登れなくなった、では困る。
でも、コンタドールも、もともとクライマーで、なぜにあんなにTTが速くなれたのか、理解不能だ。根性と努力でなんとかなるものなんだろうか。(う~む)

気を取り直せば、コンタドールも、2年前は、こんなに強くなるとは予想しなかったので、アンディも伸び代があると思って、悲観的にならないようにしよう。
とりあえずは、自分もマイヨ・ジョーヌが欲しい、強くなってコンタドールに勝ちたい、という強い意欲を持つかどうか。
今の彼は、脚力だけでなく、「絶対に勝ちたい」という意志で、コンタドールに負けている、と思うので。

自分は、昨年の北京五輪での彼の悔しがりぶりを見て、見込みがあるのでは、と感じた。あの負けん気が本物で、持ち続けることができたら、希望を持ってもいい。

といっても、「天然」「のほほん」「お兄ちゃん大好きっ子」で終わるなら、それはそれ。
「ガツガツ」していない人は、いつまでたってもガツガツしないケースは多い。「才能だけじゃ一番上までは行かれない」のは、いずこも同じ。



■TTの出来

TTの出来を昨年と比べてみた。

2008年
第4ステージ (29.5km)  20位 1位との差 1:29
第20ステージ (53km)  30位         4:02

2009年
第1ステージ (15.5km)  18位        1:00
第18ステージ (40.5km)  21位        1:44

順位をみると、あまり変わり映えしないが、今年の第18ステージの出来はよかった。
第1ステージの2.6倍の距離だから、同じ比率で計算すると、トップから、2:36遅れでもよかった。

比較対象を昨年の第20ステ-ジにすると、断然よい。

今年の数値を、ランスと比べてみる。
ランスは第1ステージで10位、アンディより20秒速かった。
第18ステ-ジを同じ比率で計算すると、アンディから52秒奪える。
第17ステージ終了時、2人の差は1:29。ランス側からみれば、キャッチして、最終的に逆転する可能性が残っているかいないか、微妙な数字だったのではないかと思う。アンディ側からみれば、此方の出来が少し悪ければ危ない。

ランスの第18ステージの結果は、16位、1位との差は1:29。
第1ステージを基準にした同率計算では1:44になるから、「ものすごく出来が悪かった」ことにはならない。

2人の差が15秒しか縮まらなかったのは、ランスの出来が悪かったというより、アンディの出来がよかったのである。

昨年の第20ステージを振り返ってみるに、昨年の彼は、チームがマイヨ・ジョーヌを取るためのアシストをすることが自分の仕事と思い、自分の総合順位は基本的に気にしていなかった。
2度目のTTで彼が目標にしたのは、(折角着ている)マイヨ・ブランを守ることで、具体的には、2位にいるクルイジガーに対するリードを守ることだった。

中間計測の数値を見ると、彼は「このペースでいけば、ぎりぎりなんとかセーフ」で通過し、多すぎるリードも残さず、でもマイヨブランを守るには足りるタイムで、ゴールしている。
だから、余力を全く残さない全力だったとは限らない、という推測は可能だ。

TTは、モチベーションが、けっこうものをいう、と聞いたことがある。
昨年のサストレは、第4ステージは、28位、トップから1:43遅れで、なんとアンディより遅い。
そのため、2回目のTTで、エヴァンスに逆転されるのではないか、という予想も多かった。他方、目標がないときのサストレのTTは遅いが、あるときはそこそこいけるし、尻上がりに調子が上がるタイプだから、いけるのでは、という予想もあって、結果は後者が当たった。

アンディの今年も、「総合2位を守る」という目標に向って、力を振り絞ったので、それを達成できるレベルのスピードは出せたのかもしれない。
過去の例を思い出すと、TTで逆転の可能性がある、という場面では、守りきるケースが思い浮かぶ。攻めるより、守る方が強いのか。
といっても、守りたいという意志があっても、ダメな人はダメで、勝負どころで速く走れる人は、それだけの力を持っている、ということなのだろうけれど。

彼がTTを改善できる「かも」しれない、いい要素は、「当代随一のTTスペシャリスト」というお手本がチームにいることで、頭使って、欠点直して、なんとかしようという強い意志があれば・・(結局は、この点に行き着く)
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