南の国の太陽、空の色の獅子

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般若心経の解説書をいくつか読んでいたとき、多分、玄侑宗久の著作だったと思うが、「量子論は、禅の思想に通じる」という記載があった。なんだそりゃ、と気になったが、自分の頭では量子論の解説書を読んでもついていけまい、とさじを投げていた。

文系人間を読者に想定したこの本なら理解できるかも、と読み始めたら、自分のニーズにぴったり合致した本だった。
量子論や相対性理論といった現代物理学の「思想」を解説することが本書の目的で、著者が力を入れて書いた小説部分には、まさしく禅思想に通じる世界観の記述があった。
それで十分満足したら、最終章に、こんな記述が登場した。

よく、
「宗教や神話が量子力学的な世界観と似ている」
という話を耳にします。


続けて著者は、このことは不思議ではなく当たり前だ、なぜなら、人間の脳は、宇宙の構造を写し取るようにできている、時間と共に、その精度が上がり、昔は宗教や神話、今は量子論や相対性理論という形になった、という解釈を述べている。
面白い。

巻末の文献リストには、物理学と共に哲学の本が並ぶ。コピーして、今後ちびちび読んでいきたい。
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