南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  F1
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私が「雑誌から (04/13)」を書いた直後、このインタビューとほとんど同じピケの発言をスペインとイタリアのメディアが報じた旨を伝える英語記事が出た。

自分は、「F1Racingの記事の引用・焼き直しか。あれ?クリケットのバット?叩くものが違うぞ?私が間違えた?」
自分の記憶力に(全く)自信がないので、確認しようと思ったら、間髪入れず今度は、ルノーが公式サイトで、スペイン・イタリアの記事は、F1Racingの記事をゆがめて伝えたものである、という声明をわざわざ出すということをした。

F1Racingを再度読んできて、「ルノーウォッチャー」を自称する立場から、解釈を少し書く。

・ピケはまた絞られて、緘口令が出たかも。やれやれ、泣きっ面に蜂だな。

ASとCorriere dello Sportの文面は判らぬが、紹介する英語記事を読んだ範囲では、F1Racingの記事との間に大きな隔たりがあるようには思えない。
発言の意図がゆがめられて伝わった、とは認められない、という意味だ。
なぜなら、F1Racingのインタビューで、彼は一貫して、チームはアロンソを中心に動いていて、フラビオは厳しく、自分の境遇が居心地のよいものとはいえない旨を述べている。

自分が読んだのは日本語版なので、翻訳が、英語の原文とはニュアンスが違う、とルノー側が主張する余地はある。だが、質問と回答をずらり並べ、全文の翻訳と思われるから、文脈を無視して発言の本旨がゆがめられて伝わることはないと思う。

記事を確認したら、スペイン・イタリアメディアは、正確に引用を行っていた。自分の記述との差異はすべて自分の記憶違いである。
「クリケットのバット」だし、質問は、「アーバインはこう言ったけれど、自分はどう表現しますか?」で、回答が「似たような感じ。アーバインの気持ちが判る」(←これも正確な文言の引用ではありません)

Q : フラビオはどんなときも公平で、いつもサポートしてくれますか?
A : 「いつも」ではないね。彼はほんとうに厳しいよ。

03年末のヤルノの発言を知っていれば、ピケの発言は、「まるっきり同じ」だ。ドライバーはプレッシャーをかけた方が仕事する、というフラビオの主義(ポリシー)は昔も今も同じなのである。

F1Racing2004年1月号を読んだ後、私は常に、ヤルノのフラビオに関する言葉を忘れることができなかった。
あれを読んだときは、本当に、青くなった。(うなされそう、と書いているが、当たっている)自分の英語力は低いから、意味を間違って受け取っていないか、何度も読み返した。(日本語版が発行されておらず、英語版を読むしかなかった時期である)
数度読んで辿りついた結論は、彼は、もうこれ以上フラビオの下にいるのはイヤなのだ、という解釈だった。

・ルノーチームの表向きのイメージと、裏にある人間関係の間の落差

自分の知る限りでは、ルノーの「表向きのイメージ」は、明るく、ラフで、人間関係も和やかで、チーム内の人間関係の問題は、あっても外部には見せないチームだった。

02~03年、エース格のヤルノが、どんなに不甲斐なくて、レースで結果を残せなくても、チーム側は、公式の場で批判めいた発言を一切しなかった。
表では(外に対しては)、庇い通した。そのことには当時ほとほと感心した。
ファンの自分が罵詈雑言怒鳴りたいのに、チームは、自分のドライバーを守る方針を徹底している、と。

しかしそれは、「表向き」の話であって、実際には、フラビオはヤルノにすさまじいプレッシャーを「常に」掛け続けていたのだった。

・私の記憶力

訂正もう一か所。
×「ドライで4日しか乗れなかった」
○「ドライで2日しか走っていなくて、テストはあと2日しかない」

なぜ、クリケットのバットがボートのオールに化けたのか、考えてみた。
多分、自分は、昔、原典のアーバインの発言を読んだとき、オールと思いこんで記憶にインプットしたのだ。そのため、今回の記事を読んだとき、「ああ、あの話」と了解し、バットと書いてあっても、その文字が頭に入らなかった、と思われる。

若い頃は、一言一句丸暗記は容易だが、年を取ると、その能力は壊滅的に低下する。記憶するのは、文面そのものではなく、その文章から自分が理解した内容になる。

オールでもバットでも意味に大差はないし、2日でも4日でも大差はない。(ちなみに2日+2日で4日と記憶したと思われる)
これでも日常生活はなんとかなるのだが、ブログに記事の引用として書く場合は、都合がよくない。今後は十分気をつけたい。
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