南の国の太陽、空の色の獅子

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ホンダのF1撤退の話題、続き。

ホンダの撤退について、経済危機は「きっかけ」であって、根本的な理由は「成績不振」であった、という見方がある。
この解釈を主張するのは、「自らがレースをしている」立場の人に多い。一般世間の人は、不況に恐れをなし、経営上の判断という福井社長の説明に納得し、英断という肯定的評価すらもみられるが、レース界の内側に身を置く人は、公式発言を真に受けない。

R'on2月号のコラムで、柿元氏は、自身の考えとして、「成績不振説」を述べている。

ホンダ経営陣は、09年も戦績が向上する見込みはない、と判断した。この状態での参戦継続は、挑戦するホンダのDNAを、毀損するだろう。
一度F1との関係を断つことで、社内向けのショック療法をかねての完全撤退宣言をしたのだろう。

「社内向けショック療法」という言葉を読んだとき、「前にどこかで読んだことのある表現だぞ」と思った。
どこだろう?少し考えて、思い出した。

92年オーストラリアGPを最後にホンダがF1から撤退した後も、どうしてホンダがF1をやめたのか、その理由が私にはよくわからなかったが、ある日、私の友人の就職評論家で、『就職の達人』の著者でもある赤池博と話していて、はっと気づいた。そのとき、赤池はこう言ったのである。

「リストラを行ったり、社員の意識を変えさせるためには、ホンダのシンボルであるF1をやめるのが一番手っとり早い。そういうことじゃないの」
  「F1の経済学」(城島明彦、P38)

2期の撤退に関して、私は後日に、書かれたものを読んだだけで、当時の状況を知らない。撤退の真相を不審に思った人がどのくらいいたのかも。
この書籍の記述には、バイアスがかかっている可能性が高い。しかし、2期のホンダの活動を、「勝った勝ったまた勝った」と日本の一般大衆が歓迎した他方に、批判的な評価をした人もいたことを、後日に書籍を当たった中で知った。
代表は、無論、中村良夫氏だ。1期の活動の実質のリーダーである中村氏の主張は、強烈な説得力を持つ。

同時に、浮かれなかった人々の記述を読むと、「今回の撤退が、2期の撤退時の状況と似通っている」感を抱く。
さすれば、自分の頭には、こういう発想も湧く。
2期の撤退を見た人ならば、今回の撤退を意外には思わぬし、予想すらできたのではなかろうか?
経済状況が悪くなっても、ホンダは撤退しない、するわけはない、撤退するならトヨタが先、という思い込みを、人々はなぜ、したのだろう?
前回、不況に突入するやいなや撤退したのに?

この疑問の回答は、「バイアスが存在した」ということになるのか。

1/19のエントリの中に、自分で書いてから、はっとなった文章がある。
「メディアが世間に広めるホンダのイメージは虚像である」

何の気なしに書いたが、これは、「世の中に流布した『英雄・本田宗一郎』像は、世間一般にうけるように副社長藤沢が作った虚像であって、実像ではない」という中村良夫氏の主張の影響を受けたものだったのかもしれない。
ひとりぼっちの風雲児」(中村良夫)
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