南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  F1
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「重箱の隅」の話をする。

私の執着の対象が在籍するチームについて。

自動車メーカー・ルノーのCEOカルロス・ゴーンは、CEO就任前から、F1を続けるのは本業の自動車販売の役に立つ限りにおいてである、と公言してきた。おかげで、メディア・世間は、四六時中、ルノーの撤退を噂した。
脅かされ続けてきた此方は、世間一般とは少し違うことを考える。

ルノーは、撤退を決めても、チームの買い手(新しいオーナー)としてしかるべき相手をみつけられるだろうし、問題を引き起こさないだろう、と、私は思っていた。
彼等がベネトンから買ったチームは、チャンピオントロフィーを所有する優秀なチームだ。このチームをルノーから譲り受ける新しいオーナーは、エンストーンのファクトリー一式を、多分「パット・シモンズ込み」で手に入れられる。
トールマン→ベネトン→ルノーとオーナーが変わってもエンストーンに留まり続けたパットは、次のオーナーが望むなら、残ることを承諾するだろう。新オーナーが、チーム運営を円滑に行い、よい成績を望むなら、エンストーンの現在の体制に大きく手をつけずに引き継いだ方がよい。「うまくいっているものを変える必要はない」からだ。

ルノーの名がF1からまた消えることは寂しいが、自動車メーカーが出たり入ったりするのはいつものことだ。
新しいオーナーが、チームをスムーズに引き継いでくれるならば、ルノーの撤退に大騒ぎすることはない。「F1レースを行っているレーシングチーム」は、エンストーンであって、ルノーではないのだ。

と、思っていたのだが、現在の状況は、そういう悠長なことを言っていられなくなってしまった。
上の見込みは、「他メーカーは涼しい顔でF1チームにザブザブ金を注ぎ込むが、ルノーだけは財布のひもが固い」状況下で言えたことで、世界的景気後退どころか自動車産業そのものの基盤が揺らいできたとあっては、話が変わる。

今や、「F1チームの入手を欲する、優良な買い手」は、そこらに転がってはいない。

従って、当面の注目は、HRF1の動向だ。
私の頭の中では、次のようなことが駆け巡る。

今、F1チームの購入を真剣に考える人間(会社)がいたとしたら、HRF1にあわてて飛びつかず、「もっといい売り物」が今後出てくる可能性を考えないか?

ルノー(エンストーン)の方が、HRF1よりも、いい買い物ではないか。チームの能力がHRF1より上で、それでいながら運営コストが安い。そして、買い手が望むなら、おそらくルノーは当面のエンジン供給を約束する。開発凍結のレギュレーションを受けて、すでにヴィリーは人員を削減しており、エンジンの販売だけを続けることは可能だろう。思いつくすべての点で、HRF1より条件がいい。

HRF1の買い手はみつかるのだろうか。
みつかったなら、この先、他メーカーがチームを手放したくなったとき、2人目・3人目の買い手はいるのか?

ゴーンは、ホンダがブラックレーに対してしたように、エンストーンを、「買い手がいなければ解散」と言い放って見捨てるだろうか?
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