南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  散歩
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<瑞聖寺>
東京文化財ウィーク(11/3~11)は、普段非公開の施設の公開があります。
最初に向かったのは、都営三田線「白金台」駅すぐの瑞聖寺。
大雄宝殿(重文)の内部公開は4日のみです。14時を少し回った時刻に着くと、お堂の外で幾人かを前に、ご住職がお話をされていました。
慌てて加わり、「お堂への入り方」のご説明には間に合いました。入るときは、50人ほどが集まっていました。

ご本尊は釈迦如来です。ご住職が「お堂の大きさに比べて、小さい」と仰いましたが、私の目には、好ましい大きさでした。
私は、美術館の展覧会で、展示された仏さまを見るより、お寺にある仏さまを見るのが好きです。いるべき場所にいらっしゃるのが本来の姿ですから。

禅宗寺院である認識だけはありましたが、黄檗宗という宗派であることは知らず、ご住職の解説を、ふむふむと拝聴することになりました。

禅宗の中で、臨済宗・曹洞宗は、鎌倉時代に日本に伝来し、日本化が進んだのに対し、黄檗宗の伝来は江戸時代で、中国で発展してきたので、建築・仏像諸々が中国様式なのだそうです。
法衣の形も他の宗派と違い、襞がなく、お経をよむとき畳の上に座らず、座るときは椅子なので、椅子に座ったときにいいように、後ろにスリットが入っています。
ご住職が「こうなっているのです」と法衣の裾をひらりと捲って説明をして下さいました。お堂の中でこんな話を聞くとは思いませんでしたが、「文化財ウィーク」という趣旨を意識してのお話だったようです。
質問時間あわせて述べ1時間お話を拝聴しました。

帰宅後、黄檗宗の本山は京都宇治の萬福寺と読み、納得しました。中国明朝様式が特異なお寺です。

<明治学院大学>
瑞聖寺から少し歩けば明治学院大学です。



・記念館
目当ては特別公開のインブリー館でしたが、正門から伸びる道を歩いていくと、右手にある瀟洒な赤煉瓦の洋館に目が止まりました。
島崎藤村の関連資料の展示中とあり、入ってみますと、1階は大学宗教部の執務室、2階は大学の歴史資料室になっていました。(藤村は明治学院の卒業生です)
雰囲気が、私の母校に似通っていて、懐かしくなりました。重要文化財の建築物の中での講義の日が楽しみだったことを思い出します。




・インブリー館(重文)
記念館の隣にインブリー館が並んでいます。洋風建築の特徴を示す宣教師館としての価値を認められ、重文指定を受けています。
外国人居住用であったため、日本式との折衷が一切ない、純粋な洋風建築であることが特徴だそうです。いわれてみれば、一見洋館だが中身は和洋折衷という洋館が多いことに気づきました。

ここも、記念館と同様に、後生大事に飾ってあるのではなく、日常的に使用しています。同窓会の本部で、各部屋は会議室として使うので、テーブル・イスが置いてあります。
こういうふうに、古い建築が「観光用」ではなく、現在の生活の中で生きて使われている情景が、自分は好きです。



・礼拝堂
記念館の向かいにそそり立つのが礼拝堂。歴史的建造物がキャンパスの一箇所に集合しています。
八角形の尖塔、ハーフティンバーの妻壁をもち、十字架型で、大きな建物です。
現在修復工事中で、内部の見学はできませんでした。工事は来年2月までで、終了後は見学可能になります。
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