南の国の太陽、空の色の獅子

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逮捕されたらこうなります!逮捕されたらこうなります!
Satoki 國部 徹

自由国民社 2013-06-27
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先日、借金を申し込んできた某との会話の後、頭に浮かんだ。

「今現在のイヤな思いから逃れたいがために、将来確実にやってくる破綻を無視するのか、この人は。
こういうパーソナリティの人は、事件の容疑者になって、警察に引っ張られ、厳しく取調べされたら、やってもいない犯罪を、やりました、と簡単に言うぞ。

将来自分が蒙る不利益を考慮して現在の苦痛に耐える、という理性的な行動をできないのだから。

今の苦痛から逃れることが優先で、先のことを考えない。思考停止する。
これでは、自白を引き出そうとギューギューに締め上げる警察にかかったら、イチコロだ。赤子の手を捻るに等しい。
早く家に帰りたい、という思いで、警察の言いなりで供述するだろう。

つまり、冤罪は、必ず起こる。

ゾッとしたが、次いで、「まてよ。他人を見下して偉そうに言うが、自分は大丈夫だと言い切れるか?」

わが身を振返って疑いが湧き、「取調べに屈せず、冤罪から身を守る策」の知識を探し、本書をみつけて、読んだ。

★読み終わったときの感想

「う~~
厳しい。相当厳しい。
こういう本で知識を仕入れておいても、本当に逮捕されて取調べされたら、最後まで屈せず、容疑を否定し通せると言い切る自信なんかない。
よくよく強く心を持っていないと危ない」



どんよりしてしまったが、気を取り直す。

★最低限覚えておくこと

1.逮捕されたら、とにもかくにも、まず弁護士を呼ぶ

容疑に覚えがなく、否認する=「警察と闘う」なら、弁護士なしではどうにもならない。
知り合いに弁護士がいなくても大丈夫。
いたとしても、民事が専門で刑事に疎い人では役に立たないので同じこと。

どうするかといえば、日弁連が作ってくれた当番弁護士という制度を使う。
「当番弁護士を呼んで下さい」
警察の捜査官にそう言えばOK。

24時間以内に来てくれることになっている。(半日程度過ぎる場合もある)
72時間以内は、家族や知人は接見不可で、唯一会えるのが弁護士。
  
当番弁護士との接見は無料だが、1回だけ。
この人の印象が悪くなく、頼れると思ったら、今後も続けることを頼む。
ソリが合わず、他の人にしたかったら、日弁連に斡旋を依頼して、派遣してもらう。
    
2.弁護士を信頼し、しっかり相談し、アドバイスに従え

此方を犯罪者と思い込み、容疑を認めさせるために違法ギリギリ、人権無視、あらゆる手を使う警察のプロ集団に対抗するのに、頼りにできる唯一のプロの味方が弁護士。

どのように対応すればよいかを教えてくれるので、「弁護士と話すまでは取り調べに応じられません」と黙秘するのは、ひとつの手。

弁護士と話す前、法的知識が何もない状態で取り調べを受けると、警察の手管にのせられて、不利な供述調書を取られてしまう危険があるから。

3.供述調書は、決して妥協しない

供述調書に、容疑を認めた旨が記録され、署名・押印してしまったら、あとになって、違います、やってません、と主張しても手遅れ。自白した、とみなされる。

被疑者が全く言ってもいないことや、有罪をほのめかすように受け取れる、「嘘の供述調書」を、警察は平気で作る。
そういうことをすると頭に置き、署名する前に、一言一句、徹底的にチェックする。

「自分は、こんなこと喋ってない」と納得できない箇所は、書き直しを要求する。
「このくらいはいいか」の妥協は絶対ダメ。
「書き直してくれなければ、署名しません」とつっぱねる。

自分に不利な供述調書は、1本たりとも作らせない、という信念を持つ。
ここが、大きな勝負所。

4.拘束は原則最長23日、ただし再逮捕を覚悟せよ

1回の逮捕で警察に拘束されるのは、原則、最長23日間
容疑を否認した場合はマックスで拘束されると覚悟して、耐える。

ただし、複数の容疑をかけ、複数の逮捕状を取れた場合は、「再逮捕」の可能性がある。
拘留満期日に釈放手続を終えた直後、「また逮捕状が出ています」と新しい逮捕状を突きつけて、再逮捕する。

一旦自由になれると思った被疑者に、また最長23日の拘留が始まってしまうというのは精神的にダメージで、最初の逮捕拘留中は懸命に容疑を否認していた被疑者でも、この再逮捕攻撃で心が折れてしまい、シャバに帰りたいと、やってもいない容疑を認めてしまった人もいる。

再逮捕攻撃の対抗策は、「あらかじめ再逮捕を覚悟しておくこと」。



自分や身近な人が逮捕される可能性は低いであろうが、本1冊読むのにさしたる時間はかからない。
知識があるとないで大違いなのは間違いない。

私を含め、刑事事件に巻き込まれてしまった人の多くは、逮捕から起訴までの刑事手続に関して
「前もって知っていれば、こんな目には遭わなかった」
と痛感する人ばかりで、我々一般市民にできることは、万が一、間違って逮捕されちゃったときに、”警察や検察のカモにされないよう、最低限のルールを知っておく”ことです。


堅苦しくなく、ユーモアを交えた読みやすい本なので、一読をお勧めする。
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