南の国の太陽、空の色の獅子

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参院選の情勢報道をみると、改憲勢力が3分の2をとりそうだ。
確定ではないが、自民党側が猛烈なラストスパートをかけているので希望的観測を持たない方がよかろう。

つまり、憲法改正が現実のものになる。

・・・・

いやーー
日本国憲法がワイマール憲法の轍を踏むのを、自分の目が黒いうちに見ることになるとは思わなかった。


タイムスリップして、大学生のときの自分の前に現れて、現状を伝えたら、「うそだ、ありえない!」という反応が返ってくるだろうな。


・・・・・・

これが、「時が経つということ」なのだ。

勝算のない総力戦をやって、多数の国民を死に向かわせ、国土を焼け野原にした挙句に負けてから、70年経つ。

70年経つと、社会を構成する人の多くが入れ替わる。
70年前の大人は、ほとんど死に絶えて、もういない。

歴史を読むと、人類は悲惨な経験を繰り返してきたことが判る。
なぜ、失敗を教訓にできないのか。
同じ愚行を繰り返すのか。

答えは簡単だ。
人が「入れ替わる」からだ。

ひどい経験をした当事者は、もういやだと懲りる。
日本でいえば私の親の世代がそうだ。
国の指導者たちは、日本は強い、勝つ、とガンガン戦争を進め、彼らの言うことを鵜呑みにして従ったら、とんでもない結末になった。

指導者たちが国民に嘘をつき、事実を隠してきたことを、戦争に負けたあとに、初めて知った。

権力者を信用したらダメだ。

だが、彼らの次の世代は、「失敗」を自分で経験していない。
前の世代がした学習は、世代を越えて引き継がれない。

一部の人は、次代に引き継ぐ努力、受け継ぐ努力をする。
しかし一部にすぎず、過去の記憶はどんどん消え去っていく。

だから、同じ愚行を繰り返すのだ。

教訓は、一世代分の時間しか持続しない。
人一人の寿命の長さが精一杯、ということだ。


・・・・・・・・

いま、日本の有権者のほとんどは、自民党の改憲草案を読んでおるまい。

読んだとしても、意味を理解できる人は一部だろう。

憲法が変わることが、どのような意味を持つか。
これは、一定レベルの教育・知的訓練を受けないと理解できない。

「法律」の意味を理解する能力は、日常生活の中で得られるものではない。
私は、高校では全く得なかった。高校までと大学とでは教育の次元が全く別だ。

それを判っているので、自分の周りにいる「興味ないから投票にいかない」という人を説得することに空しさを感じる。

「わかりやすく」した説明は、やるべき「本質的な思考」から外れてしまう。

「考えることが苦手な人」は、存在する。それが現実だ。
走るのが遅い人がいるのと同じこと。

「本を読む習慣がなく、物事を深く考えることは苦手で、読売新聞を購読し、フジテレビを見る」人に、どう話をすればいいのか。

・・・・・・・

投票に行かないのは、態度保留じゃなくて、今の政権に対して白紙委任するのと同じなの。
このままだと安倍政権が勝つのね。
そうすると、「国民の信任を得ました。私のやりたいことをやります」となる。

するとどうなるかといったら、これから、社会保障がどんどん削られるよ。

あなたは、いざとなったら生活保護を受けられると思ってるだろうけど、これから年寄りと貧乏人がガンガンふえて、福祉の予算がきつくなる。
そしたら、今のように、簡単に金をくれなくなるよ。

ここで、憲法改正の話ね。
「家族は互いに助け合わなければならない」という条文を新たに入れたい、と自民党は言ってるの。

その条文のどこがおかしいの、家族は助け合うのが当たり前じゃないの、て?

あのね。今は、憲法にそういう規定はないから、困窮したら、役所がお金を支給してくれるの。
福祉というのは、憲法に規定された根本的な理念に基づいて、制度が作られて、行われるものなのよ。

家族は互いに助け合わねばならないという改正が通ったら、「困ったときは、まず家族が面倒みろ。家族がいるなら、(今までのように)役所に助けを求めに来るな」という流れになるわよ。

先日NHKが介護殺人のドキュメンタリーで、認知症の母親の介護に疲れて殺してしまった息子が、「家族だから」自分が介護を背負わなければならなかった、と返答するシーンを使ったんだけど、こういうふうに追い詰められる事例を増やすことになるでしょうね。

「お金をたくさん持ってる人」は、一向に平気よ。
金を積めば入れる介護施設はいくらでもあるから。

今の自民党の権力を握っている人たちは、今の憲法は、国民に権利を与えすぎている、基本的人権なんかいらん、こんな権利が国をダメにした、と主張する人たちなんだよね。

正直に言えば、この「基本的人権の否定」の思想が、国防軍を持とうという主張よりももっとヤバい、と私は思ってる。

いま、貧乏人が急速に増えてるのよ。
私達の親の世代は、中流が多数だったけど、その子の世代は、どんどん中流から転げ落ちてる。
うちの一族が、そのまんまでしょ。

今の政権は、少しの金持ちと大量の貧乏人を作る政策をとっていて、貧乏になるのは自己責任、という考え方なの。
強くて能力のある人はいいけれど、それ以外の人には厳しくなっていくわ。

・・・・・

と、「あなたの生活に関係あるのよ。○○市は財政が厳しいから、財布のヒモが堅くなるのが目に見えてるわよ」という論法を使っても、「私、この先そんなに長く生きていないし」と返ってきそうな気が。
この台詞を言われると、打つ手がないのである。

・・・・・

補足すると、改憲発議で最初に出てくるのは、緊急事態条項である。家族条項ではなく。
緊急事態条項のヤバさについては、以下で。
報道ステーションが今年の3月に放映したもの

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