南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  散歩
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今年の3月、久しぶりに六本木ヒルズの52階から外を眺めたとき、北東方向の足元にある建築群に目が留まった。
白いブロックを積み重ねたようにみえる、一風変わったデザインである。

まとまった大きさの敷地で、商業ビルにもマンションにも見えない。
何の施設だろうか。
地図で探すと、記された名称は、「アメリカ大使館宿舎」

なるほど。どうりで個性的なわけだ。
今度、近くに行ってみよう。外側からある程度見られるだろう。

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上の写真は、アークヒルズサウスタワーの屋上から撮ったもの。
六本木ヒルズからの景観の方がインパクトが大きいのだが、生憎ヒルズでは撮らなかった。

敷地内に入ることは、はなから頭に浮かばなかった。
アメリカ大使館もハーディーバラックスも、道路からしげしげ眺めているだけで警備員に追い払われそうな雰囲気を漂わせている。

ところが、意外にも、簡単に入れる機会があることを知った。
年に1回開催しているフリーマーケットには、一般人が入場できるという。
事前申し込み不要、定員なし、無料。
入場時にゲートで手荷物検査と身分証明書提示のみでOK、というハードルの低さ。
今年の日程は5月7日(土)。
それでは、と出掛けてきた。

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ゲートを入ったところに設置されていた敷地配置図の看板。
2方の道路沿いに低層のタウンハウス、中央に高層棟3棟が建つ。
高層棟の間には池、北側には広い空地を配し、ゆとりのある贅沢な造り。
容積率があまりまくっている。

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遠方からはエキセントリックにみえた高層棟は、近くで見ると、それほど奇抜な印象は受けない。
現実感のある「住宅」で、年季もけっこう入っていることが察せられる。

誰が、いつ作ったのか。
後日に調べたところ、「日米合作」。
基本の設計はHarry Weese & Associates。Harry Mohr Weeseはアメリカ人建築家 。
構造、設備、実施設計が日本側。
施工が大林組。
竣工は1983年3月。
だそうだ。(大林組百年史から)

室内の水回りの設備は、アメリカ製品らしい。
タウンハウスの階下の駐車場の一画に、一見して日本製ではないパーツがまとめておいてあるのを見かけた。

総じていえば、「外国」の雰囲気は薄かった。
そもそも、入り口の敷地配置図の看板が「日本」そのまま。もし名称を隠して連れて来られて、敷地内を一周して、どこだと思うかと問われたら、アメリカ大使館宿舎という回答は出てこないかもしれない。

■■■

来場客の大方はフリーマーケットが目当てで、常連さんが多そうな雰囲気であった。
子供の服を出品している人がかなりいて、小さな子連れの家族が集り、格好のレジャーになっていた。
建物や施設全体への興味で訪れた自分のような客は少数派だった模様。

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上は、「三井タウンハウス」と名づけられた道路際の低層棟。
敷地内に入らずとも外からある程度見られるだろう、と推測したら、「ある程度」どころでなかった。
開口部が公道に面していて、敷地外から丸見え。
これでいいのだろうか。

さて、自分がここに来た目的は、「建築への興味」の他に、もうひとつあった。

「三井山の崖」を見ることである。
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