南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●カンチェラーラ班

8/26、Trekは、6人を、ファビアンのサポートメンバーとして、まとめて発表。

デヴォルデル(33歳、2年)
イリサール(33歳、3年)
ポポヴィッチ(33歳、2年)
ラスト(33歳、3年)
ルールストン(32歳)とサージェント(25歳)が契約年数記載なし。

「契約年数未発表の選手は、1年と解釈」で正解だと思う。
(だから、シュレク兄弟のTrekとの契約も1年。
そうと明記した記事はいまだにみかけないが、間違いない、と判断する)

記載の順番も契約年数も、ほぼ納得だ。
年齢が、ここまで見事に揃っていたことは、並べられるまで気づかなかった。
33歳組は、ファビアンのアシストとしてのポジションに満足しているのだろう。

*追記:改めて見直したら、記載順はアルファベット順。意味があるように見えたのは偶然。

●ユンゲルス

今回の発表メンバーは、今年のパリ~ルーベのメンバー8人のうちの6人で、発表されなかった唯一人が、ボブ・ユンゲルス

彼は若干20歳。2012年U23パリ~ルーベ勝者で、今やシュレク兄弟に代わってルクセンブルク自転車界の将来を背負って立つ若者だ。
(ルクスの皆さん、よかったねえ。兄弟がいなくなったら何も残らないと危惧したら、どうしてどうして、次代がちゃんと生まれていた。こういうふうに世代は移っていくから心配無用)

ルクス国内の情報では、昨年RSLTと交わした契約は2年で、来季まである。8月初旬にWortが残留を推測した。
問われた本人は、まだ決めていない、と返答して、そのまま。

カンチェラーラが絶対エースとして君臨するTrekでは、クラシックで自分のチャンスは全く貰えない。
でも、まだまだ若く、経験のない身なので、先を見据えて育ててもらえる、という感触を得て、残るという解釈は十分可能。
今年のチーム環境に満足し信頼しているなら、1年で環境が変わるより同じメンバーで続ける方がよいだろう。

●ポポヴィッチ

ポポヴィッチのドーピング疑惑はこの先問題になることはない、とTrekは踏んでいるのだろうか?
USADA報告書、マントヴァ事件、複数の証拠でもって、彼のクロは疑いようがない。
(ここまで公になって、いや違うという人がいたら顔を見たい)

時間を稼げれば、いずれ時効8年経過で逃げ切れる、というよみはありだが、真っ黒なことがここまで露骨な選手が大手を振って歩いてOKというのは、私の感覚とはズレる。
(「制裁を受けて、出場停止後、復帰」の選手とは意味が違う)

ブリュイネールが、合併後のチームに彼を連れてきたのは、「何もかも知っている彼の口封じ」では(ランディスに仕事を与えず干したら恨まれて復讐された教訓)と思ったが、Trekには、口封じの必要はない。

「ファビアンが、アシストとして残してほしい選手リストに入れた」、すなわち「ファビアンが彼を望んだ」と解釈できるわけで、「ふ~~ん。そうなんですか」。

「みんな真っ黒の2006年まで」だったら、お目こぼしもありだと思うが、ポポヴィッチは、2009~2010年にもまだやっていた、とみなせる。
繰り返すが、疑わしさランク「10」だ。捕まらないのがおかしい。
同じく10のバレドは捕まり、9のメンショフは引退した。

2009~2010年は、まだ「未解明の期間」である。
USADAの頑張りで、2006年以前は、けっこう出てきたが、私の見解では、USADAは、ランス7連覇時代の証言を得るために、2007年以降の解明には、かなり妥協をした。
そこを追及すると選手たちの失うものが増えて、協力を得られなくなるから。大のために小に目をつぶった。

だから、2009~2010年のことは、まだ「ほとんど何も」表に出ていない。
おかげで、ポポヴィッチも自由の身でいられるのだが、この先も同じとは限らないのでは。

今やっていないならよい、過去は問わないというスタンスも、万が一のリスクを背負うのも、そちらのご自由ではあるが。

私個人は、ポポヴィッチの過去を穿り出して罰せよとは言わない。でも、「もう、プロトンから去った方がよい。潮時、てもんじゃないの」。

●判明

本人がアナウンス済みが数人。
母国メディアなど限られたメディアしか報じていないものもある。

・スベルディア

・Julián David Arredondo Moreno ジュリアン・デヴィッド・アレドンド・モレノ
25歳、コロンビア人、クライマー。
2012年、チームNIPPO-デローザでプロデビュー
2013年、ツール・ド・ランカウイとツール・ド・熊野で総合優勝、ツアー・オブ・ジャパン総合2位の注目株。

Arredondo conferma: correrò con la Trek
シュレク兄弟の山岳アシストをやる、ジロに出たい、といったことをコメントしている。

・Jasper Stuyven
21歳、ベルギー人、クラシック向き
ボントレガー(トレックの下部チーム)に2年

*ボントレガーは、トレックが来季自身のチームを持ち、資金をそちらに投入するため、こちらへの資金を減らすという事情により、別にスポンサーをみつけないとチーム存続ができない、と危機が報じられていた。先日、スポンサーがみつかって続けられる、とメルクスが発表し、ひと安心。

・Fabio Silvestre
23歳、ポルトガル人、
LEOPARD - TREK CONTINENTAL TEAM(RSLTの下部チーム)に2年
Trek, preso Fabio Silvestre

・Eugenio Alafaci
23歳、イタリア人
LEOPARD - TREK CONTINENTAL TEAM

●未確認

・モンフォール

モンフォールとクレーデンには、Trekに席がない、とベルギーのGazet van Antwerpenが書き、ぱっと広まった。
地元のDH.bが確認にいくと、あっさり否定。
「記事を読んでびっくりした」「Trekはドアを閉じていない」
ロット・ベリソルと話をしたのは事実だが、6年前からだよ、と、どちらとも受け取れる、とぼけた返答。

・ホーナー

今季前半、膝の負傷でレースをできなかった。
しかし、いまだやる気衰えず、引退する気はまったくなく、来季の契約獲得目指してシーズン後半から復帰。
ツアー・オブ・ユタ第5ステージで優勝、総合2位と見事な復帰戦をした後、現在開催中のブエルタ・エスパーニャ第3ステージで優勝、総合1位になるというフォイクト顔負けの大活躍。

「Trek、契約しろー!」とアメリカ中から雨あられで、確定だろう。
もともとTrekにはその気があったことは、グエルチレーナの発言から伺えた。

私の印象では、彼は、「プロフェッショナルの塊」。
チームに忠実で、スポンサーにしっかりと配慮をし、必要な戦績をきちんと持って帰る。

昨年、ブリュイネールが、TdFの第一次の候補からホーナーを外し、最終的に入れた、という事件があった。表向きは、意思疎通が悪かった、と繕ったが、裏があったのだろう、と私は踏む。
ライプハイマーが、大陪審で証言したためにレディオシャックを追われたことを、USADA報告書で知ったから。

ホーナーは、USADA報告書に、名があがらなかった。伏字のひとりという憶測は出回ったが、チームぐるみのドーピングに深い関与があった形跡はない。
けれども「何かは知っていた」ことは想定でき、USADAに何かを喋ったかもしれないとブリュイネールが疑っても不思議はあるまい。
ホーナーは、それを解決し、うまく立ち回って、プロトンに残るすべを心得ていた、のではないだろうか。

フォイクトとの最年長コンビは、味がありすぎて、捨てられない。
この2人が同じチームで肩を並べ、刺激しあってキャリアを延ばしていることが、災禍の一文字だったレディオシャックとレオパードの合併の、唯一のメリットといってもいいのかもしれない。
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