南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●フランク

フランクがベッカからのオファーを断った、と昨日報じられた。
双方のコメントから、拒否の返答は、ベッカがこの件をプレスに喋った20日の「数日前」になされていた、と推測できる。
となると、オファーがされたのは、「更にそれより前の日付」だった。

裏側で何があったかは、此方には、依然判らない。
ただ、シュレク兄弟とベッカとの関係が、2年目(昨年)のシーズン中に「悪い」ものになったことは、はっきりしていた。
そして、双方とも、プレスの前では、それを取り繕って、今まで過ごしてきた。

7/4、ベッカがフランクをチームから追放したことによって、建前が崩れた。

ベッカが、決定を翻して、再雇用のオファーを出すというばかげた振る舞いをしたのは、「最初からの計画」か、それとも「トレックからの要望」か。それ以外の理由か。

この茶番への「トレックの関与」は、今も謎だ。

トレックが、ベッカときちんと意思疎通ができていて、了解済みとも、ベッカの独断で、トレックが慌てて変更を要望して、再度のオファーに至った、とも、どちらも、想像は可能。

まるっきり違う話だが、なにしろ、両者の関係については情報がない。

後者であれば、「ベッカと縁が切れてよかった。トレックはベッカよりまともでは」で済む。
前者だと、「トレックと兄弟の間にも、信頼関係はない」ことになり、来季、再度、居場所の問題が出るだろう。

「契約期間」の情報が、まだ、伝わってきていない。
1年の可能性はある。
おいおい情報が出るだろう。

フランクは、明日7/24、ルクセンブルクで行われるガラに出場する。
現在所属チームのない身だが、来季は確定している。

このガラのオーガナイザーが、アンディだけでなく「フランクの」出場をアナウンスした旨の記事を読んだ日(7/13)に、「兄弟は、来季の去就を実質的に確定していて、ガラの前までに発表する段取りがついている」と、私は解釈した。

去就が未確定の身で、地元の華やかなガラの観客たちの前に姿を現すことはできない、から。

裏の動きの推測には、こういう情報も、材料として使う。

●J SPORTS実況のミスリード

私が今まで書いてきた動機のひとつは、自分が海外のサイトで読んだ情報が、「日本語では紹介されていない」、あるいは「正確に流布していない。誤認が広まっている」ので、「読んで!知って!」という欲だった。
この欲が生じる機会は今後もありそうで、そのときは改めて考える。
4/30


シュレク兄弟の去就という設問の答は判明したが、今回の課題は、かなり「簡単」で、「読み違える可能性は低い」ケースだった、といえると思っている。

というのは、7/3に記載した通り、早い時期から、信憑性が「極めて」高い情報が存在していたから、である。
cyclingnewsが、「トレックは、兄弟にオファーを出していて、現在交渉中」であり、次いで、「その情報源が、グエルチレーナである」ことを明かした(7/5)。
これを疑うとしたら、「グエルチレーナが、嘘をついている」と解釈しなくてはならない。これは蓋然性が低い。

cyclingnewsの報道に、これまでに集積した知識(兄弟の考え方や望み等)を足して考えれば、残留を予想してよかった。
確率をいえば、99%。

疑いを残した原因は、専ら、J SPORTS実況にあった。
栗村氏の発言が、私に、「しなくてもいい憶測」をさせた。

基本的に、栗村氏を含むJスポ実況担当の人々は、選手の移籍等の話題に関して、私より上のレベルの情報を持ってはいない、とみなしている。
理由は、彼等は「一次の情報」を持たない、から。

F1の実況では、川井ちゃんが、「当事者・関係者たちから直接」、情報を取って来る。
自転車RRの実況では、川井ちゃんと同じような「一次情報」を根拠にして喋る人はいない。彼等の情報源は、基本的に「二次情報」、どこかの報道の引用、にすぎない。

そして、特定の選手に張りつくことはしないので、特定の選手に特化するファンの情報収集量の方が、上になる。

よって、Jスポ実況での発言は、基本的に無視していいのだが、今回は、栗村氏がコルシカ現地に行っていた、という特別な事情があった。
現地には、ネット上にはない情報がある。そのことを、私はよく知っている。(最も価値のある情報はネット上にはない)
これが、栗村氏の発言を「ガセ」と決めつけて切捨てることを思い止まらせた一番の理由だった。

「カンチェラーラがシュレク兄弟をチームから追い出した」という話は、此方にとって不快だ。
不快だが、不快だからという理由で切り捨てるのは、事実を見誤る元凶である。

J SPORTSの実況が、シュレク兄弟の去就について伝えた内容は以下である。

時系列で記載すると

・RSLTはトレックが引き継ぐが、カンチェラーラが、シュレク兄弟を嫌悪していて、兄弟が残るなら自分は残らないと主張している、という報道がある。(第1ステージ)

・カンチェラーラとトレックとの契約発表直後、RSLTがフランクを解雇した。
これは、先日の噂とつじつまがあう。

・フランクの解雇について、アンディが、公然とチームに対する批判をした。
不適切な発言で、こういう発言をするからには彼もチームに残らないのではないか。

・フランクはアスタナ、とレキップが書いた。

発言者は栗村氏一人でなく、複数が入れ替わり立ち替わり、である。
TdF期間中、「離脱(移籍)」の方向で話をずっと進め、異なる報道(トレックと兄弟は交渉中)が存在することには、誰も、一言も、触れない

第20ステージ(7/20)になっていきなり、

・アンディとフランクが、トレックと契約した。(チームに残留する)

これでは、大多数の視聴者は、「アレ?移籍するのでは?」となったであろう。

「アンディシュレック 移籍」の検索ワードで、アクセスが多数寄せられていることが、それを物語る。

J SPORTS実況は、明らかな「ミスリード」をした。

ミスリードを引き起こした原因は、第1に、栗村修氏にある。
彼のもたらした話に、みなが引き摺られた。

第2に、「cyclingnewsを購読している人が、実況陣の中に誰もいない」らしいこと。
そのため、途中で修正ができず、土壇場まで間違えていた。

cyclingnewsは、「我々(トレック)は兄弟の残留を望む、とグエルチレーナが語っている」旨を、繰り返し報じていた。
ルクセンブルクやスイスのメディアに目配りがきかないのは当たり前にしても、cyclingnewsはメジャーなサイトではないか。
逆に、彼等は、ここを読まずに、どこのニュースサイトを読んで情報収集をしているのか、疑問になる。

結論

「J SPORTS実況内のお喋りは、スルーしましょう」

・・今更の話であるが。
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コメント


RIHOさん、いつもいろいろと情報をありがとうございます。私も、第1ステージの栗村氏のコメントにかなりビックリしました。そして、その後ずっとシュレク兄弟は次のチームを探す就職活動をしないといけませんから、、等々の話ばかりでしたよね。こちらのブログの情報を読ませていただいていたので、最後のどんでん返しにビックリ!とはなりませんでしたが。
やっぱりjsportsでのお話は、噂話くらいに思っておくのがいいみたいですね。
2013/07/24 00:19URL  himekagura #sNvI8JgQ[ 編集]


himekaguraさん、こんばんは。

Twitterやってたら、「その噂話、××さんから聞いたんですか?」と返したかもしれませんので、やってなくて正解です。
基本はスルー、気になるなら調べる。

しかし、拍手の数に吃驚しました。
一晩でこんなに多いのは、初めて見たような気がします。
意外です。

栗村氏の発言にひっかかった人が溜飲を下げた、といったところでしょうか。
2013/07/24 22:06URL  RIHO #-[ 編集]


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