南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
tag : 
事態が動く。
Leopard SAが、出場停止期間の終了(7/14)を前に、フランクを切るアナウンス。

実は、今季の残りについては、自分の頭から抜け落ちていた。
TdF期間中に発表はない、と思い込み、おかげで不意打ち。

Fränk Schleck: "Je ne comprends pas cette décision"(wort.lu/fr)
Cyclisme: Presque un an après, Frank Schleck limogé(Le Quotidien)

不意打ちを食らったのは、私だけではない。フランクも、寝耳に水だった。
彼いわく、昨年の事件勃発以来、チームはずっとサポートしてくれていた、コンタクトを定期的にとっていて、コンディションを尋ねられ、出場停止明けのレースプログラムも送ってもらっていた、チームのトレーニングキャンプにも参加していた、のだそうだ。
だから、RSLTに残れると疑わず、他チームと交渉などは全くしていない、と。(本人の主張)

この発言から状況を推測すると、兄弟は「自分たちは契約が残っているから、トレックが買収してもそのまま残る」とのんきに構えていて、いきなり冷や水をぶっかけられた、どころでなく、叩き出された、ような。

あ~らら。

ベッカがどういう思惑でこういうことをしたのか、彼の腹は大体想像できる。
警戒して対処しなかったシュレク家が甘すぎる。相手は、今までさんざん揉めまくった、「金のトラブルのデパート」なのに。・・が此方の感想。

対して、腹の中がまだ判らないのが、トレック。
これから段々情報が出てきて、いずれ判断がつくようになるだろう。



この兄弟の本質をいまだに理解していない世間の人々を見ると、どこかしら愉快な気分が湧き起こる。

こうなったら、アンディは、持論を撤回せず、フランクと一緒に走れるチームと契約できなかったときは、フランクと一緒にあっさり引退しましょう!
そのとき、「え?本気なの?」と人々が目を白黒する光景が面白そう。

こういうことをしゃあしゃあと書けるのは、私も長い間、彼等を理解できず、不平不満や要求をあれこれ言ってきたからだ。
ぐちゃぐちゃ過ごした果てに、ようやく悟りの境地に至ったから、至っていない人のことはよく判る。

私は彼等を、「2人で1人分という奇天烈な属性を持つ生物」と書いた。
今季のTdFが始まる前に、これがTdFでアンディを見る最後になる可能性を想定している。
だから、Jスポを契約した)、



僕たちの時代のサイクリストには、こんなモットーが似合うーー遅かれ早かれ、誰もがつかまる。
この言葉は現実のものになる。なぜならそれは真実だからだ。

ロベルト・エラスーー2005年
ヤン・ウルリッヒーー2006年
イヴァン・バッソーー2006年
ホセバ・ベロキーー2006年
フロイド・ランディスーー2006年
アレクサンドル・ヴィノクロフーー2007年
イバン・マヨーー2007年
アルベルト・コンタドールーー2010年

陽性反応が出た選手は他にも大勢いる。
検査官が急にアインシュタインのような天才になったのではない。
たしかに検査は進歩する。
だが、選手が最終的につかまってしまう理由は、むしろ時間と関係しているのだと思う。
かくれんぼも延々と続けていれば、へまをしてしまったり、ばったり相手に見つかってしまう確率が高まるのと同じことだ。
長くゲームをプレーするほど、つかまりやすくなる。

つかまるのは、ある意味で避けられないことだった。
おそらく、それは初めからわかっていたことなのかもしれない。
僕は、そのときが近づいているのを自覚しておくべきだった。
だけどそれが運命の面白いところなのだろう。
結局、そのときはいつも驚きと共に訪れる。

シークレット・レース」(p394~395)


この箇所を2012年8月以降に改訂したなら、リストの最後に、一行付け加えるだろう。
フランク・シュレクーー2012年、と。
スポンサーサイト

コメント


この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://leonazul.blog87.fc2.com/tb.php/1388-1a90b718
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)