南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●フランクの今後の見通し

ALADの文書をようやく読んだ。
(好きこのんで読みたいものでないから遅くなった)

これを読んで、「UCIが控訴しないことが起こりうる」と思っている人がいたら、ぜひ名乗り出てほしい。

UCIは、
・出場停止2年、起算は2012年10月4日。
・罰金126万ユーロ(総収入180万ユーロの70%)
を要求した。
ALADは、UCIの要求をはねつけて、出場停止1年、起算2012年7月14日、罰金なし、という軽い罰にした。

CASへのアピールは、決定から21日以内。
2月20日まで。

UCI、WADAともに、この件についてこれまでコメントしておらず、報道も何も出ていない。そのため自分は推測ができなかったが、それは単に、ALADの文書原文という「読むべきものを読んでいなかった」せいだった。

UCIは、通常、控訴期限をぎりぎりまで使う。
フランクは、なんらかの奇跡を待つしかない状況だろう。
私に言わせれば生殺し状態。

他方、フエンテスの件が進み、顧客の名前が新たに出てきている、という状況がある。
フランクにとっていい材料には見えない。
彼がフエンテスの顧客であったことは2008年時点で明らかになっている。今回は、実質2回目だろ、と指摘されて当然。

●アンディ

早々にシーズンインしたが、ズタボロ。
TDUでは、連日、プロトンのスピードについていかれない。「プロツアーレースに出られるレベルでない」という、唖然となる状況。
2戦目のTour Méditerranéenも、初日から依然プロトンから落ちる状態で、(音をあげたか)ついにリタイア。

TDUでは様子を見ていたメディアも、さすがに言及し始めた。
レキップが書き、他メディアが引用。

身体でなくメンタルの問題、モチベーションを失ったままで、シーズンオフにトレーニングをしなかった、「ウルリッヒ」みたい、という譬えは、記者の台詞かアラン・ギャロパンが言ったのか、引用記事からは正確なところは判らない。

とまれ、アンディの本心が、前向きな発言とはうらはらであることには間違いあるまい。
上記のALADの文書を読んだ私は、彼がレースに対する情熱を取り戻さないことに、何の不審も抱いていない。

アンディを知ったのが2008年であった私は、まもなく、彼の特異なパーソナリティを知り、それを了解した上で、見てきた。今更驚きも失望もしない。同時に、同情もしない。

とりあえず、フランクの結果が出るまで、此方も待ちの体制である。

●ALADの文書から

・ALADが罰の軽減の結論を導き出した方法は、「規程の解釈・運用」の範囲、と受け取れる。

私は、コンタドール事件のとき、WADAコードと真剣に取り組んだ。おかげで、本件のALADのやり方も理解できる。

規程の条文の解釈と運用には幅が出る。一般社会の刑事事件の裁判と同じである。
裁判官によって意見が異なり、裁判所によって判決が異なるのはおかしくもなんともない。

ALADは、コンタドール事件はじめCASの事例をじゅうじゅう承知し、引用もし、論理を作り上げている。
コンタドール事件で、CASが、WADAコードの字面そのままに縛られない論理展開をしたことには、私も、気づいた。

・記載された事実で、興味をひいた点、メモ

・フランクは、7/14の尿検査の翌日、血液検査を受けていた。
これの分析結果は、EPO使用及び血液ドーピングを認められない、というのがALADの判断。

・7/24に採取した毛髪の検査も、禁止薬物の痕跡はなし。
・摂取したサプリメントを、すべて、検査機関に分析に出した。実施は9月。製品名を列挙し、結果が陰性であったことを、フランク側は報告している。
この2点は、「コンタドールは実施しなかった」調査(検査)。(CAS仲裁判断の文書の中に言及がなかったから、そう判断する)
解釈=フランクは、原因をつきとめるために、思いつくことはすべてやった、という態度を示した。

・2012年TdF中、ドーピング検査を受けたRSNTの選手は、フランクの他は、ポポヴィッチ、スベルディア(7/15)、モンフォール(7/13,19)
・・ん?これだけ?
前2人は理解できる。
でも、そうか、モンフォールは、「ターゲット(目をつけられている選手)」なのか。・・と知った。言われれば、理解できるが、言われるまで考えていなかった。
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