南の国の太陽、空の色の獅子

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Category :  自転車
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nacoさんが紹介されていた日経サイエンス8月号の「ドーピングはなぜなくならないのか」の記事を図書館で読んできた。

筆者は、ゲーム理論(囚人のジレンマ)を使った説明を試みていて、分かりやすく、それなりの説得力があり、ひとつの記事として、これはこれでよいと思う。

「ゲーム理論を用いると、プロの自転車選手では、なぜドーピングは合理的な選択なのかという問題が浮き彫りになる。
薬物は、運動能力向上の効果がきわめて高く、検出が困難または不可能である上に、成功したときの利得が大きい。
さらに、ドーピングをしている選手が増えると『クリーン』な選手は太刀打ちできず、チームから解雇されることがある」


囚人のジレンマのモデルを使って述べると、こうなる。

現在の自転車界では、「競争相手がルールを守っている場合」も、「ド-ピングという不正行為をしている場合」も、両方のケースにおいて、此方も「不正行為をする」選択肢を選ぶことが有利になる。ルールに従うのは、「間抜けなおひとよし」になるのである。

選手たちがルールに従うようにするためには、「ドーピングゲームの期待利得を変える」必要がある。

下の2つの点が、ドーピングゲームの期待利得を高くしている。
・薬物の検出が常に後手に回り、捕まる確率が低い。
・摘発されたときの罰則が致命的でない。

これを踏まえ、筆者は、ドーピングをなくす策として、次の提案をしている。
・過去(2008年以前)の行為について選手の責任を問わない
・検査の精度を上げる様々な方策を尽くす
・摘発された場合の罰則を大幅に強化する

おそらくロードレースファンからはつっこみどころのある記事だろう。
ほとんどの選手がドーピングをしている、という記述には、同意しないファンもいるだろうし、提案は、口で言うのは簡単だが、現状に照らすと実現は難しい、問題がある、という意見が出るのは道理だと思う。

自分にとっては、この記事は、「観戦者(ファン)として、この問題に関する基本的な考え方」を決める役に立った。
スタンスをきちんと確立していないと、報道にいちいちショックを受けたり、おろおろするのである。

シュレク兄弟の件は、腹が大体決まった。
フランクは、CSCで走れなくなる可能性が高い、と思っておくことにする。
そう考える理由は、フエンテスに送金したことを本人が認めた、という事実は動かせないため。
検査は、すり抜けられることが明白だから、検査で何回陽性が出なくても、シロであるという証明にはならない。
そして、実際にはシロであっても、使用を試みる意思があったとみなされれば、排除の理由になる。
ドーピングに厳しい態度で臨むことを公にうたっているチームとして、グレーの選手を置いておけるか。結論は、今後の調査より、「チーム運営の判断」にかかっているのではないかと思う。

アンディがどうなるかは判らない。
繋がりの深い兄弟であることが広く知られているので、一蓮托生という判断をチームがしても不思議ないし、チームがそうしなかったとしても、本人(シュレク家)側が、一蓮托生を選ぶのかもしれない。
このへんは、知識を持っている人には推測できるのだろうが、生憎新参者なので判らない。よって、考えるのは諦めて、最悪を想定して結果を待つことにする。(いやな気分ではあるが)

(以上、知識をほとんど持たない新参者の憶測)
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