南の国の太陽、空の色の獅子

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●プロチームライセンス

11/2付で発表されたUCIの1回目の2013年度ライセンス登録で、(予想通り)RSNTは落とされた。
昨年は、2回目も落とされ、登録完了の発表は12/5だった。

●USADA調査報告書~宣誓供述書の衝撃

http://cyclinginvestigation.usada.org/

USADAが10/10に公開した文書のうち、202ページの文書は読み終えたが、その他が終わらない。全部で1000ページあるそうだ。
読まなくてもよさそうな文書もあるが、読んだ方がいいが専門的で読めずに終わりそうな文書もある。(検体の分析報告など、意味を正確に理解できない気がする)

最初に手をつけたのは、元チームメートたちの宣誓供述書。
ライプハイマー、次いでヒンカピーを選んだら、途中で頭がくらくらしてきた
鎮まってから再開したが、思うこと・考えることがうじゃうじゃ沸いて止まらないわ、記事を読みに行くわ。

きりがないのである程度で切り、次にヴァンデヴェルデを選んだら、またも同じ症状どころか、更にエスカレートし、読み進むのに四苦八苦。
たった23ページの供述書の最後まで辿り着いたときは疲労困憊。
まいった。

英文は、非常に易しい。ただ、内容が恐くて、先へ進めない。

私は、202ページの文書をすでに読んでいる。この文書は、供述と他の証拠を材料にして、USADAが書き上げたもので、供述書の内容が反映されている。
だから、供述書の内容の「要点」は既知なのに、なぜこんな症状が起きたのか?

多分、こういうことではないか。
「ランスは、チームぐるみでドーピングしていた」ことを、私は「概念」としては、了解していた。
しかし、「具体的な行為」としては、判っていなかった。
「現実として、USPSの選手たちがどういうことをしていたか」「彼等の間でどういう会話が交わされていたか」は知らなかった。

選手各人の「自分が、ドーピングを、いつ、どういう状況で始め」、「いついつどこどこでこれこれを使用した」「そのとき誰それと一緒だった」「誰それから注射をされた・薬物を受け取った」「誰それと薬物・血液ドーピングについての会話をした」等の具体的な描写の羅列を読めば、光景がシーンとして脳裏に浮かぶ。
それは、「私が想像したくはない」ものだった。

私が、「ドーピングは、しても構わない」という価値観を持っているなら、おそらく、このストレスはない。
「読み進みたくない」感情とは、すなわち「読むと不快になることを判っているから読みたくない」という拒絶反応である。
拒絶反応に抵抗しながら読むので、クタクタになる。

私は、7連覇当時、ランスを応援していた観客のひとりだ。
03年TdF、第15ステージ、ハミルトンが、ウルリッヒたちを制して、落車したランスを助けたとき、「『ライバルの不運は自分の幸運』と喜んで、つけこむのが常識のF1と違って、なんて美しい競技」と賞賛した。

「頭では」、USPSがチームぐるみでドーピングしていたのは事実だと認めている。
でも、「感情では」、かつて応援した身として、認めたくなかった。できるなら、「事実であってほしくなかった」。

もうひとつの感情は、「彼等が、ここまで喋った」ことに対する「驚き」だ。
ヒンカピーの供述書の途中でパニックに襲われたのは、彼がランスのドーピング行為をここまではっきり述べたと想像していなかったからだと思う。

彼が証人の一人であることは、リークされ、状況から、事実と判断していいと思っていた。
しかし、「具体的に」どの程度喋るのか、は供述書を読むまで判らなかった。

ジョージ・ヒンカピーは、ランスの7連覇すべてを支えた、ランスの最も忠実な友人といわれていた。私はそれを信じていた。
その彼が、ランスから7連覇を奪う企てに加担するのか?本当に?

供述書は、「とった側の作文」であって、証言者の生の言葉ではない。
箇条書きの、簡潔な供述書の文章からは、ヒンカピーが、実際にどのように喋ったかは、読み取れない。
彼の真意も、ニュアンスも、判らない。

供述書の理解には、きちんとした分析が必要だ。今はまだ、できない。できたとしても、ずっと先になる。

「私は、ランス・アームストロングを、偉大なサイクリストとみなし続ける。彼の友人であること、長年に渡り彼とレースを共にしてきたことを、誇りに思うことも変わらない」

ランスを破滅させる一助となったヒンカピーの供述書の最後の部分には、ランスを擁護し、自分たちのドーピング行為を正当化する言葉が含まれている。

彼の真意や事情は、時間が経ってから、伝わるかもしれない。
但し、そのとき、自分が関心を持ち続けているかは疑問だが。

次にザブリスキーに進みたいが、これがまた恐そう。
資料読みがいつになったら終わるやら、見通しが全く立たない。
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