南の国の太陽、空の色の獅子

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断り書きをしておく。

私は、自転車RR界のドーピングに関して、まったく疎い。
ツールに興味を持ったきっかけはランス・アームストロング、という、世界中に掃いて捨てるほどいる一般大衆の一人である。
「この人、ドーピングしてたわね」となるまでには数年かかった。
そして、今も、「実態が一体どうなのか」が判らない。なにしろ、自転車界側と、ドーピングを規制する側とでは、全然違うことを言っている。

何が事実なのか、誰の言うことが本当なのか、どうやって判断をすればいいのか?
こうかなああかな、ああちがうか、いややっぱりこう?ぐでぐでうだうだもにょもにょを延々続けている。

現時点での認識は、
・2006年くらいまでは、トップクラスの選手はほぼ全員がドーピングをやっていた。(若干の例外有り)

・「この世界の全員が共犯」だったので、外部の人間を騙すことが可能だった。ランスによってこの競技を知ったヨーロッパの外の国の大衆(私を含む)なぞは、飾った表面しか見ないから、簡単に騙せた。

・チームの関与には、程度に幅があった。率先して組織的・徹底的に実行したチームから、一部の選手に行わせたチーム、積極的に奨励はしないが選手がやるのを黙認するチームまで。

チームの関与の程度に関わりなく、バレた場合、罰を受けるのは専ら選手で、基本的にチームは関与を認めず、選手を切り捨てて、逃げた。
形の上で、ドーピングをやるか否かは、選手の選択だったから。チームは強要はしていない、選手が選択したのだ、という言い逃れが成立した。

「真っ正直」な選手たちにとって理不尽な時代だった、と思う。
他の選手たちがやっていて、自分もやらなければ戦績を出せないことが明白で、チームからプレッシャーをかけられたとき、「倫理」によって、敢えて不利な選択をすることのできた選手が稀であったことは想像に難くない。

といっても、「ドーピングはこの競技の一部」と、抵抗なく、正当化するのに苦労しなかった人もいれば、「他人より有利になる方法」を積極的にやりたがった人もいただろう。倫理の問題を抱えた人はごくごく一部だったのかも。
「競争」の場には、「優越欲の強い」人間が集まるから、自転車界全体がドーピングにどっぷり浸かって過ごしてきたことは、不思議な話ではない。

さて、以上は、数年前までの話。
現在はどうなのか。
これが、難問だ。

見方1:ここ5年くらいで、かなりクリーンになった。
クリーンであることが間違いないガーミンが戦績を出せるようになったのがその証拠。
検査体制も厳しくなっているので、その効果があった。

見方2:クリーンになったのか疑わしい。
・ほんの少し前までドーピングを組織的に遂行し、罰せられることもなくいい思いをした人間たちが、今も、チームのGMやドクターとして堂々と残っている。選手たちも同様。

・ドーピング技術は、摘発の技術といたちごっこで、常に進歩していく。医療技術の転用だから、手に負えない。医療技術は日進月歩で新しいものが開発・推進され、止まることがないから。

・大きな問題は、「UCIに、アンチドーピングを本気で推進する気がない」こと。
UCIは、自転車界がビジネスとして成功して、UCIに金が入ることが都合がよい。アンチドーピング活動は、自転車RR界は相変わらずドーピングまみれだという悪い評判を減じて、スポンサーを招き入れたいがため。
「こんなにキレイになりました」とアピールをしたいのが目的だから、看板になるスター選手がドーピングでクロになるのは困る。だから、隠蔽したがり、アンチドーピング機関との対立という事態を招いている。

前者は、自転車界の内側にいる人の外向けの公式答弁あるいは自転車界に好意的な人の意見で、後者は、アンチドーピング機関寄りの人の意見。

さてはて、どれを採用しよう?
いずれかに決める根拠は、まだない。
これから、うだうだごちゃごちゃ延々続けていく。

設問「フランクは、今年のTdFでドーピングをやったのか?」の回答に辿り着くまでの長い道のりは、始まったばかり。



ランスの事件は、人々が「オメルタ(沈黙の掟)」を破って真実を話す契機になるなら、それが最大の効用ではないかと思う。
これまでも、告白する人々はいたが、「自転車RR界の真の全体像」を提示するまでには至らなかった。

ヴォータースが、(自分のチームの)ヴァンデヴェルデ、ザブリスキー、ダニエルソンにはドーピングしていた過去がある、とcyclingnewsのフォーラムに書いた。
話の主眼は、先日、ヤクシェが、ドーピングを告白した自分は、自転車界で理不尽な扱いを受けた、と批判を言ったのに対し、自分がヤクシェを雇わなかったのは、ドーピングの問題じゃない、能力と人格の点でヤツは欲しくなかったんだ、という反論で、3人の名は、その文脈の中で出したのだが、「ん?」である。

Vaughters confirms past doping by Danielson, others at Garmin(cyclingnews)
Vaughters outs Garmin riders for past doping in online forum(velonews)

ヴァンデヴェルデとザブリスキーは、USADAの証人といわれている。まもなく公式に名が出るから先に書いた、ということ?
velonewsは、ヴァンデヴェルデが今季で引退する可能性を記している。



*追記

「ドーピングが存続するにしても、そのレベルは低くなるだろうと想像してみて下さい。数字を示しましょう。10%です!
2003年には、ドーピングをする選手は全体の10%を切るだろうと想像してみて下さい。よろしいですか!私は王でも王党派でもありませんが、こう言いましょう。私はこれでいいのだ、と」


2009/10/02 : 「総合ディレクター ツールを語る」(ジャン=マリ・ルブラン)
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