南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  スポンサー広告
tag : 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category :  自転車
tag : 
●フォイクトのダイアリーから

情愛とユーモアに満ちた、先日のフォイクトのダイアリーの記述から、話題いくつか。

・若者たち

彼は、RSNTに残留する理由の一つとして、若い選手たちを導く仕事を挙げた。
Ben King, George Bennett, Nelson Oliveira, Giacomo Nizzolo.

キングは、ダイアリーで、ベテランの選手たち(フォイクト、ホーナー、クレーデン)が共にいることの有益性を記している。彼等は、助言や励ましを与え、そして、お手本になる。
USA Pro Cycling Challengeでのフォイクトの活躍は、インパクトが強かったらしい。
彼の契約更新は、今週のいいニュースのひとつだよ、と書いている。
Ben King Diary: Suffering into old man strength

こういう話は、読んで気持ちがよい。年を重ねた人間は、次の世代の人間を導き育て、バトンを渡していくのが務めだと思う。
いい年になったのに、「自分自身の成功・勝利の喜び」ばかりを追い求めるのは、「未成熟」の人間のすることだ。私は、09年末、復帰したランスに対し、手厳しい指摘をしている

「『USポスタル時代を再現する』ことに、何の意味があるの?『年寄りでも若い者に負けん』ことを示したいとでも?
私の目には、『昨年、コンタドールに力負けしたのが悔しくて悔しくて、どうにも我慢ならなくて、彼を叩き潰して、うさを晴らしたい、とムキになってる』だけにしか見えないな」

人間は、年齢を重ねることによって成熟していくものだ。若いときは、一途に自分の欲望を満たすことに励んでよいが、ある程度の年齢になれば、自分の勝利・成功という利己的な欲望にしがみつくのはやめるのが、「人間として成熟すること」だと思う。


「復帰した3人の帝王」の中で、私が復帰を「完全に肯定して、高く評価をする」のは、ジェーニャ一人だけだ。(彼に関してはいずれ書きたい)

・ファビアンの去就

フォイクトの記述は、ファビアンの去就に関する情報を読み手に与える。
RSNT残留が確定事項である、ということ。

これまで、ファビアンの去就は、確定するに十分な材料がなかった。
来季まで契約が残っていることは、イコール残留確定を意味しない。2年前、「9月半ば」まで、リースは、ファビアンに関して、「契約がある」という発言を繰り返していた。ブリュイネールの「契約がある」の台詞は、2年前のリースと同じなのである。

地元紙が残留を推測する記事を書き、98%くらいの信憑性があると思ったが、確定には足りなかった。
そのためIAM(来季設立されるスイスのチーム)が彼と話をしたといった記事も出ていたが、彼の去就に関する話題はこれで終息する。

*但し、これは「読解」の一種なので、読み手全員が同じことは考えないのかもしれない。
2年前、ファビアンの8/30のダイアリーの文章を、移籍したいという意思の表明だと解釈して、そう記したら、反対意見が押し寄せてきた。このとき、「私もそう解釈した」という賛同の意見は一通も来なかった。

【USPSの陰謀】火の粉が飛んできた

タイラー・ハミルトンが、9/5に自伝を出版する。自分の行ってきたドーピングの仔細を記述し、その中で、「ビャルヌ・リース」の名を出した。
ランスの件からは、火の粉が飛んでいって浴びる人が出る(USPS外で、いもずるで名が出る)、誰が出てくるか、身構えて待っていたら、第1号がリースだった。

ハミルトンは、1995–2001・USPS、 2002–2003・CSC、2004・フォナック、である。
2003年TdF第1ステージの落車で鎖骨にヒビが入りながら走りぬいて総合4位。第15ステージでは、落車したランスを待つか、集団に迷いが生じたとき、行くな、ランスを待てと集団を制してランスを助けた姿が非常に印象的で、覚えているが、あのときの在籍はCSCだったのだ。(指摘されるまで忘れていた)

彼は、USPSからCSCに移籍した後も、ドーピングを続けていた。
リースは彼に血液ドーピングを薦め、彼が承諾すると、フエンテスを紹介した。そしてフエンテスの指導でドーピングする支援をしていた。そういう旨を記述したのだそうだ。

すっとんでいったメディアに対し、リースは、フエンテスとは知り合いではない、会ったこともない、これ以上はコメントしない、と返答し、その後は、ノーコメント。
スポンサーのサクソバンクとティンコフは、リースに対する変わらぬ信頼と支援を表明。

しかし、それで収まる話ではない。
デンマークのアンチ・ドーピング機関と自転車連盟は、看過しない。
ADD: Hamilton bekræfter formodninger
DCU-formand: Riis får et stort problem

デンマークのBTは、ガンガン記事を書きまくっている。
チーフ・エディター、Olav Skaaning Andersenは、リースの信用に大打撃を与える、という見解を記す。
BTs chefredaktør: Tror mest på Tyler

リースよりハミルトンを信用する見解の裏づけは、リースとフエンテスとの関係は、これだけではないこと。
バッソ、そしてフランク・シュレク。
BTの作った、リースのチームに在籍し、ドーピングをした選手のリスト
Riis and doping riders
私が知らなかったのは、ドイツ人Jörg Jacksche(2004年CSCに在籍)が、自分が血液ドーピングをしていて、リースは十分それを知っていた、と2007年に発言した、という事件。

バッソのときもフランクのときも、リースは、自分は無関係と言ってきた。2007年に、自身の現役時代のドーピングを告白したとき、バッソやハミルトンがフエンテスと関わっていたことは知らなかった、と明言した。
ハミルトンの今回の暴露は、リースの主張すべてを覆しかねないインパクトを持つ。

Hamilton var systematisk dopet hos Riis
リースのチームのキャプテンであったハミルトンやバッソは、リースと非常に近い関係にあったという。彼等が、リース、そしてチームドクターやソルニエたちに知られずに、「ばれないテクニックで血液ドーピングを行う」のは不可能だろう。
リッコのような例もあるが、基本的に血液ドーピングは「チームの支援」の下で行われる、とみなすのが妥当だ。

あまり知られていないが、WADAコードのドーピングの定義は、検査で禁止薬物が検出されること「だけ」ではない。

2.8 競技会において、競技者に対して禁止物質若しくは禁止方法を投与すること、若しくは投与を企てること、競技会外において、競技者に対して競技会外で禁止されている禁止物質若しくは禁止方法を投与すること、若しくは投与を企てること、又はドーピング防止規則違反を伴う形で支援し、助長し、援助し、教唆し、隠蔽し、若しくはその他の形で違反を共同すること、若しくはこれらを企てること。


今回USADAは、この2.8の定義を、ブリュイネール・医師・ソルニエに適用した。
チームのGMに、これを適用して罰した事例を、今回の事件の他に私は知らぬが、ハミルトンの記述が事実と認定できるなら、リースもブリュイネールと同罪である。

そして、火の粉は、私にも降ってくる。
私は、フランクがフエンテスの顧客であったことを認定していたが、リースが支援していたとは考えていなかった。
ハミルトンの書いたように、リースが選手たちに「教唆・支援していた」とすると、話がやばい方向へ進んでいく。

私が関心を持ったのは、「リースの率いる2008年チーム・サクソバンクで走るアンディ・シュレクとそのチームメート」である。
「この『チーム』は、2006年までドーピングを支援・隠蔽していた」事実がある、と認定せねばならないとなると・・・

これからまだまだ情報が出てくるので、おいおい考えよう。(先は長い)



【F1】カンのいいこと

先週、チャンピオンシップ首位で前半戦を折り返したフェルナンドについて、文章が沸き出した(久々に)。
が、同時に、夏休み明けのベルギーでいやなことが起こる予感がバリバリする。
予感がかなり強いので、書くのをやめておいたら、見事的中。
・・文章を書くのは、シーズン終わってからですな。
スポンサーサイト

コメント


この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://leonazul.blog87.fc2.com/tb.php/1260-608331ea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。