南の国の太陽、空の色の獅子

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【フランク・シュレク事件】日程

8/29、ALAD(Luxembourg Anti-Doping Agency)の懲戒委員会(CDD)のヒアリングが行われ、フランクは弁護士と一緒に出頭した。
これは本件についての1回目のミーティングで、今後の手順が決められた。
次回のミーティングは、10/8に行われる。

以上を伝えるリリースを、ALADが翌8/30に出している。

●ブリュイネールの過信

私が「ブリュイネールを信用しておらず、縁が切れる日を待っている」理由は、彼を「気にくわない」というのではないし、ドーピングの件ゆえでもない。

「彼にはアンディをマネージングする手腕がない、と見切りをつけた」からだ。

ベッカからTdF優勝という仕事を請け負った彼は、「アンディを唯一のリーダーにし、彼を勝たせる」ことを目標にする旨を明言した。
目標を達成するために、これまで常に一緒に過ごし、TdFではダブルエースの地位にあった兄フランクを、リーダーから降ろし、「兄弟を引き離す」という方針を採った。

これは、「2人で一緒にツールを目指す」という兄弟自身の望みに、完全に対立する。「真正面からの激突」といってよい。
ブリュイネールが自分の方針を通したいのなら、兄弟を説得して納得させ、同意をとりつけることが必要だ。
本人たちが納得していないのに、強引に引き離して、「こうしろ」と命令するだけで、相手が動くわけがない。

私は、「兄弟ダブルエース体制では勝てない。勝ちたいなら、フランクがアンディのアシストとして働くことが必要」という判断には、賛同をしている。
だから、ブリュイネールが手練手管の限りを尽くして兄弟をまるめこめるなら、それはそれでよい、と思った。

彼等自身の好きなようにさせたら、永遠に勝てない。本人たちのやりたいようにやるのが一番で、勝てずに終わっても仕方ない、と言いつつ、心の隅には、アンディがパリの表彰台の一番上に立つ光景を一度でいいから見てみたい、という欲(未練)があった。

ブリュイネールの指揮下に入るのは兄弟自身が望んでいなかったことで、本人たちは幸せでないと思うが、一種の「荒療治」で、アンディが成長する機会になるかもしれない。
1年前、そういう「希望的観測」をすることによって、「不本意な合併という現実」を、私は受け入れた。

昨年12月のチームキャンプの記事を読んだ後には、「彼(ブリュイネール)は、シュレク兄弟をうまく操縦することができるかもしれない」という文章を書いている。

しかし、8ヵ月後の今、彼は、兄弟を「うまく操縦する」ことはできなかったことが明確になった。
アンディは、TdFに出場することすら、しなかった。

ブリュイネールが、今季を振り返って、「失敗の原因」が何であったのか、何を自分が誤ったのか、「失敗の本質」を理解しているなら、私は見限ることはせず、希望を残すだろう。

しかし、最近報道されたインタビューを読んだ限り、彼は、理解をしていない。

彼が「自分の考え・やり方が誤っていた」と認めないことは、容易に想像ができる。
過去の成功体験によって、「自分が正しい」という絶対的な自信を持っているからだ。

そして、自分が過去の成功体験にとらわれて失敗をしたことに気づかない。
そのことが判るゆえに、彼に対する希望を残す余地が、ほとんどないのである。

●アンディ

レースの暫定スタートリストにアンディの名を載せては消すことを、RSNTは繰り返している。
USA Pro Cycling Challenge、カナダの2レース。
今は、カナダの代わりに9月のヨーロッパのレースに名を出している。

シーズンが終わるまで続けるつもりか。
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