南の国の太陽、空の色の獅子

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【フランク・シュレク事件】手続き

8/7付で、ルクスのアンチドーピング機関(ALAD)が、懲戒手続きを開始した旨のリリースを出す。
これは、定められた期限に従ったもの。それ以上の内容の報道はなし。

【TdF2012】 RSNTの総括

「基準時」を、「シーズン当初」におくと、評価は、10点満点採点で、1点。
このチームの目標は、「パリでのマイヨ・ジョーヌ」である。絶対的エースとして立てたアンディがTdF直前の負傷で欠場し、代わりのエースの準備をしていなかったがゆえ、始まる前に「失敗」していた。

「基準時」を、「TdF開始日」におくと、2.5点。
プロローグでファビアンが勝ち、マイヨ・ジョーヌを7日間守った。
その後、フランクとクレーデンを総合リーダーにして戦う予定でいたが、stage 6・7で2人とも遅れ、stage 8以降は、個人総合成績を諦め、チーム総合1位を目標に据えた。

stage 10でファビアン(五輪の準備)、stage 12でギャロパン(体調不良)、stage 15でフランク(ドーピング陽性)が、夫々リタイア。
stage 16以降、残った6人が、チーム総合1位を守り、パリの表彰台に上がることに成功した。

ステージ1勝も挙げられなかったチームと比較すればよいかもしれぬが、「3年連続総合2位のアンディ・シュレクとツール9勝監督のブリュイネールが組んでツ-ル総合優勝を狙った」鳴り物入りのチームとしては、完全な失敗である。
アンディが欠場しただけでなく、ブリュイネールも、ツール連覇時代の組織的ドーピングの罪をアメリカのアンチドーピング機関から告発され、ツール不参加を余儀なくされた。
「エースとボスが、本番に、参加すらできなかった」という、これ以上ない失態だ。

ドーピング事件以前から、シーズン前半の成績不振、シュレク兄弟とブリュイネールとの深刻な対立、給料不払い事件といった複数の問題によって、チームは屋台骨からぐらついていた。
レオパード・トレックとレディオシャックの合併が「完全な失敗」であったことを象徴した、RSNTの2012年TdFであった。

選手個人

ファビアン

プロローグを勝ち、山岳に入るまで総合1位を守り、総合優勝なしの選手としてマイヨ・ジョーヌ着用日数記録1位になった。
「彼個人の戦績」という観点からみれば、マイヨ・ジョーヌを1日も着られず、1勝もできなかった昨年よりもよかった、といえる。

計画通り、五輪の準備のため、本格山岳に入る前にリタイアした。「総合優勝を目指すエース=彼のサポートを必要とする相手」がいないという、チームにとって悪い状況が、彼にとっては、都合がよかった。

(しかし、「厄」が見逃してくれず、五輪会場までおっかけてきた、という解釈なきしにもあらず。あるいは、「TdFを完走しなかったことが正しい選択だったか」という疑義の余地はあるかもしれない)

フォイクト

チームがマイヨ・ジョーヌを持っていた序盤では、プロトンのコントロールをポポヴィッチと2人で担い、中盤では、ほぼ毎回逃げを試み、終盤では、チーム総合のためゴールまで踏み倒し、結果、全期間に渡って奮闘し、チームに多大なる貢献をした。

「現役最年長の40歳」であるが、誰がみても「まだやれるよね」で、ご本人も現役続行を決める。

ホーナー

「チームの高齢化」を揶揄される40歳コンビの今回の働きは、「総合優勝を狙うエースを持たないチームには持ち腐れ」と言いたくなるほど、チームにとって価値があったと思う。

ホーナーは、自分はエースではない、フランクとクレーデンがエースで、彼等を助ける、という発言を忠実に守り、チーム総合狙いに方針が変わってからは、その達成に存分に貢献した。
TdF終了後にブリュイネールが、最初のセレクションで彼を外した自分が誤った、と賞賛するのも道理である。

最初の山岳stage 7でクレーデンを牽いて登ったのに始まり(フランクに、ここは自分が引き受ける、君は先に行け、と指示するという配慮付き)、最終山岳stage 17の山頂ゴールは、チーム内最上位でフィニッシュするという力を示した。
登坂力では、フランクに次ぐ力を3週間通して持っていた、と評価できると思う。

但し、TTは劣る。そのため、最終ITT、stage 19は、フォイクトに頼んだ。
この件のフォイクトの記述が面白い。

最初に、クリス・ホーナーが言った。「知っての通り、50キロのTTは、僕は全然ダメなんだよ」
そうすると、クレーデンとモンフォールとスベルディアしか残らない。でも、3人のうちひとりが調子悪くなるかもしれないし、何が起こるか判らない。昨日のジルベールみたいに犬にぶつかったら?
そんなわけで、クレーディが言った。「だから、君に、もう一回、全力出して、と頼むしかないんだ」
7/21 Hardly Serious with Jens Voigt


この話には、更におまけがある。
stage 18のゴール地点から翌日のスタート地点まで400km離れていたため、運営側は、総合20位までの選手をヘリコプターで運ぶ手配をした。
RSNTは、4人が上位20人に入っていた。4人がヘリに乗り、バスでの長距離移動を強いられたのがフォイクトとポポヴィッチの2人だけという、他チームにはない珍妙な事態になった。

ホーナーは、ITTを頑張る仕事を負ったフォイクトを、(手を抜く)自分の代わりにヘリに乗せたいと思ったが、叶わなかった、のだそうだ。
(・・続く)
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