南の国の太陽、空の色の獅子

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みどりいろ

バーン=ジョーンズの個展は、多数の小ぶりの展示室で構成された、赤煉瓦の三菱一号館美術館に似合う。
無味無臭の巨大なハコの展示室の新美あたりに展示したのとでは、印象が大分異なるだろう。

眠り姫

四半世紀ぶりに再会した「眠り姫」は、小さな部屋に一点だけ置かれていた。
正面から眺めるためには上野動物園のパンダよろしく行列に並ばねばならないマウリッツハイスの少女と異なり、こちらのお姫様は、いくらでも堪能できる。それも、ひとりじめで。

バーン=ジョーンズの作品は、色合いが強くない。
「眠り姫」や「聖杯堂の前で見る騎士ランスロットの夢」の「みどり」が、私の感覚にしっくりくるが、「ペルセウス」の連作の「青味がかった灰色」も魅力的だ。

7枚の連作全作を紹介したパネルを、張り付いて見た。実物を見る機会があったら見たい。

一号館広場

一号館広場の庭園の緑を見下ろせる廊下に休憩スペース(イス)があるが、今の季節は、夏の暑い日差しが差し込む。
美術館を出て、広場の中の日陰のベンチの方が、居心地がよい。

ここに来る機会は多くはない。前回来たのは、5月のクラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのイベントの一つの無料コンサート。

噴水の縁に腰掛けて、弦楽四重奏を聴いた。
風の強い日で、楽譜が飛ばされそうで、演奏者は苦労していた。ふと目を上げて周りを見渡すと、頭上の樹々が風に揺れ、揺れる枝には、薄紅色の大きな花が咲いていた。

マロニエだ。
音響は、専門のホールの方が当然いい。が、満開のマロニエの花が風に揺れる下で弦楽四重奏を聞いて過ごした5月の夕刻は、えもいえぬ幸福な時間だった。
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