南の国の太陽、空の色の獅子

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Bサンプル陽性から2週間経過して、これといった進展なし。

ロンドン五輪開催中で、ネガティブな話題は歓迎されないから、敢えてつっこむ人もいない。
といっても、五輪は、最高レベルのドーピングが効果を発揮する最大のお披露目会場である。国家が「国家の威信」をかけてメダル欲しさになりふりかまわない五輪に比べれば、自転車RRすら他愛無い子供騙しにみえてくる。(と言ったら嫌味がきついが)

WADAにとっても、五輪は「主戦場」であるが、負け戦であることを彼等は知っている。
「選手のうち10%くらいがドーピングしていて、捕まるのは1人か2人」「事前に準備して使っている選手は、ここで捕まらない」というディック・パウンド前WADA委員長の身も蓋もない発言が報じられている。
Pound: 'Only 10% of Olympics drugs cheats caught'(CNN)日本語訳

●RSNTの行く末

RSNTが来季存続するのか否か、判断がつかない。
無理だろうと思っていたが、判らなくなってきた。

破綻するとしても、確定する時期が、11月とか先になりそう。当事者たちがぎりぎりまで粘るのは当然にしても、周りの人々はどうするのか。

スベルディアは、ツールの最終日にニーバリから声をかけられたが、RSNTと契約があると誘いを断ったという。
Zubeldia turns down Nibali/Astana approach to stay with RadioShack Nissan(velonation 7/26)

ホーナーは、昨年2年契約をしたことが知られていて、常にチームへの忠誠と信頼を公言し続けてきた。フランクの事件後、「自分のキャリアの終わりまでチームメートでいたい」、つまり「来年もRSNTで一緒に」という意味と解釈できる発言をしている。
Chris Horner: ‘Every time you take a drug test you worry’(velonews 7/20)

潰れるとまだ決まっていないので、来季の契約のある人は、「公式には」動けない、ということだと思う。
過去の潰れたチームの事例からすると、「チームの実態」を、選手やスタッフ個々人は、知らないケースが多い。把握している人はごく一部で、その他はある日突然知らされてびっくりし、慌てて転職先を探す羽目になる。

今回のケースが面倒なのは、ベッカ(旧レオパード)とブリュイネール(旧レディオシャック)の「両方」ともが問題を抱えていて、多分、「互いの内実を、互いに知らない」であろうこと。
選手・スタッフも、自分の側の問題の見通しはついたとしても、相手のことは判らない、という悲惨な状況の可能性がありそう。

私は、Leopard S.A.の財政の点と、ブリュイネールのドーピング(倫理の点)のダブルパンチがあれば、UCIは、RSNTに2013年度のプロチームライセンスを交付しなくて(更新を認めなくて)当然と思っていた。
下手をすると、ポイントランキングも余裕はない。荒稼ぎしてきた兄弟のうちのフランクの分はゼロになり、アンディは今季1ポイントも取っておらず、昨年1年分しか持たない。
ファビアンが、契約を買い取って離脱した日には、昨年のような余裕綽綽ではあるまい。

そもそも、来季の契約が残っていて、縛られている人はともかく、こんな危ないチームに新たに来る選手がいるのだろうか?ボスが誰になるのか判らない(ブリュイネールが来季指揮をとれるのかどうか現時点で不確定の)ようなチームに?

しかし、ブリュイネール(USポスタル事件)に関しては、UCIは、USADAと対立姿勢でいくようである。USADAの告発の中には2001年TdSでのUCIのドーピング隠蔽の件があるから、そうなるのは判る。
この点を踏まえて、旧レディオシャック組は、ブリュイネールは多分大丈夫と踏んでいるのか?

来季の契約のない組の動き。
フォイクトは、スカイ、サクソバンク、レディオシャックの3チームからオファーがあり、結論未決、と発言したと報じられた。
Voigt: Angebote von Radio-Shack, Saxo Bank und Sky(radsport-news 7/26)

フグルサングは、現時点の情報では、オメガファーマクイックステップかアスタナで、未決。
サクソバンクが有力という報道が流れた時期もあるが、自分が以前から指摘してきたように、彼に関しては、サクソバンクに戻ってきてほしいデンマークメディアが、希望的観測をベースにした記事を作る。
その背景を他国メディアが理解せず、解釈を間違えて引用記事を作り、「勘違い」を引き起こすことがある。

BTは、状況を把握している。「リースよりブライアン・ホルム」(サクソバンクよりオメガファーマ)とBTが書いた当日、他国で、多分サクソバンクと記した記事が出ていたりする。
元記事を読むと、ご本人の発言は、ふらついてはいない。未決だと返答し続けていることが判る。

●フランク

来たるべき次のポイントは当人の弁明(原因は何と主張するか)で、出ていない現状では、判断がつかない。
が、予想をするなら、2年の出場停止を課される可能性が高い、と思う。

禁止薬物が体内に入ったルートの証明は、極めて困難だ。
このことは、コンタドールの事例で、はっきりしている。

最も運がよくて、コンタドールと同じように、「国内機関の配慮により無罪になって、レースに出場し続け、WADAが不服を申し立て、CASの有罪を受けて実質的な出場停止期間が2年よりも短くなる」
検出されたのが、マスキング剤とみなされているゆえに禁止されている利尿剤で、EPO等は出ていないので、緩和の余地がある。

しかし、ルクスの機関が、無罪を出すかどうかは判らない。
ルクスの自転車界は、真実シュレク兄弟でもっていて、彼等を潰したら何も残らない。スペインにとってのコンタドールどころではない。
だから、ルールを曲げても、自国のスターを守ることは考えられるが、彼等は、4年前に一度、お目こぼしをした。
当時は、オペラシオン・プエルトで名が出た選手は大量にいて、証拠の度合いが弱い相当数が見逃されたから、彼一人が優遇されたわけではない。
しかし、「2度目」となると、筋を曲げる無理がきかない可能性もあるのではないか。

自転車界とファンは、彼の4年前の事件を知っている。フランクは、シロの選手ではなく、完全に「グレー」なのだ。
(今回の事件の日本語記事に、クリーンなイメージがある、という、明らかな「事実誤認」の文言が目立つのは、栗村氏のせいか、その他のせいかは知らぬ)

「検査で陽性を出さない限りにおいて」容認されてきた、とみなすものではないか。
陽性を出してしまったら、アウトだ。どうにもならない。

「ひとつの考え方」を書く。

コンタドールが、「サプリメントの汚染の可能性が最も高い」という結論によって制裁を課されたことを鑑みれば、フランクも、仮に今回は無実であったとしても、バランス上、罰を受け入れるしかあるまい。

私は、コンタドール事件のCASの仲裁判断を読んで、「他の選手やチームが、これに異議を唱えて大騒ぎをせず、はいと済ませるのって、ヘンだよ。明日は我が身で、自分が、汚染物を摂取して、同じ目にあう可能性を考えないのかね。
サプリメントの汚染というけれど、どの製品なのかの特定をしていない。ということは、今もそこらに流通していて、自分が取るかもしれない、とは考えないのかね?」

長い裁判闘争の果てに、結局、原因は、「特定されなかった」。
「何なのか特定できなかった」が結論なのだ。
となると、この先、同じことが起こる可能性がある。誰がいつなんどき当たるか判らない。
そうは考えないの?この人たちは?と思った。

サプリメントに運悪く当たったら2年出場停止なんて冗談じゃない!と騒がない選手たちは、「コンタドールは、本当は何かやっていたんだろう。今回違ったとしても、過去にはやっている。だから罰はしかたない」と思っているか、もしくは、「無実なのだろうと思うが、運が悪かった。しかたない」、そして「自分は大丈夫」と「根拠なき楽観」で、「他人ごととして」流したか。

フランクは、コンタドール事件に関して、何も発言をしなかった。
コンタドールの失格により繰り上がりで2010年TdFのマイヨジョーヌを授与された弟の隣で、笑顔を見せた。
さすれば、今回、彼がコンタドールと同じ目にあったとしても、文句はいえぬだろう。

・・以上は、「ひとつの考え方」である。
「コンタドールと同じように、真実は不明」で終わる可能性があることを踏まえた上で。

●アンディ

08年以降のアンディの行動を見てきた自分には、「フランクがドーピング陽性を出すという最大級の危機的状況」で、彼がレースをする(できる)とは、到底思えない。
普通の選手は、する。でも、彼は、普通ではない。

USA Pro Cycling Challenge(8/20-26)で復帰する、というスケジュールをブリュイネールがブログで発表した目的は、「ブエルタ出場を否定するため」だと思う。

ブエルタに出るという話はかなり出回り、コンタドールとの対決といった話題になっていたから、そろそろ打ち消す必要があった。
私なぞは、はなから「出ない。賭けてもいい。君の行動パターンには慣れました」
でも、彼の「平然とつく嘘」と「ドタキャン癖」を知らない世間一般は、発言を真に受ける。

彼は、5才年上の兄フランクが引退するとき、自分も一緒に引退する、としゃあしゃあと喋ったことがある。
フランクが出場停止処分になったとき、アンディがレースをするか。
この疑問を持たない人が世間の大多数なのであろうが、くり返すが、彼等は、「幸せになるときも不幸せになるときも一緒」の「2人で1人」の存在なのである。
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