南の国の太陽、空の色の獅子

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最初の山岳ステージstage 7を終わって、総合1位からのタイム差は、
スベルディア 0:59
モンフォール 1:09
クレーデン 2:29
フランク 3:43

総合リーダーに設定した2人の上にアシスト2人がいるという「チームとしては困った」事態になった。
stage 5までは、チームメンバー全員が同じ目標に向かい、喜怒が一致して、いい雰囲気で過ごしてこられたと思うが、その幸せな日々はstage 6でフランクが落車に巻き込まれたときに終わった。
今のRSNTには、満足して幸せな人と、そうでない人の両極が、同居している。

●stage6で、フランクがタイムを失った件

遅れたのは彼とポポヴィッチの2人だけで、残り7人は無事だったので、リアルタイムで私は、「チームメートたちから離れた位置にいたのか?」と疑った。

記事を読み歩き、そうではなかったことを確認した。
彼は、チームのメンバーと一緒にいた。
トレインの中でのポジションが後ろの方ではあるが、一人でいたのではなかった。
そしてモンフォールが、彼の護衛についていた。
これは、Demolとモンフォールの発言で確認できる。

モンフォールは、フランクの護衛役の自分を「ガーディアン・エンジェル(守護天使)」とインタビューで語り、第6ステージ後、「フランクは自分のそばにいた」とブログに記している。

フォイクトは、クラッシュが起きたとき、自分は前から9番目にいた、ファビアンは、クラッシュの原因を作った当人・ヴィガノが、隣にいたと発言した。
以上を合わせると、RSNT及びフランクの位置取りが明らかに誤っていた、とはいえないだろう。

しかし、昨年のLTでは、プロトンのスピードが上がり危険があると判断する局面では、レースの序盤・終盤問わず、アンディは、護衛(オグレディ)と共に、前方からのカメラバイクに映るくらい前の位置に上がっていた。
あの「やりすぎ」にみえたほどの「徹底した危険回避行動」を、もしも今年のフランクがとっていたら、今回の落車を避けることができた、と思う。
「本気で」マイヨ・ジョーヌを狙っていないフランクは、それをしなかった。

思い出せば、彼は、2010年にも、同じ失敗をしている。
第3ステージのパヴェで落車してTdFを失ったのは、危険回避行動をアンディはパーフェクトにしたのに対し、彼は、ほんの少し欠けたことが、原因だ。

その後、チームメートが誰もフランクを助けに下がらなかったことについては、意見が色々ある。
後日に判る情報があると思うが、現時点での情報で少し書く。

方針を決めたのはギャロパンとDemolで、彼らが「フランクを捨てる」ことを決めたことに、自分は「特別の理由」は見出さない。

ギャロパンの説明は、理が通っている。
ひとつ。チームは、最初から、総合リーダーとして、フランク以外にもうひとり、クレーデンを設定していた。
ひとつ。ギャップを回復するには、残り距離が短かかった。

2010年第2ステージをなぜ再現しなかったのか、という問いは、どうやらファビアンも受けたらしい。
しかし、あのときとは条件が違うことは、明らかだ。
あのときは、
1.2人のリーダーが、2人とも、遅れた
2.他チームのリーダーたちのほとんども遅れ、前のグループを牽く意欲のあったチームは1チームしかなく、リーダーたち全員を救済する合意が、チーム間で成立した

むしろ私は、2009年第3ステージで、ランスとファビアンが入った前方集団を、サクソバンクの残りのメンバーがパニック状態になって追ったが、おいつかなかったときを連想する。
総合を考えれば、ファビアンはシュレク兄弟のいる集団に下がって牽いた方がいいはずだが、リースがその指示をしなかったのは、「彼が下がって牽くには、遅すぎる」という判断だったらしい。

もし、今年、アンディが出場していて、後方に残されたのがアンディであったら、チームは、ファビアン一人を残して全員を下げ、アンディを迎えに行く指示を出したと思う。
しかし、フランクはアンディではない。

今年のRSNTのチーム方針では、今回のケースでフランクを切り捨てたのは自明だった。
その証拠に、私は中継を見ている最中、誰も助けに降りてこないのを、全く不思議に感じなかった。

そして、フランクを捨ててクレーデンにシフトした彼らの決定は、自分の首を絞めることになるんだろうなあ、と思った。
クレーデンに、フランク以上の総合順位を狙う力がある、とみなせる材料(根拠)が、何もないからである。今季のここまでの彼を見て、そう判断している。
明日の山岳初日に、早々に遅れる可能性は低くない、と思った。

●stage 7

予想的中で、クレーデンは早々に遅れた。

彼には、ホーナーとフランクが、アシスト役についていた。
残り2.9kmあたりで、クレーデンが、自分はきつい、足のあるフランクは先にいけ、と、送り出した。
ホーナーが、最後まで彼につく役を引き受けた。

・・という説明は書いていないが、クレーデンが、2人の名をあげて、サポートの感謝をツイートで書いているので、そうだと思う。

スベルディアとモンフォールは、アシスト役を命じられておらず、リーダーを置いて先に行った。
その結果が、2人が上位でゴールし、フランクは、おいつくことができずに、彼らの後ろでゴールした。

クレーデンのアシストを命じられていなかったら、フランクは、彼らより前でゴールできた、とみるものだろう。
ウィギンスたちにどこまでついていかれたかは、やってみなかったから不明にせよ。

スベルディアは、ドーフィネからの好調を維持しているようだし、モンフォールは、いつもの力を発揮した。
しかし、この2人は、トップクラスの登坂力は持っていないから、この先の超級山岳で、大差をつけられることを予想しておくものだ。

登坂力が最も高いフランクが、前日落車で2分失い、TTでも失うことが判っていて、TT力がフランクより上のクレーデンが山岳初日に2分遅れては、明日から誰をリーダーにすればいいのやら。

といっても、その問題は、チーム側の課題にすぎない。
チーム内には、stage 7が「よい日」だった選手もいる。

モンフォールは、「いつものように」自分のペースで登り、結果に満足した、と記した。
この先、うまくいけば、昨年のブエルタのように、ある程度の総合成績を手に入れられるだろう。
彼は、「シュレク兄弟の忠実なアシスト」役として、このチームに招かれ、その役目を果たしてきたが、今回のツールでは、自由の身になれるチャンスが巡ってきた。
(自分が彼の成功を望むのは、「地道にアシストをやってきた人が報われる」図を好ましく感じるせいであろう。これといった特徴もユーモアもない地味な人だが)

Schleck's Tour de France challenge unravels on the road to Metz(cyclingnews)
フォイクトの日記
RadioShack-Nissan down to a single card after starting 2012 Tour de France with a full hand(velonews)
Cyclisme: Une chute qui change tous les plans(Le Quotidien)

ところで、クレーデンが、RSNT公式サイトのレースレポートの記述が事実でない、と文句をツイートで書いている。
「ステージ最初の頃からすでに調子がよくなかった」とクレーデンは言った、とあるが、そんなことは言ってない、最初はよかった、最後の4kmだけだ、と。

チーム公式が、「選手本人が言っていない」台詞を言ったと書くのは普通にある。
チーム公式サイトの記述は、「大本営発表」というやつである。RSNTに限らない。サクソバンクもそうだった。
選手と親しい、選手の母国メディアが載せる発言や、本人のツイッターやブログに、チーム公式と違うことが書いてあったら、前者が選手の本音である。
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