南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●ブリュイネール、TdF欠席

My decision to not attend the Tour de France.
6/22夜、ブリュイネールが、自身のブログでTdF欠席をアナウンスした。

当然という見方もあるが、ちょうど1年前、ドーピング問題只中にあったコンタドールは、出場を強行した。
WADAとUCIが、スペイン車連の無罪放免の決定に異議を申し立てているという状況だった。
7ヶ月後、CASで有罪が確定し、記録抹消の憂き目にあった。
そうなる可能性が判っていながら、出場を認める人がどっちゃりいて、ブーイングを受けるのが判らないとか驚いたという台詞が公然と横行したのには、自分は開いた口が塞がらなかった。
自転車RR界は、ドーピング疑惑に「とてもとてもとてもとても寛容」なのである。
1年前のあの事例を鑑みれば、今回、欠席が確実とは言い切れなかった。

UCIやASOは、来るなという権利・権限を持っていない。決めるのは、ドーピング疑惑を抱えた人物の所属する「チーム」だ。
今回は、チームの所有者が、行かせない決定をした。
RSNT公式サイトが6/15に掲載した文面と、プレスオフィサーのリークから、そうと解釈できる。

●兄弟の去就

噂が出始めた。
L'avenir des Schleck sera-t-il en Allemagne?(L' Essentiel 6/23)
これは、レキップの掲載記事の紹介。
カチューシャとアスタナが接触してきたが、新チームの可能性がある。
スポンサーは、トレックとドイツの会社の共同。アンデルセンが加わる。

Schlecks to found new German-sponsored team in 2013? (cyclingnews.com 6/23)
こちらの元は、De Telegraaf。
大筋は上記と同じ。De Telegraafがレキップを引用したのか、別ソースなのかは不明。参加メンバーにディレクターのDirk DemolとAlain Gallopinの名が加わっている。

いずれにしても、今、少なからぬ人々が、裏で走り回っているのであろう。
(騒動の中心に存在する人物=アンディは、実務は全部人に任せて、のほほんと過ごしていて、大変なのは周り・・だと思う)

●ランスを信じるか否か

ランスはシロではない、と私に感じさせた最初のきっかけは、「彼のアシストたちが、別のチームに移籍した後、次々にドーピングで挙げられたこと」だったと思う。
ハミルトン、ランディス、ベルトラン、エラス。
1人ならスルーできる。2人でもできなくはない。それを超えると、話が違う。

ランスの下にいたときは手を染めていなかった、と考えるよりも、ランスの下にいたときは、チームが隠蔽作業を組織的に徹底して行い、管理したから、摘発から逃れられたが、今はそれができず、脇が甘いから、という解釈の方が納得できる。

もう1つ。
ランスの同時代のライバルたちのドーピングの割合の圧倒的な高さ。
「ツール・ド・ランス」の著者の指摘を再掲すると、

7連覇中、ランスが一緒にポディウムに載った選手は、合計8人。そのうち
5人(バッソ、ウルリッヒ、ルムシャス、ヴィノクロフ、ツェーレ)が、ドーピングで有罪。
2人(ペロキ、クレーデン)は、ドーピングの捜査上に上がり、最終的には無罪もしくは罪を問われず。
ドーピング疑惑に全く関わらなかったのは、1人(エスカルティン)。

ランスの時代、ツール総合上位の選手たちの大多数がドーピングをやっていたという事実は、証明済みである。
この状況で、ランスだけはやっていなかった、とみなすのが自然か。

いや、彼だけはやっていなかったんだ、と譲らない人は、今も数多くいる。
私は、「ライバルたちがみなやっている状況で、自分だけはやらない、という選択を、ランスがすることは、考え難い。彼は、あらゆる手を尽くして勝利を求めた人だ。されば、自分が明らかに不利になる選択をする理由がどこにもない」と思う。

私は、彼の自伝2冊、評伝2冊、ブリュイネールの本1冊、を読んだ。
すべて、彼を肯定・正当化する立場の本である。その上で、そう思う。

7度のF1チャンピオン・ミヒャエル・シューマッハーもまた、勝つために、ライバルたちの誰よりも努力をする人間だった。
「いつも大きな夢を抱いて、いつも望むものを手に入れてきた。そのために必要なことはなんでもやってきた」

1997年最終戦ヘレスで、彼は、ライバルに体当たりして、タイトルを獲ろうとした。
故意ではない、という彼の主張を、ファンの半分くらいが信じた。

私は、長い呻吟の末に、故意であったことと、故意の体当たりは罪であることを認定し、「自分の愛した相手が嘘つきの悪魔であること」を承知の上で、ファンをやることを選択した。
だから、ランスもまた嘘つきであるという認識にも、何等抵抗を覚えない。彼等は、同種の人間だと思う。

くるりんと現在に戻って、「あっはー、彼等と比べると、アンディは天使だなー」
あくまで比較の発想。今まで天使にみえたことはない。あ、でも、フランクの目には、天使に見えるのかな?
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