南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
tag : 
●状況の推測

15日に詳細(一部報道ではフルラインナップ)を発表する、と告知したのはブリュイネール側だけで、レオパード側は何も言っていない。
状況を想像してみる。

事情を考えると、レディオシャック側は、話が片付くのが比較的簡単だ。
CS&Eはライセンスを放棄するので、選手・スタッフがCS&Eと交わした来季分の契約は無効になる。ブリュイネールは、連れて行きたいメンバーを選び、こうなると事情を説明し、了解したメンバーが、Leopard S.A.との契約書にサインをした。そう考えることができる。
選抜から漏れたメンバーと、Leopard S.A.と契約する意欲のないメンバーは、さっさと就職活動を始めた。

対して、昨年Leopard S.A.と契約をしたレオパードのメンバーは、組織大変革があっても、契約そのものは有効である。
それで、チームは、残したいメンバーには「残るのが契約上の義務」、要らないメンバーには「来季分のサラリーは保証する。でも仕事はないから、他チームで仕事を探してくれ」と、自分の都合よく進めようとした。
だが、すっきりまとまらないケースも発生していることは、想像できる。

切られるメンバーは、愚痴っても言うだけ無駄だから、就職活動に走る。
面倒なのは、「切られない」メンバー。
チームが残したいと思うのは、「他チームからも引き合いのある」レベルの面々だ。
中には、今回の大変革を「はい分かりました」とすんなりは終わらない人もいる。

フグルサングは、不満があるから、他チームとも話をする、とズケズケメディアに喋った。
彼は、5日のレオパードのリストになく、ブリュイネールのリストにはあった。
自分が「選抜メンバー」であることを知っている彼は、遠慮なく、率直に喋る。(従来そういう気質)

原則的には、契約上、チーム側に解放する気がなければ、違約金を払わないと移籍はできない。しかし、今回のような特殊な事態が起こったケースでは、もしかしたらどうにかなるかもしれない。
チーム側は、異議のある選手とは、話合いをして、「まとめる」必要があるのではないか。

この調整作業が完了していないので、まだ詳細発表ができないのではないだろうか。
しかし、選抜メンバーの多くは、現在、世界選手権を控えたところ。レースに真剣に取り組まないといけないときに、まったくもう。

・・延々書いたが、他に、「両チームの間でまとまらない案件がある」「まとまったが、レオパード側が発表の日時を先延ばししてくれと言った」等、いくらでも理由はあった・・

●マネージングの立場に立つなら

昨日書いた話をもう少し詳しく。
仮に、自分が、アンディの所属するチームのGMで、「彼をツールで勝たせる」という目標を達成しようと思ったら、どういう方針を立てるか。

1.アンディを絶対的エースにする。今年のレオパードのような「リーダーはフランクと2人」にはしない。
フランクには、自分の総合成績を諦めさせ、アンディのアシストに徹底させる。

2.アンディのTT力を向上させる。

目新しくもなんともない。既に多くの人が考えていること。
一番の問題は、「本人たちが」この方針を採用したがらないことにある。

シュレク父とフランクに会って話す必要がある、というのは、この方針を受け入れさせるため。
私は今まで、「本人たちがそうしようと思わないんだからしょうがない」と書いてきた。だが、「今まではそうだったが、そろそろ変わってもいいのでは」もしくは「変わる可能性があるのでは」。

今年、フランクは、アンディと一緒に表彰台に上がるという望みを叶えた。その代わり、アンディは、またも2位だった。
だから、「この次は」、アンディにマイヨ・ジョーヌを取らせるという目標に集中する気にならない?考え直してみない?

ダブルエース体制でマイヨ・ジョーヌを取れるのは、ライバルが不在か、たまたま運に恵まれた、例外的なときだけだ。
今年のツールの第12ステージで、フランクがアンディに先着して20秒稼いだ。あの作戦は、私からいわせれば「馬鹿」である。(私はあの時点で、今年も勝てない、と悟った)

フランク自身が、自分の戦績を望む限り、父と弟は、望みを捨てよ、弟の犠牲になれ、と要求することはない。家族のひとりを犠牲にして、栄光を欲しいとは思わないから。
フランクに対して、「よく考えてみて。アンディの未来は、君が左右するんだよ」と忠告できるのは、深い愛情関係のない第三者だけだろう。
家族のような付き合いをしているアンデルセンには、できない。

二点目。
過去のツールを徹底的に解析して、「これこれこうだから、TTを××秒縮めることが必要。××秒なら、やればできるし、勝つためには絶対に必要」と、ありとあらゆるテクニックを総動員して、アンディを説得する。
「やる気のない」本人を、いかにして納得させて、取り組ませるか。これが最重要ポイントで、これに尽きる。

ひたすら「本人のやる気の問題」である。
この課題も、アンデルセンにはできまい。

現在のチーム体制が続くなら、この方針の採用は見込めない。本人たちがそれを選択するのだから、結果負け続けても構わなかろう。
でも、今回こういうことになったので、「第三者なら、こうするよね」という話を書いてみた。

アンディが「リースの言うことを聞かなかった」ことを知っているので、ブリュイネールの言うことを聞くことを想像するのは、非常に難しい。
ブリュイネールにとって「超のつく難題」だと思う。でも、チャレンジしてみれば?チャレンジし甲斐はある。
(此方は、どう転んでも、ただ見ているしかない観客)
スポンサーサイト

コメント


この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://leonazul.blog87.fc2.com/tb.php/1072-29153473
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)