南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  自転車
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●「炎のランナー」のアンディ

夕食時、BSの番組表を見ていたら、映画「炎のランナー」を放映していたので、懐かしさにチャンネルを切り替えると、映ったシーンが、
「主人公ハロルドの恋人が、リンジー卿の屋敷に相談に来て、『アンディ、彼の気持ちがわからないのよ』」

思わず、口あんぐり。
有名な映画なので、ストーリーを知っている人は多いと思う。何を隠そう、私はかつて、この作品を非常に気に入り、そして、登場人物の中で一番気に入ったのが、アンドルー・リンジー卿、映画の中での呼び名が「アンディ」だったのであった。

彼は、死に物狂いで勝利を目指したハロルドとは対照的に、「楽しみ」で走っている。誰よりも速いと証明したいという気はない。レースは、ハロルドには、生きるか死ぬかの問題だが、自分は違う。
パリ・オリンピックで、ハードルで2位を取ると、信仰のため日曜日に行われる100m予選には出場しないというリデルに、「自分はもう銀メダルを取ったから」と、自分が出場する予定だったもう1種目、木曜に予選のある400mの出場権を譲る。

この映画の登場人物たちの相違は、ユダヤ人差別など当時のイギリス社会の反映で、単に個人の資質によるものではない。また、私がリンジー卿を気に入ったのは、演じたナイジェル・ヘイバースが好みだったという要素もあったと思う。
だが、後に、「勝つために死に物狂いで努力する」タイプを専ら応援するようになった自分が、それ以前には、「勝つことに拘らない人生が理想」と思った時期もあったのだ。
長い年月を経て、偶然にも同じ「アンディ」という名前によって、その記憶が呼び覚まされた。



これまであまりビデオを探しておらず、今になって色々発見している。

schleck brothers after stage 20
ゴール直後のアンディの周りに集るメディアの喧騒とフランクとの様子は、2種類映像を見たが、これはまた別のカメラ。
フランクが自転車を地に乗り捨て、人をかき分けて近づいていくと、フランクが来たことを知ったアンディが、伏せていた顔を上げ、フランクの方へ顔を向けて、左手を伸ばした様子が判る。

彼の方からフランクに手を伸ばすのを、私は初めて見た。
2人の抱擁するシーンは何度も見てきたが、手を先に伸ばすのは常にフランクだった。(シューマッハー兄弟も常にそうだったので、そういうものなんだろうと解釈していた)

これまでのシーンはすべて、勝った(もしくはそれに近い)祝福のときだった。
マイヨ・ジョーヌを失った日に、アンディは、兄に手を伸ばしたのだ。

Andy Schleck 2011
Paul Raatsの作った、写真+ビデオのコラボ。8/13 アップロード。

Zefriddenheet nom Tour de France
RTLのアーカイブ。ツール最終日、表彰式後。
パレードの途中で、アンディは沿道の観客へシャンパンを貰いに行く。
リーアちゃんは、アンリ大公のネクタイに興味を示す。

・直近のインタビュー記事
Andy Schleck Talks Pro Cycling Challenge (Outside 8/19)
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