南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  スポンサー広告
tag : 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category :  自転車
tag : 
昨日はフランクのみで、フルメンバーを発表しなかった。今日残りを発表。

Jan Bakelants, Daniele Bennati, Ben Hermans, Giacomo Nizzolo, Nelson Oliveira, Thomas Rohregger, Fränk Schleck, Jesse Sergent & Oliver Zaugg

旧レオパードから5人、旧レディオシャックから3人、バーケランツ。

昨日、フランクがTwitterで、アンデルセンとディディエを希望する文言を書いているのを読んで、自分はビビった。
ディディエが予定メンバーではないことは自分も知っている。本人が、シーズン前、昨季はジロに出たが、今季は出られないと発言していた。
アンデルセンは、スタートのデンマークステージだけ、といった話を、以前読んだ覚えがある。イタリアは、グエルチレーナのテリトリーだ。

ブリュイネールは、預かりにして希望を持たせたのか、即答で却下したのか、どちら?

ツールにアンデルセンが行かないことは決まっている。L-B-L直前、彼に傍にいてほしいとアンディがメディアの前で喋り、「アンデルセンの不参加はシーズン前から決まっていることで、シュレク兄弟も知っている」とブリュイネールが速攻で反応して、メディアにネタを提供した。
・・第2ラウンドか。

一晩経って考えると、ジロでエースを張った選手がツールに出て、まともなレベルを発揮できたケースが最近ないので、両方には出さないのが定石になってきている。
ブリュイネールが、はたしてフランクにどう話したのか。・・分らん。
(今の時点で、ツールには出さない、と言ったら、フランクは、身体をジロへ持って行っても、心ここにあらずになる恐れが大きいので、腹がどうであれ言わないだろう、と昨日は思った)

スポンサーサイト
Category :  自転車
tag : 
RSNTは、フランクがフグルサングの代わりにリーダーになることを発表。
Fränk Schleck will lead RADIOSHACK NISSAN TREK Tour of Italy Team. (RSNT)

この見通しは、昨晩の時点で記事になっていた。
ガゼッタが書き、Le Quotidienは、フランク本人、アンデルセン、ベッカに取材した。確証がないので、自分はアナウンスを待った。

ことはそう単純でない。
複数の観点の話を。

ブリュイネールは、シーズン前、フランクのジロ参戦の可能性を否定せず、のらりくらりした発言を繰り返した。
同時期にフグルサングがジロのリーダーを約束されていたことと矛盾するので、妙な話だ、と自分は不審を抱いていた。

フグルサングは、完全に納得をしてジロを諦めたのだろうか。
彼はTwitterで、手の骨折については報告をしていた。手の件以外でジロを諦めざるをえないほどのトラブルを抱えたことの示唆はない。
今年のジロは、史上初めて彼の母国デンマークをスタートする。次に機会があるかどうかは分らない。

勿論、これは勘ぐりすぎである可能性は分っている。ただ、昨冬の時点で、ブリュイネールの頭には、「兄弟を引き離して」、フランクをジロに出場させるプランがあった。そのことは確かだ。

さて。
あの兄弟は引き離した方がいい、という意見は、昨年のツール後、世間に多くあった。
引き合いに出されるのは、アンディが過去もっとも成功したグランツールは、2010年ツールであり(公式記録上、優勝)、2007年ジロ(2位だが、優勝者はドーピング常習者のディルーカ)で、両方とも、傍にフランクはいなかったこと。

私も、同じ方向性(アンディが成長するには兄離れが必要では)を考えたことがあるが、実現するには、本人たちが納得することが必要だと思う。
本人たちはくっついていたいのに、外部の人間が無理矢理引き離して、いい結果を望めるとは考えにくい。

先日記したように、自分は今季、敢えて、悪い見通しを書いてこなかった。
しかし、現在のシュレク兄弟は、「自分たちが作り、自分たちがコントロールする」、「仲間たちとの幸せな」チームを、僅か1年で失い、自分たちが望んだのではない環境に置かれている、というのが間違いのない現実だ。
応援する立場の私がその認識に目を瞑るのは、不快から逃げているだけである。

再三繰り返すが、アンディは、「ツールで勝てなくても、別にいい」と思っている人間だ。
「勝ちたい」「成功したい」という「達成欲」は、人によって強弱があって、彼は、ランスやコンタドールのように、「なにがなんでも勝ちたい」「より多くの成功が欲しい」とは、全く思っていない。

マクレランドの欲求理論でいうと、「達成欲求」「権力欲求」「親和欲求」のうち、前2つが希薄で、「親和欲求」が強いタイプであることは明白だ。
これは、私自身が、生来は前2つの欲が強い種類の人間で、年をとってから、「そうか。自分と全然違う人もいるのか」と理解・納得したから、書けることである。

(シュレク兄弟の不甲斐なさが気に入らないとケチをつける人々は、ミヒャエル・シューマッハーの勝利に対する執念と努力を礼賛した「かつての私自身」と同じである。
執念を持たず怠惰な兄弟に対する批判・不満は、勝利・成功を求める「自分自身の欲望の表れ」である。
そのことに、年月が経って、ようやく気づいた)

そんなわけで、意に反してジロに送られたフランクのメンタルと戦績には、疑念を持たざるをえない。
気が変わって、頑張るかもしれないし、ダメだろうと決めつけはしない。自分かて、それを望んでいない。いい結果を望んでいる。
しかし、さんざんな出来になる覚悟もしておきましょう、ということだ。

フランクは、ズケズケものを言うアンディとは正反対に、表の場でチームに逆らう発言はしない。
腹の中では不満満載でも、外部には出さず、取り繕う。リースの下でずっとそうして過ごし、後日、愚痴を口から出した。
だから、現在も、公式発言で本音は判断できない。
(ジロ出場を記したTwitterの文面のあまりの不自然さには流石に絶句)

ジロの戦績より、もっと大きな問題が別にある。
ジロ出場は、イコール、ツールでのコンディション低下を覚悟する必要があり、結果としてツールではリーダーにはならないことを受け入れることを意味する。
(ブリュイネールは、ツールには出さない、と通告はしていないと思う)

これまでと異なり、アンディが「ただ一人のリーダー」になり、フランクの総合成績は諦める、ということだ。
ブリュイネールは、最初から、それを目指していた。対する兄弟は、それを受け入れるつもりはないことを公言していた。
このバトルがどうなるかは、時期が来れば分る、待つしかあるまい、と此方は待っていて、「ブリュイネールは、こう出たか」。

「始まったな」である。
この先、どうなるかは分らぬが、心地よくはならない事態が発生する可能性は想定しておく。
似た状況を2010年に経験しているので、多少の免疫はあるし、「レースを走るのは、マネージャーじゃなく、選手なのよ」+「究極勝てなくてもいい、と開き直れる人間は手に負えない」を頼りに、乗り切ろうと思っている。



シュレク兄弟は、2人で1人の類稀な存在、という描写を、私は、オグレディとフォイクトの発言で知った。
勝つときも負けるときも一緒。
彼等を引き離すことはできない。引き離したら、彼等は壊れる。

彼等の言葉は、信じるに足る。私は、そう思った。

Category :  自転車
tag : 
ジロ開幕を来週末に控えた昨日、RSNTは、フグルサングが、膝の故障によりジロをスタートしない、と発表した。
Volta Ciclista a Catalunyaでの手の骨折はおおよそ収まったが、2週間前、シエラネバダでのキャンプで、膝の痛みが始まった。
Tour de Romandieで様子を見たが、2日目に再発し、グラン・ツールの3週間を闘い抜くのは無理、と判断した、という。

ファビアンの鎖骨骨折に続いてこれだと、アンディが元気にツール初日に出走できたら、「おお、ラッキー」、パリまで無傷で辿り着いたら、「素晴らしい強運」と思ってよさそう。
レディオシャックのエースは、過去2年連続して、ツールで落車して、総合をパアにしている。
ブリュイネールの厄とアンディの運とどちらが強いかの勝負。

と、今季のチームの負傷者続きを、レディオシャック側に帰してもいいが、レオパード側に帰す見方もありだ。
レオパードは昨年、やはりジロの直前に、エースのベンナーティを負傷で欠いた。(ツール一本やりのレオパードは、総合系の主力を全員ツールに配し、ジロには総合リーダーを立てず、ベンナーティのステージ勝利を目標にした)

もうひとつ。
ファビアンもフグルサングも自分で望んで怪我してはいないが、旧レオパードのメンバーは、今季、「自分の意志で選んだ」チームマネージメントの下でレースをしてはいない。それのとどのつまりでは、という見方。

旧レディオシャック側の人間の目からみれば、チーム運営・管理の実権は此方にあるが、重要なレースのリーダーはすべて旧レオパード側の選手。にも拘わらず誰も彼も怪我だのなんだので、ここまで期待したレベルの成果を挙げてこない、ということになるだろう。

私は、「アンディを中心にして周囲を見ている」観客だが、視点をあちこち動かして考えることもするので、シビアな見方も平気で思いつく。
乱暴な発言をすると、フォイクトやフランクは、ツール中の落車リタイアをみているので、またあっても驚かない。ここまでくると、最大の注目点は、「アンディがいつまで無事か」。

真面目な話に戻ろう。
フグルサングのことを考えると、先がまだあるとは思うが、まずいのは、今年行う契約交渉だ。
ジロが終わったら、その結果を踏まえて来季の交渉を始めるつもりだったろう。ジロ不出場によって、一転して今季成果を何ひとつ手に持たない状態で、交渉しなければならなくなった。

体調は、ツールまでには回復するだろう。
ブリュイネールは彼をメンバー候補に入れるだろうか?
最終決定は、他の候補のコンディションを考慮して総合的な判断になるであろうが、契約交渉の件も絡みそうな気がする。お互いに、残留・移籍のどちらを望むのか不明だが。

ジロのメンバーの差し替え等は続報待ち。

・5月29日

2010年ツール優勝の授賞式は、5月29日モンドルフで行われる予定。
Tour de Luxembourgのスタート前日だが、これにはアンディは出場しない(ドーフィネに出る)。
Andy Schleck: Gelbes Trikot am 29. Mai (Luxemburger Wort 4/26)

Category :  自転車
tag : 
昨年、「2位・3位の山で、1つも勝てなかった」と書いたが、今年は「2位1つだけ」。
「昨年の方がまし」の「大失敗の春」に終わった。

「想定していなかった事態」ではない。
昨秋抱いた、合併がよい結果をもたらすかの疑念は、消えたわけではなかった。決まってしまったことに外野がいつまでもネガティブな科白を並べても始まらないから、「敢えて」前向きの態度でいただけである。
こうなったらなったで、「想定内だわね」と、元に戻って、平然。

アンディは、コンディション調整がアルデンヌ・クラシックに間に合わず、フランクのアシストとして走ることを、事前に明らかにしていた。
「1人エース」の役を負ったフランクは、コンディションはいいと主張し続けていたが、例年のレベルより下だったのだと思う。

L-B-Lで、アンディが中継画面に映った回数は多くなかった。映った範囲では、アシストの仕事に徹していて、自分の足をみせることはなかったから、現在のレベルがどの程度なのかは明らかでない。

勝手なことを言うなら、この兄弟は「セット」なので、「片方が悪いと、もう片方も悪い」んじゃないの、と言いたくなるし、はたまた、L-B-L直前にメディアが報じたブリュイネールとの不和による「メンタルの問題」もあるのかも。
というのは憶測にすぎぬが、フランクの期待外れの不調の原因は、兄弟の大の苦手の「寒さと雨」という天候だけではないのでは?という気がしてしまうのである。

L-B-Lは、兄弟にとって大事なレースだ。1番がツール、2番がこれ。
そのL-B-Lで、キャリアで一番悪い戦績になったのでは、と過去のリザルトを確認すると、やはりそうだった。
このページから前年を辿っていくと各年トップ10が分る。
2006年以降、昨年まで毎年トップ10に入っていた。6年連続トップ10入りということをしていたのは兄弟くらいで、他にはいない。しかも1勝している。
兄弟を1人としてカウントするという普通でない真似をするが、兄弟が揃って参戦して後、2人は「互いが分身であるかの如くに」L-B-Lを闘ってきた、と思う。

あれまあ、最悪の年になったね。・・となるが、このセリフを結論として書くのは、ツールが終わってからにしよう。
多分ツールの戦績も過去最低で、今から書いても間違いにはならないと思うが。

ネガティブな見通しを遠慮なしに書くが、この先、悪い戦績にいちいちグダグダ言わんでよろしい、という話である。

数日前、HDDの整理中に、たまたま昨年のツールの表彰台のシーンをみかけ、改めて思ったことがある。
昨年、彼等は、本当に満足だったのだ。兄弟一緒にツールの表彰台に上がることが、フランクの望みだった。そして、フランクの望みを叶えることが、アンディの望みだった。だから彼等は幸せだったと思う。

こういうことだ。フランクは、昨年、「望んだもの」をなにもかも手に入れた。「自分のチーム」も。
さすれば、今年の彼が腑抜けであっても、それもありだろう。

「フランクがいなければ、今、自分はここにいない」
2009年のモン・ヴァントゥーで、ステージ勝利を目指さず、フランクを表彰台に引き上げるためのレースをしたことを非難されたときのアンディの返答を、私は忘れない。

もうひとつある。2010年、アンディは、パリへマイヨ・ジョーヌを着て行かずによかった、のだ。
フランクなしに勝って、自分一人が栄誉を得ることを、本心から幸せと感じることはなかっただろうから。
マイヨ・ジョーヌを着てパリへ行く日には、傍らには必ずフランクがいて、2人の成功として味わいたいであろうから。

勝つときは一緒に勝ち、負けるときは一緒に負ける。
幸せになるときも不幸せになるときも一緒。
それが彼等だという認識に立ち戻れば、「片方がダメならもう片方もダメ」と納得をする。

もう少し分り易く書いておくと、今季の兄弟は、「モチベーション」の問題があって、その影響は多大かもしれない、という解釈である。

もちろん、他人の内面は窺い知れず、これは此方の勝手な想像の話だ。
ただ、彼等の戦績や言動にいちいち感情移入して、ネガティブになることもあるまい。彼等は、この先、大きな成功をしなくても、すでに十分なものを手に入れた。そして彼等は「達成欲」が低いパーソナリティの持ち主だ。
・・かつての私なら、「やる気ないざまみせるな!」と悪態をついたものだが、今は、「文句いったって変わるもんじゃなし、本人たちがそれでいいならいいでしょ」

・この後のRSNTのスケジュール
ジロ班が最後の準備でTour de Romandie(4/24-29)、Tour of California班(5/13-20)、ツール班は準備。
フォイクトはカリフォルニアに行くが、ツール出場をブリュイネールが明言している。

Category :  フィギュアスケート
tag : 
久々の現地観戦に行ってきた。(19・20日)
感想を少し。

・非常に気持ちよく観戦できた。嬉しい。

・選手たちの応援のはじけっぷりを見られるのは、現地観戦の特権。TVに映るのはごく一部。
国民性がよく出ていて、隣り合った席のラテン2国、フランスとイタリアのノリが凄い。互いに競ってどんどんエスカレートしていく。被り物、鳴り物を持ち込み、踊る、歌う、騒ぐ。
演技の前後だけでなく、どうも演技中も一緒になって踊っていたらしい。生憎リンク上の演技と両方一度には見られず、チラとしか見えなかったが。

ペシャブルのFDの始まる前、フランスチームを見ると、みながペシャラのミイラに合わせて白いものを身体に巻きつけている。双眼鏡を下方にずらしてブライアンを見れば、手に持っているのはトイレットペーパー。
彼はまだ巻きつける作業にいそしんでいる。彼は、私からよく見える角度の位置にいて、その後も、人間ピラミッドで一番下の段で四つん這いになる所とか色々見えてしまった。(彼を見ている時間が一番長かった)

・一番の演技
コストナーのSPは、今季私が一番気に入っているプログラムだった。
衣装も、非常に気に入っていた。
彼女は常に有名デザイナーに作らせたものを着こなしていたが、今季の黄色のひらひらした裾に、一目で魅せられた。

ジャッジ側2階中央からは、リンク全体を眼下に見渡せる。
日頃TV画面で見ているものとは異なる構図が網膜に映る。
演技者の背景は白の氷のみ。客席もリンクサイドの広告も一切目に入らない。
固定された視点から、トレース(リンク全体の使い方)、スピード、滑りの伸び、全身の動きを、すべて見ることができる。TVカメラのズームやカット割なしに。
リンクサイドのジャッジたちが見るものとも大きく異なるが、私は、リンクから遠くて安価なこの位置から見る像を好んでいて、選べるときは、ここで見る。

しっかりした骨格から伸びる長く細い手足が、完璧にコントロールされた動きをする。
直前の鈴木明子さんの演技も素晴らしかったが、「作品として別の種類」と呼ぼうか。
一日の最後に特上のものを見、満たされて、帰路に着くことができた。

・TVでは魅力を感じなかった選手に魅力を見出すことは、現地観戦の楽しみのひとつ。
リッポン。
大きくない身体だが、四肢を精一杯伸ばし、表現しようという意志が広がる。伸びやかで、大きくみえる。ああ、なるほど、と分る。

ソトニコワ。
洗練さに欠ける気がして首を傾げていたが、「力強さ」を、好ましく感じた。強さとスケールの大きさを持つという評価に同意する。
好みでなかったSPの真紅の衣装も、リンクで映える。

リンクは広い。たった一人で演技するとき、小さく見えてはいけない。綺麗なだけではだめだ。大きく見えることが必要。当たり前のことなのに、TVでアップを見慣れて、いつのまにか忘れていた。

・帰宅後、テレビ朝日の放送をちらと見ると、自分が「同じもの」を会場で見てきた気がしないという、妙な違和感を抱いた。

・リザルト等
http://www.isuresults.com/events/wtt-12_teams.htm

Category :  自転車
tag : 
●アンディ

パリ~ニースは病気で初日だけでリタイア。カタルーニャは悪天候の第3ステージでリタイア。
サルトでようやく完走。でも昨日のブラバンツ・ペイルは落車リタイア。

本人は、表向き(メディアに対して)、問題があるとは認めていないが、外部の目からは「順調」にはみえない。
今年は、昨年までのスケジュールを大幅に変更した。ここまでうまく進んでいると主張したら、這っても黒豆だろう。
今週末からアルデンヌ・クラシックが始まるが、活躍をあてにはしないでいる。(よかったら、おまけということで)

チーム公式の中の「ラッキーにもこの2年落車しなかった、これが今シーズン最後の落車になることを願うよ」の箇所に、「その科白、記載してほしくなかったんですが」
ファビアンがE3 Prijs Harelbekeでの落車は大事なく済んだとき、「私が注意を払うようになった08年以降、この人が落車で怪我を負った記憶がない。何かしらやってる人が多いのに、特別ということか」と心の中で思ったが、文章にして表に出すと、その後怪我することが多い、とはっきり思って、止めた。
その甲斐なく、怪我してしまった。書かなくても、思っただけで怪我するのに、書かれた日には・・もしこの後アンディが「シーズンで2番目のターゲットレース」で怪我したら、「同じことを繰り返すんだよなあ」。

察しのよい方は、4/4のコストナーについての文章は、アンディを重ねている、と気付かれたであろう。
彼女は、登場したときから才能を称えられた。すぐにトップスケーターの仲間入りをしたが、世界選手権と五輪のタイトルにはいつまでたっても縁がなかった。
彼女の国には、同種目で他に選手がおらず、彼女が常に代表だった。
そして何より、いつも、多くの人々から愛される選手だった。

アンディは、プロになってからこれまで「明らかに悪いシーズン」を経験していない。キャリアが長くなれば悪い時期があるのが当たり前で、そろそろ巡ってきてもおかしくはない。その心積りはもっておこう、と思う。
同時に、カロリーナのように、「この人はタイトルは取れずに終わる」と此方が思った頃に、「彼の年」が訪れるかもしれない。
そういう気持ちをもって、毎夏カリカリはせずに過ごしたい。
(あくまで個人的目標。まだ悟りにはほど遠い)

Cyclisme/Andy Schleck : «Je pars dans l'inconnu»(Le Quotidien 4/11)
Brabantse Pijlスタート前のインタビュー

ついでに補足
●「ツール万年2位で終わる」かというと

「ものは考えよう」というより「自分に都合のいいように物事を受け取る」そのものの説である自覚の上で書く。
アンディは、「ツール無冠」の選手ではない。「2010年の正式な勝者」だ。
コンタドールがスイス連邦裁判所への控訴をせず、CASの結果が確定した。

ご本人に、目標達成感はない、と思う。応援してきた私とて同様だ。
言いたいのは、こういう話だ。
彼は、この先、ツールで勝つことなくキャリアを終わったとしても、歳月が経ち、年を重ねた後に、2010年の勝者は間違いなく自分だった、と回想することはできるだろう。

理由は、「第15ステージでチェーンを落とすまで、マイヨ・ジョーヌは自分のものだった。正々堂々の戦い方をせず、マイヨ・ジョーヌを奪っていったコンタドールは、2日後のドーピングコントロールで、失格になった。マイヨ・ジョーヌは、再び、自分の手に戻ってきた」と考えることが可能だから。

彼は、第15ステージでコンタドールがしたことを、忘れなかった。
彼は言った、「コンタドールを許した。でも、忘れない」と。

念を押すが、上記の解釈は「他者に対して主張する」のではなく、「ご本人の意識」はそうなんじゃないかな、という想像である。

Category :  フィギュアスケート
tag : 
●男子S

ブライアンが表彰台に立つことを望んでいたが、「今日1番の演技は?」と聞かれたら、私の返事は「羽生君」で、台は3つしかないので仕方がない。

パトリックは、演技終了時、1位になることに疑いを持たなかった。
「個人の好み」+私の「旧採点頭」では、「彼に、順位1位をつける」。
以前から書くように、得点の数値自体に意味はあまりない、とみなしている。(世間には、意味を見出して、あれこれ言う人が多いから、審判サイドの人の誰かがちゃんと説明してあげればいいのになあと思う)

ガチンスキーが大崩れし、まさかのロシア来年1枠で、ジェーニャがソチの枠取りをすることになる可能性がゼロではなくなってきてしまった。
あとから思うと、ニースは、前回開催時にジェーニャが大コケをした地で、ミーシンチームの鬼門だったか。

●女子S

表彰台に立つカロリーナ・コストナーを初めて見たのは、03年世界ジュニアで、このときの表彰台は、太田由希奈さん、安藤美姫さん、カロリーナ。
全員、将来を嘱望されていたが、この試合では日本女子2人が強く、城田部長は、イタリア人のチンクワンタISU会長がコストナーの結果を気にして、電話をかけてきたが、聞き方が「(優勝は)太田か?安藤か?」で、「太田です」と返事した、とJスポの解説内で得意気に話した。
そして、日本女子だけでなくカロリーナの才能も褒め、更に、「とっても気だてのいい子」だと、パーソナリティをベタ褒めしていた。

才能には恵まれるが、競争をするには向かないタイプで、イタリアの期待を一身に背負いながらオリンピックでは2回失敗し、チャンピオンにはなれずに終わっても不思議はない、と思っていた。
今回が10回目の世界選であったことは、言われるまで気づかなかった。私は、10年前のジュニアの彼女を、昨日のことのように思い出したが、彼女にとっては、この10年は、長い歳月だったことだろう。

安藤さんも、ジャンプが得意な女の子から、成長して、美しいスケーターになった。私は昨季、全日本選手権での安藤さんのFPを終えたときの姿が、最も印象に残った。強く、美しくなった姿に感嘆をした。

Category : 
tag : 
私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として
蓮池 透

かもがわ出版 2011-09-22
売り上げランキング : 263509

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

東電の原子力部門に勤務していた事実に間違いのない、「身元がはっきりしている」人の著作である。
北朝鮮による拉致事件の被害者、蓮池薫さんの兄、蓮池透さん。

蓮池さんは、1955年新潟県柏崎市生まれ。高校まで柏崎で過ごし、大学は東京理科大へ進んだ。専攻は電気工学科で、電磁波を研究した。
柏崎。そう。東京電力柏崎刈羽原発が立地する地。
数年に渡る誘致活動の後、1号機が着工したのは1978年。蓮池さんが大学を卒業する翌年である。

東電に入社したのは、積極的な希望ではなかった、と述べている。希望していたレコード会社に落ち、東電しか合格せず、行くところが他になかったからだそうだ。
(その説明の真偽は横に置き)、東電に入ると原子力部門に配属され、退社まで他部門への異動はなかった。
2009年に退職するまでの32年間のうち、福島第一原発へ2回の赴任で述べ5年半、残りの26年半は東京の本店もしくは本店付の電力中央研究所、日本原燃などに在籍した。

32年間の前半は、原子力発電所の業務、後半は、核燃料サイクルに関係する業務に携わった、と総括している。
新規原発の安全審査の旧通産省対応の窓口、原発建設計画立案、高速増殖炉の研究等、具体的な業務内容の記載を読むと、著者が、発電所の現場に始まって、本店における発電から核燃料サイクルまでの広い分野に渡る業務とその実態の知識を得られる環境にいたことが分る。
私は、このことに価値を見出す。東電の内部を「本当に知っている」人の言葉は、外部の人のそれとは一線を画す。

東電を退社し、現在、「原発はフェードアウトすべき」という意見を堂々と口から出せる事情も記している。
拉致問題の家族会の事務局長をやっていた2002年当時は、本社から原燃に出向していた。原燃の上司や同僚は、活動に理解があり、応援してくれたが、その後、本店に戻ったら、勝手が違った。窓際に回され、居づらくなった。
それで、55歳のとき、早期定年退職制度を選択して辞めた。
「東電と縁を切った」ので、今、自由にものを言える。関連会社に行ったOBたちは、そうはいかない。
納得できる説明である。

そして、これを読んで分ることは、もしも、弟の薫さんが拉致の被害にあうということがなかったなら、蓮池さんも、同僚たちと同じように、今、本を出すこともなく、黙って、自分と自分の家族の生活だけを考えて、ひっそりと暮らしていたであろう、ということである。

Category :  自転車
tag : 
●"I'll be back!"

ファビアンは、4/3(火)、病院で記者会見を行った。

・チームドクターによれば、完治の見込みは最短6週間。
・レース復帰は5月末、Bayern Rundfahrt(5/23-27)を予定。
・第2子が、夏に生まれる。
・五輪へ向けたモチベーション十分。

Cancellara: "I'll be back"(RSNT)
Cancellara holt Motivation dank Vaterfreuden(20 Minuten)
Cancellara verrät süsses Geheimnis(Blick.ch)
Fäbu will Ruhe, Ruhe, Ruhe! (Blick.ch)
Cancellara confiant et bientôt à nouveau papa(Le Matin.ch)

So lief das Drama um Cancellara (Blick.ch)

チーム公式とスイスメディアで、ノリに差があるのが面白い。
スイスメディアは、「五輪は大丈夫!」と、明るいといってもいいくらい。
他方、チームは、春のクラシックがおじゃんになった損失が巨大で、そこまで明るくはなれない。
彼個人の目標と、チームの目標とが違うのである。

RSNTは、春のクラシックのプログラムを、ファビアンを唯一人のリーダーにして組んだので、彼が今壊れたことによって、すべて失ってしまった。
ルールストンは、「卵をすべてひとつの籠に入れていた」と書いた。

チーム公式の文章の中の、彼なしでパリ~ルーベを走るチームメートたちにファビアンが言葉を送ったくだりを読んで、99年にミヒャエルがイギリスGPで骨折した後、チームメートのアーバインに言葉を送った話を連想した。
当時の彼のチーム・フェラーリも、卵をすべてひとつの籠に入れていた。
(更にいえば、チームの母国イタリアのメディアと、彼の母国ドイツのメディアでは、其々の利害に基づいて、報道の方向が異なり、メディア間戦争が起ったのだった)

●Circuit Cycliste Sarthe(4/3-6)

11 BENNETT George
12 DIDIER Laurent
13 OLIVEIRA Nelson
14 ROHREGGER Thomas
14 HERMANS Ben
15 SCHLECK Andy
16 BAKELANTS Jan

レース公式
http://circuitcycliste.sarthe.com/

Category :  自転車
tag : 
●ファビアン

昨日のRonde van Vlaanderenでのファビアンの負傷は、鎖骨4カ所の骨折で、当日中に、スイス・バーゼルの病院で手術を受けた。

レース中、鎖骨と腰を骨折、という未確認情報が流れ、鎖骨は2ヵ月あればくっつくが、もし腰の骨をやられていたら、場合によってはその程度ではすまない、と陰鬱な気分で就寝した。
翌朝、公式サイトのフロントページの文言に、胸を撫で下ろした。

「ロンドで骨折して、パリ~ルーベを棒に振る」のは、最悪といってもいい負傷のパターンではあるが、「今シーズン最後までレースできない重傷を負う」ことと比べれば、ましである。
「より悪い方を想定しておくと、現実を前向きに受け取れる」いい例。

と思ったら、レースレポートの中のブリュイネールのコメントがまったく同じだった。「鎖骨だけですんでラッキー」
もっとも、彼の頭には、昨年のツールで4人が負傷リタイアしたことがあって、それとの比較だったりして。

ブリュイネールは、その前年のツールも、リーダー(ランス)に落車され、ツールを失っている。
この件を思い出すと、ヘンな(縁起でもない)方向の発想なきにしもあらずで、それに目を瞑ってはいない。だが、だからといって、言っても始まらない。
今、うちのチームの親玉が彼である現実は、変えられないのだから。
対処法は、「開き直り」。
「命があることに感謝せい。贅沢言うでない」

ブリュイネールが今年ファビアンのために用意したサポートメンバーは、昨年のLTのそれより強かった。そういっていいと思う。
最終盤の追走グループに、ラスト、ギャロパン、ルールストンの3人が残った。もしファビアンがリタイアせず終盤まで残っていたら、彼は昨年のように早々に一人きりにはならずにすんだだろう。
ポポヴィッチとベンナーティも、この春のクラシックで、ファビアンをよく守った。
(ポポヴィッチ。失礼な科白を並べてごめんなさい。以前のイメージがこびりついていたのだが、変わったのね)
みなの働きが報われなくて申し訳ない。1年後、いやでなかったら、また宜しくお願いします。

●Vuelta al País Vasco (4/2~7)

1 KLÖDEN Andreas
2 SCHLECK Frank
3 HORNER Christopher
4 ZAUGG Oliver
5 VOIGT Jens
6 MONFORT Maxime
7 BUSCHE Matthew
8 KING Benjamin



個人的な感想。
事故後、ずっどーんと気落ちし、気抜け状態でレースを見ていたが、
「フィギュアスケートの世界選の結果が満足すぎたからなあ。その前には、フェルナンドが、勝てるはずのないヘボマシンで勝ったし・・いいことばかりは続かないよな・・」

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。