南の国の太陽、空の色の獅子

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●フグルサング

Volta Ciclista a Catalunya第3ステージで、フグルサングが左手を骨折した。
「最大のターゲットレースの準備期間中の負傷」という「一番避けなければいけない」ことをやってしまった。
彼の今季1番のターゲットはジロである。

思えば、昨年も、ジロのリーダーに予定されたベンナーティが直前に負傷した。2年続くと、「このチームは、そういうことになっているのか」と言いたくなる。

負傷の程度の正確なところは、もうしばらく経たないと分らない。
ご本人がツイッターで経過報告をしており、デンマークメディアも熱心に伝えている。
ジロに出場できないことはないだろうが、万全のコンディションで闘うことはできなくなった、という認識は持たざるをえまい。

●E3 Prijs Harelbeke

ファビアンが地に倒れている映像を見たとき、血の気が引いた。メカトラで止まったのは分ったが、その後何が起ったのか分らない。
上記のフグルサングのことがあるから、大事ないと分るまで青くなっていた。彼のターゲットレースは9日後だ。前哨戦2戦は勝たなくてもいい。(昨年のことを考えると、寧ろ勝たない方がいいとすら思っていた)
怪我をせず終わらせることがなにより大事。

ホイールの交換をしている所に、バレドがつっこんだ、のだそうだ。
トレックのスタッフJordan Roessinghは、25針縫い、鼻を折った。
バレドは、右腕を骨折した。

それを知り、ファビアンがどこも折らずにすんだのはラッキーだった、と受け取ることにした。
ジョーダンがファビアンの代わりになってくれたと言ってもよし、バレドが咄嗟にファビアンに怪我させることは避けようとしてくれたのかもしれないと言ってもよかろう。

この日のレースの負傷者としては、他にミラーの鎖骨骨折が伝わっている。

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「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える
畝山智香子

日本評論社 2011-10-20
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私は、「食」の「安全性」には、無頓着な人間である。
メディアが流す「これが危険だ」という話も、「健康にいい」という話も、両方ともほぼスルーする。

食品添加物も遺伝子組み換え作物も気にしない。有機野菜がいいとも思わず、スーパーで売っているものを無造作に買って食べてきた。
「これが健康にいい」という話にも反応しない。健康食品・サプリメントは完全無視。

持っている主義は、「特定のものに偏らず、色々なものを、バランスよく食べることが、一番いい」。
肉・魚・野菜・炭水化物をまんべんなく食べる。
そして、朝昼晩三食を、規則正しく、腹八分目。

考慮するのは、これ「だけ」だ。
これ以上の詳しいことは考えないし、知識・情報に目を向けない。

甘いお菓子が大好きだが、「必要な栄養の供給源ではなく、食べないでいられるなら食べない方がいいもの」と思っているので、「無理をしすぎず我慢できる範囲」で摂取をする。
(食べたい欲望を満たそうとしたら際限ないので、ほどほどにコントロールする)

この食品は健康にいい、と言われても、無視する理由は、
(1)「一日に食べる総量」は、一定の数値で決まっていて、増やせない。
(適切な摂取量は決まっていて、上下しない、という意味)
新しいものを増やしたら、その分、今食べている何かを減らさなければならない。
どれを減らしてもいいのか、適切と思われる判断を、自分はできない。
だから、健康にいいと言われようと、足せない。
全体のバランスが崩れるデメリットを考えたら、新しいものを取り入れることにメリットを見出せない。

(2)ひとつの食品が、ある観点では身体によいとされるが、別の観点ではよくないとされることは珍しくない。
そういう多義性を持つものだから、条件を付帯せずに、特定の食品を絶対的にいいとする主張に、いちいち反応する必要はない。

(3)多くの場合は、現在「全く」食べていない食品ではなく、既に、なにがしかは摂取している。
もちろん量は多くない。ときどきとか、たまのケースもあるが、ひとつのものを大量に食べないから、そうなる。
毎日食べるのがいい、と大量摂取を勧める話は、即刻却下の対象。

自分のこの考え方は、正確な知識や論理によって作られたものではない。
性格と育ちによるものだ。
生来は非常に食い意地が張っていて、欲望のまま好き勝手に食べたかった。だが、「偏食はいけません」「三食きちんと食べるものです」と子供の頃に躾けられた。
もしそれが正しいことでなかったら、言いつけを守って、食べたくても我慢し、食べたくないものも食べた自分がアホである。何のために我慢したのか。だから、「それは正しいことであった」とすることによって、自分の我慢を正当化している、のだと思う。

かくのごとく、子供のときに得た価値観に固執する自己正当化の心理によるもので、知識や論理で裏打ちされたものではないから、原発事故後、食品の放射能汚染に、「う~ん?」となった。

私は、「仮に、東京が強烈に汚染される事態が起こっても、政府は避難指示は出さない」ことに、100%確信を持っていた。
1300万都民の避難は現実として不可能だ。「被曝よりパニックが怖い」政府に、避難指示は出せない。
政府の指示をじっと待っていたら被曝する可能性があると考えるのが合理的だ。現に、福島県民はそうなった。
その事実を踏まえると、現在の放射能汚染に関する政府側の主張には信頼が置けない。

危険性の判断について、誰の意見を採用し、どう考え、どう行動するかは、自分で勉強し、自分の頭で考えて、決めるしかない。
手をつけたら、これは、食品に限らず、「リスクというもの全般の考え方」の問題で、読むべき本が別にあった。
これからそちらへ行くが、本書も十分、役立った。


著者の現在の役職は「国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室長」。
薬理学・生化学の専門家で、食品中の化学物質や食品の健康影響を研究し、情報を発信してきた人。

著者いわく、一般世間の大多数は意識をしていないが、我々が毎日食べているものは、安全性が100%保証されたものではなく、常にリスクがある。
「医学や毒性学のような学問を学ぶと、初心者のうちは世の中にはこんなにたくさんの病気や有毒物質があるのだということを知って怖くなります。でも更に多くのことを知ると、相場観が身に付いてきてある程度冷静に判断できるようになります」
まえがきの中にあるこの文章は、素人の自分の共感を呼ぶ。

現在は「専門家」になった著者は、食品には常にリスクがあると述べるのはなぜか、安全基準や規制値はどのように決められるのか、発がん物質にはどのようなものがあり、発がんリスクはどう計算するのか、一般人が理解できるような説明を試みる。

現時点で、放射線の発がんリスクを他の物質と比較するのは、「原発事故による放射能汚染の健康被害はたいしたことはないとする御用学者の意見」視される危険を孕んでいる。
しかし、著者の属するジャンルの研究者からみれば、「事故前から」、放射線は「発がん物質のうちのひとつ」にすぎず、大量の研究がなされ、他の発がん物質と並列にしてリスクを評価するのが当たり前の物質だったのだ。

世界には、致死量でも食品から検出することのできない化学物質もあれば、食中毒をひきおこす菌やウイルスは、食材の検査では発見できないことがしばしばある。
ゆえに、「放射線は目に見えないから怖い」という主張には同意しない。放射線同位体は、致死量より遥かに低い量でも容易に測定できる。検出できない食中毒菌に比べれば、ずっと管理しやすい、と著者は言う。

「食中毒菌やノロウイルスに比べたら、放射線の方が、目にみえて、管理しやすい」
「そ、そういう見方があるのか」と目からうろこだが、本書を通読すると、著者の主張を納得することは可能だ。

本書において著者が述べているのは、「あるひとつの思考方法の提案」である。
我々の日常生活には常にリスクがあり、「絶対に安全」はありえない。
「安心して」暮らしたい、と思っている人には、不快で受け入れたくない考え方だと思うが、日常のリスクの存在を認識し、直視して、比較評価をする思考、具体的には、「リスクのものさしを持って、使い方に慣れる」ことをしておけば、災害や事故があったとき、脊髄反射的に反応して行動したり、闇雲に不安になったりせずにすむ。
そして、一人一人にとって、また同じ人でも人生の時期によって、何が一番大きなリスクで、何が一番大きな価値かは違う。そのため、どの選択をするのがよいか、誰にでも当てはまる「正解」はない。

原発事故を巡る「専門家」たちの言説を信用できるか否かを測るものさしのひとつは、「最終的には、皆さん一人一人が考えるもの」という意見を含むか否か、だと思っている。
その点を、本書の著者はクリアしている。

*付記
食品中の有害な化学物質のリスクを少なくする方法としては、「リスクの分散」をするしかない。特定のものを大量に食べず、さまざまな種類・産地・製法の食品を食べる。勿論、栄養バランスを疎かにしないことが大前提。
この著者の主張は、自分の食の考え方に反していない。

Category :  自転車
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●Volta Ciclista a Catalunya (Spain) – UCI WorldTour (March 19-25)

Riders: Matthew Busche, Laurent Didier, Jakob Fuglsang, Ben Hermans, Tiago Machado, Thomas Rohregger, Andy Schleck & Oliver Zaugg

Directors: José Azevedo & Lars Michaelsen

RSNTの内には、おおざっぱにいって、以下の班がある。(全員がどこかに分類されるわけではない。一部は重なる。おおよその傾向)
・ステージレースA班・・・・シュレク兄弟とツールメンバー。RSNTのコア。
・クラシック班・・・・ファビアンとそのサポートメンバー
・アメリカ班・・・・アメリカで開催されるレースに出場するメンバー。旧レディオシャック中心。
・ステージレースB班・・・・ジロ・ブエルタに出場するメンバー

Volta Ciclista a Catalunyaは、ステージレースB班の布陣だが、パリ~ニースをリタイアしたアンディが参加する。

●Paris-Nice補遺

RSNTは、レーススタートの2日前の金曜日の午後、現地に着き、翌土曜日、1日かけて、第1ステージTTのコースを走り、チェックをした。
「しっかりと準備をした」のだった。
フォイクトの記述による)
・・それでも、兄弟はあの結果だった。

●Milano-Sanremo

リアルタイムでは、淡々としていた。
一晩経って、記事を読むと、ふつふつと湧き出してくるものがある。
何も感じずに済むほど、私はまだ悟ってはいない。ではなく、それがなくなったときはきっと、レースというものに対する関心を失っているだろう。

Category :  自転車
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ニガードが一年前の件をデンマークの新聞Jyllands-Postenのインタビューで喋った内容の一部を、他メディアが流している。
ネットには一部しか掲載されていないので、ニガードの真意を正確に伝えているか保留をつけつつ、言及したい。

Direktørens turbulente cykeltur (spn.dk 3/16)
Nygaard: Panik, råb og skrig hos Leopard Trek (sporten.dk 3/16)
Leopard Trek management had no idea about cycling, Nygaard says (cyclingnews 3/16)

・合併の一番の目的

ベッカが合併という選択をした理由は、「スポンサーがみつからなかった」という「経済的問題」だと解釈をする人は、関係者やメディアの中に数多くみられた。
この解釈でもって、「レオパードは1年で終わった」「オーナーは元々自転車競技を愛しているのではなく、最初から胡散臭かった」等、蔑む言葉を堂々と書く人々もいた。

しかし、今回の記事は、「最大の」原因は、「彼が勝利を性急に求めたこと」にあるのではないか、という気を、改めて自分に起こさせる。

ベッカは性急に戦績を求め、1位以外には満足をせず、プレッシャーをかけてきた、とニガードは言う。
1年前のティレーノ・アドリアティコのTTTで、ファビアンがチームメートたちを千切ってつっぱしり、それでも順位は7位だったとき、ベッカはニガードに電話をかけ、「ついてこられなかった選手を家に帰せ」と言った、のだそうだ。(要約)
ニガードからすれば、「そんな無茶な」となる話である。

ティレーノでの昨年の惨状は、自分も今年のTTTの日に、はっきり思い出したくらいだから、当事者のニガードは、ありありと想起したろう。
今年同じ場所で、ファビアンの率いるRSNT(旧LT)は2位、自分が現在在籍するグリーンエッジは1位という幸福な戦績だったから、1年前の経験は、まさしく「恐怖の記憶」では。

ゼロからチームを立ち上げて、すぐ成功するのは無理で、うまく回り出すまで時間が要るし、参加するすべてのレースに勝つのも無理。自転車RRをある程度知っていれば、そう認識する。でも、ベッカは、そういう認識を持たず、無茶な要求をした。
今回のインタビューでニガードが喋ったのは、そういったことだったのではないか、と思われる。(一部しか伝えられていないので断定はしない)

ベッカ側の合併に関する主張はといえば、「チームが成功するために欠けているものがあった」「選手は素晴らしい。足りなかったのは指導者」。

私の推測だが、ベッカは、昨年のツールの第20ステージITTの日、アンディがこのままマイヨ・ジョーヌを守れる希望を、「本気で」抱いていたのではなかろうか。
私を含む相当数の人間は、100%不可能とみなしていたが、ニガードやチームの人々は、ベッカに対して、真っ正直に、無理ですという見込みは喋らなかったに相違ない。
Jスポの中継内で宮本さんが、現地メディアは、アンディが勝てるという記述をしていると伝えていた。
当時、自分は、「えー?なにそれ?素人の一般紙?」となったが、現地にそういう空気があったとすると、ベッカが、大外しの見込みを持っていたとしても不思議はない。

勝てると思っていれば、負けたときの落胆は巨大だ。
ニガードの今回の記事を読んだら、あの日、ベッカは、腸が煮えくりかえったのではないか、と思ってしまう。

その翌々日に開かれた会合で持ちかけられた合併話は、現在の指揮官の首を飛ばす気満々のベッカにとって、文字通りの渡りに舟だったのではないだろうか。

・上記の解釈を採用すると

ブリュイネールも、うかうかしていられない。ベッカの満足する戦績を挙げられなかったら、ニガードと同じ運命になりかねないと思っておいた方がいい。という話になる。

選手も、結果を出していないと、残留は難しい。今季契約更新で、これといった結果をまだ出していない皆さんはそのつもりでやる必要がある。

そして、ベッカの友人の誰かが、彼に言ってやった方がいい、と思う。
「優勝を要求するときは、相手をちゃんと選ばないとダメだよ。ツールで勝ちたいのなら、シュレク兄弟を切って、コンタドールを取りなよ。それが、『ツールで勝つ方法』だよ。
コンタドールじゃなくて、シュレク兄弟で勝ちたいのかい?ふうん。
残念だけど、アンディは、勝てるかどうかわからない選手だと思うよ。いつか、勝てるかもしれない。だけど、勝てずに終わるかもしれない。どっちになるかは分らない。そういうレベルの選手だよ。必ず勝てる、と思い込むのはやめた方がいいね」

●パウエルス=愛想の悪いヘイッキ・コバライネン

HDDの整理のため、シクロクロスWCの放送を消去するとき、改めて思ったこと。
総合優勝したパウエルスの顔は、ヘイッキにちょっと似ている。色目は違うが、綺麗で大きな眼を持っていて、子供の頃はさぞかし可愛らしかったろうと思わせる。
小柄な体格も似ている。
但し、決定的に異なる点がある。無表情で、インタビューでも口数少なく、愛想が悪い。
(ヘイッキは、おしゃべりで、驚異的に愛想のいい子だった)

*これからミラノ~サンレモの中継を見ます。

Category :  自転車
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遅くなったが、まとめ。

●Paris-Nice

・モンフォール


モンフォールは、総合7位で終わった。
後半3日間は、体調が悪かった。2日間凌いだが、最終日の山岳TTは踏ん張れず、ひとつ順位を落としてしまった。

といっても、他の選手たちの出来がよかったので、普段のレベルの力を出せたとしても、順位は大きくは変わらなかったとみなしていいと思う。
8日間のレースが始まる前、目標は総合10位以内、と彼は言った。キャプテン3人が脱落した結果として、チーム内最上位になっただけで、元来のレベルがそのくらいということを、本人もチームも(加えて私も)認識している。
総合成績を目指すコマとして、チーム8人の中で「4番目」に過ぎなかった。

自分は守られることに慣れていない、という科白が、記事の中にあったが、そうだろう、と思う。
彼はいつも、「守る側」だった。「過去にない役割分担」になった一日目の第3ステージでは、アシスト役の選手たちが、プロトンの中で、守る相手を見失い、探しているときが時々あった。

おそらく彼は、自分に、キャプテンの資質は認めていない。とりわけ数多くのキャプテンのいるこのチームで、キャプテンになる野心は持っていないのだろう。
今回は、体調不良ながらもちゃんとした結果を出した。そういう評価をしていいと思う。

別の点を記すと、彼はLTと2年契約で、今季、契約交渉をする。UCIポイントを持つことは、自分の価値を上げる。大事なことだ。

尚、体調不良の原因だが、記述を読むと、花粉症の症状に当てはまるぞ、と思った。(事実は不明)

・クレーデン

クレーデンが、どういう意識をもって、このチームに参加したのかは、自分にとって謎だった。
1戦終わって、「ふ~~む、そういうことかなあ」となんとなく。

昨年の合併発表当初、「キャプテンの数が多くて、競争が厳しくなる」という見方があった。フグルサングはそう発言したと伝えられた。実は、そんなことは全然なかった、のかもしれない。
チームメートを押しのけて「自分が自分が」と前に出たがるタイプでない、のである。みなが揃って。

今回、チームは、総合を狙う1番手に、昨年総合2位の戦績を取ったクレーデンを指名していた。2番手がフランク。
初日TTは、確かにあまり芳しくなかった。でも、諦めるのは早い秒差だった。フランクとアンディは絶望的に遅れたが、彼は、優勝争いは無理にしても、表彰台を目指すことはまだ十分可能だった。
だが、翌日、横風分断作戦にひっかかり、可能性は絶たれてしまった。

あのステージでその危険があることは、事前に分っていた。だから、「真剣に総合を狙う面々」は、用心して、プロトンの前方の位置を取り、振り落とされなかった。
モンフォールは、補給地点でガーミンが攻撃を始めた、パニック状態になったが、自分は前から5番目にいたので対応できた、と言った。

彼は、自分の判断で、前の位置にいたのだろう、と思う。
クレーデンは、モンフォールと同じことはしていなかったから、千切られた。正確な状況は分らない。もしかしたら、それまでは十分用心していたが、補給でたまたま下がったところで、「運が悪かった」可能性がなくはない。
という保留はつけるが、「順位を取ろうという意欲の度合」に差があったのでは、という解釈が出てきてしまうのだ。

彼の最終日TTはそこそこのタイムだったので、コンディションは悪くはなかった、と思う。第2ステージの遅れがなければ、そこそこの総合成績を取れたのではないだろうか。

・ブリュイネールの視点に立つと

ツールメンバーがメインの布陣で臨んだ初レースは、さんざんであった。
強いメンバーを揃え、野心もあったので、総合最上位が7位という結果は、まったく満足できない。ステージ優勝があればまだ救われただろうが、それも取れなかった。

アンディに対しては、結果は求めないが、「仕上がり具合を見る」つもりで来たのに、いきなりダウンして帰宅され、出鼻をくじかれた。
自分の思うに、ブリュイネールは、「アンディの傍にいてレースを共にする」ことをしたかったんじゃないだろうか。それをしないと、お互いに理解しあって、信頼関係を作ることができないのでは。
シーズン前に私は、アンディの出るレースに最初から来るんじゃないか?とすら思っていて、「あら、そこまではしないのか」となった。

ちなみに、アンディを見始めて5年目の当方は、「(彼の早退は)想定内です」。
(知識が増えるにつれて、理解が進む。そして、自分が「一番最初」に抱いた「カン」が当たっていたんじゃないの、という自己正当化によって現実の容認をする)
「クレーデンのこと(気質とか、そういう類)は、貴方は知ってるんでしょ?・・私は知らなくて、どんなもんだろ?と今回見てたんだけどね」

●Tirreno-Adriatico

・総括


落第点のパリ~ニースと同時期に行われたこちらは、90点をつけてもいいくらい上出来だった。

ホーナーが最終日に逆転で総合リーダーを失ったことは残念だが、もし優勝していたら、120点である。
レース開始前に、彼の総合優勝を予想していた人は、チーム内にもいないと思う。総合2位でも、予想を超えた出来だ。

レース後にグエルチレーナが述べている。
このレースでのチームの目標は、ホーナーの総合、TTTとカンチェラーラのTT、ベンナーティのスプリントの三つだった。
ひとつは成功しなかったが、ふたつは達成した。
メンバーは、ホーナーを除いて、クラシックでカンチェラーラをサポートするメンバーで、数多くのレースを共にすることはチームワークを構築するのに役立つ。ミラノ~サンレモへ向けていい準備ができている。

・カンチェラーラ班

ルールストンが、第6ステージ後に書いた。
「チームは、ファビアンに率られている。もちろん、ホーナーがレースリーダーで、僕等のリーダーでもある。でも、本当のところ、僕等に仕事をする意欲を起こすのは、ファビアンだ。彼は、チーム全体から尊敬されている」

これこそが、「キャプテンの資質」である。

ルールストンの記述は、非常に興味深い。ざっくばらんだが、真面目だ。新規に加わったので、新鮮なメンバーの描写をする。

今回、ホーナーが総合リーダージャージを着れたのは、初日のTTTでのリードのおかげだった。
翌日以降のステージで、彼がニバリに先着することは一度もなかった。TTTで得た38秒のマージンを食いつぶしながら、最終日まで辿り着いたが、最後に逆転された、という次第。
TTTは、ファビアンが指揮をとった。終了時に彼は、初めてのメンバーが多く、力が分らなかったが、全員が、思ったよりも力を発揮した、と語った。
これを読んで、1年前を即座に思い出した。バラバラになり、最後は5人目を千切ってしまうという惨状だった。今年のメンバーは、昨年より、間違いなく、強かった。

実際に、RSNTは、TTTで1位を狙っていた。
ベンナーティにリーダージャージを着せて、彼のホームタウンを通る翌日のステージを走らせるために、彼を先頭にしてゴールした。
ガーミンとスカイが競争相手と踏み、ガーミンを秒差なしの僅差でかわしたときは、やったぜと喜んだのは道理である。
予想外に、グリーンエッジに上をいかれてしまい、残念でした、と相成った。

・ベンナーティ

今年のファビアンのサポート部隊には、ベンナーティという一枚が加わった。
ストラーデ・ビアンケを見ていたとき、「ひょっとして、ベンナーティが、オグレディの代わりになれるのか?」と頭に浮かんだ。
今まで考えつかなかったが、オグレディも、元々はスプリンターだ。私は、ランス目当てでツールを見ていた後、少し間隔があいて、2008年のCSCを見て、「ん?オグレディって、スプリンターじゃなかった?スプリンターの仕事してないけど、私の記憶違い?」

考えてみれば、ベンナーティは、そこそこ登れるし、TTもいけるし、パヴェもいける。オグレディのような選手になる要素は持っている。
昨年、彼は、怪我を恐れて、ファビアンのサポートのためのパヴェのレースには出なかった。でも、今年は出る。シーズン前に、彼はそう発言した。

このスケジュール変更は、チームからの要請を断れなかった、と受け取るのが現実的だろうが、昨年1年このチームで過ごして、ファビアンを助けるために働こう、という気が本人にも沸いた、と(良いふうに)解釈をしたい。
心の内では本意でない、というのは、いい話ではない。

昨年、ファビアンは、ベンナーティのスプリントのために献身的に仕事をした。私の知る限り、LTというチームの選手たちは、仲が良く、「この世界によくいる典型的なエゴの持ち主」(ルールストンの科白)はいなかった。シュレク兄弟は、そういう気だての選手たちを集めた。
ベンナーティは怪我の危険を回避したつもりだったのに、ジロ直前に鎖骨を折り、目標だったジロを棒に振った。パヴェであろうがなかろうが怪我をするときはする。
ティレーノ~アドリアティコ直前、シーズン前には出ないつもりと言ったパリ~ルーベにも出たい、と発言している。

・登りのアシストがいなかった件

カンチェラーラ班メインのメンバー編成だったため、ホーナーの他には登れる選手がいなかった。平地は万全だが、登りが厳しくなると、ホーナーが一人になってしまっていた。
第6ステージのアップダウンでは、ホーナーは前の位置をキープしているが、チームメートたちは、上りになると彼の回りから消え、下りになると現れる繰り返し。
あの状態で、ホーナーはよく頑張った、といえると思う。

・部屋割り

本人証言から判明したのは、ファビアンとベンナーティ、ルールストンとギャロパン、ラストとポポヴィッチ。
よって、残るホーナーとニッツォーロ。

●Milano-Sanremo (Italy) – UCI WorldTour (March 17)

Riders: Daniele Bennati, Fabian Cancellara, Tony Gallopin, Markel Irizar, Yaroslav Popovych, Gregory Rast, Hayden Roulston & Robert Wagner

Director: Luca Guercilena

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●Tirreno-Adriatico

第4ステージを終了して、ホーナーが、総合1位に立った。

彼のコンディションがいいことは、初日からすでに、ルールストンがブログに記述していた。

「クリスは、"a freak"だ!彼は、これが今季初戦で、たった2日前にUSAから来たばかりなのに(時差ボケも全然ない!)、勝つ準備ができている」

それだけではない。
彼は、昨年のツールでの落車で負傷した。それから8か月ぶりのレース復帰である。
そして、彼は現在、「40才」なのである。

今回、これだけの力をみせるとは考えていなかった。
・・御見逸れしました。脱帽。

残り3日、活躍を祈っております。
チームのメンバーたちの調子もよさそうなので、楽しみだ。

*"freak"は、「化け物」とか「変態」とか、そういう感じかと。

●Paris-Nice

ホーナーが総合1位になった前日、パリ~ニースでは、RSNTのもう一人の「40才」、フォイクトが奮戦した。

パリ~ニース組は、3人の「キャプテン」が全員、早々に総合争いから脱落するわ、病気で3人がリタイアを余儀なくされ5人しか残らないわ、さんざんな状態になっていた。
ブリュイネールが初めて帯同したことが示すように、チームにとって重要なレースだったのに。

その中で、第6ステージで逃げをきめ、力をみせつけたのが、「現役最年長」のフォイクト。
惜しくも勝利は逃したものの、「年齢なんて関係ない」意気に、拍手喝采である。

フォイクトは、1971年9月17日生まれ、ホーナーは、同年10月23日生まれ。
フォイクトは、いつまでやるかは1年毎に決めていて、契約を1年更新しているが、ホーナーは、来年も現役続行することをすでに決めていて、契約済である。
ホーナーの存在が、フォイクトへの刺激のひとつになることを期待している。

パリ~ニースは、本日、最終日TT。
モンフォールは現在6位。もうひとつ上げて5位以内に入ることが目標だが、実は昨日までの2日間、頭痛がしてコンディションがよくなかったという。回復していることを願う。

*ホーナーの時差ボケ
「時差ボケしてない!」というルールストンの記述について。
シーズン前のチームミーティングやキャンプで、ホーナーが時差ボケしているという話が、ルームメートたちから報告されている。
私は、2回、読んだ。
彼は毎度そうという話がチーム内で出回って、今回もそうかと思いきや、ちゃんとレースの準備ができていて、感心した、という話ではないかと思う。

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吉岡 斉

朝日新聞出版 2011-10-07
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存在は早くに知っていたが、ばらっと見たところ、無味乾燥っぽく、早く読みたいという意欲をかきたてられなかったので、後回しにしていた。
しかし、「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのかの参考文献に挙げられていて、福島原発事故後に加筆した改定新版が発行されたので、読まなきゃいかん、と手をつけた。

ら、必読書だった。
これを読まずに語るなかれ、のレベル。

下の本を先に読んだが、順序が逆だった。失敗した。
私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
武田 徹

中央公論新社 2011-05-10
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他者(個人・組織)のある言動に対して、「怒り」の類の感情を抱いたとき、一部のケースでは、「その理由・事情を知れば」収めることができる。
うんと卑近な例を言うと、このブログに寄せられた一つのコメントを読んで、私がムカッときたとする。
そのとき、書き手が、中学生か高校生であったと判明すれば、「それならコミュニケーションが成立しなくてもしょうがない」と納得をして、怒りを収めることが可能だ。

現在の社会に存在するものはすべて、今のありように至る経緯を持つ。
今は不合理にみえるものであっても、かつては理のあったものもある。

「私個人は甚だ気に入らないが、存在を否定しても無駄」なものもある。
自分の属する社会の過去(歴史)を学ぶ意義の一つは、「怒っても無駄なものと、そうでないものを見分ける」能力を身につけること、にある。

私は長い間、「戦争は悪である」という価値観に、何の疑いも持たずに過ごしてきた。
しかし、今は分る。
私がその価値観を身に付けた第一の理由は、「学校の教師が反戦平和を教える時代に生まれ育ったから」である。

人間は、生来、戦争をしたがる=他人を攻撃したがる生き物だ。それを変えることはできない。
「欲望」を、「自分が生きていくに必要なサイズ」に止めておくことができず、限りなく肥大させる。そして、自己保全の名の下に、他者を攻撃し、支配し、虐げたがる。
いつの世も、常に、そうだ。人間の歴史は、その繰り返しである。

「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのかの参考文献、もう1冊。
 
ポストコロニアリズム (岩波新書)ポストコロニアリズム (岩波新書)
本橋 哲也

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3月10日
1945年3月10日の東京大空襲の話を、私は母から聞かされた。
B29が振り撒く焼夷弾で一面焼け野原になった城東エリアに、私は、いま、住んでいる。

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●負傷する時期

昨日の文章をアップしたとき、パリ~ニース第1ステージで落車したナイエンスが、骨折の重傷で、ロンド・ファン・フラーンデレンのタイトル防衛が不可能になったことは、まだ知らなかった。

この世界では、こういうことは起こりうる。
レースにクラッシュは付きものだ。長期の休みを強いられることも、普通に起る。

問題は、「シーズンで1番の目標にしているレースのコンディションに影響を及ぼさずにすませられるか否か」。
具体的には、ターゲットレースの直前及び最中に起ることを避けられるかそうでないか、なのだ。

そのため自分は、ターゲットレースの日程が近づいてきたリーダーとそのサポート陣には、「とにかく怪我をしないでくれい」と念じて、レースを見る。
逆に、ターゲットレースまで3ヵ月以上あるリーダーに怪我や病気のニュースが出ても、鷹揚である。

●ファビアン

Cancellara to prioritise Olympics over Tour de France (cyclingnews 3/6)
今季の第1目標は五輪TTで、ツールはその準備に使い、途中でリタイアするというプランは、シーズン前のインタビューでも口から出した。
改めてこの記事を読み、「うん。それでいいと思う」

自分がそう考える理由は、「状況がそれを許す」から。
シュレク兄弟がツールで勝つ可能性が、過去数年と同程度以上あるのなら、サポートを放棄する選択には、多少の迷いが生じるかもしれない。
だが、冷静な頭があれば、今年の「TT100km」は、例年よりも可能性を格段に下げる、と考える。

シュレク兄弟がパリへマイヨ・ジョーヌを着て行く日が現実に訪れたなら、きっとファビアンは、一緒にパリへ行きたいと願うだろうと思う。その日を目指して、これまでずっと彼等に献身的に尽くしてきたから。
でも、今年、その日が来ることは、多分、ない。
たとえ彼が、110%の力でアンディを守り助けたとしても、その努力は無駄に終わるだろう。

昨年、彼は、すべての栄冠を失った。
世界選手権TTのタイトルを、4歳若いマルティンに奪われた日、「彼の時代が終わった」と解釈すべきなのか、自分には分らなかった。
世代交代は、いつか来る。今日がその日なのか。
いや、「まだ終わっていない」と思っていいのか。

彼が、2つ目の五輪の金メダルを渇望し、すべての力を尽くして求めるなら、望みを叶えてほしいと思う。
目標のためにやれることをすべてやる。誇り高く、屈することをよしとせぬ人。そういう人に心寄せる傾向を、私は「まだ」持っている。

*2つ目の五輪の金メダルを望んだ、「宇宙人」の異名をとった別の人は、惜しくも銀に終わったら、もう1回五輪に出るつもりでいる。

●Paris-Nice

RSNTは胃腸炎流行中で、アンディに続いて、2人がリタイア。
バケランツとポストゥーマが、第4ステージ出走せず。

Category :  自転車
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●Tirreno-Adriatico (Italy) – UCI WorldTour (March 7-13)

Riders: Daniele Bennati, Fabian Cancellara, Tony Gallopin, Chris Horner, Giacomo Nizzolo, Yaroslav Popovych, Gregory Rast & Hayden Roulston

Directors: Dirk Demol & Luca Guercilena

今年のチームは、レースプレビューをあまり書いてくれない。メディアにけっこう喋るギャロパンとシュレク兄弟の参加するレースは、インタビュー記事が出て、チーム方針を把握できるが、それ以外のレースは情報がなく、不便だ。

このレースのプレビュー記事もないので、勝手な推測を書く。
布陣は、カンチェラーラ班+スプリンターのニッツォーロ+ホーナー。
これからすると、チームのターゲットは、イタリアン・スプリンター2人でステージ狙い。
総合は、外向きにはホーナーであろうが、彼はこれが今季初戦なので、過大な期待をしないのが常識的な見方だと思う。
RSNTとしては「ワールドツアークラスのステージレースで、総合狙いの選手を誰も設定しない」のは認められないから、一応設定した、というところでは。

カンチェラーラ班は、本命クラシックへ向けての調整の方が、このレースより大事である。彼等は、「負傷を避けること」が、一番のミッションではないだろうか。

●Paris-Nice

・アンディ、リタイア


第1ステージITTがボロボロの出来(チーム最下位)だったアンディは、翌日から胃腸炎を患い、本日の第3ステージに出走せず、リタイア。

自分は、全然気にしない。どころか、「ああ、いいんじゃない」。
「病気・負傷はするのが普通」で、ツール本番にぶつからなければ、いいのである。むしろ、「ツールの前までに、体調不良になっておくくらいの方がいい」

2010年は、春に、病気でリタイアしたレースがあった。
「胃腸にくるのはいつものことなので、しょうがない。」
2010/03/24 : Volta Ciclista a Catalunya

昨年の春は、病気をしなかった。妙に聞こえるから、当時は口から出さなかったが、自分は、ちょっといやな感じがした。
2010年の「シーズン序盤負傷・病気で出遅れ→ツールで絶好調」が頭にあったゆえ、「病気を全くしない」のがいいパターン、とはみなせなかった、のである、

もちろん、今年どうなるかは、分かる訳がない。(そもそも、今年のツールのコースで勝つ夢をみるには自分はシニカルすぎる。というのは横において)、今の時期の病気は、気にすることは全くない、という話。

・第2ステージ終了時に書いた私のメモ

「MM、がんばりました。これで、彼がチームリーダーになれるね」

Category :  自転車
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1勝目

「この人の勝つ姿は美しい」

昨季ルクスに誕生したチームに待望の初勝利がもたらされたのは、シーズンが始まって1ヵ月以上が経ったLe Samynだった。
名前と体制が大きく変わった今季、Le Samynを終わったとき、いまだ未勝利。
口には出さぬとも、新スポンサーRadioShackのLee Applbaumあたりは、そろそろじりじりしていたであろう。

Le Samynの昨季の開催日を確認すると、3月2日。
RADIOSHACK NISSAN TREKが初勝利を挙げた今季のStrade Biancheは、3月3日であった。

チームは、しっかりと仕事をした。
最初の逃げにヘルマンスが入り、吸収された後、ベンナーティが単独で逃げた。その間後ろで待機することのできたファビアンが、最後の未舗装セクターでアタックし、12kmを独走した。

こう書くと、あたかもリーダー・ファビアンを勝たせるために仕事を完遂したかのようだが、チームの事前のプランは、ベンナーティで勝つことだった。
ディレクターのグエルチレーナがそう発言している。ベンナーティの公式サイトのレース直前の記述からも、そのことが伺える。

ファビアンのターゲットは、3月終わりから4月のクラシックで、今はまだ調整段階である。
ベンナーティには、それらのレースでサポートを頼む。だから彼の地元のここイタリアでは、彼に勝ちを狙わせる。チームの「割り振り」として適正だ。

残念ながら、ベンナーティは成功しなかった。レース後に彼は、メディアに対して、今日の目標はファビアンを勝たせることで、アタックは自身のためではなかった、と喋った。
どこかの時点で、彼は自分で勝ちにいくことを諦め、チャンスを持っているファビアンに、勝利を託したのだった。

チームメンバーのうち、2人が「負傷明け」だった。
ヘルマンスとルールストン。2人は、レースの公式リザルトに名がない。
ヘルマンスは、最初の逃げに入り、沢山仕事をした。

ルールストンは、ストリーミング開始まもなく、パンクして止まっている姿が画面に映った。
ブログを読むと、4回パンクしたという。残り30kmをひとりで走る羽目になった、リザルトに名がないけど、ゴールまで走ったんだよ、と伝えている。
途中、沿道から、カンチェラーラが勝ったことを教えて貰い、気分よくゴールした。
長く休んだ後でコンディションに不安があったが、思いの外大丈夫で、これからの重要なレースへ向けてモチベーションが高い旨を記している。


*一度書いたものを訂正した。
理由は、ベンナーティの公式サイト内の記述に気付いたため。

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RSNTは、3箇所でレースをする。ほぼ総員出動体制。

le Strade Bianche (Italy) – UCI 1.1 (March 3)

Riders: Daniele Bennati, Fabian Cancellara, Laurent Didier, Tony Gallopin, Ben Hermans, Yaroslav Popovych, Gregory Rast & Hayden Roulston

Director: Luca Guercilena

Paris-Nice (France) – UCI WorldTour (March 4-11)

Riders: Jan Bakelants, Markel Irizar, Andreas Klöden, Maxime Monfort, Joost Posthuma, Andy Schleck, Fränk Schleck & Jens Voigt

Directors: Alain Gallopin & Lars Michaelsen

3 Days of West-Flanders – UCI 2.1 (March 2-4)

Riders: Matthew Busche, Jakob Fuglsang, Ben King, Giacomo Nizzolo, Thomas Rohregger, Jesse Sergent, Robert Wagner & Oliver Zaugg

Directors: Dirk Demol & José Azevedo

パリ~ニースについての発言。
フランク:Cyclisme: «Une course que j'aime...»(Le Quotidien 2/29)
ギャロパン:Cyclisme: «Valverde est le gros client»>(Le Quotidien 3/1)
モンフォール:Cyclisme/Maxime Monfort: «Un petit Tour de France»(Le Quotidien 3/2)

リーダーは、クレーデンとフランク。アンディは周知の通りツール一点主義なので、そこそこ。
モンフォールも、ポイントのつく10位以内を目指したいと述べ、いつものように「1位を取れないが、コンスタントに上位に誰かが入ってポイントを稼ぐ」結果を見込んでいる。