南の国の太陽、空の色の獅子

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今後、自転車ロードレースに対する自分の関心は低下していくかもしれない。そんな気がしている。

あちら(自転車ロードレース界)は前と何も変わっていなくて、変わったのは自分。
「この世界にドーピング事件は付きもの。それが気に入らないなら、見るものじゃない」が、ランスの現役時代からの持論だった。(「死亡事故を受け入れられないなら、自動車レースを見るものじゃない」と同様)
今までは、呑み込んできたが、呑み込む気が失せてきた。3.11以後は。

人間は、欲深い生き物で、自分の欲望を満たすことを追求するのは、生まれ持った性だ。
でも、他者との競争に勝つこと、勝って成功を得ること、それを目指して必死になる、という生き方には、興味が薄れてきた。

3.11より前から、そう、アンディを選んだときから、そのけらいはあった。どうしても勝ちたい、そのために何でもする、というタイプでは全然ないから。

昨年、バッソやヴィノクロフが画面に映ると、いい気分でなくなった。今年ディルーカが映れば同様。
彼等個人がどうこう、というよりも、ズルをしても、復帰を許されて堂々と表舞台でまた活躍できるという、絵に描いたような「正直者がバカを見る」世界を見ることが嫌になってきた。

選手全員がドーピングをしているなら、公平だ。数年前までは、トップ選手たちは全員が何かしらをやっていた。
皆がやるから、やらなければ負けて、いい結果を出せない、という理解で合っていると思う。だから、「全員同じ穴のムジナ」で、「そういう時代だった」で片付けて、目をつぶる。
でも、今は、前とは違うと思う。やらずに、いい戦績を出している人もいる。
誰がクリーンなのか、私には判らない。誰か判らないけれど、「今は」本当にクリーンな人もいる。全員が、「ウソつき」ではないと思う。

もしも、「全員ウソをついている」なら、「そういうこと」と割り切れるから、此方は楽だ。
でも、そうとは認められない。
みながウソつきとは思いたくない。・・当たり前といえば当たり前の話だ。

「少し前の時代までトップ選手は全員クロ」という認識に至るまでには、時間がかかった。知識を持たないライトな観客のうちは、なかなか受け入れられない。
「表向きの世界」では、堂々と認めてはいない。ドイツのように「自転車=ドーピング」の認識が広まった国もあるが、世界規模でみるとそうでもない。日本もそう。
ドーピングはルールで禁止されているのだから、「表向き」は認めるわけにいかないのだ。

活躍している選手がドーピングをしていようがいまいが(ウソつきだろうがそうでなかろうが)気にならないなら、いい。
「ルールを守り、ウソをつかないで競技をしている人」が損をする世界である、そのことに「目をつぶって」、「着飾った表舞台」を楽しんでいられるうちは見ていればいい。
そうでなくなったときは、視界から外すことにする。

ジロを報じるイタリアメディアは、コンタドールを賞賛しているのだそうだ。そういうことなら、ASOも、彼を拒絶はできまい。
世の中の大多数の人は、自分とは違うのだ。自分が少数派なのは毎度のことである。



3.11後、自分の「生き方」を、恥ずかしいと思う経験をした。
どのように生きるのが、人としてよいのか。

もしももう一度人生をやり直せるなら、自分の幸福を追い求めること以外の価値を人生に見出して生きていく人間になりたい、と思う。

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●引き延ばしの別の解釈

Inner Ringを読みにいった。コメントを含めた記述の中にあった解釈。

・ASOは、「TV視聴率」の観点で、コンタドールを出さざるを得ない。彼が出場する方が視聴率を取れるので、排除できない。
コンタドール側の引き延ばしは、「拒否できないでしょ」と、ASOの足元を見たもの。

・・・確かに、ランスも、排除されることはなかった。ASOの中には、明らかに、彼を憎み、排除したかった人がいたけれども。
ランスを憎悪するフランス人たちが多数いた他方で、ランスに魅せられ支持する他国人が多数いて(自分含む)、商業上の価値の巨大さゆえに、彼はツールに出場し続けた。

・コンタドールの弁護団は、裁判が長引く方が、「報酬」が多く手に入るので、それが目的。

・・・この指摘には、バルベルデを連想した。延々引き延ばし、その間彼はレースに出続け、最終的には有罪になった。
さっさと処分を受けてさっさと復帰した方が得だったのでは?という気も起る。(例:ディルーカ)
しかし、弁護団は、どうも勝てそうにない、と戦況の判断をしたとしても、「同じ負けるなら」引き延ばせば、その分、報酬が増えるから、引き延ばした方が得をする。
彼は、弁護団に、べらぼうな額の費用を払ったであろう。弁護団から見れば、いいカモだっただろう、という解釈は、成立すると思う。

この2つは、まったく異なる観点からの解釈だが、言い方を替えると「コンタドールはランスかバルベルデか」という話になる。
自分は、彼の「商業上の価値」がどれくらいか、を、いまいち把握していない。ランスを基準にして、さほど高くはないと思っていたが、「排除ができない」程度に高い、のか?
この点の「事実」を正確に把握しているか否かが、解釈・予想を左右するように思えてきた。

*蛇足
報じる記事の中には、ツール出場が可能になった、という記述をする所がちらほらあるが、ツール主催者ASOは、出場を拒否する権利を持っている。(UCI rule 2.2.010 bis)

●WADA「検査には穴があるのです」

WADA helped with Novitzky investigation (cyclingnews 5/28)
WADAのハウマンが、ランス・アームストロングの捜査に協力するよ、という話。
検査では尻尾を捕まえられず、捜査でお縄にできた典型例として、マリオン・ジョーンズを挙げている。

やっぱりそうなのねえ。これほど、「『検査は抜け穴スースーのザル』であることの動かぬ証拠」はない。
彼女は、何百回も検査を受けたが、一度も陽性反応を出さず、最終的に自白して、偽証罪で有罪になり、服役した。

「検査には穴がある。そして、我々は他の方法で証拠を得ることができる」(ハウマン)

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CAS postpone Contador hearing(cyclingnews 5/26)

コンタドール側からの申し出により、CASの審議の日程が延長され、その結果、ツール開始前に判決が出ない可能性が高くなった、との報道がされた。

解釈に首をひねる。
どういうことだろう?
コンタドール側に勝算があるなら、予定通りスケジュールを進め、ツール前に身の潔白を証明するのが一番いい。
「自分から」その機会を捨てたのは、何故だろう?
彼等は、ASOが、無罪が確定していない状態の彼を出場させる、と読んでいるのか?

私は、ASOは「判決が出ていない場合は出場させない」だろう、とずっと思っていた。
理由は、「彼が出場して、優勝し、シャンゼリゼで祝福を受けた後、有罪となる」事態は「なにがあっても」避けたいだろうから。

彼がツールに出場すれば、今年も勝つ可能性が高い。優勝後、有罪となって、2010年・2011年の優勝剥奪、という羽目になったら、目も当てられない。
ツール・ド・フランスに、これ以上ない傷を付ける。マイヨ・ジョーヌが汚名に塗れる。地に堕ちる、といってもいいのではないだろうか。

まず間違いなく無罪で、有罪になるリスクはゼロに近い、とASOが読むなら、出場させる選択はありだ。だが、CASの評決に、確信的な予想ができるのだろうか?

現在、ランスの件が、世を賑わせている。もはや、ランスがドーピングをやっていなかったと思うフランス人はおるまい。
フランス当局は、当時、躍起になって証拠を挙げようと頑張ったが、ついに叶わず、7勝を持っていかれてしまった。
2009年、ランスとコンタドールの在籍したアスタナにも疑惑はかけられていた。
ASOは、現在進行中のランスの件に直接に関わってはいないが、影響は受けていると思う。コンタドールの出場を認めるか拒否するかは、「『更なるドーピングの王者を生むリスク』を背負うか否か」の選択といえるのではないだろうか。

ASOは、コンタドールの件に関しては、CASの評決がツール前に出ることを望む旨だけをアナウンスし、それ以外は一切口をつぐんで過ごしてきた。
ニュースを少し当たってみたが、ASOの判断についての情報・考察はみつけられなかった。レキップが一番あてになると思うが、まだ不明。

翻って、コンタドール側の思惑だが、ツールに出たい意向があるのなら、日程を引きのばすのは、釈然としない。
無罪を確定させることが、一番利益になるはずだ。確定しないと、ASOから拒否される可能性を残す。
それなのに延期した、考えられる理由は、「情勢が不利で、別の弁明を作成する必要があると判断した」
言い替えると、「ASOからツール出場を拒否されるリスク」より、「今の弁明では有罪になるリスク」が大きい、という判断があった。
この解釈しか思いつかないのだが、他に何があるだろう?

「時間が経つと、有利になる証拠が手に入る、という何かしらの見込みがあった」・・現時点で勝算があるなら待つ必要はない。
「ASOと裏で交渉済みで出場の約束を取り付けてある」・・まさか。
むしろ、「ジロに出場できたから、ツールも大丈夫だろう、という楽観的な読み」の方がまだありそうな。ジロとツールでは事情が違う、1年前のツールで陽性を出したのだし、有罪になった場合、ツールは2年分の優勝剥奪になり、蒙るダメージが大きい、と自分は思うが、同じ判断をしない可能性はありそう。

逆に、「ジロを取れる目処がついたことで、ツールを敢えて捨てる賭けに出た」・・ASOが拒絶するなら、仕方ない。今年のツールは諦める。来年がある。有罪にならぬよう万全を尽くすことが優先。という計算ずくの戦略。・・はてさて?

ところで、現在開催中のジロでのコンタドールの強さを見て、こう思った。
「『一昨年までの彼』が戻ってきた。改めて、昨年のツールは、『最悪中の最悪』のコンディションだったのだなあ」

昨秋ドーピング疑惑が発覚したとき、「ドーピングをやって、あんな弱かったなんてありえない(だから、やっていないと思う)」という意見があったが、その観点を取り上げるなら、まったく逆に、「コンディションがボロボロに悪かったので、追い詰められて、手を出した」という解釈も可能なんだよな、と思った。

陽性を出したのは、トゥールマレ決戦の前日で、かつサクソバンクとの契約がまとまったちょうどその日だった。「明日、何があっても(槍が降ろうと)アンディに負けるわけにいかなかった」瀬戸際に、彼はいたのだ。
TTが終わって結果が決まったとき泣いていたが、そうなるくらい、昨年の彼は、考え得る限り最高度に追い詰められた状況にあったと思う。

(「アンディに負けるわけにいかなかった」の意味は、「サクソを出ていくアンディの代わりのエースとして、アンディより高額の条件で契約するのに、今年アンディとの直接対決で負けたら立場がない」)

念のため書いておくが、これは、ただ単に「置かれた環境」の話に過ぎず、彼がドーピングをしたという根拠にはならない。
(私は今も、彼がやっただろうと判断するに足る材料を持っていない)



ある日Jスポで、自転車中継の合間に、マリオン・ジョーンズのドキュメンタリー番組を放映していた。
たまたま目に入ったのが、ドーピングを告白する前の、「自分は、誰より多くの検査を受けている」と否定するシーン。
あらま。この台詞、他の誰かも言ったぞ。

これらの例が示すように、検査を誰より受けていて、バレたら名声を失うから、危険を犯さないだろう、と思われているようなウルトラスーパースターでも、やってるケースはあるのである。
検査では発見できないケースは、いくらでもある。
アメリカでは、検査では検出できず、捜査で発見、というケースがよくある。検査は、費用がかかる割に、すりぬけられてしまい、効率が悪い。WADAが、今後は、これ以上検査の回数を増やすより、捜査優先にしたいという話が、暫く前に出ていたが、こういう状況の反映だろう。

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●Tour of California

採点するなら70点くらいか。
色々やって、チームとして存在感は示したが、運もあまりなく、これといった戦績は得られなかった。

・フォイクトが負傷、リタイア
予想した通り、手の骨をやられ、リタイアしたが、幸い、深刻ではなかった。
帰国して、すぐ手術し、予定通り6/1からのツール・ド・ルクセンブルグに出る。メンバー表が載った。
毎年のように怪我しながらちゃんと戻って仕事するオグレディといい、タフなこと、頼もしい。

・デニフル、命拾い
第5ステージ、デニフルがフレイレと2人で逃げ、なかなかいい調子だったのに、パンクで落車し、おじゃん。
落車シーンがTV画面には映らなかったが、レース後、チームカーに頭を轢かれかかったのを間一髪助かっていたことが判明。
本人も、そういう状況だったことには気づかず、この写真を見せられて、初めて知ったのだそうだ。

・ゲルデマン、いまいち
チームは、登りの力をもう少し期待していたのではないだろうか?と少々の不安が。
彼は、シーズン前のキャンプでツール出場の約束は貰っていないと発言していたが、予定されていることが判明した。ツールの下見にアルプスへ行くメンバーに入っている。(シュレク兄弟、フグルサング、モンフォール、ゲルデマン)

・アンディ、順調に調整中
問題なく調整中。
「昨年の同じ時期よりいい」・・これは、本人の決まり文句だったのだが、アンデルセンが使っている。
Diesmal ohne Andy Schleck? (Tageblatt 5/24)

・ツールのメンバー残りは1枠
ジロを途中で撤退したことで、チームは当初予定の変更も思案しているのでは?と憶測している。

Category :  自転車
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アンディがシャカシャカとペダルを漕ぐ姿をTV画面で見ると、ほっとする。
彼が元気で走っている、それを目にするだけで心が穏やかになる。

元気で走っていてくれれば、それでいい。それだけで、いい。

stage3で、フォイクトの落車と、その後の姿に、鎖骨骨折したんじゃないかと心配でたまらなくなった。
ツールまで1か月半しかない。骨折では困る。

フォイクトは、シュレク兄弟から新チームに誘われたとき、二つ返事でOKしたのだろうと思う。
昨年のツールの第3ステージで、倒れたフランクの傍らで、フランクの手を握っていたのが彼だ。ステージ終了後の彼のコメントは、あんなコースを走らせるなんて、と半狂乱のような激したものだった。
移籍発表後、もう一度ツールに出て、シュレク兄弟のどちらかにマイヨ・ジョーヌを取らせて、キャリアを終わらせられたら完璧だね、と言った。
だから、彼には、シュレク兄弟がマイヨ・ジョーヌを取る年まで、ツールに出てもらいたい。
そういう年が来るかどうかは知らぬけれど、とにかく今年のツールには出てもらわないといけない。今骨折は困る。

翌stage4に出走し、しっかりと仕事しているのを見て胸を撫で下ろしたが、この記事を読むと、手の骨がやられているかもしれない。
Schleck surprised by second place on Sierra Road(cyclingnews 5/19)
肩が動くから鎖骨は大丈夫のようだが、手が痛くて、使えない、今夜病院へ行ってレントゲンを撮る、とある。

春のクラシックの総括で、「重大な怪我人は出ていないし、大きな不運もない」と書いた。
直後に、ベンナーティが骨折し、ジロを棒に振った。
それから、大きな不運がやってきた。

今年創設したこのチームに、これよりも大きな不運が訪れることは、チームが終わりを迎える日までないだろう。

これ以上悪いことは、起こらない。
これから、今以上に悪くなりようはない。
あとは上がるだけだ。

日はまた昇る。きらきらと輝く日々が必ず戻ってくる。

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・NHK「ネットワークで作る放射能汚染地図」
反響が大きいが、汚染データそのものはネットで既出で、目新しい件はない。

冒頭の、3月15日の台東区の空気の分析は、「3/18京大原子炉ゼミ2「もうやめよう、原子力ほんとうに」小出裕章2/2 」で放映済み。(該当箇所は3:20~)
小出さんは資料の出元を明かさなかった、この人だったのか、と今頃。

飯館村の土壌については
飯舘村周辺放射能汚染調査暫定報告の発表と対策について(4/4)で発表済み。
調査報告書:http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf
今中氏が、調査に行ったとき、マスコミがぞろぞろついてきたが、ものすごく汚染された場所があって、(自分らは専門家だが、おまえら素人は危ないから近寄るな、という意味で)おっぱらうのが大変だった、という怖い話を、関西弁で喋っていたが、NHKだったのか、と今頃判明。

浜岡原発停止のニュースのどさくさまぎれに公表され、マスメディアは大きく取り上げなかったがネット上では衝撃が走ったマップ
文部科学省及び米国エネルギー省航空機による航空機モニタリングの測定結果について
チェルノブイリ事故で強制退去区に指定された汚染濃度の地域に、今でも人が住み続けている(5/10)

東北・関東全域の放射性物質の降り積もり具合については、
文科省の公表したマップ3ページ目。
予測と記載されているが、この分布の裏付けになるデータが日々出てきている。

・テレビ朝日
メルトダウン公表後の後藤政志さんの解説(5/17)
なんと、地上波に、後藤さんが登場していた。びっくり。

反原発運動の牙城である原子力資料情報室のアドバイザーを務め、事故直後から、「最悪の事態」の話をし、「人間が放射能を制御できるというのは、思いあがりです」の台詞を吐いた方なので、地上波のお呼びでないと思っていた。
今までも出演していたという。原子力資料情報室の中継で喋ることとはトーンを変えていたのだろうか。でも今回は、呑気な視聴者にはちょっと冷や水を浴びせた解説だったかも?

「格納容器が損傷しているということは、原子炉の中の放射能が、そのまま我々の住んでいる空間と繋がっていることを意味している。これは、危機的な状態なんですよ」

「格納容器やぶれたら塞ぎたいんですけど、塞げないんです」


改めて言うと、この方は、元東芝、「原子炉格納容器の設計者」である。
格納容器のスペシャリスト。

どこの局かと思ったらテレビ朝日。テレ朝は、先日「ついに」小出さんも出したから、少し方針を変え始めたのかも。
このときは「原子力のコスト」の話題で、小出さんは、原子力のコストが安いというのは「私から見れば、イカサマ計算ですね」
ちょっと前の地上波なら電波に乗せない台詞。

発言の内容は、どれもネットでは既知。地上波がいかに大本営発表大政翼賛会報道で、地上波しか見ない国民を「騙して」きたかを示す。
バカバカしくて聞いていられないとほとんど見ていなかったが、久しぶりに見て、「このキャスターとかコメンテーターたちって、バカなのか、それとも演技しているのか、どっちなんだろうか。・・・・両方混ざってるのかね」。

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5月15日(日)NHK教育TVで放映されたETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~」が、NHK総合で再放送される。
5月19日(木)深夜1:30~

福島県内の汚染状況がよく判る。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html

尚、福島は「他人事」で、自分は安全な場所にいると思っている首都圏在住者は多いが、東京も、すでにけっこう汚染されている。
自分の居住するエリアは、都内で汚染度が高いエリアだ。何も気にしないで暮らすと、蓄積が着実に進む。
汚染データ各種を、国等はなかなか出さないが、ここにきて、色々な所からぼちぼち出てきて、確認ができるようになってきた。
(情報を探すか探さないか、「読み取る」ことをするかしないかの差で、認識に幅が出る)


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●TOC

stage1は、雪のためキャンセル。

レースの前5/13に行われたプレスカンファレンスのライブ中継映像
アンディの席は、ライプハイマーと並んでセンター。終了後、後段の主催者たちをつかまえて、なにやら延々喋る。
Schleck hopes for a strong performance at the Amgen Tour of California(5/14)
Leopard Trek racing for Weylandt in California(5/14)

●ドーピングターゲットリストの意味

波紋が広がっているが、自分の理解するところでは、あのリストの意味は、「UCIが、あたりをつけていた対象」を示したもので、それ以上でも以下でもない。
だからこそUCIは公表するつもりがなかった。内部文書で、外部に知られたくはなかった。リークされて大迷惑。

ランクの根拠は、血液検査の値だけではなく、様々な要素が勘案してあるようにみえる。個別の理由の「本当のところ」は闇の中。
「疑い」には、真偽が混ざる。あるものは事実、あるものは誤り。UCIはそれを判っているから、高いランクをつけているからといって、これだけでお縄にはしない。確定的な証拠が出るまでは自由の身。
逆に、ランク0の選手でも、ある日検査で陽性を出してチョン、となることもありうる。リストの性質からして、そうなる。

コンタドールの血液検査の値に異常値はなかった、というのは本当なのだろう。UCIが彼のランクを高くしたのは、過去数年の間に疑惑が複数回あったことの反映ではないだろうか?

昨年のツール総合の上位選手のランクをみると、
1.コンタドール=5
2.アンディ=3
3.メンショフ=9
4.サンチェス=4
5.ヴァンデンブロック=8

上位に来る選手は高いのが当たり前、その中で「アンディは疑われ度が比較的低かった」という話で済ませよう。
(なんで3なのよ、兄ちゃんは2、カンチェは0だぞ、とぶつくさ言ったのを、コロリと転換。・・この理解でいいのかどうか自信はないが)

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UCIが昨年作成した「ドーピングの疑わしさをランク付けした選手リスト」をレキップがリークした、というニュースが流れた。
UCI's suspicious list leaked from 2010 Tour de France(cyclingnews 5/13)

最初、自分の気になる選手たちのランクが何かを探して、あわあわしたが、頭を抱えるものはなかった。
アンディの「3」は、微妙なランク(0~1はクリーンといっていいが、2~4はひっかかるものがひとつあった)で、すっきりはしないが、気にする必要はない・・ことにする。

落ち着くと、「コンタドールは、噂通り、監視対象レベルだった、ということか。バイオロジカルパスポートは完璧だ、と自信満々の発言を繰り返していたが、全然完璧じゃないじゃないか」

アスタナの他の選手を確認すると、デラフエンテが「8」という限りなくクロに近いランクで、ヴィノクロフ、ノバルがコンタドールと同じく「5」。チーム9人のうち4人が要注意の5以上。

血液ドーピングを実施するには医者が必要で、チームが関与しないと難しいのでは、だからチーム全体がグレーかクリーンかは注意を払う点、と思っていた。

サクソバンクは?
「5」にブレシェルと、ニキ。

この2人は、レオパードには移籍しなかった。
レオパードのラインナップの中で、要注意の「5」以上に入っていたのは一人だけ。
ゲルデマン。「6」。
やばいランクだが、シュレク兄弟とアンデルセンは、疑いをかけられてきた過去を承知で、「友人」の彼を信じた、のだろうな。

チーム単位で見ると、レディオシャックが、「かなり黒いとみなされていた」ことが判る。
ポポヴィッチ「10」、ムラヴィエフ「8」、クレーデン「7」。

このリークで判ったことは、「ランク『5』のコンタドールは、クレンブテロールの検出量が微量だからといって、おっしゃるとおり食肉汚染ですねと簡単に無罪放免にしては貰えないわな」


ここまで書いてアップする前に再度cyclingnewsを読みに行くと、チーム別・国別のランキングも出していた。
クリーンさランキングの最下位がレディオシャック(22チーム中22位)、どべ2がアスタナ(21位)。

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・フェイユはジロを続けたかった
自分のブログにそう書いている。
Cyclisme: Tour d'Italie - Brice Feillu aurait préféré rester sur le Giro(Le Quotidien 5/11)

・Tour of California(5/15~22)
Amgen Tour of California: overall race contenders(cyclingnews 5/11)
GCのリーダーはゲルデマン、アンディはツールに向けた調整、とプレスオフィサー。

・ジロ
昨夜、TV画面に第5ステージの中継を映して過ごしていたら、ダウンヒルのシーンになると、腹の底からこみあがってくる恐怖感を抑えられない。
ツールまでに治るのだろうか。この思いはきっと自分だけではあるまい。

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ジロ・デ・イタリア出場中の事故死は、津波にさらわれるよりも、人生の終わり方として、いい。遥かにいい。

3月11日より前の自分であれば、レオパード・トレックと自転車ロードレース界のためにもっと深く悲しんだだろう。
ウェイラントのご家族、親しい人々、チームの悲しみと痛手を想像し理解することはできる。
だが、今、私の国には、抗うことのできぬ自然の猛威によって家族や大切な人を失った数多くの人々がいる。今も行方の知れない子や孫の姿を探し求める人々がいる。

20代の若い選手たちが同僚の死から受けるダメージが大きいことは十分承知している。だが、他者の死は、若者が成長していく過程で必然的に遭遇する経験だ。
人は、「大切なものを失う」苦しみを克服して生きていく。

私は、自転車ロードレースで選手が死亡する可能性を、日々明確に認識している。この感覚は、自動車レースの観戦で培われたものだと思う。自動車(4輪・2輪)レースでは、いつ誰が死んでも不思議はない。レースにおける事故死は、選手も、我々観客も、「負わなければならないリスク」と思っている。
私の目には、F1より、自転車ロードレースの方が、リスクが大きい競技に映った。生身をさらして走るし、安全性が管理されたクローズドのサーキットではなく、公道を走るから。

若者たちは、困難を乗り越える力を持っている。高齢になると、大切なものを失った打撃から立ち直ることは極めて困難だが、若者にはできる。
今は、悲しむだけ悲しんで、それから、レースに戻ってくればいい。

(レオパード・トレックのジロ撤退の報を読んで、「自転車ロードレースファン」である以前に「日本人」である自分の思ったこと)

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LEOPARD Trek drives Mercedes-Benz
スポンサーのMercedes-Benz Luxembourgがスパ・フランコルシャン・サーキットで撮影したプロモビデオ。

ちなみに自分は、昨年、メルセデスがスポンサーと発表されたとき、なら、もし兄弟がF1GPを見に行きたいと思ったら、メルセデスからパス貰って行かれそう、と思った。
という話は横におき、「Mercedes-Benz Luxembourg」で検索したら、偶然、こういうビデオが出てきた。
Michael Schumacher in 1983 interview
1983年というと、14才。
ファンの間では知られているものかもしれぬが、自分は初めて見た。声が子供で可愛い。

・5月のレース
チーム公式サイトのジロのプレビュー。ベンナーティの差し替えはフェイユ。
ターゲットは、スプリントと逃げの可能なステージ8つ。山岳とTTはどの程度できるか判らない、総合は、もしいい位置につける選手がいたときに考える程度、とのこと。
ラインナップは基本的にツール組を外していて、ツールにも出る可能性があるのはウェーグマン?

TOCのメンバーも発表済み。ゲルデマンはこちら。

・大人になる
昨年まで、自分はまだ若い、今でもシュレク家の中のベビーだと繰り返していた「シュレク家の末っ子」は、今季、その自称を止めることにしたらしい。
精神面が1年毎に成長していくので、追っている観戦側は、実に楽しい。これがスポーツ観戦をやる醍醐味だ、自分にとっては。

・L-B-L補遺
写真
http://tageblatt.lu/sport/radsport/story/Philippe-Gilbert-gewinnt-13048817(81枚)
http://pressphoto.rtl.lu/browse/search?q=Liege-Bastogne-Liege

L-B-Lは、シュレク兄弟の「事実上の」ホームレースで、応援団が大集合する。毎年これには必ず行って応援する、という雰囲気がばんばん伝わる。
かたやジルベールにとっても地元なので、大盛り上がりになったような。

レオパードのチーム関係者もみな来る。ベッカもリュシアン・ルクスも来る。
ベッカは、兄弟に面すると「もう一人のお父さん」みたいな雰囲気。フランクと。
これを見ると、アンディがメダルを渡しているかのようにみえたが、tageblattには、お母さんがメダルをふたつ首にかけているシーンと、お母さんがベッカの首にメダルをかけているシーンがあり、順番が「??」
もっとあとになると、お母さんはアンディのメダルひとつを首にかけている。フランクのメダルは?・・まあいいか、どうでも。

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原発関連書籍は、読もうと思っている分のまだ半分も読み終わっていない。

日々の報道を読むと、腹の立つときも、絶望的な気分になるときもある。が、幸い、「バランスを取る」ことのできる年齢になっている。
基本的な認識が共通しているビデオニュース・ドットコムや、「いつも元気な」福島みずほさんの発言を聞いたりするのは、バランスを保つ役に立つ。
彼女に言わせれば、「政府というのは、今までもいつもこう」で、今更呆れることでもなく、「これしきでいちいちめげていたらやってられない」のでは、と想像する。(聞いてみたわけではないので想像)

この先、数年から数十年後に大量に発生する被ばくによる健康被害の「補償」を、政府はなるべく少なくするよう「今から」努力しているんだよなあ、と暗い気分になるなんてのは子供のすること。
同じことは、私が生きてきた戦後の短い歳月の間に、原爆被爆、公害、薬害等において、何度も、繰り返されてきた。

要するに、「日本人(日本国民)の特性」というのは、戦中から今まで、ずっと変わっていない、ということらしい。
原発事故直後から感じていた「今の日本は、先の大戦中に近い状態」という感覚は、日々強まる。
日本人は、「過去から学ぶ」ことをせず、同じことを繰り返す、のである。

この理解は、今年初めから、日本の宗教・思想の本に手をつけていたことが影響している。
大震災時は、丸山真男の「日本の思想 (岩波新書)」(1961)を途中まで読んでいた。(今更読むか?と言われそうだが、この年になるまで読もうと思わなかったのは仕方ない)



「低線量なので、ただちに健康に影響はない」の政府発表を無批判に垂れ流してきたNHKは、過去に、「低線量の長期ひばくの危険性」を、しっかりと伝える番組を、制作・放映していた。

チェルノブイリの事故は、10年20年経って、住民の健康に深刻な影響を及ぼしている、これから先もまだまだ続き、全容が判るのはこれからなのだ、という旨を、淡々と述べている。
遠く離れた他国の出来事であるゆえ、現在の日本の週刊誌等の一部にみられる「危機感を煽る」ノリは全くなく、「反原発のイデオロギー」の匂いもなく、客観的に、冷静なタッチで描いており、現在の日本国民が参考にする資料として優れているのではないか、と思う。

2006年の番組中には、IAEAが、原子力産業が衰退しては困るという利害により、健康被害を過小評価した報告を出し、多くの批判を浴びた、という箇所がある。
これを作ったとき、NHKは、5年後に日本で原発大事故が発生し、日本政府が同じことをすると考えてはいなかったのだろうなあ。

NHKスペシャル
「終わりなき人体汚染ーチェルノブイリ原発事故から10年ー」(1996年)
http://www.youtube.com/watch?v=4GcOF4prndE
http://www.youtube.com/watch?v=wk-rOLrRnx8
http://www.youtube.com/watch?v=sqG0_3jlU-Y
http://www.youtube.com/watch?v=TPGlJpQN4Kc&feature=related

「汚された大地でーチェルノブイリ20年後の真実-」(2006年)
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=8hXmoNuJHKs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Fgx1mcUgHnA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=BiFTMaApEpw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ZK7T6BDiB1c&feature=related

(削除・再アップを繰り返しているので、消えていたら、番組名で検索して下さい)