南の国の太陽、空の色の獅子

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「原因は肉である」証明をコンタドール側はしていない、という2月21日の自分の記述は、全体状況からの推測だった。裏付けになる具体的な記事が出てきた。

Cycling: Alberto Contador's lawyer explains ban U-turn (The Independent 2/23)
紹介記事・・Contador's lawyer reveals defence strategy (cyclingnews 2/25)

コンタドールの弁護士が、どのようにしてRFECから処分無しを勝ち取ったかを話したもの。
この記事から「何を読み取るか」「どう解釈をするか」は、読む人によって幅があると思う。
記事には、ひとつではなく、複数の情報が書いてある。人は、「自分がこれまで持っている考えに一致する情報」を探し、「一致しない情報」を切り捨てる傾向がある。
英文の読解の仕方、の上にのっかって、解釈の幅が増幅されるだろう。

これを読んで、「肉だと証明できる」と思うか、「足りない」と思うか。
自分は、コンタドール側がRFECに出した弁明の文書を読んでいないし、法律家でもない。よって「素人のいい加減」な意見だが、この記事を読む限りでは、「証明として成立しない」と思った。

記事から読み取れることは、
1.肉の生産者の特定・・・できていない。
2.クレンブテロール汚染・・・生産者である可能性のある範囲の中に、汚染の可能性のあるものが存在する。

英文の解釈の問題は有るし、不明な点もある。
生産者は3か所のうちのどれかであるとバスク政府が証明しているのか、それ以外の可能性はないのか、3か所のうちの1か所の可能性が高そうというのは、どの程度の確率なのか。

この記事だけでは判らないことが複数あるが、「原因は肉である」と主張するためには、「肉の生産者(生産地)を特定し、その生産品が汚染されている確率が極めて高い」ことを示す必要がある、と思う。
記事の記述からは、彼等は、生産者の特定に成功しておらず、極めて高い割合で汚染されている事実も発見していない、と受け取れる。
辿りついたのは、汚染されていた「可能性がある」まで、である。

「バスク地方産の肉が汚染されていない証明はない」という発言があるが、「汚染されていない証明はない」とは、「汚染されているかもしれない」という可能性を意味するだけで、「汚染されている」ことの証明にはならない。
(流石弁護士、高校生くらいだと騙されそうな弁明である)

オフチャロフと同程度の強さの証明を成立させるためには、「中国と同程度以上に、バスク産の肉全般が汚染されている」という証明が必要になると思う。

元々、一般論として、「原因が肉であることが事実でも、それを証明することは極めて難しい」という見方があった。
RFECが1年出場停止を提示したとき、コンタドールはそれを受け入れるべきとコメントした関係者複数が、理由として、このテーゼを口にした。

なぜならば、肉の現物はどこにも残っていない。すなわち「証拠品が消滅している」からだ。
肉の生産地を特定し、その生産品全般が汚染されている確率が極めて高いことを示すのは、次善の策でしかない。

オフチャロフは、中国に滞在しており、中国における食物汚染の高さが認められたため、肉が原因である、と関係機関に承認された。
ケルンの検査機関で、中国からの帰還者を調べたところ、28人中22人から、低レベルのクレンブテロールが検出された。
WADAは、このデータをみて、オフチャロフの処分取り消しに同意した(不服申し立てをしなかった)という解釈が、おそらく当たっていると思う。

Howman: More money in doping than heroin (cyclingnews 2/23)
AP Interview: IOC official dispels food defense (Daily Caller 2/25)

さすれば、バスク地方(もしくはスペイン)の居住者もしくは帰還者を調べて、同様の数値が出れば、コンタドールに有利になる、という連想が浮かぶ。
逆に、出なければ、オフチャロフと同じ扱いをする理由はない。

もしも、WADAが、コンタドールについてもCASに不服申し立てをしない決定をしたなら、前者のデータが出たことが、可能性の一つとして推測できるのではないか、と思う。

但し、コンタドールが陽性反応を出した日、彼はツール参戦中で、バスクに滞在してはいなかった。バスク産の肉を食べることは、「自然な行為」ではない。
この点が、中国国内にいたオフチャロフとは異なる。

尚、スペイン首相や政治家たちが、肉の汚染説を積極的に肯定するのは、国産牛肉の安全性の否定になり、そんなことをするか?と少々疑問にも感じるが、その回答は、「マドリードの政府にとって、バスクは、『我が国』ではない」が、最も確からしいかもしれない。
他方、中国のアンチ・ドーピング機関は、WADAの中国国内の食物汚染の照会に対し、ドイツの検査機関がおかしい、と大反発する回答を寄こした、という。(これはこれで別の問題を起こしそうな件である)

The Independentの記事に戻ると、弁護士がどの程度本当のことを喋ったのか(どの程度事実を隠したのか)、記事を作った記者が、相手の本旨を理解しているのか、信憑性の程度は判らない、という保留をつけなければいけない。
記事1本を真に受けて判断するのは間違いの元、あくまで「材料のひとつ」として理解しておきたい。
今後、出てくる情報次第で、解釈・推測は、くるりと変わる可能性がある。

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ニガードは、3/1(火)にチームの中間報告をするという趣旨で、メディアに招待状を出している。
シュレク兄弟が出席する。
Wo kommt Enovos hin? (Tageblatt 2/23)

ルクセンブルク自転車連盟から、ナショナルチャンピオンジャージのデザインにクレームがついたという一件(トリコロールが細いラインで目立たない、もっと目立つようにしてくれ、という要望)があり、対象はフランクのRR、アンディのTT、2人両方で、この件の発表もあることが予想されている。

ところが、「先日アンダルシアでフランクが着ていたジャージの袖から、Enovosのロゴが消えていた」、「記者会見の場所がEnovosの本社」ということから、Enovosがタイトルスポンサーになる発表があるのではないか?という憶測が湧いて出てきたらしい。(袖から消えて、真ん中に移動する、という推測)

L' Essentielが、「Enovosがメインスポンサーになるが、賃金カットされる従業員が、自転車チームのスポンサードに大金を使うことに納得しない」という趣旨を報道した。(2/24
この報道には、EnovosとLEOPARD TREK両方が反応し、メインスポンサーになることを否定するリリースを出す。
New jersey, or perhaps new title sponsor, for Leopard-Trek team? (velonation 2/25)

あとは、当日発表待ち。

・写真
tdwsportを見ていて、Overview of Cycling : Vum Best Of Tim De Waeleがいいな、と思った。(被写体は自転車全般、写真として、の観点)



■世界ノルディック選手権 / 複合・ノーマルヒル

2位集団の中で、エーデルマンがゴットヴァルトのうしろにぴったり張り付き、絶対に前に出ない。全部牽かせる。
フレンツェルを逃がして、自分は2位狙い。目指すはドイツ1-2。個人戦と名がついてもチーム戦。
見事成功、万歳。(ゴットヴァルトに何があって転倒したのか判らぬが)
表彰台が美しいなあ。団体戦も頑張って下さい。

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・stage 4
ハイライト(12分)
アンディがレースしているシーンを、久々に見る。
前日は失敗したが、今日は逃げを作るのに成功し、残り15kmまで。
アンディが吸収されると今度はフォイクトがアタックする、という楽しいシーンを見られる。

・stage 3
ハイライト(13分)
こちらは、逃げを試みるも決まらなかった日。

●cycle sports3月号
アンディが表紙。書店で平積みになっていて、目に止まった。
八重洲出版HP
記事は数ページあるが、機材の話題が半分くらい占め、必読というほどではなし。

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・総括
カタールとオマーンの2週間が終了。
チームは、この間に星ひとつは挙げられる見込みで臨んだろうから、「とても満足」とはいえまい。
が、ネガティブな文言を言う状況でもないと思う。

さてこうなると、チームに初勝利を持って帰るのは、誰だろうか。

・カンチェ
連日ツイッターを打ちまくっている。なんなんだろう、と訝しくなるくらい。無理してやっているのではないのだろうし、「気分の面が」良好なのだろう。(と思っておこう・・判らないけど)

・フグルサング
オマーンの第4ステージ。「登りでカンチェに遅れたって?モンフォールに遅れるのは織り込み済みだったけど。・・カンチェの調子がよかった、とみるべき?」

(どうでもいいネタではあるが)もひとつ気になったのが、モンフォールのツイート(3/18)の中の台詞。
To late to have the diner in the restaurant. Jakob "beauty" have it ordered in the room
どういう意味でしょうか。

・負傷・病気情報
・マヨルカ・チャレンジ中の2月7日、チームの練習中に、車との接触事故が発生。
フォイクトとルンドは無傷、ウェーグマンとピレスが負傷して、翌日のレース出走を取りやめたが、その後両者とも治ってレースに出ている。
・2月16日、Volta ao Algarveにエースで出場したゲルデマンが、became ill in the nightだそうで、リタイアした。
その後は不明。本日時点で、2/27のLes Boucles du Sud Ardècheのリストに名前がある。

Category :  自転車
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最初に断り。
私の持っている情報と知識は非常に貧弱で、不十分だ。重要な事柄を知らないこともありうる。
トンチンカンなことを書く可能性も十分ある。
(よって、ゆめゆめうのみにはしないように)

誰も、証明していない

私が理解したところでは、現状はこう。

「クレンブテロールが、コンタドールの体内に、どこからどうやって入ったかの確かな証明は、誰もしていない。
誰も、証明することができていない」

専門家によると、可能性は、複数あるという。
サプリメント、食品、血液ドーピング。

コンタドールは、食品(具体的には肉)である、と主張する。
しかし、それが事実であると他人を納得させるに十分な合理的な証明は、していない。

専門家たちの中には、血液ドーピングの可能性が高い、という意見を述べる人々がいる。
しかし此方も、血液ドーピングが実施されたことを他人を納得させるに十分な合理的な証明は、していない。

双方とも、多くの人が納得することの可能な、「合理的・科学的」な証明を、していない。
しようと試みたが、いまだに、することができない。

それで、どうなるかというと

1.「肉」
1-1.「リ・フユ等他に例がある」から、可能性が十分ある
1-2.「クレンブテロール汚染の肉は、中国では広まっているが、ヨーロッパでは確認されていない」から、可能性が非常に低い

2.「血液ドーピング」
2-1.「可塑剤の検出」等から、可能性が十分ある
2-2.可塑剤その他は、血液ドーピングを証明する方法として確立されていない。「現行規則に基づいて実施された血液検査で、異常はみつかっていない」から、可能性が非常に低い

コンタドール側は、1-1と2-2を取る。
血液ドーピングは、証拠がなく、ありえないと推定されるから、処分される筋はない、と主張する。
血液ドーピング説派は、1-2と2-1を取る。
肉の汚染は、証拠がなく、ありえないと推定されるから、処分なしとする筋はない、と主張する。

双方とも、他説の可能性は極めて低いという「消去法」によって、自分の説を主張している。

どちらの説が確からしいと考えるかは、各人の持つ知識・情報と、「既に持っている認識、考え方」に依存する。

「既に持っている認識、考え方」とは、例えば、
・これまで、「コンタドールはクリーンだろう」と思っていたか、「疑わしい」と思っていたか。
・選手に味方する心情を持ち、選手の主張を信じる傾向を持つか、信じずに疑うか。
・ドーピングの歴史的事実(ドーピングの検出技術は常に後手に回り、摘発を免れた例が過去膨大にあるとか、過去10数年間のツール王者はほぼ全員クリーンではないと推定されるとか)を重視しているか、していないか。

以上が、事実認識について。

今後の見通し

今後どうなるかを考えたとき、自分の前には、非常に大きな疑問が横たわっている。

「UCIの思惑は何か」

上に書いたように、「何も証明されていない」ため、今後は、関係機関が何を望んでいるか、によって決まってくるのではないだろうか。
昨年、9月末にこの事件が表に出たとき、UCIは事件をもみ消したいのではないか?という疑惑があった。
UCIは、陽性反応が出たことをコンタドール本人に伝えた後、一か月間も公表せず、案件として存在することを、メディアに隠していた。
ドーピングに峻厳なドイツのメディア、ARDのジャーナリストが、当時、この点をとりあげてUCIを批判している。

UCIがなぜそうしたのか、彼等が何を考えていたのか、そして、今どう考えているのかは、自分には謎だ。
少なくとも、彼等は、「厳正に公平・中立」という信頼を掛けるには値しない。競技の統括団体とは、多かれ少なかれそういうものだ。FIAやIOCと同類である。

UCIの考えを推測するためには、他の諸々の件の情報・知識を総合して、広い見地から考えることが必要だが、生憎、自分はこれまで、この点に注意を払ってこなかった。
UCIに関する知識はほとんど持っていないので、推測不能で降参。

ルールの適用・運用という観点

上記とは別の観点の問題がある。
ルールの適用・運用という観点だ。

RFECが出した処分取り消しの決定は、コンタドールの雇った法律家たちの「ドーピング規定違反規則」の解釈と適用によって導き出されたもの、といえる、と思う。

彼等が用いたのは、「依頼人の利益を守るため」の規則の解釈と適用という「裁判闘争の技術」だ。
「事実を解明し、事実に相応の裁定が下されるべき」という、我々一般人(非法律家)の常識とは、別の次元に移ってしまっている。

これに加えて、対するWADAとUCI側の「規定の運用」にも、疑問がある。

世間には、規定の中の特定の条項を抜き出し、一言一句そのまま合致しないといけない、規定に基づき、コンタドールは出場停止処分を下されるべき、という主張がある。

しかし、ドーピング防止規程の全体を読み、この規程の本来の目的が何で、どのように運用されることが望ましいかの「理念」に目を向けると、その解釈と運用が正しいのか、疑問が生じてくる。

規則がいかにあるべきかの論議になると、収拾がつかなくなるが、ひとつ言えることは、ドーピング防止規程は、道路交通法ではない、ということだ。
条項の解説文の中には、制裁処置については、関係者間で相当な議論が行われてきたし、規則を解釈するCASの判断についても議論が続けられている、という記述がある。

「本規則についての3 年間の運用の経験から、関係者間の共通認識では、第2.1 項(禁止物質又はその代謝物若しくはマーカーの存在)及び第2.2 項(禁止物質又は禁止方法の使用)に規定されたドーピング防止規則違反は厳格責任原則に基づくべきである一方で、 本規則の制裁措置は、競技者又はその他の人が競技力の向上を目的としたものではないことを明確に示すことが出来る場合には、より柔軟にすべきであるものと考えられている。

つい先日、ドイツ卓球協会とドイツアンチ・ドーピング協会がオフチャロフの食物汚染を認めて処分を取り消した件について、WADAがCASに不服申し立てをしないとした決定は、注目に値する。

「10.5 例外的事情を理由とする資格停止期間の取消し又は短縮」の条項を読むと、オフチャロフのケースは、処分取り消しの条件を満たしていないのではないか、と思われる。
オフチャロフは、諸々の状況・証拠から、「自己の体内に禁止物質がいかに入ったか」は証明できたとしても、「過誤又は過失がないこと」の証明ができた、に当たるかが疑問だ。

中国では、食物汚染が蔓延していて、安全性に問題があることを、我々は一般常識として知っている。「最高度の注意をもってしても合理的には知り得ず推測もできなかった知りえなかったこと」に当たるだろうか?
中国では食物汚染が蔓延しているという事実が明白であるからこそ、「原因は食べた肉」と認められた。よって1番目の条件はクリアできるが、それはイコール2番目の条件がクリアできないことを指さないか。

もし、WADAが、規定条項の厳密な順守を要求するなら、申し立てをしていいケースに思える。
申し立てをしない理由は、何なのか。

食物汚染であることが確実に思えるので、CASが、「規則の本来の目的」から、処分取り消しは妥当と判断する可能性が高いとみたか。
それとも、WADA自身が、「柔軟に」考えて、処分取り消しを納得したのか。
それとも、「他の事件」との関連など、全体状況からの「総合的な判断」か。

コンタドールのケースは、オフチャロフと異なり、「食物汚染であることを示す強い証拠」がない。
その代わり、「スペインで買った肉が汚染されている確率は限りなくゼロに近い」から、「過誤又は過失がない」に当たるという主張は成立する可能性がある。
「あちら立てればこちらが立たず」で、2つの条件が両立はしない、という点は同じ。

仮に、そうだとしたら、WADAなりUCIなりCASなりが、「コンタドールは、本人の主張通り、食物汚染だ、という心証を得るか否か」が鍵になるのではないか。
心証として、食物汚染だと思えば、条項に合致しなくても処分取り消しに納得する可能性があるし、違うと思ったら、条項の厳密な適用を主張する。という想像が浮かぶ。

ここで、冒頭に戻る。
「原因の証明は誰もしておらず」、「コンタドールの主張を信じるか信じないかは、各人の頭の中を反映したもの」なのである。

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●Vuelta a Andalucia del Sol (2/20-24)

公式サイト http://www.vueltaandalucia.com/

61 SCHLECK, Andy LUX
62 SCHLECK, Franck LUX
63 KLEMME, Dominic GER
64 NIZZOLO, Giacomo ITA
65 VOIGT, Jens GER
66 LUND, Anders DEN
67 STANSNISDER, Tom NED
Director:GUERCILENA, Luca

2/20 live text (Biciciclism)

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15日のRFECの発表以降、ぼちぼちと資料を読み、考えているうち、段々頭がごちゃごちゃになってきた。
元々、これ、とひとつの意見にしがみついておらず、複数の視点から考えていたが、収拾がつかない状態に。
今後の見通しを、「こうではないだろうか」と一旦は書いたが、アップはもう少し考えてからにする。

(日本語で書いてある)誰かの意見を読みたいわ、という方がいらしたら、栗村修氏のブログをどうぞ。
2月10日2月18日

世界ドーピング防止規定日本語版は、今まで読まなかったが、必読。
「特定物質の利用に関する資格停止期間の取消しまたは短縮」の規定の掲載は、P.37から。

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●ADAMSの使い方

アンチドーピングシステムのひとつとして、365日居場所を報告しなければならないシステム(ADAMS)があることは知られている。
選手たちがこぼすのを時々読むが、具体的にどういうものか。

日本アンチドーピング機構が、「ADAMS 居場所情報提供マニュアル」を公開してくれていた。
選手を対象として、使い方を日本語で判り易く説明してある。
自転車のプロ選手たちは、全員これをやっているわけだが、なるほど、こりゃあ面倒だ。

これだと、内緒の彼女の家に泊ることはできないな、とまず思った。
彼女に限らず、その他諸々の「他人に知られたくはない場所」には、一晩たりとも泊ることができない。
そういうことをしたいと全然思わない「健全な」人は苦でないだろうけれど、中にはそうでない人もいるんじゃないだろうか。

管理業務的なマメな作業が得意でない人にも、ストレスになりそうだ。
インターネットで情報を入力するので、申告した予定が変わったら、その都度、更新する作業が必要になる。
うっかり忘れるとか、気づいたけれどPCが手元にないとか何等かの事情で更新しなかったときに、検査官がやってきたら、あわわわ、だ。クリスアンケルが、これで義務違反を2回累積してしまい危なかったことがある。

プロスポーツの最高レベルの人の中には、競技の才能は突出していても、別の種類の能力はダメ、という人がいても当たり前のように思う。
自転車に限らずスポーツ界には、今より昔の時代の方が、破天荒でけたはずれの天才がいて、伝説的な選手として記憶されているように思うが、彼等に、365日PCで居場所を報告する義務を課したら、正確に対応できただろうか。違ったのではないか、という気がする。
現在の選手たちは、オーガナイズされた環境の中で育ってきている。時代の違いというものを無視して、昔がよかったという回顧は、見る側の勝手な言い草なんじゃないか、という感を抱く。(無線禁止問題を連想して)

尚、どうしても内緒の場所に泊りたい場合、朝6時までに、申告した場所に戻る、ということをすれば多分OKだ。
09年から実施されている「60分時間枠の指定」を読むと、検査官が来るのは、朝6時から23時までの間である。とすると、夜23時以降、朝6時の間に行って帰ってくればいい。
朝7時にピンポーンとカバン持ってやってくる、という話はよく読む。でも、朝5時には来ないのだろうから。
・・でも、6時までに帰りつく腹積もりだったのに、事故等の不測の事態で、帰ってこられなくて、不在がバレる、というケースも起こりうるよなあ。(・・TVドラマの発想になってきたような)

●Volta ao Algarve

LEOPARDは、Tour of Oman(2/15-20)に並行して、Volta ao Algarve(2/16-20)に別働隊が参加。
チーム公式サイトは、レース前日にプレビューを掲載するスケジュールらしい。これに目を通しておけばとりあえずOK。

111 GERDEMANN Linus GER
112 PIRES Bruno POR
113 FEILLU Brice FRA
114 WEGMANN Fabian GER
115 ZAUGG Oliver SUI
116 WAGNER Robert GER
117 MORTENSEN Martin DEN
118 CLARKE William AUS

公式サイト http://www.voltaalgarve.com/

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昨年、ルクス新チームが、色々な件の正式発表を遅らせる戦術をとったことで、長い期間、憶測が飛び交い、此方は少なからず苛々する日々を過ごした。
だが、報道をチェックしていたお陰で、「各メディアに関して」得たことが幾つかあった。少し書いておきたい。

Luxemburger Wortは、信憑性が高い

ルクセンブルクの地元紙Luxemburger Wortが「煽り度の低い」メディアであることは、以前から認識していたが、今回、「信用するに足る」事例を示した。
カンチェラーラのルクス移籍を、発表前に、断定して報じたのは、ここが最初である。
リースが契約解除を発表した9月18日の翌日の9月19日

9月21日に書いた自分の推測は、おそらく当たっていた、と思う。
Wortの記者は、「想像」で書いていない。ソースが存在した。
この時点でカンチェのルクス移籍は決定していて、そのことを知っている人間が、ルクス国内には、複数いた。その中の誰かが情報源(意識的なリークか、うっかりしてバレたのかどちらなのかは不明)、という推測に無理はないと思う。

別の観点からの発想だが、ルクスという国は「小さくて」「人間の数が少ない」。それがために、人の繋がりが緊密、なのではないだろうか。
何を言いたいかというと、ごく小さいコミュニティだから、互いに知っている割合が高い。知り合いを6人辿ると世界中の人と繋がるという説がある。とすると人口50万のこの国では1人辿ったら全員知り合い。
さすれば、Wortの記者の知り合いの中にレオパードの関係者がいても不思議でもなんでもない。

同じ発想で、フラビオ・ベッカが以前からシュレク一家と知り合いなのも、ロペスと知り合いなのも、全然おかしくない話。
日本とは「サイズがかけ離れている」から、日本人の自分とは、ベースの部分の意識でズレるものがあるのではないか、とは今回自分が気づいたことである。

(「ルクセンブルク」という国籍だけをよすがに、「F1に注ぎ込む金がそれだけあるなら自転車界の同胞に金出して~!」とロペスに叫んだ自分の妄想も、まるっきり外れてはいなかったという話)

「1次ソースにあたれ」は鉄則

cyclowiredは、日本で数少ない自転車専門の情報サイトの一つで、自分もお世話になっているが、ときどき、トンチンカンな記事を載せる。

代表例を挙げる。
ツール制覇を目指すカンチェラーラ 1年前倒しでサクソバンクを離脱(9/21)
Wortのスクープの出た直後で、トンチンカンさが際立ったが、「なぜ筆者(Gregor Brown) がこのようなトンチンカンな記事を書いたのか」を分析してみよう。

筆者は、ネットに載った他メディアの複数の記事を読み、それらを繋ぎ合わせ、自分の想像を加えて、ストーリーを作り上げて、1本の記事にしている。この手法で書いている記事を、複数見かける。

この手法が「間違ってはいない」ケースもある。
しかし、他メディアの「読み方のレベルが低い」場合、「事実認識を間違え」、その結果、大外しのトンチンカンな記事を生むことがある。

上のカンチェの移籍記事を作る際に間違いを犯した原因は、「デンマークのBT紙が発信した記事の性格を理解していなかった」ことにある。

当時、デンマークメディアを連日チェックしていた自分は、彼等が、サクソバンクを我がデンマークの誇るチームとして扱い、離脱組(ルクス移籍組)に敵対心を持っていることを、否が応にも認識させられていた。
BT(sporten.dk)は、その中でも、ルクス憎しの急先鋒だった。

彼等は、カンチェの離脱を疑い、「てめえも出ていくのか。裏切り者」という目を持っていた。
ブエルタ中に、彼等独自のルートによって、リースとカンチェの関係が破綻したことを嗅ぎ出し、離脱発表の数日前から、その方向の報道を始めていた。
2010/09/18 : カンチェ移籍騒動

彼等はカンチェをマークしていた。それゆえ、9月17日にカンチェがチームに無断でレースをやめて帰路に着いたとき、空港で彼を捕まえ、話を聞くことができたのだろう、というのが、私の推測だ。
自宅に戻ったカンチェは、その後だんまりをきめこみ、18日に契約解除をリースが発表した後、22日までメディアに言葉を何も与えなかった。
17日にマドリードの空港で捕まえて、彼から去就に関する言葉を引き出すことに成功したメディアはBTだけで、他のメディアはどこも、BTの記事を引用して、記事を書いた。

「アルベルト・コンタドールと同じチームで走っている限り、ツール・ド・フランスで総合優勝は狙えないだろう」
この台詞は、9月17日付のBT(sporten.dk)の記事の中にある。

これを口に出したときの彼は、既にルクス移籍を決めているが、まだ発表はできない立場だった。
BTの記者は、「サクソバンク離脱は不可避」と腹の中で思っている。相手は口を割らないから、「移籍を考えているのは、コンタドールが来るからか?コンタドールと一緒は好ましくないか?」等、あれやこれや質問をして、言葉を引き出そうとした、という想像は容易だ。

言質は与えまいとするカンチェと、事実を探り出したい記者との虚虚実実の駆け引きの会話があり、その結果、記者が作って発信したのが17日の記事である。

BTの記事は、以上のような「背景」がある、という認識を持って、読む必要がある。
背景を把握せず、カンチェの発言部分だけを取り出し、文字面を真に受けて、想像を膨らませると、Gregor Brownが書いたような記事になる、のである。

カンチェがとりたてて意識して、この台詞を言ったとは限らない。記者の質問の流れの中で返しただけ、の可能性もある。
BTは、カンチェのサクソバンク離脱確定は事実と認めていたが、移籍先がルクスであるとは、まだ認めていなかった。
そう思いたくない、「認めたくない」という意識があったのではないか、という推測が浮かぶ。
コンタドールと同じチームだとツールで総合優勝を狙えない、という台詞は、シュレク兄弟のチームも否定することを意味する、という「解釈」をし、自分に都合がいいので、これを選んだのかもしれないのだ。

以上の解釈は、「BTが、サクソバンク分裂騒動をどのように報道してきたか」の流れを把握していれば、思いつくことだと思う。
この一件が示していることは、「1次ソースにあたるべし」という、「記事の読み方」の基本中の基本である。

尚、cyclowiredの記事については、少なからぬ日本人の自転車ファンが、記述を真に受けて、カンチェはツール総合を狙っている、と思い、ルクス移籍が発表されたとき、嘘ついてたのか、という反応が出るんじゃないか、という観点で、あまり有難くないと思った。
実際には、発表を遅らしに遅らし、その間リークが重なり、世間でほぼ既成事実化されてから発表したため、以前の発言を覚えている人がいなくなったようで、蒸し返す言葉は見かけなかった。

同様の現象は、デンマークのリース支持者の間でもあった。時間をかけ徐々に浸透させたおかげで、発表時に、「裏切り者!」の非難の合唱を浴びずに済んだ。
ニガードが発表を遅らせた目的は、この件が一番ではないと思うが、結果として、デンマークからの悪口をかわす効果も生んだので、成功だったな、と思っている。

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明日からTour of Oman。
公式サイト
昨年カンチェが総合優勝したが、今年のコースは昨年と異なり、厳しい登りが設定されている。そのためレオパードは、モンフォールとフグルサングの2人をこのレースに振り分け、コンディション調整をさせた。
2人とも、マヨルカでまあまあのレベルにもってきている。2人のうちリーダーはモンフォールの予定。
Maxime Monfort : «J'aime bien savoir où je vais» (2/12 Le Quotidien)

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●Tour of Qatar

チームにとって、レースは2種類ある。勝利を目標にするレースと、そうでないレース。
Tour of Qatarは前者だったので、勝てなかったことは残念だが、がっかりするほどでもない、と思う。
昨年のスカイのように、スタートで目立って、尻つぼみより、シーズンが終わったときに満足できる方がいいから。

サクソバンクが分裂してできたようなチームといっても、半分は新顔で、チームとしての活動は始めたばかりだ。最初からなにもかもすべてが思惑通りに進むなどと考えない方がいい。

事前予想通りの「風・風・風」のレースで、「チーム全体」の観点で総括すれば、十分機能して、満足していい出来だった、と思う。
ベンナーティが2位止まりだったのは、彼の足の実力の反映に過ぎない。

個人的には、このチームはツール総合と名のあるクラシック両方を分捕る気でいて、その上更にスプリントも、は欲張りすぎ、と思う。二兎追うものは一兎も得ずというから、これでいいんじゃないだろうか。・・「ものは考えよう」。

●オグレディ

クラン・モンタナキャンプのスキーで肋骨を折ったことを報じた記事には、けっこうひどいという文言もあったのだが、あれは何だったのだろう。なんたるタフさ。

自分は、昨年のツールで、彼の働きに、感嘆した。
第17ステージの雲の中の下りでは、「宜しくお願いしますう」。此方は肝が小さいので、冷や汗かいていた。

「総合優勝を目指すチームの一員としてツールに出場することがいかに過酷か」を、自分はCSCサクソバンクをしっかり追い始めてから、初めて、心底から認識した。(それ以前は、実質上ランスしか見ていなかった)
ツールの3週間は、出場選手の誰にとっても過酷だ。だが、マイヨ・ジョーヌのためにレースコントロールの義務を負うチームのアシストは、並のタフさでは務まらない。

●マヨルカでのインタビュー

Feillu : «Je le revois gagner avec son maillot ouvert» (2/11 Le Quotidien)
なぜかフランクが一緒。他の選手は1人ずつなのに。
他の選手たちは、シュレク兄弟との関係性を把握しているが、彼はそうでないので、この機会にフランクから聞いておこう、という思惑で、記者が一緒に頼んだのだろうか?

フランク曰く、彼がフェイユと言葉を交わした最初は、フェイユが09年ツール、アルカリスで勝ったとき。レース後、お祝いを言いに行った。
新チームにクライマーが欲しくて、すぐ思いついたのだそうだ。

フランス人のご多聞に洩れず、英語を話せない。若いので、本人に意欲があれば、上達するのでは。

●言語の話

レオパードのチーム公用語は英語。英語を喋れない選手が数人いるが、契約の際、若手には「勉強してね」、30過ぎのベンナーティだけが特例で除外かも。

実質的に幅をきかせそうなのがドイツ語。選手中ドイツ人が最多で、スタッフもドイツ人が多い。
というだけでなく、もともと、シュレク兄弟・カンチェ・フォイクトの4人が会話するときは、ドイツ語を使う。とは、クリスアンケルが09年ツール日記に書いたこと。
このことは、クリスとニキには、愉快でなかった、そうだ。察するところ、このデンマーク人2人は、ドイツ語を喋れないので、疎外感を味わったのだろう。
(堂々と書くクリスも肝が太いが、デンマークメディアにデンマーク語で書く日記を、ドイツ語軍団が読むことはないだろうと思ったとか?)

デンマーク人のニガードは、チームプレゼンの記者会見で、ドイツ語の質問に対し、英語で返答していたし、ドイツ人のゾンマーは、デンマーク語でしか出版されていないリースの自伝を僕のために誰か翻訳して~と呟いていた。(→デンマークとドイツの互換性は低い)

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●アンディ

新チームでのシーズンスタートで、注目されている身にも関わらず、体調不良で1日目の出走予定をとりやめるという、相変わらずのマイペースぶり。
2日目から出走し、とりたてて問題なし。

初日の体調不良を問われて、「昨年の同じ時期よりいい」
この台詞は、ツール直前まで使いそう。なにせ昨年コンディションはずっと芳しくなかった。「ツールの3週間だけトップレベルにもっていく」典型。

4日目(山岳)137位は、どうしたの?と聞かれて、「途中でサドルが壊れちゃったんだけど、(無線がないおかげで)サポートカーの助けをすぐには受けられなくて、時間をロスしたんだよね~」
Une dernière pour la route(Le Quotidien 2/10)

かねてから、彼は無線禁止を「じょーだんじゃない、ぷんぷん」とおおっぴらに喋っている。
「無線のない時代を知らない」若手はそうなる。彼等にとって、自転車RRという競技は「ディレクターと無線で会話しながらする競技」だから。だと思う。

フグルサングも、無線禁止反対の意見を自分のHPに書いている。
アンディと、こういうジョークを言い合ったのだそうだ。
レースを面白くしたいなら、補給を禁止して、スタート時、ボトル1本、食糧なし、にしたらどう。ハンガーノックで、テレビ的に、面白い光景になる。
チームカーのメカニカルサポートの禁止でもいい。
ギヤを1つしか使えなくする、そうすれば、山を登れないわ、ダウンヒルで落車しまくる。TVで見たら面白いよね。
(・・言ったのは、君じゃなくアンディじゃないの・・?)

若手に限らず、現役最年長のフォイクトも、無線禁止には反対。
Jens Voigt : «Cette année, ce sera notre année!»(Le Quotidien 2/10)

ルールを決めるUCIの人間は、「年食った人間たち」だ。どことなく、コンバルソリのあった時代の価値観を持つ人間たちが「ジャンプはもういい、ジャンプ以外の要素も重視します」と言い出した、フィギュアスケートの採点方法の変更の光景に通じるような感がある。
ジャンプ合戦の激化は90年代半ばからだ。自転車RRでの無線使用も90年代からで、10年くらい経った頃、昔に戻れ、と言い出す人が出てくる、と。

結局はしょうがないと受け入れることになるのだろうが、事故が起こって、無線禁止が重大な影響をもたらす事例が発生したら、その限りではないだろう、と思う。(フィギュアスケートのルールとは、その点が違う)

シーズンインの日の写真・・tdwsport.com(2ページ)、cyclingnews.com
姿を見て、ほっとした。

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「カンチェラーラの選択」続き。

オグレディという存在

まこと人間関係の把握には時間がかかる。文句なしに年季がものを言い、新参者は苦労する。

カンチェのルクス移籍の第一の理由が、「仲間たち」と共にいることを選んだこと、という解釈は蓋然性が高い、とみていいと思う。
彼の発言の中に、「多数がチームを去って、コンタドールが来て、1人になることに気づいた」という科白があった。

あの文面を読んで、「大勢出て行ったと言うが、移籍する選手は、彼を除いて10人で、数字上では、半分以上はチームに残る。残留する人々の側から見れば、彼の台詞は少々おかしい」というつっこみを思い浮かべた人間は少数だろう。
(デンマークのリース信者が言いそう、という、被害妄想に近いこの発想が自分の頭に浮かんだのは、勿論、「彼のルクス移籍反対派」から、ぎゃあぴい噛みつかれた経験のせいである)

ここで終わらないのが自分。
「どんだけ『1人になる』わけ?」→「彼は、レースでいつも『誰と』一緒だったのだろう?」

この問いに対して、回答が出てこない。彼が本命のファンなら即答できるだろうが、生憎自分が把握しているのは、「アンディとフランクがどれだけ一緒のレースに出ているか」だけだ。

それでは、と、彼が2010年に出場したレースでのチームメートは誰であったかを、調べてみた。
サクソバンク公式サイトのレースリザルトから拾い出して集計。

カンチェラーラが出場したレースは合計16。
そのうち、一番数が多かったのは・・

オグレディ。
16レースのうち、15レース出ている。
春のクラシックも、その後のステージレースも、共にしている。
カンチェが、オグレディなしで走ったのは、ドワーズ・ドア・フラーンデレン1レースのみ。
それと、ブエルタの第10~19ステージ。
周知の通り、オグレディが、第10ステージ直前にリースに追放されたため。

オグレディに次ぐのはブレシェル。14レース。
但し、彼は、ブエルタ不参加のため、日数では、オグレディと9日差がある。
(それでも、ほとんど一緒で、デンマークメディアから「カンチェラーラの陰にいた」と言われたことに納得)

以下、ラーションが8レース。
クレンメ、クック、ホイが7レース。

オグレディは、カンチェのルームメイトだ。
シュレク兄弟が、常に同部屋であったのと同じように、おそらくこの2人も、常に一緒だったのでは。
今年のカタール開始前のカンチェのツイッター
Finally in Doha.Quick transfer to the hotel and go for training with @leopardtrek riders.Looking foward to see my new old roommate o'grady
3:21 PM Feb 5th Twitter for iPhoneから

カンチェラーラは、昨年後半の移籍騒動勃発以降、特定のチームメートの名を、仲のよい友人として公言することを避けてきた、と思う。
しかし、Basler Zeitungのインタビューで、チームメートたちとの経験には、レースに勝つことよりも素晴らしいことがあるんだよ、と言い、その例に挙げたのは、オグレディとのことだった。

オグレディは、シュレク兄弟とも密接な関係にある。アンディは、家族ぐるみの付き合いだ、と言い、フランクも、最上級の親しい関係と公言した。

チーム・サクソバンクの中にあった「緊密に結束したグループ」の正体の理解に、大分、材料が集まった、といったところ。
(過去を知っていれば、もっと簡単だが、今から遡って情報収集するのは困難)


●Fabian Cancellara ne change rien

Fabian Cancellara ne change rien(Le Quotidien 2/8)

カタールの現地で、またも、今季の目標の質問が記者からあり(多分、「L-B-Lを狙うのか?アワーレコードは?」とダイレクトな聞き方だったのでは)、それにはっきり返答した模様。
L-B-Lもアワーレコードも目指さない、目標は昨年と同じ、と。

●Challenge Mallorca&Tour of Qatar 開催中

LEOPARD TREK公式サイトは、レースレポートのアップが早い。サクソバンク並の迅速さ。
また、calendar&resultsのページに、Tirreno - Adriaticoまでの出場選手の予定を記載している。
出してくれないかなあ、と思っていたので有難い。

Challenge Mallorcaのリストは記載していないので、biciciclismoの掲載より。

・Trofeo Inca(3日目)

Dorsales oficiales:
LEOPARD TREK LUX
1 SCHLECK, Andy LUX
3 FUGLSANG, Jakob DEN
5 MONFORT, Maxime BEL
7 VOIGT, Jens GER
8 LUND, Anders DEN
9 ZAUGG, Oliver SUI
11 WAGNER, Robert GER
12 MORTENSEN, Martin DEN
13 PIRES, Bruno POR
15 WEGMANN, Fabian GER
Director: SCHMIDT, Torsten

・Trofeo Deiá(4日目)

Dorsales oficiales:
LEOPARD TREK LUX
1 SCHLECK, Andy LUX
2 SCHLECK, Franck LUX
3 FUGLSANG, Jakob DEN
4 GERDEMANN, Linus GER
5 MONFORT, Maxime BEL
6 FEILLU, Brice FRA
7 VOIGT, Jens GER
9 ZAUGG, Oliver SUI
13 PIRES, Bruno POR
Director: SCHMIDT, Torsten

Category :  自転車
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●Challenge Mallorca

公式サイト
ワンデーレースを5日間行う(全ステージ出場義務なし)という変則レースで、出場選手はとっかえひっかえ。

・Trofeo Palma (1日目)

LEOPARD TREKが出したリストは下だが、アンディが体調が悪いとドタキャンした。(「いつものこと」とスルー)
1 SCHLECK, Andy LUX
2 SCHLECK, Franck LUX
4 GERDEMANN, Linus GER
7 VOIGT, Jens GER
8 LUND, Anders DEN
11 WAGNER, Robert GER
12 MORTENSEN, Martin DEN
13 PIRES, Bruno POR
14 NIZZOLO, Giacomo ITA
15 WEGMANN, Fabian GER
Dorsales oficiales del Trofeo Palma, 1ª prueba de la Challenge Mallorca

レースレポート・リザルト(CN
LEOPARD TREK公式サイトのレポート

・Trofeo Cala Millor(2日目)

Dorsales oficiales
LEOPARD TREK
1 SCHLECK, Andy LUX
2 SCHLECK, Franck LUX
3 FUGLSANG, Jakob DEN
4 GERDEMANN, Linus GER
5 MONFORT, Maxime BEL
6 FEILLU, Brice FRA
9 ZAUGG, Oliver SUI
11 WAGNER, Robert GER
12 MORTENSEN, Martin DEN
14 NIZZOLO, Giacomo ITA

●政治の問題

Riders protest aganist radio ban at the Challenge Mallorca(cyclingnews 2/6)

無線禁止問題は、単に、選手たちが嫌がってごねているという話ではなく、ルール策定にチーム側が全く関与できない現状に不満がある「統治の問題」である旨のアピールをチーム側(AIGCP)がしている話を書いてある。

AIGCP rejects UCI radio ban(cyclingnews 1/17)

ルール策定の権限を持つ統括団体と、競技を行う当時者(チーム・選手)間の権力を巡る闘争という、「いずこのジャンルでも展開される」政治問題の側面があるらしい。
自分は、この問題にF1で長年付き合って、いい加減飽き、こちらのジャンルでは関わらずにスルーしようと思っていたのだが、そのうちそうもいかなくなるかもしれない。


追記

「なぜだか分らぬが、イタリア紙2紙に、先日のコンタドールの件の進展後にアンディにインタビューした記事が出ている。(なぜにイタリア?)」
2011/02/01 : アンディ、3kg体重を増やす

答が判った。

1月27日に、イタリア・ピネローロで、今年ツールが開催される記念のイベントが開催され、アンディも出席したのだった。
Tour de France 2011, a Pinerolo presentata la tappa italiana

このとき囲みの取材があり、フランス語(か英語)の彼の発言を、メディアが各々イタリア語に翻訳して、記事を作ったので、「大意は同じで、細部の異なる」発言の記事が発生した、と思われる。

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今季の目標

カンチェラーラは、今季のスケジュールを、(シュレク兄弟たちがしているように)自分のHPに掲載していない。
チームプレゼン直後に出た記事では、昨年同様the tours of Qatar とOmanでスタートし、Bianche Strade、Tirreno-Adriatico、Milan-San Remo、Flanders、Paris-Roubaix、これに新たにAmstel Gold Race。そういう発言をした。

プロ10年目の今季の「パーフェクト」は?に対しての返答は、「クラシックをどれか1つ勝って、シュレク兄弟とツールを勝って、世界選手権ロードを勝つ」
“A perfect season? Win one of those classics, win the Tour with one of the brothers, and win the world title on the road.”

Fabian Cancellara targeting all the spring classics with Leopard-Trek(velonation 1/6)
Fabian Cancellara wants more eco-friendly motorized bike(velonews 1/7)

昨秋、「モニュメント制覇のため、リエージュ~バストーニュ~リエージュに照準を合わせる」という発言が流布した。ひとつでなく、複数のメディアのインタビューで喋ったようだった。
それは変更した、ということになる。
モニュメント制覇は、目標として持ち続けているが、「今季」に達成を目指すことはしない。
今季LーB-Lは、出場の予定すら決めていない。
マヨルカキャンプでのインタビューでも、同じ趣旨を語っている。(cyclowired 2/4)

思うに、「来季はLーB-Lを目指したい」というのは、「昨秋、本当に思っていた」ことだったのだろうか。
本気でL-B-Lを狙うなら、体重を落として山を登れるようにし、ロンド・ファン・フラーンデレンとパリ・ルーベには出ない、というスケジュールを組む必要がある。性格が全く異なる両方は無理だ。
だが、「チームがファビアン・カンチェラーラに対して望むこと」は、「今のままの彼が獲ることのできる」パヴェのクラシックの勝利をチームに持って帰ってきてくれることだろう。
それは、レオパードに限ったことではない。彼にオファーを出す他のどこのチームも同じだと思う。

彼自身もそれが判らないことはないと思う。結局、チームが変わり機材も変わる初年度に、肉体も改造して、春のL-B-Lを狙うのは難しい、よって先送りし、今年の第一目標はシーズン末の世界選、あとはコンディションをみて、というのがチームと話しあっての落とし所だったのでは。

世界選ロードは、数年来の彼のターゲットで、これを獲れれば他がどうであっても成功の年になるくらい価値があるレースだ。
チームも、「チームにアルカンシェルがある」ことに価値があるので、サポートする。
(ブレシェルは、ラボバンクから、世界選で勝ったら、年棒分くらいのボーナスを出す、とニンジンをぶら下げられたそうで、今までサクソバンクで言われたことがなかったから吃驚した、と昨秋言った)

尚、L-B-Lは、シュレク兄弟も熱望するレースで、バッティングすることが一見都合悪そうだが、見方を変えると、必ずしもそうとはいえない。
カンチェラーラは「1回勝てばいい」だけだ。シュレク兄弟は、自分の勝利を諦めて彼を助けるのは1回でいいのである。
なにより、シュレク兄弟の第一目標はツールであって、アルデンヌは2番目の目標だ。
ツールでファビアンに助けて貰うのだから、LーB-Lで彼を助けることの納得は十分できるだろう。それができぬような強欲な性分であったなら、カンチェが兄弟と一緒にいることを選ぶことはなかったのではないか。

そして、カンチェがLーB-L獲りに本気で着手したとき、このレースの有力候補であるシュレク兄弟と同じチームにいることは、彼にとってメリットになる。
「シュレク兄弟を敵に持たなくて済む」=「強力な競争相手が2人減る」というメリットだ。

言葉と本心の間

昨秋の彼の発言は、記事によってトーンに差があった。彼の本当の心情の把握を、自分にはずっとできなかったし、人間像の理解も、同様だった。
難しいことを言っているわけではないし、率直にみえる箇所もあって、深読みをしなくてもいい、のかもしれなかった。だが、昨年後半、数か月間に渡り、彼は、肝心なこと、「来季どこのチームに行くのか」を隠していた。
「科白の中のどれが本心でどれが偽りか」を判別することが必要だった。

野心に溢れた科白の他方で、「また(2008年みたいな)燃え尽き症候群気味?」と懸念を抱かせるようなものもあった。
Fabian Cancellara: «Nicht von einem anderen Planeten»(swiss olympic)では、すべて手に入れてしまったから、来季の目標を決めるのは簡単ではない、とモニュメント制覇の目標を否定していると受け取れるようなことを述べているのである。

今つくづく思うことは、「世の中のほとんどの人は、彼のことを知らなかったのだな」。
「相手を『知って』いれば、どこに移籍したいと思っているかの推測を間違えない」が、私の持論だ。
シューマッハファンをやっていたとき、メディアの撒き散らす憶測を、「1000%ない」という科白で切って捨てることが普通にできた。
ファンになって、情報を熱心に集め、相手に「寄り添う」と、やがて相手がどう考えているかを把握できるようになる。本人がキャリアにおいて何を望んでいるかの読みを間違えることはない、のである。
(挙句の果ては、「キャリアの最後はメルセデス」という「当の本人が、ほんの少し前まで考えていなかった」夢が現実になるというおまけまでつく)

カンチェラーラがルクスへの移籍を選んだことに対しては、今になると、「自分は最初からそう思っていた」という人が出てきそうだ。
確かに、6月末にルクスプロジェクトの話が表に出て以降、彼のルクス移籍説はメディアの間で「憶測として」消えることなく綿々と存在していた。

当時から、「事実を正確に把握した上での正しい推測ができた人も、どこかにはいた」と思う。
しかし、当時、自分の目に入ったメディアには、説得力のある根拠を示したものはなかったし、ファンの言葉は、「願望」や「思い込み」にみえるばかりで、「客観的事実に基づいた推測」が見当たらなかった。

a close bond

事実は何であったのか。

2004年から2008年までCSCのスポーティングディレクターであったスコット・サンダーランドが、今回のサクソバンクからの主力選手たちの離反について、先日こう語った。

「何年もの間に渡って、チームには強固な結束があった。それがリースのチームの成功の源だ。選手たちは、非常によい友人になった。単にチームメートというだけでなくてね」
「その結束ができてしまうと、そのうちの1人か2人が出ていったら、他も一緒に出ていくかもしれないというリスクが、(リースには)常にあった」
Team Saxo Bank: Plan A is still Contador. Plan B is … more complicated (velonews 1/21)

先立つこと昨年10月、フォイクトとクレンメのルクス移籍発表時、velonationが、2人の発言から、サンダーランドと同じ解釈を引き出し、指摘している。

「皮肉なこと」に、選手同士の強い結束というチーム・サクソバンクの長所が、弱点になってしまった、と。
Ironically, that same close bond appears to be the reason why so many are following the Schlecks away from the Danish team. Team Saxo Bank's strength appears to have become its weakness, although Riis is determined to bounce back.
Klemme, like Voigt, emphasises friendship was major factor in moving from Saxo Bank to Luxembourg team (10/27)

私は、velonationのこの記事の出る前の10/24にこのエントリを書いてアップしたが、数日後にひっこめた。
このエントリの文章の終わりには、最初、次の文章があった。


彼がルクスへの移籍を選ぶなら、その理由は、フォイクトと同じで、“I would just love to keep this group of people together because I love them, I trust them, I like to work with them.”だからだろう。

チーム・サクソバンク(CSC)の強い結束力の源は、リースに対する忠誠ではなく、選手たちのお互いに対する愛情と信頼だった。
彼等にとっての「チーム」とは、「リースが率いるグループ」ではなく、「互いに信頼し合う人々のグループ」 だった。
そういう解釈が可能ではないか、と思う。


一度アップした後、考え直して削り、その後、エントリごとひっこめた。
この時点で私は、彼のルクス入りを100%確信していた。だが、彼の心情の推測については、まだ、「揺らいで」いた。
こうではないか、と思ったが、それは、こちらの「願望」であって、事実ではないかもしれない。
事実でなければ、この解釈は、リースに対する侮辱に当たるのではないか、されば表に晒さない方が妥当だろう。そう思ったからだ。

このときの解釈でよかった、と、今、結論づけようと思う。

BMC

カンチェラーラの移籍の理由が上記であったのであれば、サクソバンクとの契約解除を決めた時点で、彼の心は、ルクスと決まっていたことになる。
つまり、他のチームは、「最初から」選択肢になかった。

スカイが彼にアプローチした時期がいつ頃なのか、裏は取れない。しかし、彼に気のないことがすぐに判った、とスカイ側は後日語っている。
Brailsford: Sky must avoid "isolated and robotic" approach (cyclingnews 11/17)

確かに、スカイの名をメディアが書いたのは、一時期だった。
長い期間、名が挙げられていたのはBMCで、どうも、彼は、BMCに対しては、スカイと異なり、明確な拒否の意思表示をする時期を遅らせていたようだ。
いってみれば、ルクスに決めたことを世間に知られないための煙幕として、BMCを利用した。

世間であれだけ噂されたのは、「BMCのオーナー、アンディ・リースが彼を欲していた」からだが、それは「一方的な求愛」だったのだろう。
A.リースが、「カンチェからの信頼を得る努力」をしたのかどうかは知らない。やってもやらなくても結果は同じだったのだろうが(「強い結束を作ってしまった仲間たち」には勝てない)、ツールプレゼンの場での彼の発言に、自分は少しひっかかった。

十分に「高い金額」のオファーをしたがダメだった、他チームはもっと高い条件を出したのだろう、という発言に、「結局は金でしょ?」という感じを受けたのだ。(文脈が不明なので、実際のニュアンスは判らない)
A.リースがどうかはおいて、こういう考え方・見方をする人は世の中に多くいる。それらの人々には、どういう説明をしても、カンチェがシュレク兄弟の新チームに行くことを選んだ心情を理解することは永遠にできないのだろうな、と感じたのだった。



・当時アップしなかったネタ、その他
ツールプレゼン会場で、フランクのネクタイを直すアンディ。
プレゼンでの写真を見たとき、自分も、フランクのネクタイがひん曲がっていることが気になった。
だからこれは、プレゼン終了後だと思う。(・・弟君、気づくのが遅いって)
この瞬間を見逃さず、シャッター切ったカメラマンと、掲載した人、偉い。

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レオパード・トレック公式サイトのフルバージョンが2月1日スタートした。

いくつかの点を。

・Team Story
チームの「公式な」設立の経緯と目標が記載されている。
昨年夏から、公表されるのをずっと待っていたものだが、現在までに延々推測を巡らし検討して、ほぼ納得するに至った。おかげで、いざ出て、読んでも、これといった目新しい点はない。

・Riders
アンディの体重が68kg、フランク65kg、と記載されている。
昨年まで、2人とも公称67kgで通してきたが、「実際」は、違っているように見えた。フランクは、67kgないだろう、と思っていた。
3kg増やしたというアンディの発言が事実であれば、彼は昨季は65kgだったことになる。
過去はおいて、事実とみなしてよさそうなことは、「現在アンディはフランクより3kg重い」。見た目に合致している。

カンチェラーラの体重も昨季と違う。
82kg。昨季の公称は80kgだった。

1月6日の記者会見で、カンチェとフランクが並んで座っている図に、「なんたる肩幅の差。幅だけじゃない、厚みの差も。体形の差がものすごいなあ。それで、この2人、仲いいわけだ、貧相なまでに細いフランクが、逞しいファビアンを、一緒に来ないか、と誘い、ファビアンが、うんと言ってついてきたと」
身長が同じ186cmで17kg差がある2人が並んだら、そういう感を抱かせても道理。

その他の点は追って。


・間違いの訂正

2011/01/27 : アンディ・シュレクのメンタリティ」にフグルサングがアンディの住むアパートに越して来たと書いたが、デンマーク語の記事の「時制」の理解を間違えた模様。
velonationの記事によると、予定であって、「まだ」越してきてはいない。
Jakob Fuglsang set to move into the apartment below Andy Schleck in Luxembourg (velonation 2/2)
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なぜだか分らぬが、イタリア紙2紙に、先日のコンタドールの件の進展後にアンディにインタビューした記事が出ている。(なぜにイタリア?)

ひとつはガゼッタで、ネット上に原文はなく、下は引用記事。
Affaire Contador: Andy Schleck prêt à se considérer vainqueur (Le Quotidien 1/28)
Schleck, without Contador, fears Basso at Tour de France (Cycling Weekly 1/28)

もうひとつがLa Stampaで、こちらはネット上にある。
Il doping secondo Schleck: "Il ciclismo è lo sport più pulito" (La Stampa 1/31)
<引用記事>Schleck considers Basso Tour rival number one (velonation 1/31)
語っている内容はガゼッタとほとんど同じで、流用か?とも思ったが、使っている言葉は違う。イタリア人記者の囲みとか?真相は不明。

コンタドールの件については、基本的に以前と同じ。
彼にとって、2010年ツールは終わったことで、繰り上がり優勝になろうがなるまいが本質的に違いがないのだろうと思う。
この後、CASへ進んで、最終的な決着がつくのはかなり先になるだろう。決着する前に、2011年ツールを「コース上で」勝って、大盛り上がりでお祝いし、その後、前年分も回ってきたら、「おまけ」で貰えばいいことだ。欲しいとも思わぬが、敢えて断る理由もない。・・ものすごい強気だが、本人及びそのサイドはこう考えて不思議ないと思う。

今回の記事で、最も注意を引いたのは、体重の件である。
チームプレゼンを見たとき、体形の変化に、すぐ気付いた。胸が厚くなっている。「えっ??」となった。
それ以前、スイスキャンプなどでは着こんでいたから判らなかったが、ジャージ姿になると、一目瞭然だ。
「フランクより、3kg重いぞ。いや4kg・・?」

非常に気になり、話題になると待っていたが、なかなか出てこない。
記者ども、なんで誰も聞かないんだ?
今回の記事も、記者が質問したのではなく、自分から言ったようで、どいつもこいつもどこに目をつけているのやら?

ジムでトレーニングして、「意図して」3kg増やした、のだそうだ。
目的は、TTの向上。

自分の最大かつ致命的な弱点がTTで、この改善がツールで勝つために不可欠であるという認識のもと、本人が選んだ策、と受け止める。
正直に言えば、登坂力が犠牲になる危惧はある。
けれども、もしそうなったらなったで仕方ない。ぐじぐじは言わん。「ぜんぶひっくるめて」見守る覚悟は決まっているので。
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