南の国の太陽、空の色の獅子

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●レオパード本隊始動

レオパードの本隊(1軍)が、2/6から始動する。
ツアー・ダウン・アンダーには1軍を出さなかった。2月第2週から、このチームは本格始動する。

・ツアー・オブ・カタール(2/6~2/11)

メンバー(CNのスタートリストから)
Wouter Weylandt (Bel)
Davide Vigano (Ita)
Tom Stamsnijder (Ned)
Joost Posthuma (Ned)
Stuart O'Grady (Aus)
Dominic Klemme (Ger)
Daniele Bennati (Ita)
Fabian Cancellara (Swi)
X Anders Lund (Den)
X Stephan Denifl (Aut)

ラインナップは、カンチェがリーダーのクラシック班と、ベンナーティがリーダーのスプリント班の混成。
昨年のカタールのサクソバンクのメンバーは、カンチェ、ブレシェル、アエド兄弟、ホイ、クック、クレンメ、オグレディだった。

ディレクターはアンデルセン。
彼は、ツアー・ダウン・アンダーをミカエルセンに任せ、マヨルカキャンプで主力選手と行動を共にした。
結果を追及しなかった顔見せのダウンアンダーと違い、カタールでは「結果」を目指している、と思われる。

・マヨルカ・チャレンジ(2/6~2/10)

シュレク兄弟は、マヨルカ・チャレンジでスタートする。
カタール組と違い、アンディは、「自分にとってはトレーニングキャンプの一部」(cyclowiredのインタビュー)。
アンデルセンは、ゲルデマンとモンフォールには、早めに身体を作るスケジュールを指示してある。
メンバーは他に、フグルサング、フォイクト、という記事が暫く前に出た。
公式サイトのリストには多数記載してあって、最終は未確認。
ディレクターはシュミット。

●スケジュール

フグルサングとモンフォールが、シーズン前半の暫定のスケジュールを自分の公式サイトに掲載している。
2人ともに、ツールをリストに入れている。確約をアンデルセンからすでに貰っている、ということ。
そして、スケジュール全体を見ると、この2人はシュレク兄弟に伴う割合が高い。

ゲルデマンは、マヨルカキャンプでのインタビューの中で、ツール出場を約束されていない旨の発言をした。

・フグルサングのスケジュール

FEBRUARY
6-10 Challenge Mallorca, ESP 1.1
15-20 Tour of Oman, OMA 2.1

MARTS
6-13 Paris-Nice, FRA WT
19 Milano-Sanremo, ITA WT
26-27 Critèrium International, FRA 2.HC

APRIL
2 Gran Premio Miguel Indurain, ESP 1.HC
4-9 Vuelta Ciclista al Pais Vasco, ESP WT
17 Amstel Gold Race, NED WT
20 Fleche Wallonne, BEL WT
24 Liège-Bastogne-Liège, BEL 1.2U

JUNE
1-6 Skoda-Tour de Luxembourg, LUX 2.HC
11-19 Tour du Suisse, SUI WT
23 Danish Nationals TT, DEN
26 Danish Nationals, DEN

JULI
2-24 Tour du France, FRA WT

・モンフォールのスケジュール

FÉVRIER
6 au 10/02
Challenge Iles Baléares – Majorque (Espagne – 1.1)
15 au 20/02
Tour d’Oman (Sultanat d’Oman – 2.1)
27/02
Les Boucles du Sud Ardèche (France – 1.1)

MARS
6 au 13/03
Paris-Nice (France – ProTour)
26-27/03
Criterium International (France – 2.HC)

AVRIL
2/04
GP Miguel Indurain (Espagne – 1.HC)
4 au 9/04
Tour du Pays Basque (Espagne – ProTour)
17/04
Amstel Gold Race (Pays-Bas – ProTour)
20/04
Flèche Wallonne (Belgique – ProTour)
24/04
Liège-Bastogne-Liège (Belgique – ProTour)

JUIN
1 au 5/06
Tour du Luxembourg (2.HC)
11 au 19/06
Tour de Suisse (ProTour)

JUILLET
2 au 24/07
Tour de France (ProTour)

●ビデオ・写真

・ビデオ(情報源=モンフォールの公式サイト)
RTBFのスポーツ情報番組Week-end sportif(1/23放映)が、レオパードのキャンプを取り上げている。
トレーニング風景とモンフォール、フランク、アンディのインタビュー。
20:55から約5分。こちら

・写真
1/29ルクセンブルクのメルセデスのイベントでのシュレク兄弟のサイン会の様子
http://pressphoto.rtl.lu/browse/search?q=Meet+and+Greet(19ページ)
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Category :  自転車
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コンタドールの件について、ざくっと見渡しても、「同じ意見。私が敢えて(重ねて)書く必要ないわ」となる(日本語で書かれた)意見が見当たらないので、書こうと思う。

(1)コンタドールの主張が、真実なのか嘘なのか、一般ファンには、まだ、判断はできないでしょ?

我々一般人のおかれた状況は、ドーピング事件に対するスタンス(10/17)記述後、今も変わっていない。
本件の関係機関(スペイン自転車連盟、UCI、WADA)の持つ資料は、何も公表されていない。
現在までに我々の耳に届いた情報は、事実の一部分や、誰かの意見や憶測だけである。

コンタドール側の主張する、クレンブテロール陽性の原因は食物汚染であるとする「具体的な根拠」を、私はいまだに、目にしていない。
これを知らなくては、判断はできない。
だから、私が読むことのできる場所に公開されるのを、じっと待ち続けてきた。だが、まだ、出て来ない。

自分かて、現状であれやこれや思うことはある。だが、必須の資料(情報)を未入手の状態で、今回のようなドーピングの有罪・無罪の問題を語ることは不適切、という判断で、腹の中に収めて、黙っていた。
誰かから意見を求められるわけでもないのだから、黙っていればいいのである。(選手や関係者なら、メディアから聞かれたら、何か言わねばならぬが)

(2)コンタドールの主張が真実であった場合、彼を処罰することは、道理にかなったことか?

自分の考えを先に書くと、道理にかなっていない、と思う。
世の中には、「ルールでは、禁止薬物検出の原因が、パフォーマンス向上目的の所謂ドーピング行為であるか、それ以外の行為であるかの区別をしていない。よって、ルールに則り、罰を課すのが正しい」という意見があるが、自分はこれに与しない。

先入観をとっぱらって、「まっさらな気持ちで」、考えてみてほしい。

ドーピング行為によって能力を向上させ、よりよい戦績を得ようとする選手たちが横行してきた自転車界で、その行為に頼らず、真っ正直に闘ってきた選手を、ずるく卑しい連中といっしょくたに扱い、苦労して得た勝利を奪い、名誉を粉々にすることは、まっとうか?
母国スペイン国内を始め一部の人は、彼を信じ、非運のヒーローとみなしてくれるだろう。だが、世界全体の観点でみれば、彼の名声に、取り返しのつかないダメージを与える。

コンタドールは、復帰した「伝説の王者」ランスをも叩き潰した、当代最強のステージレーサーだ。「ドーピングに手を染めていないとみなせる、初めての偉大なチャンピオン」になりうる選手だった。
その選手を、「ドーピングにより優勝剥奪・出場停止処分を受けた、と歴史に残る」選手にしてしまうのである。

それを、「運が悪かったんだから、しかたないよ」と貴方は言い切るか?

(3)現実との妥協

他方、故意とそうでない場合とを区別しない現行のドーピングの規定にも、理がある。

区別をして、故意でない可能性が高い場合は免責、とすると、ずるい奴等が、偽装して、処罰を逃れる可能性がある。
現行の検出技術は、故意と事故を区別することのできる十分な能力を有していない。
すなわち、ドーピングがいまだに絶えない理由のひとつの「検出技術とドーピング技術のいたちごっこ」が、今回の問題の対処にも影響している。

現行ルールは、「区別をしないことが理想だとは思っていないが、現実には区別ができないので、悪者を取り逃がすより、ごく少数の無実の者の冤罪を生んでも、大勢いる不届き者を一網打尽に処罰しよう。どちらかを選ぶ必要があるから、後者を選ぶ」という発想だと思う。
日本の死刑制度存置論者の論理と同じである。存置論は、「冤罪で無実の人を1人処刑しても、100人の悪人を処刑した方が、社会のためによい」という論理だ。

死刑廃止・存置論争の連想は、今回の事件に対する選手たちの反応の理解の助けになった。
自分は、「選手たちが、コンタドールの主張を信じていたなら、『明日は我が身』という発想を抱かないか?うっかりものを食べられないじゃないか、勘弁してくれ、とうんざりしないか?」
「食べた肉で処罰されるんじゃやってられん、という声が大きく上がらないのは、実は、『コンタドールは、実際は、ナニかやっていたんじゃないか』、すなわち『原因は肉ではない』と、本心では、彼の主張を信じていない選手が多いからか?」と思っていた。

この解釈は、一部には当たっていると思う。しかし、「きっと肉なんだろう」と思いつつ、「運が悪かったな」で止まって、「自分の身にも降りかかるかもしれない」という「ネガティブな」考えに至らないケースもある、と気づいた。
死刑存置派の大多数は、「自分や家族が、ある日突然、冤罪で捕まるかもしれない」という発想を「欠片も」抱いていないであろうからである。
「ごく稀にしか起こらないこと」は、「自分の身にも起こるかも」という発想を呼び起こしにくい。

それが、理不尽なことであろうとも、だ。



2011/01/27 : アンディ・シュレクのメンタリティ」に、一行追記
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仮。流れて忘れないうちにURLをコピー。整理は後。


Affaire Contador: Andy Schleck prêt à se considérer vainqueur(1/28)
http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest/514415/schleck-without-contador-fears-basso-at-tour-de-france.html(1/28)
ガゼッタの引用。

http://velonews.competitor.com/2011/01/news/leopard-trek-%e2%80%98contador-case-doesn%e2%80%99t-change-anything-for-us%e2%80%99_157391#(1/27)


http://velonews.competitor.com/2011/01/news/team-saxo-bank-plan-a-is-still-contador-plan-b-is-more-complicated_156435(1/21)
http://velonews.competitor.com/2011/01/news/schleck-brothers-want-contador-at-tour-de-france-so-they-can-beat-him_156405(1/21)

http://www.cyclingnews.com/news/william-clarke-experiences-the-hard-life-of-pro-racing(1/18)
http://www.cyclingnews.com/news/schlecks-open-to-kirchen-role-at-leopard-trek(1/17)
http://www.cyclingnews.com/news/schleck-brothers-rate-likely-tour-de-france-rivals(1/16)
http://www.cyclingnews.com/news/fuglsang-elaborates-on-move-to-leopard-trek(1/16)
http://www.cyclingnews.com/editions/third-edition-cycling-news-friday-january-14-2011(1/14)

tageblatt.luは、スポーツとは別枠でleopard_trekのカテゴリーを作る
http://www.tageblatt.lu/nachrichten/dossier/leopard_trek/

http://www.tageblatt.lu/nachrichten/dossier/leopard_trek/story/Frank-und-Andy-Schleck-in-den-Hauptrollen-17586724

・マヨルカキャンプにて

http://www.tageblatt.lu/sport/story/-Wir-haben-mehr-gemacht-als-geplant--13141714
アンデルセン
http://www.tageblatt.lu/sport/story/-J-aime-beaucoup-m-inspirer-d-Andy--27001538
モンフォール
http://www.tageblatt.lu/sport/story/-Ich-will-Mailand-San-Remo-gewinnen--31948704
ベンナーティ
http://www.tageblatt.lu/sport/story/-Du--ich-bin-alte-Schule--14221554
<引用>http://www.velonation.com/News/ID/7318/Leopard-Treks-Jens-Voigt-Ill-burn-Im-ready-to-die-for-you-on-the-bike.aspx
フォイクト
http://www.tageblatt.lu/sport/story/Noch-mal-Gas-gegeben-vor-dem-Ruhetag-10751739(1/17)
http://www.tageblatt.lu/sport/story/-Sollte-Contador-gesperrt-werden--ist-er-guilty--29615425(1/17)
アンディ
http://www.tageblatt.lu/nachrichten/dossier/leopard_trek/story/---Ich-fuehle-mich-wohl-in-der-Kapitaensrolle----30253999
フランクインタビュー
http://www.tageblatt.lu/sport/story/Erster-Sieg-fuer-Frank-Schleck-12399044
パフォーマンステストはフランク、モンフォール、ゲルデマンの順。アンディはボロボロ。仕上がり具合の差。
http://www.tageblatt.lu/sport/story/-Flavio-Becca-ist-fuer-mich-ein-Riesenexempel--29059628
カンチェ
http://www.tageblatt.lu/nachrichten/dossier/leopard_trek/story/-Es-ist-es-ein-Spiel-mit-dem-Feuer--11460330
<紹介>http://www.cyclingnews.com/news/no-internal-anti-doping-controls-for-leopard-trek
http://www.tageblatt.lu/sport/story/-Auch-mal-mit-Platz-vier-zufrieden-sein----19589825
ゲルデンマンとウェーグマン
http://www.tageblatt.lu/sport/story/Waschende-und-kochende----Seelsorger----28921406
http://www.tageblatt.lu/sport/story/Auch-Teil-der--bande-de-copains--24449082
http://www.tageblatt.lu/sport/story/Internet--Twitter-und-Facebook-19769426
http://www.tageblatt.lu/sport/story/145-offizielle-Anfangs-Kilometer-14354327

写真
http://sport.rtl.lu/news/fotoen/6959/overview/

http://www.cyclingnews.com/news/trek-planning-lengthy-leopard-partnership
http://www.cyclingnews.com/news/mcquaid-defends-andersen-and-team-leopard-trek
http://www.cyclingnews.com/news/fuglsang-looking-forward-to-greater-freedom-at-leopard-trek
http://www.cyclingnews.com/news/bennati-looking-to-pounce-at-giro-ditalia-for-leopard-trek
http://www.cyclingnews.com/news/frank-schleck-says-he-was-not-involved-in-foundation-of-leopard-trek

http://www.velonation.com/News/ID/7021/Fuglsang-hoping-for-top-ten-finish-in-Tour-de-France.aspx
http://www.velonation.com/News/ID/7018/German-faction-in-Leopard-Trek-team-explain-season-goals.aspx
http://www.velonation.com/News/ID/7002/OGrady-recovered-sufficiently-from-injuries-to-compete-at-Santos-Tour-Down-Under.aspx
http://www.velonation.com/News/ID/6999/Fabian-Cancellara-targeting-all-the-spring-classics-with-Leopard-Trek.aspx

http://velonews.competitor.com/2011/01/news/fabian-cancellara-wants-more-eco-friendly-motorized-bike_154922#
http://velonews.competitor.com/2011/01/news/team-leopard-treks-andy-and-frank-its-not-team-schleck_154860#
http://velonews.competitor.com/2011/01/news/the-management-team-behind-team-leopard-trek_154861#
http://velonews.competitor.com/2011/01/news/leopard-trek-ready-to-pounce_154786#
http://velonews.competitor.com/2011/01/news/luxembourg-super-team-set-to-debut-thursday_154692#

http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest/512065/leopard-saxo-bank-rivalry-already-hot.html
http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest/511955/team-leopard-s-backer-flavio-becca.html
http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest/511893/no-surprises-as-leopard-trek-team-launched.html
http://www.cyclingweekly.co.uk/news/comment/511889/comment-what-s-in-a-team-name.html

http://www.radsport-news.com/sport/sportnews_67058.htm

http://www.blick.ch/sport/fabian-cancellara-gibt-saisonziele-bekannt-dsid21886

http://www.wort.lu/wort/web/sport/artikel/2011/01/136602/die-leoparden-auf-mallorca.php
http://www.wort.lu/wort/web/sport/artikel/2011/01/135940/brunel-glaubt-an-team-leopard-trek.php

Leopard-Trek: Joé Kirch nous ouvre les portes...
http://www.lequotidien.lu/les-sports/19078.html#
2011, la saison de tous les espoirs
http://www.lequotidien.lu/les-sports/19047.html
Brian Nygaard: «On a la possibilité d'être une équipe fantastique»
http://www.lequotidien.lu/les-sports/18790.html
Frank Schleck vous présente ses nouveaux équipiers
http://www.lequotidien.lu/les-sports/18787.html
Team Leopard - Trek : bienvenue chez vous!
http://www.lequotidien.lu/les-sports/18731.html
Johnny Schleck: «Tout le monde est très excité»
http://www.lequotidien.lu/les-sports/18716.html
Bienvenue à Leopard-Trek!
http://www.lequotidien.lu/les-sports/18715.html
C'est l'événement du jeudi!
http://www.lequotidien.lu/les-sports/18714.html
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トレックがレオパード・トレックにバイクを供給するまで(cyclowired)
この記事を読むと、トレックが「本気で」マイヨ・ジョーヌを獲りにかかった感を受ける。
トレックは、ランスの7連覇時代、常にランスから厳しい要求を突きつけられ、必死で開発をした。と、ランスが自伝で述べていた。
マイヨ・ジョーヌを獲るために、あらゆる手だてを尽くすのが、ランス流だ。

トレックは、「ランスからアンディ・シュレクに乗り換えた」わけで、今や、アンディは、トレックの大きな期待を背負っている。
トレックだけでなく、ルクセンブルクいや自転車界全体の期待が、アンディにかかっている。ブックメーカーの2011年ツールのオッズは、コンタドールはいない前提で、軒並み、アンディが2位以下をぶっちぎって、ガチガチの本命である。

期待イコール「プレッシャー」であり、応援サイドは「普通であれば」なにがしかの不安の類を抱くものだが、この御仁については、心配は浮かんで来ない。

この人のメンタリティは早くから知られていて、表現は色々ある。
肝っ玉が据わっている。少々のことには動じない。
うろたえない、焦らない、平然、泰然、悠然。
緊張するのが当たり前の局面で、緊張しているように見えたことがない。

同年代のクリスアンケルやフグルサングやモンフォールは、アンディを傍で見ていて、その肝の据わりっぷりに感銘を受けたことを公言する。
彼等から見て、アンディのメンタリティは特筆すべきものであり、「リーダーとしての優れた資質」である。
リーダーが、自信を失っていたり、パニックを起こしては、ヘルパー(アシスト)は彼を信頼して全力で働くことができない。
アンディは、「彼を勝たせるために働こう」と思わせるに十分な「信頼」を、チームメートたちから得ている。

アンディは、チームの中で最も年少だが、チームメートたちから尊敬を受けている。クリスアンケルは、09年ツールに初参加したときにそう感じた旨を記した。

昨年のツールでも、アンディは、失意や狼狽した様子をチームメートたちに見せなかった、と伝わっている。
第15ステージも、直後は怒っていたが、すぐケロッとなった。悪いことがあったときでも、くよくよウダウダ引き摺ることをしない。本人も、自分はそうなんだ、とメディアに対して語るのが常だ。

けれども、シーズンが終わり、リースとの関係が切れた後、シーズン中は口から出さなかった幾つかのことを、喋った。
フランクを失ったとき自分がどれだけダメージを負ったか、そしてそれを周囲の人に悟らせなかったか、即ち「隠し通した」か。

また、コンタドールとの仲よしぶりは、「意図的に装っていたこと」だと、そういう意味の発言が、つい先日(1/26)レキップが掲載したインタビュー記事の中にあるらしい。

ネット上にあるのは、レキップ本紙の記事の一部で、全体を読むことができないので、発言の本旨を取り違える危険はある。記者が、彼からこういう言葉を引き出したいと欲して、うまく質問を投げ、首尾よく引き出せて、「記者の書きたいと思ったことを書く」ことは多いからだ。

そのため今回の発言が、記者の誘導による可能性も否定できないが、今の彼が、もしも「コンタドールを友人の範疇に入れている」としたら、その方が不可解である。
彼の周りには、デンマーク語を解し、リースの自伝を読める人間が多数いる。「コンタドールがなぜ彼に謝罪したのか」を、彼はとうに知っているだろう。

レキップの元記事
http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2011/20110126_095037_schleck-a-souffert.html
引用
http://www.velonation.com/News/ID/7217/Andy-Schleck-suffered-after-losing-last-years-Tour-de-France.aspx
http://www.cyclingnews.com/news/schleck-gutted-and-disappointed-after-losing-tour-de-france
http://www.marca.com/2011/01/26/ciclismo/1296041253.html

引用箇所は、サイトによって多少違う。スペイン紙(marca・as)は、コンタドールと仲違いをしなかったのは、世間の騒動(か「ブーイング」か、スペイン語の意味の理解できず。どちらであっても、おおざっぱな意味は理解できるかと)が不快だったので、鎮静化させたかったからだ、という箇所を紹介している。
正しいことだったかどうかは判らないけれど、当時の自分はそうするのがいいと思ったのだ、と。

彼の心の内の本当のところは判らぬけれど、こういうふうに思う。
彼は、仏様でも聖人君子でもないので、腹を立てるときもあれば気に入らないものもある。望みが叶わなければ落胆する。困難なとき、うまくいかないときに、「平気の平左なわけではない」。
ただ、感情の赴くままに振舞うことをしない。自分をコントロールすることができる。だから、外からは、いつも悠然とリラックスして見えるだけ。

「思っていることをそのまま表では言わなかった件」は、昨年ツール以外にもある。
2008年ツール。あのときフランクが深く傷ついたことを、サクソバンクに在籍する間は、本人もアンディも隠し続けた。サクソバンクでもうレースをしない立場になった昨秋になって、ようやく、率直に、口から出した。
昨年のブエルタの事件も同様だ。彼等2人は、「リースのチームの選手であった間」は、リースとトラブルを起こすことを極力避けるよう振舞っていた。

今年7月、コンタドールのいないツールで大本命とみなされ、これまで経験したことのない注目を浴びる立場になっても、彼は多分、大丈夫だろう。
掛かるプレッシャーは、年ごとに段々と増してきた。一足飛びではなく一段一段階段を上ってきた。4回目の今年、主役になる準備はできていると思う。

チーム環境は、今までと同じだ。レースの現場は、昨年と異なり、信頼するアンデルセンが指揮する。チームのマネージメントサイドもチームメートも、周りの誰も、彼に不要なプレッシャーをかけることはない。
リーダーはアンディ1人でなくSchlecks(フランクと2人)というポーズは、アンディにかかるプレッシャーを軽減する効果をもたらす。勿論、実際に勝つのはアンディだとみな知っている。でも「アンディに万が一のことがあってもフランクがいる」。

昨年、アンディは、「フランクなしでも」闘えることを証明した。だが、実際には、彼は、毎日3回フランクに電話していた。コース上にはいなくとも、アンディにとってフランクは「常に」存在していた、と解釈するのが正しいのではないか。
この先、このシャム双生児の如き関係がアンディのキャリアにどのような結果をもたらすのかは、今も判らない。けれども、自分はもはや、心患わない。

そして、「なんとも、面白い相手に目をつけたもんだ」と自分の選択に興じている。
08年ツールで目を止めたとき、こういう展開は全く想像しなかった。
「自分はこれまでいつも、チャンピオンになる子を見染めていたのに、この子は違うんじゃないか。勝利に対する執念がない。これじゃあ永遠にコンタドールに勝てなくて2位で終わりそう。どうして、この子を選んだんだろう?ん~、おかしいなあ」・・どうやら、おかしくはなかった、らしい。

<関連>
2010/07/03 シャム双生児の如き
2010/11/10 コンタドールの謝罪は、リースの指示の産物。


●忘れ物常習犯の件

「ツール・ド・ランス」(2)~シューズを忘れるエースで、アンディの忘れもの常習犯の話題を書いた後日、何気なしにTVを見ていて、「はた」と気づいたことがあった。

見ていた番組は、「NHK福祉ネットワーク~大人の発達障害」。
ADHDの症状として挙げられた3項目の一番下に、「整理ができない」。

発達障害とかアスペルガー症候群といった名称は最近かなり広まっているが、自分はこれまで、ちゃんとした知識をもっていなかった。こういう知識は、身近に例がいて、勉強する必要に迫られないと、得ずにすませてしまう。自分は、うつ病の本は読んだが、こちらは機会がなかった。

「アンディは、子供の頃、集中が全くできなくて、お母さんがしゅっちゅう学校に呼び出されていた」という話を、シュレク家は、メディアに対して公言している。
2009/10/26 自由奔放な末っ子

調べてみると、注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状そのまんま、である。
現在の、「いつも忘れ物をする」「整理ができない」も、ADHDの症状そのまんま。

そうと知ると、「そうか。世の中にはこういう人がいるのか。とりたてて珍しい話ではないのね」。
ADHDの知識を持っている人であれば、アンディの忘れもの常習犯の話を読んだら、それはADHDだ、とすぐ思いつくに違いない。
集中できない問題のある子供だった、となれば、疑う余地なく、「大人になっても残っているのね」。

彼の場合、自転車RRの選手として天才級の才能を持ち、家族を始め周りの人々が彼を理解し、サポートしていて、問題なく社会生活を送れている。どころか社会的に成功している。
ADHDの症状は色々あるが、彼は、「忘れ物」の症状は続いていても、不利益になる症状が他にはないのだろう。
だから、クリスアンケルも、奇妙なパラドックス、という記述をした。レースをやっている最中は、冷静に物事を考え、事態に対処し、混乱することは全くない。管理ができる。それなのに、持ち物に関しては、全く管理ができない、と。

日常生活に大きな支障がないことは、実家を出て1人暮らしを始めたことで判る。
引っ越しは、1年前から計画していた(CNのブログに書いていた)。その後どうしたのだろうと思っていたら、先日情報を知った。

でも、お母さんに日常の身の回りの世話をしてもらわなくなって、1人で本当に大丈夫なのかねとちょっと思ったら、フグルサングが、同じアパートの下の階に引っ越してきたんだそうだ。(追記参照)
http://www.feltet.dk/nyheder/fuglsang_flytter_hjem_til_andy_schleck/
今までも、ガルダ湖畔(イタリア)とルクスの2箇所を行ったり来たりしていたが、本当にルクスに越してきた。
昨年ツール前にアンディが、引っ越してきてほしい、と堂々と喋っていたので、来たことは驚かないが、同じアパートに住むとまでは思わなかった。
アンディの癖をじゅうじゅう判っていて来てくれるのだから、「フォロー宜しくね!」といったところか。

(補足。昨年までルクスに住んで、アンデルセンやシュレク兄弟と一緒にトレーニングをやっていたクリスアンケルは、イタリアへ引っ越した。昨年アンディの山岳アシストを務めた2人の居住地が入れ替わったという話)


・追記(1/30)

アンディの身の回りの世話をする人が、お母さん以外にいるかもしれぬが、現時点で対外的に公表されていないので、スルー。

・追記(2/2)

間違いの訂正。
Jakob Fuglsang set to move into the apartment below Andy Schleck in Luxembourg (velonation 2/2)
velonationのfeltet.dkの紹介記事によると、フグルサングの引っ越しは「予定」で、まだ引っ越してきてはいないとのこと。
デンマーク語の「時制」の理解を間違えた模様。
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自転車RR界の資金の理解は難しい、と書いたが(自転車RR界の資金の問題)、クイックステップの記事を読むと、このチームについては明瞭に判る。
Quick Step presented with new financial backer(cyclingnews 1/22)
先日発表されたオーストラリアの新プロジェクト・GreenEdgeも、疑問点はなさそう。
してみると、レオパードがどうにも「不審」なのは、「ニガードの作戦」で、敢えて隠しているので、外野が苛々させられただけ?・・という思いつきが。

クイックステップの新しいオーナー、Zdenek Bakalaは、チームプレゼンの壇上にしっかり上がり、公式に写真が公開されている。
チーム(の運営会社の株式)の持ち分も公表されている。バカラが70%、ルフェーブルが20%、バカラのビジネスパートナーBessel Kokが10%。

対して、レオパードのチームプレゼンでベッカは客席側に座ったまま壇上には上がらず、「チームオーナーとしてのコメント」も発表していない。
チームの運営会社Leopard S.A.は、ベッカが100%所有していると思われるが、正式に公にはされていない。

(こういうことをするのでロペスらの名が憶測されるのだろう。でも、ロペスはないと思う。ロペスがF1、ベッカが自転車、夫々で名を挙げる、シュレク父がそういうニュアンスのコメントをしている。尚、先日、ジェニィがエンストンのF1チームの株式の一部をグループ・ロータスに売却したと報じられたが、その後、事実は明確でないとの続報があった。ルノーが残りの25%を手放したことはルノー側が認めているが)

上の記事の中にもあるが、昨年、各チームは、スポンサー探しで非常に厳しい状況に見舞われた。
元々厳しかったところに、コンタドールの事件が打撃になった、という複数チームのGMたちの主張がどこまで事実かは不明だ。だが、アプローチを受けた企業にとって、断る格好の理由になった、とはいえるかもしれない。
その「全体状況」を考えると、レオパードも、スポンサー獲得に失敗し、やむなく無しでスタートした、という想像が当たっていそうだ。

自分がニガードの立場であれば、5月にベッカからGMをオファーされたとき、外部のスポンサーを獲得できない可能性がある、その場合は貴方が保証する覚悟があるか、保証するなら受ける、と釘を刺したと思う。

この先、ベッカがいつまで自分の趣味で私財を投入し続けるか。外部から資金(スポンサー)を確保して、運営を引き継ぐ意欲のある人物がいれば、ベッカが手を引いてもチームは存続可能だろう。
あり得ることとしては、フランクが現役引退後、マネージングをすること。フランクが止めるなら僕も止める、と言うアンディを、「チームからいなくなるわけじゃない。チームカーに移るけれど、今までと同じように傍にいるから、お前はまだ走れ」と説得するとか。

バカラのコメントの中に、興味深い箇所があった。
「自転車ロードレースの高い人気と商業的な可能性の間には、大きなギャップがある。昨年のTDFの観戦客数は、F1やサッカーに匹敵する。しかし、これらのスポーツに対する投資やリソースと比べたとき、自転車は遥かに及ばない。そのギャップを埋めるために少しでも貢献できれば嬉しい」

自分は、自転車RRをF1と比較する視点を持ち、F1のような高い商業的価値を持たない事実を明確に意識しているが、「これが現実」と受け入れて、変えていくべきといった思考はしていなかった。
F1は、極度に高度な商業化をした。そのお陰で、極東に住む我々日本人も楽しむことができるようになったが、反面、弊害ももたらした。(歴史的な話をすれば、そう言えると思う)

自転車RRについては、自分は知って間がないので、何が望ましいだろうという意見をまだ持てない。昨今のスポンサー獲得の苦労の状況を見ると、バカラのように外部から人間が入ってきて、変革をもたらすのもいいのかもしれない、という気もする。
他方、商業化を推し進めると、むやみに「費用がかかりすぎる」ようになり、人間性やスポーツ性が失われていく前例は、F1が示している。選手の年棒が高騰し、チームの運営費が増大していくと、やがて歪みを生む。
現状、ベッカやバカラのような富豪が持つチームと、ナショナリティがコンセプトのチーム、それで十分成り立っているから、早急の商業化を進めなくても大丈夫、という見方もあるかも。

自分の贔屓については暫くドタバタしないですむと思われるので、観察モードになるだろうが、今後、注意を払っていくであろうテーマ。

●LEOPARD TREKの表記

遅ればせながら、LEOPARD TREKの表記の話題。

http://www.cyclesportmag.com/news-and-comment/cs-blog-an-open-letter-to-leopard-trek/
最初、イギリス人特有のジョークかと思った。確認すると、そうでもないらしい。

が、ポイント1
メールを送付した主は、「Trek」であり、「チーム」ではない。
ポイント2
こうしてCycle Sportにおちょくられても、チームが反応しない。無視している。
ポイント3
このチームのサポーターである地元ルクセンブルクのメディアたちが、全く気にせず、夫々自由に表記している。

以上のことから、「正式な表記はLEOPARD TREKであるが、気にしなくてよい」が、この件についての自分の意見。

●マヨルカキャンプにて

レオパード・トレック トレーニングキャンプレポートvol.1 (cyclowired)
記事に載せた写真より、Twitterに載せたファビアンとフランク、大笑い中。の方が出来がいいと思う。
Category :  自転車
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ダウン・アンダーでシーズンはスタートしているが、レオパードの主力は開幕戦までまだ少しある。
チームプレゼン後、マヨルカキャンプでプレスを招待するなどしてインタビュー記事が多数出た。それらの材料からぼちぼち話を。

●レオパードのマネージメント

新チームはチーム・シュレクではない、自分はマネージメントはしない、とフランクはメディアに向かって言い張るが、複数の事実を並べると、「そんなことはないでしょ」となる。

http://www.lequotidien.lu/les-sports/18787.html
チームプレゼン翌日のこの記事は、「チームの選手全員についてのフランクのコメント」を掲載している。
こういうコメントは、通常は、「マネージメントを担当する人間」がすることだと思う。「選手の中の1人」ではなくて。

コメントは、「夫々の選手とフランクとの個人的な関係性」をダイレクトに示している。
「親友」(オグレディ)、「友人」(カンチェ)、「一緒になれて嬉しい」(ウェーグマン)から、「クラン・モンタナで初めて会った」(クラーク)に至るまで。
どの選手と深い関係があるか、砕いていえば「仲がいい」かが、よく判る。

親しい関係にある相手には、彼が直に、新チームに誘った、とみるのが自然だろう。
F1ではあるまいし、自転車選手の大多数は、移籍の話をマネージャーに任せるわけではなく、本人が動く。
(スカイも、カンチェへのオファーに際し、元チームメートで個人的な親交のあったアルヴェセンをルートの一つとして使った)

上の記事のコメントには親しい関係にある旨の文言はないが、「フランクが」最初のアプローチの役を担った相手もいる。
ベンナーティがそうだ。

マヨルカで、ベンナーティが、問われてそう返答している。
http://tageblatt.lu/sport/story/-Ich-will-Mailand-San-Remo-gewinnen--31948704

英語がダメなのが普通で、意志疎通に難がありそうなイタリア人をあえて選んだのは、どういう事情か、誰のどういう意志なのか、と思っていたが、どうやら、フランクの選択ということらしい。
フランクは、イタリア語を操れる。エーススプリンターを欲し、物色・検討して、彼を選んだ、らしい。

想像すると、こういう感じ。
選手のラインナップの「メイン」は、フランクが選んだ。アンデルセンと話し合って、これで行こうと決めると、自分が直接声をかけて誘った。
アンディの方がより親しい相手は、アンディが最初の一声かもしれない。間違いなさそうなのはフグルサング。ゲルデマンもありうる。(マヨルカでも仲よさげにしているショットを複数見た)

フランクのリクエストだけでは25人には満たない。残りは、アンデルセンの意見を入れた。
ニガードの意見が入っているかというと、当然話し合いはしたが、「実質的」には、ラインナップの決定は、フランクとアンデルセンの2人の意見によるのではないかと思う。
クラークはオグレディの推薦による、とフランクが述べている。(このことは、フランクがオグレディに信を置いていることも示している)

アンディは、「誰と誰がいい、誰はいや」と数件の希望をフランクに伝え、「あとは任せるよ」と口出しをしない。・・といったところでは。

そう想像すると、連想するのは、ランスである。
彼は、7連覇時代、ブリュイネールと組み、シーズンでツールだけを目標にしていた。チームの選手は、ツール連覇のために、ブリュイネールと2人で、慎重に選んだ。

現在のヴィノクロフも同類。
アスタナの資金は、ヴィノクロフゆえであり、選手の選択権を彼が持っていることは、昨年のストーブリーグで実証済みだ。

今回のレオパードが、ランスやヴィノクロフと異なる点は、ツール総合優勝を狙う本命が、フランク自身ではなく、別の選手であること。
別といっても、彼と「一つのユニット」である弟で、カンチェやフォイクトは、プレスに対して、ツールで勝つのは「2人のシュレクのうちのどちらでもいい」と公言する。・・あるときは別々、あるときは2人で1人という、慣れればスルーできるが改めて見れば摩訶不思議な現象。
Category :  自転車
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●シュレク兄弟2011年スケジュール

http://www.schleckfans.com/calendrier/掲載分

06/02-10/02 MALLORCA TROPHY Frank Andy
20/02-24/02 RUTA DEL SOL Frank Andy
06/03-13/03 PARIS-NICE Frank
09/03-15/03 TIRRENO-ADRIATICO Andy
19/03 MILANO-SAN REMO Frank Andy
26/03- 27/03 CRITERIUM INTERNATIONAL Frank Andy
04/04- 09/04 TOUR DU PAYS BASQUE Frank Andy
10/04 CLASSICA PRIMAVERA Frank Andy
17/04 AMSTEL GOLD RACE Frank Andy
20/04 FLECHE WALLONNE Frank Andy
24/04 LIEGE-BASTOGNE-LIEGE Frank Andy
15/05-22/05 TOUR OF CALIFORNIA Andy
01/06-05/06 SKODA TOUR DE LUXEMBOURG Frank
11/06-19/06 TOUR DE SUISSE Frank Andy

チームを移籍してもディレクターは同じ、チームメートもほぼ同じ、スケジュールもほぼ例年通り。
Category :  自転車
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自転車RRチームの運営資金調達の問題については、自分はまだ、理解ができていない。
F1で、同じ問題をずっと見てきたため、現段階では、「F1の感覚」をそのまま持ってきている。が、「F1と自転車RRとは別もの」であり、自転車界については、これから段々理解できるようになっていくだろう。

昨秋、ブイグテレコム(現ユーロップカー)とケースデパーニュ(現モビスター)が、タイムリミットぎりぎりまで追い込まれながら、新スポンサーを獲得して生き延びた事例は、「狐につままれた」ような気分だった。
意味は、「ここまで時間をかけて探して、まとまらなかったら、ダメとみるもので、こんな期限ぎりぎりで、スポンサー契約が成立する、という話は、どうも不自然な感じがして、釈然としない」

「今の自分の感覚では釈然としなかった」もう一つの例が、リース・サイクリングのスポンサーの件だ。
TDFの1回目休養日(7/12)に、名前はTDF終了後に公表する、とされたスポンサーは、サクソバンクではなく、別にいた、というサクソバンクの主張は妙だ、と思った。

第一の理由。
リースは、スポンサーがみつからないことを理由に主力選手たちに逃げられ、チームの存亡がかかっている状況だったのだから、ようやっと話がまとまったスポンサーは、「ものすごく大事」なはずである。
苦労に苦労して、やっとこさっとこみつけたスポンサーだったはずなのだ。
そのスポンサー様に、「他にスポンサーが出てきたから、けっこうです。お引き取り下さい」と言う、という話があり得るか。どう考えても不自然ではないか。

上の意見は、8/10に書いた。だが、この説が一般的ではなかったことは、デンマーク企業Jabraが「消えたスポンサー」で、リースからルクスに乗り換えたのではないか?という憶測が出回ったことで判る。
Belgacom and Jabra on board as sponsors of Luxembourg Pro Cycling Project? 11/14)

しかし、11月に出版されたリースの自伝の中の記述は、私の推測の蓋然性が高いことを示している、と思う。
「7月12日休養日」の話として、コンタドールとの交渉が実質的に合意に達し、スポンサー等諸問題の詰めの最終段階であった、という記述がされているのである。
2010/11/10 コンタドールの謝罪は、リースの指示の産物。
この記述を信用するなら、7月12日に獲得がアナウンスされたスポンサーはサクソバンクを指していた。しかしサクソバンク社内の決済等何等かの事情で、7月12日時点でリースに言質を与えたとするのは都合が悪いので、他にスポンサーがいたことにした、と解釈するのが「辻褄が合う話」ではなかろうか。

「サクソバンクとは別」のスポンサーは存在しなかった、と推測する根拠はもう1つある。
リースは「サンガードの共同スポンサーが決まって、もう2年間活動が保証される」と述べたが、コンタドールの契約発表時にアナウンスされたサクソバンクとの契約は、「来季1年」だった。
2年ではない。おかげでリースは翌年もまた、2012年以降サクソバンクの代わりになるスポンサーを探さねばならないのである。
7月12日の発表の通り「2年間保証するスポンサー」が別に存在したのであれば、1年のみのサクソバンクに差し替えるメリットがない。どころか条件が悪くなる。

「『消えたスポンサー』は最初から存在しなかった」という推測の根拠は以上で十分と自分は考えていた。が、もしも、「Jabraがルクスのスポンサーについたら」その限りでない、と考え、念のため1月6日のルクスのプレゼンまで待った。
予想通り、Jabraの名は現れなかった。

資金の問題は「事実そのままが公にはならない」ことだから、LEOPARD TREKの運営資金についても、相変わらず、「疑問」が存在する。
ルクセンブルクやデンマークのメディアは、問題点としてクローズアップしていないが、イギリス(人)のサイトへ行くと、様相が変わる。

資金(スポンサー)問題だけでなく、LEOPARD TREKというチームそのものに対する見方・考え方も、だ。
「このチームが生まれた本質的な理由」の理解の仕方、そこから導き出せる「このチームが今後どのように運営されていくのか」の将来の推測。
これらが、「国によって」大きく違ってくる。赤と青くらいに。

「事実は何なのか?」と首を捻るが、同じ現象は、F1でもあった。2000年代にF1に入ってきたホンダ・トヨタの「運営に関する問題」では、「イギリスと日本」双方の解釈・主張に目配りして「総合して」考えないといけない、「片方だけでは、見誤る」と叩きこまれたものだ。

自転車RRの世界でも、同じような問題に面するとは思わなかったが、「複雑怪奇さ・スケールの大きさ、共に、F1に比べりゃ、たいしたことない」と思って乗り切ることにする。
自分の中には、現時点で「こうではないか」という考えはあるが、まだ揺れていて、自信がない。(知識を仕入れ始めてからの期間がごく短いから、当たり前)
Category :  自転車
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2010/12/06 ルクスチームの正体補遺

1月6日に、これまで伏せられていた諸々の事項が正式発表された。
推測の正解不正解の整理をしておく。

・「言いだしっぺは誰?」

正解は不明、に変更する。
ベッカ、と結論づけていたが、確定する決め手がない。
もう1人の候補は、シュレクの父、ジョニー・シュレク。

ベッカとジョニー・シュレクが以前からの知人であったことは、ベッカ側だけでなく、アンディも、昨年末に発言していた。
Andy Schleck: «Oui, en 2011, je serai le favori logique du Tour»Le Quotidien 12/22)
さすれば、シュレク家がベッカにアプローチしたのか、ベッカがシュレクより積極的だったのか、判別は難しい。

フランクが、「自分のための」チームを作りたい、とスポンサー探しの活動をすることは考え辛くとも(アンディは最初から除外)、元プロ選手であるパパ・ジョニーが、自分より才能に恵まれた2人の息子のためのチーム設立の野心を抱いて、動き回った、という想像なら、無理がない。いや、一番、「ありえそう」だ。

とりあえず、シュレク家は、自分が首謀者とは、「表では認めない方針」だ。
フランクとアンディは、新チームは「チーム・シュレック」ではない、と言い張り続けている。
無理がある(突っ込みたくなる)ときが既にボロボロあるが、公式にはその方が都合がよい、という判断で、そうしている、という解釈が成り立つ。

・スポンサー

自分は、キュラソーでのアンディの発言を読んで以来(2010/11/06 【チーム・ルクセンブルク】)、「タイトルスポンサーはなし」と予想していたが、正式発表を見るまで確定はできない、と待っていた。

原因は、昨年8月、サクソバンクに代わる来季スポンサーはスペシャライズド、とメディアが直前まで、ほぼ確定と報じたのに、実は違った、という経験だ。
あの事例(その気になれば隠し通せる例)が頭にあるので、ルクスにも、これまで全く出ていなかった名がいきなり飛び出してくることもありうる、という心積もりがあった。

トレック側の発言の記事も出たが、現在のところ、チームが最初から「1年目はタイトルスポンサーを取らずに活動する」つもりだったのか、「タイトルスポンサーを探したが、まとまるところがなかった」のか、どちらなのかの判別はつかない。(これも「決め手がない」)

ただ自分は、メディアが憶測して名を挙げた会社はどれも「なんとなく」、ありえそうにない感じがしていた。
6月以来、名は色々挙がった。フランスのスーパーマーケット、ロシアの通信会社、Belgacom(ベルギー)、Jabra(デンマーク)、Maca Loca(スイス)・・
「違う」ように思ったのは、これらはどれも「他国」の企業だったためだった。仮の名称が「ルクセンブルク・プロサイクリング・プロジェクト」、「ルクセンブルクで設立されるチーム」というチームの性質に、一致しない。

他国企業の名を冠することをするのか?という「チーム側」の思惑への疑問と同時に、「他国の企業側」にも、このチームをスポンサードすることに魅力があるだろうか?と疑念を持った。

UCIランキング1位のスーパーチームという呼び方も出回ったが、私に言わせればなんてことはない、「サクソバンクの主力に少々の+α」にすぎない。
このメンツが揃っていても、リースは、スポンサー獲得に苦労し続けた。自転車RRの世界は、「強いチームならスポンサーを取れる」わけではないのだ。

特定の国名を押し出したチームの資金調達先は「基本的に、当該国内」になるのではないだろうか?
Leopardが、既存の名ではなく、このチームのために命名したものであるのなら、この先も存在し続ける可能性はあるのかもしれない。マネーがどう動いているのか、疑問は残り続けるが。
Category :  自転車
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●Le rêve est désormais réalité.

「ルクセンブルクのチーム」を持つことは、ルクセンブルクの人にとっての「夢」である、という文言は、以前から度々読んでいた。しかし、自分は今まで、その感覚を「実感として」理解することができなかった。

1月6日の後、ルクセンブルクの報道を読み進んでいくにつれ、判ってきた。
確かに、かの国の人々にとって、Team Leopard-Trekの誕生は、夢の実現だったのだ、と。

ルクセンブルクの人口は約50万。面積は神奈川県くらい。(日本の人口は1.3億。260分の1である)
世界のトップクラスで活躍するスポーツ競技はないに等しい。ただ一つ自転車を除いて。
ツール・ド・フランス総合優勝者は過去3人いる。1909年フランソワ・ファベール、1927・1928年ニコラ・フランツ、1958年シャルリー・ゴール。
シャルリー・ゴールから50年の歳月を経て、ようやく「時」が、巡ってきた。

チームの発起人について、関係者たち全員が、「自分だ」と言いたがらない。おかげで、総合的に解釈をするしかないが、「このチームの核は、フラビオ・ベッカとシュレク一家」。この解釈に、おそらく誤りはないだろう。
ベッカとシュレク兄弟の父ジョニー・シュレクとは、ハンティング(狩り)を通じて知り合いであった、という情報が出たのは、プレゼンの少し前だった。
(ガゼッタが、ベッカがそう語った記事を載せたらしい。元記事はネット上にないため確認できないが、複数メディアが引用している。ベッカは、その名で判るようにイタリアがルーツなので、ガゼッタがアプローチしたと思われる)

運営資金の出所は、ベッカ単独でなく、ルクセンブルク国内の複数ではないか、という説が、メディアには今尚根強くある。
プレゼンにロペスたちが現れたり、政治家(連立与党のうちの一つの党首)が役員の1人と発表されたりといった点が、「公式には、誰も認めていなくとも」、国全体の支援が存在する推測を呼ぶのだろう。
事実は定かでない。勘ぐりにすぎないかもしれぬし、事実なのかもしれない。が、どちらであっても大差がない、と自分は気にしていない。

Team Leopard-Trekは、「ルクセンブルクのチーム」である。
Team Saxo Bank-SunGard が「デンマークのチーム」であるのと同様に。

デンマーク国内では、当初からLeopard-Trekを「リースの配下であったアンデルセンとニガードが、リースを裏切って作ったチーム」とみなし、プレゼン明けに、BTが、Leopard-TrekとSaxo Bank-SunGardのどちらを支持するか?という投票を実施して、予想通り圧倒的にサクソバンク支持という結果を報じたが、ルクセンブルク人及びそのサイドから見れば、「デンマーク人たちが、『勘違い』をしている」。

Leopard-Trekは、デンマークメディアが記すような「アンデルセンとニガードのチーム」ではない。チームの主はルクセンブルク人のベッカとシュレクであり、デンマーク人2人は、彼等に雇われた人間に過ぎない。
「デンマークの皆さんは、これまで通りデンマーク人リースのチームSaxo Bank-SunGardを応援すればいいし、Leopard-Trekは、『我々ルクセンブルクのチーム』ですから、我々が応援します。それでいいことでしょ?(デンマーク人同士で喧嘩したいならすればいいけど、『うちのチーム』には関係ないわ)」

指摘しておく点がある。
「ルクセンブルクというナショナリティが、このチームのアイデンティティのひとつ」だが、このアイデンティティは、ルクセンブルク以外の国籍の人にとっては、ほとんど意味がない。
チームの大部分を占める他国籍の選手たちにとってそうだし、我々日本人を含む、世界の大半の人にとってそうだ。

この現象は、今までも、「特定の国を代表するチーム」では起こっていた。
自分は、昨年まで知らなかったが、デンマークのメディアを見始めて、気がついた。自分が明確に認識したのはデンマークだけだが、おそらくオランダでは、ラボバンクが「うちのチーム」で、同様の傾向なのだろう、と思う。

「ルクセンブルクの夢」というアイデンティティは、シーズンが始まり、「レースの日常」が戻ってくれば、段々と朧になっていくだろう。
再び、はっきりした形として現れるのは、7月だ。
水色と白の横縞に赤いライオンを描いた多数の旗が、夏のフランスの地にはためくだろう。
その旗がシャンゼリゼを埋める日、2つ目の「夢」が、現実になる。
Category :  自転車
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●Presentationの写真

www.paulraatsphotography.com
Paul Raatsの写真を待っていた。他とは違うから。

素晴らしい。
3枚目に、一瞬絶句。
9枚目が目新しかったのは、他でこの構図を見かけず、これが初めてだったため。親しい仲なので、頼んで撮ったのだろう。

Tim De Waele

●MALLORCA

http://www.tageblatt.lu/sport/story/Die-ersten-Schritte-von--Baby--LEO-21130532
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●Trek
公式サイト
LEOPARD TREK のページ
Driven: Episode 1. LEOPARD TREK, Fast Faster Fastest (ビデオ)

トレックジャパンのフロントページにも。

●1月6日の写真から
まだ資料を読む見るの最中。

・投資家たち
最初に、この「サムネイル」を見て、「いた!」(小さくても判った)
探すと、メディアが噂した「トリオ」が揃ってカメラに収まっているのを発見した。
ルクスチームのバック

今回、パトロンとして名を公にしたのはベッカのみで、それ以外はなし、である。ロペスとルクスが公式にプロジェクトに参加してはいないことは、2人のラフな服装で判る。

私の理解している範囲では、ロペスのやっていることは、「安く買って高く売って、利益を上げる」ことだ。
F1チームは、その対象になりえる商品だ。莫大な利益を取得した事例は、ごく最近もある。
対して、自転車RRのチームは、そういう対象にはならない。ビジネスモデルとして成り立っていない、のが現状だと思う。
だから、ロペスが「ビジネスとして」参加することはなく、「個人の趣味」になるので、そういうことをするのか疑問、と言うのが自分の考えだった。

・王子様
プレゼン会場でベッカの隣席に座っていた、きれいな顔の青年は、ロイヤルファミリーの誰なのか、調べてみた。
Félix Léopold Marie Guillaumeフェリックス・レオポルド・マリー・ギヨーム。アンリ大公の次男で、wikipediaには「スポーツ関係のイベントに大公家の代表として出席することが多い」とある。

なんとなく好きな写真
舞台上に整列するより、あ、チームだな、という感じ。数人が片肘ついた同じポーズをしているのも。
Category :  自転車
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・1月6日のビデオ(RTL)

記者会見(50分)
チーム・プレゼンテーション(89分)
ジャン=クロード・ユンケル首相にジャージを着せるシュレク兄弟とカンチェ(1分12秒)

・記者会見とチームプレゼンを見終わったときの個人的な感想

「前と変わらない」
新チームの門出に違いないのだが、アンディとフランクとカンチェが一緒にいて、キムがいて、フグルサングがいて。今までとおんなじ。
ほっとした。

サクソバンクのスポンサー問題が表面化して以来の、常にもやもやしていた長い日々が、ようやく終わった。純粋にレースを楽しむことのできる日々が帰ってきた。
それが、最初に感じたこと。

・記事(多すぎるので、順次)
Frank Schleck vous présente ses nouveaux équipiers(Le Quotidien )
Ein Luxemburger Traum(Luxemburger Wort)
Presentatioun Team Leopard-Trek: Quasi en nationale Projet(RTL)

http://www.tageblatt.lu/sport/story/Team-Leopard-Trek-startbereit-17060950
http://www.tageblatt.lu/nachrichten/story/Lucien-Lux-steigt-in-Verwaltungsrat-ein-12637056
http://www.tageblatt.lu/nachrichten/story/Die-Party-hat-begonnen-30010934

http://www.lessentiel.lu/fr/sports/story/Les-Schleck-rouleront-pour-Leopard-Trek-13080376

http://www.cyclingnews.com/news/team-leopard-trek-manager-cites-importance-of-uci-biological-passport-data
http://www.cyclingnews.com/news/cancellara-says-leopard-trek-must-prove-it-is-a-dream-team
http://www.cyclingnews.com/news/a-first-look-at-team-leopard-trek
http://www.cyclingnews.com/news/ogrady-leads-leopard-trek-at-tour-down-under

・写真
RTLに大量に。
Category :  自転車
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・チーム・プレゼンテーション
RTLがライブストリーミングをやるとのこと。
但し、ルクセンブルク1月6日午後8時は、日本時間1月7日午前4時。

・RTLのTV番組
RTLが1/2に放送した、ルクセンブルクの自転車RRの特集番組のビデオ
Velo Highlight(76分)
収録は、昨年12月19日。兄弟は出ずっぱり。写真
ルクスチームのスイスキャンプの映像は58~62分。

2010年も年頭に特集番組を放映していて、まだwebで視聴可能。こちら
Category :  自転車
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12/31
Nygaard: “Eine völlig neue Strategie”(Luxemburger Wort)
<紹介>Nygaard breaking traditions with Luxembourg presentation (cyclingnews)
Andy Schleck: "... da gehéiert mir och den Tour"(RTL)

12/30
Andy Schleck nous raconte son top cinq (Le Quotidien)

12/29
Frank Schleck nous raconte son top cinq (Le Quotidien)
Fränk Schleck: "Ech kann den Tour de France och gewannen"(RTL)
Jakob Fuglsang and Luxembourg Pro Cycling Project opt to focus on Tour de France (velonation)

12/27
http://www.cyclingnews.com/news/arvesen-turned-down-luxembourg-pro-cycling-project-role
アルヴェセンは、ルクスとの関わりについて時折ポロリポロリ喋っている。

http://www.gazzetta.it/Ciclismo/27-12-2010/bennati-si-rilancia-712280857582.shtml
ベンナーティのインタビュー
<紹介>Bennati to ride all three Grand Tours in 2011 (cyclingnews)
<同上>シュレクチームの主砲ベンナーティ グランツール全戦出場を希望(シクロワイアード)

いずれきちんと書くつもりだが、シクロワイアードの翻訳記事は、「大元の記事を参照しない」+「書き手の知識の不足」の結果として、「妙にズレた記述」をすることがある。
上の例では、元記事のガゼッタを参照すれば、2011年にツールに出たいとは言っていないことが判る。

なにより、ルクスチームの第一目標はシュレクのツール総合優勝で、ツールのメンバーはそのための布陣を組む。これまでのサクソバンク同様、スプリンターは連れていかない。
向こう3年、ベンナーティがツールのメンバー入りすることはない、という判断は、いたって常識的だと思うが、この記事の書き手は、そのレベルの知識を備えていないらしい。

ついでに。ガゼッタは、11月に、(ディレクターの)グエルチレーナが、ツールだけでなくジロも狙う、フグルサングがジロのエース、と発言する記事を載せた。
自分は、「そんなわけないでしょ。・・勝手なことをペラペラと、大丈夫なのかね、このイタリア人は」
案の定、デンマークメディアに、そうなのか?と聞かれたフグルサングは、アンディをアシストするためにツールで100%のコンディションにする必要がある、ジロに出ると厳しい、と当たり前の返答をし、後日、その通りになった旨の報道が出た。

本人より寧ろ、「ガゼッタが」、自国に都合のいい(ウケのいい)ような記事を作る傾向がある、と解釈すべきか。
Category :  その他
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昨年の9月まで、継続的な読み手からのコンタクトはなく、読み手から自分がどう思われているかを知る機会のないまま、書きたいことを書いておりました。
そうしたら、自転車RRの記述に対して、いきなり苦情が複数寄せられ、更新意欲が減退しました。そう書いた後に、数人の方から、お声をかけていただきました。
その方々へ、新年のご挨拶をさせていただきたいと思います。

今年も、昨年に引き続き、自転車の話題が多くなると思います。
アンディ・シュレクを贔屓にする身にとっては、この上なく楽しみな年です。
わくわくします。
相変わらず、書きたいこと(だけ)を書き続けていくと思いますが、お付き合いいただけるのであれば、幸いです。

皆様にとって、よい年になりますように。

*自転車以外のジャンルは・・
F1は、状況次第です。
フィギュアスケートは、チケットを入手できたら世界選手権の観戦に行きます。(といっても、行けば何か書くと決まってはいませんが)

RIHO