南の国の太陽、空の色の獅子

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・7月1日(木)午後3時、プレスカンファレンス

サクソバンクが1年前倒しで契約を打ち切った今年1月から、フランクが新チームのプロジェクトを始めていたことが判ったので、フランクと話をする、とリースが発言。
http://www.cyclingnews.com/news/problems-pile-up-for-riis

ミーティングは、予定通りなら昨晩行われた。
6/29付アンディのダイアリー
I spoke with Bjarne at the Tour de Suisse and we'll see him tonight and we'll chat about the future, I'm sure of that. Yes, I have a few options but there are no new negotiations with Bjarne – they can't start until there's a sponsor.

シュレク兄弟はツールに出るとリースがコメントした、という今日のニュースは多分、ミーティングを受けてのもの。
デンマークメディアが一斉に報じたのは、キムを解雇したのと同じように、シュレク兄弟をツールから外すのではないか、と彼等が憶測していたため。

サクソバンクは、7月1日(木)午後3時に記者会見をする、とデンマークメディア宛にリリースを出している。
これに、騒動勃発以来、初めて、リースと兄弟が一緒にメディアの前に出てくる。
おそらく、来季については、既にメディアに流れた通り未確定だが、このツールは、シュレク兄弟はチームの一員として共に闘う、話し合いをして、そのことに合意した、という公式発表で押し通すのではないだろうか。

記者会見の直後にチーム・プレゼンテーション、というスケジュールである。

・誰が新チームに行くか?

サクソバンクの選手たちのうち、来季の契約のある選手は、仮に新チームと話をしていても、表でそれを認めることはない、と考えるのが理にかなう。
契約がある以上は、尊重するのが建前だ。リースがスポンサーをみつけられぬまま時間が過ぎていった場合、いつまで縛られて身動きがとれないのか、此方には判らない。

このあたりの動きは闇の中で、各人の発言も信憑性が低いから、誰が加わるかは、詮索を諦めて、9月の発表まで待つのが正解だろう。
といいつつ、sporten.dkから、今季在籍の25人の契約の期限と、予想の一覧
誰が今年で契約が切れるのかの確認に役立つ。25人中、16人の契約が今季まで。

・ルクセンブルクチームのスポンサー

ルクセンブルクチームのスポンサーは、フランスのハイパーマーケットのAuchan、という説は、スイスのBlickが、カンチェラーラをメインにした記事の中で、さらりと記したもの。CNはこの引用。
Blickは、F1報道で馴染みのメディア。とばし記事を書くこともあるので、当たっているかもしれぬし、違うかもしれない、程度に聞いておく。

ついでに、この記事では、アンディの年棒が、1.3ミリオンユーロ(約1億4000万円)、フランク1.0ミリオンユーロ(約1億800万円)で、カンチェラーラがBMCに行った場合、3ミリオンユーロ(約3億2400万円)、という憶測の金額を記している。
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東京国立近代美術館の3階の一角には、「戦争画」のコーナーがある。
所蔵品展の他のコーナーと同じく、行く度に、色々な絵がとっかえひっかえ並べられているが、掲げられた絵はどれも、(展覧会場の他の絵画と比べ)やたらと号数が大きい。そのくせ、さっぱり魅力がない。

自分が、「第二次大戦中、軍部が、戦意高揚のため、画家たちに描かせたプロパガンダ」という色メガネで見ていることは否定しないが、独立した絵画作品として、どれも貧相にみえる。

しかし、何度目かの訪問時、遠くから見て、はた、と目の止まった絵があった。
今まで見てきた、うすっぺらで、しらじらしい絵画群とは、違う。

近づいてゆき、一通り眺めてから、横に目を動かし、作者名を見た。
そこにあった名は、「藤田嗣治」

芸術作品としてのレベルにあるのではないか、と思ったのは道理だ。と納得すると同時に、「藤田が、戦争画を描いていた時期があったのか」と意外に思った。
そのときまで私は、藤田嗣治が戦争画の大家で、多数の戦争画を描いていたことを知らなかった。藤田といえば、乳白色の肌の裸婦と猫しか知らなかった。

少々の関心を持ち、「戦争と美術 (岩波新書)」(司修/岩波書店/1992)を図書館から借りて読んだ。
ここには、戦時中に幼年期をすごした画家としての、戦争画に関する痛々しいまでの思索が綴られている。

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次に、藤田の戦争画を巡る話に出会ったのは、今年の1月、NHKで放送された「さまよえる戦争画ー従軍画家と遺族たちの証言」である。

7年前の2003年製作の番組の再放送で、番組の中では、東近美の保管する153点の戦争画のうち、半数近くがまだ公開されていない、と紹介された。

2ケ月後の3月、東近美に行くと、名高い「アッツ島玉砕」が展示されていた。

絵の前に立って、長いこと見た。
白兵戦や死体の山の描写は、自分には、特段のインパクトはない。凄惨な殺し合いの図なら過去にいくらでも見ている。

最初に面白いと思った点は、「日本兵と敵国(アメリカ)兵の描き分けが不明瞭」なことだった。
現実の日本人とアメリカ人とは、体格も顔の造作も、大きく異なる。しかし、身体的特徴の差異が明瞭には描き分けられていない。
兵隊の所属国の区別は、身体的特徴より、身に付けたもの、装備ですることが多い。その方が確実・明確だからだが、この絵では、それも判りにくい。
よく見れば、判る。だが、一見したところでは、死んでいるのがどちらの兵なのか判りにくい。奇妙だ。

最も注意を引いたのは、「これは日本人」と判別した兵の顔が、「『悪』を想起させる残虐性に満ちたものにみえたこと」だった。

「神兵」であるはずの日本の兵隊を、こんな野蛮で残虐な悪鬼のような顔で描いてよかったのだろうか。
当時の人々は、これを肯定して受け入れたのか。「悪鬼」にみえるのは、私の個人的な感覚で、多数にはそう見えないのか。
決死の覚悟で死に物狂いで闘う殉教者の姿としてこれでよかったのか?

自分には、何度見直しても、「悪鬼」にしかみえない。人間の持つ残虐性、残忍性、サディズム、暗い闇の奥にある本性を、これでもか、と暴き立てたような顔だ。

藤田は、この絵を、どういうつもりで描いたのだろう。
乳白色の肌の裸婦と、この悪鬼の日本兵の間には何があるのだろう。

疑問を抱いた自分は、藤田に関する本を読み始めた。

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評伝 藤田嗣治 (田中穣/芸術新聞社/1988)
藤田嗣治 パリからの恋文 (湯原かの子/新潮社/2006)
藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫) (近藤史人/講談社/2002)

ここまでで、切り上げることにした。
打ち切った理由のひとつは、自分の内に、次々に問題が湧いて出て、収拾がつかなくなったこと。

戦争画の評価を語るならば、「芸術とはなんぞや」という定義の認識を確立しておく必要がある。
自分は、遠い昔の学生時代に、美学・芸術学の講義をとったきり、自分の内で深く考えたことはなく、ほったらかしている。今後も追及して思索する意欲はない。

戦争画を描いた藤田の責任については、藤田ひとりではなく、当時の日本の文化人たち、いや、日本国民全体の問題として思考するものだろう。
あの戦争をどう考えるか、最近、自分の内で、以前とは異なる見方が芽生えてきた。これは非常に大きな問題で、この課題の前では、藤田の評価などは、どうでもいい。

自分が藤田の絵を好きで、彼の人間像にも興味を持ち、評価を定めたいという欲望があるなら別だが、そうでなければ、考える価値のないことだ。

・2010/06/29 : 藤田嗣治の戦争画(2)
Category :  展覧会
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藤田の絵の中に残虐性を見出した自分の感覚は、少数派ではなかった。

「抽象化された、暗さや異常性への好尚が露れている」 (同時代の美術評論家)
「フジタの戦争画から感じられるのは、むしろ、異常なもの、グロテスクなものをのぞき見たいという嗜虐趣味であり、それを描かずにはいられない絵描きの『業』」 (湯原かの子)
「彼自身の少々異常なばかりの『残酷図』好みがあったように思わざるを得ない」 (田中日佐夫)

藤田が、非常に「技巧に優れ」、研究熱心で、工夫を凝らし、「腕のよい」画家であったことは間違いないらしい。
その先の「芸術家としての評価」が、人によって分かれるのは当然で、追及する必要はあるまい。

湯原かの子の著作は、焦点が若干ぼやけたけらいはあるが、終章で述べている「日本の近代化における西洋文化の受容史」の中の人物として、という観点は、非常に興味をそそった。

日本の近代絵画を見ていくと、この問題が必ず登場する。絵画に限らず、開国後、西洋文化と出会った明治から昭和の芸術家たちは、誰もが必死で「西洋」と格闘し、夫々の道を探った。改めて、考えてみたい問題である。

この著作でもうひとつ、私を惹きつけた箇所は、エコール・ド・パリの記述だった。1900年代初めのパリについて、私の頭の中には断片的なさまざまな知識があって、ひとつのシーンを形成している。
マン・レイ、キキ、コクトー、サティ、ココ・シャネル、ディアギレフ、アポリネール・・あの時代のモンパルナスに藤田がいて、芸術家たちの一人として認められ活躍していたことを、今まで知らなかった。パズルの新しいピースがみつかったような感覚だ。今更だが、振り返ろうか、という気が起こった。

藤田の伝記を読み進んでいった自分が興味を持ったのは、彼個人よりも、彼の生きていた「時代」であり、「社会」であった。
彼は、特異な個性を持つ人物であったにせよ、「彼の生きた時代の中の人物」であって、先にあるのは時代、という見方を自分はする。
2つの大戦の時代は、激動の時代だった。第二次戦終結後に生まれた自分は、なんと平穏な時代を生きたことか。

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東近美には、現在、戦争画の中の二大有名作といえる、「サイパン島同胞臣節を全うす」(藤田嗣治)と、「山下、パーシバル両司令官会見図」(宮本三郎)が並べて展示されている。(8/8まで)

自分が見ているとき、たまたま、ハイライトツアーの一行が近づいてきた。
ガイドがどういう説明をするのか興味を抱き、待ってみた。当たり障りのない、僅かな言葉で済ませたことに、少し失望した。

戦争画は、東近美が長い期間、公開を控えてきた過去を持ち、現在も尚、特定の解説を付すことを避けたい事情であるとしても、「重い問題を抱える存在」である、ということだけは、観覧客に伝えてよいのではないか。

何も説明をしなければ、戦争を知らない世代の人々は、表面しか見ず、何も考えずに帰る。
ひとつの結論を押しつけず、各人が問題意識を持ち帰ってもらう方向性でもよいのではないだろうか。

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*追記
「アッツ島玉砕」にインパクトはなかった、凄惨な図ならいくらでも見ている、と書いたが、いくらでも、というのは何を指しているのか、漫画か映画か、考えてみると、あまり自信がない。

ただ、私には、強烈な、あるひとつの体験がある。
ヨーロッパの映画を見歩いていた学生時代、アラン・レネの特集で、「夜と霧」を見た。
アウシュヴィッツを描いたドキュメンタリーである。

映し出された、骨と皮だけの人間の死体の山が、「作りものではなく、現実にあった光景」であることが、まだ若く、知識も経験もなかった自分の受容の能力の限界を超えたらしい。
その日以降、世界が、前日とは違うものに見えた。

「夜と霧」が、戦争を知らない時代に生まれた幸福な自分の、決して忘れ得ない、「虐殺の光景」の原体験である。

2010/06/29 : 藤田嗣治の戦争画(1)
Category :  自転車
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今後、サクソバンクSax Bank(リースサイクリングriis-cycling)の先行きに関する記載が多くなると思う。サクソバンク側と新チーム側と両方。

Riis admits that Schlecks will join new Luxembourg team(cyclingnews)
Bjarne Riis responds to Andersen's new Luxembourg ProTour team, Schlecks likely gone(velonation)

上の英文記事の元記事は、デンマークのpolitiken.dkの記事
politiken.dkは複数本の記事を載せ、フグルサングのコメントなどもあるが、要旨は上の英文記事で済む。

元情報はデンマーク発なので、デンマークメディアのチェックが必要。
リンク集(必要に応じて足す)

・感想
自慢じゃないが、資金(スポンサー)問題が発生したチームの先行きについての自分のよみは割と当たる。F1で鍛えられた。
ビャルヌ・リースの運営するチーム(名称はCSC、サクソバンク)、過去数年間、自転車ロードレース界で最強チームの一つであったこのチームを、今の形のままツールで見るのは、多分これが最後になるだろう、とツールのメンバー発表のときに思った。

悪い方を考えておくだけでしょ、といえば、それまでではあるが、自分は、当該案件についての直接的な報道(噂話)より、全体の状況、社会状況、「経済状況」を重視して、予想をする。そこからすると、今回はどうにも厳しいな、と思った。

他方、ルクセンブルクの新チームの話も、まだ完全には信用していない。
「ルクセンブルクがベースのチーム・シュレック」の噂は、最初に3月に出た。それがちゃんとまとまったのなら安心だが、ルクセンブルクが本当に十分な出資をするのか半信半疑でいる。

昨年ルノーF1チームを買収した、ルクセンブルグの投資会社ジェニィ・キャピタルの名前をみかける度、「景気いいみたい・・そんなに金あるなら、ルクセンブルクの同胞をなんとかして~!8億あれば、自転車チームを1年運営できるんだけど、ダメ?」と無茶苦茶な発想をしていた自分なので(自転車チームは、金を食うだけで、金を生まない=投資にはならないから、ダメに決まっている)、本当に、ルクセンブルク資本が支援を約束しているなら、願ったりかなったりだ。
そんなに都合よくいくんだろうか、話がうますぎる、と不安になる、という因果な心理。

資金が十分にあるなら、現在のサクソバンクの選手とスタッフがごっそり移動する可能性がある。そうすれば、強いチームを維持できるし、プロチームにもなれる。
選手たちは、実質的に今までとあまり変わらず、同じ仲間たちとレースを続けていくことができる。・・リースがいなくなるだけで。

まるで、昨年アスタナで起こったことみたいだ。主要メンバーがごっそり抜けて、新チームを設立。
あちらは、元チームのアスタナがカザフスタン国家資本のチームで、こちらは、新チームがルクセンブルク国家資本チーム、という点は逆だが。
アスタナも、現在は安定しているが、昨年春には、資金がこげつき、チームが潰れるのではという危機的状況が報じられた。
そういうのを見ているから、まだ、安心はできない。

●国内選手権

「ほっんとに、お兄ちゃんを勝たせるのが好きだねえ」と思った一枚

いいわよ、それで幸せなら。・・兄離れして、成長しろ、と批判する人はいると思う。でも、「自転車が人生のすべてじゃなくて、家族の方が大事」という彼の価値観を尊重しますよ、私は。

「フランクがいなかったら、僕は今ここにいない」
モンヴァントゥーで自分の勝利を目指さなかったことを批判されたときの返答の中のこの科白は、彼にとって真実なわけで。
折角、天から才能を授かったのに勿体ない、と言ったら、「僕が才を授かったとしても、それは僕ひとりのものではなくて、僕ら家族のもの。ダディとムッターと兄さんたち、家族全員のもの」と言われそうだよねえ。
3代続く自転車選手一家に生まれた末弟だから、筋が通ってる。

土曜の落車報道には、青くなった。
第一報を読んだとき、「明日、堂々とお兄ちゃんを勝たせるための方便、じゃないよね」という軽口が出たが、だんだん、どよよ~んとした気分に。
OKと書いているが、昨年末の自動車との衝突事故のときも、最初は、兄弟2人で「軽傷だから大丈夫!」と言っておいて、延々引き摺ったことを誰が忘れるかい。
「ツールまであと何日だと思ってるの!」とこぼしたくなりそうなのをぐっと堪えて、「明日になれば、状態が判るから」と続報待ちをした。
Category :  自転車
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ルクセンブルク選手権、ロードのレースの真っ最中に、ニュースが流れるというのも。

http://www.cyclingnews.com/news/andersen-quits-saxo-bank-to-create-luxembourg-team-with-schlecks

デンマークメディアを回ってみたが、CNの記載より特段の情報はみあたらなかった。

キムはまだ、正式な発表ができる段階でない、のだろう。しかし、サクソバンクから離れたというのは、新チームの実現性が高いこと、そして、サクソバンクの来季スポンサーの見込みがない、と彼が判断した、という解釈の蓋然性が高そうだ。
キムは、3月に、「シュレク兄弟がサクソバンクにいる限りは、自分もそうする」という発言をしたのだそうだ。

私自身、リースのスポンサー獲得の可能性については、悲観的だった。これは、デンマークメディアで見た論調の影響による。
サクソバンクのスタッフや選手の中には、リースに対して、来季の目途の「タイムリミット」を通告していた人もいるのではないだろうか。いつ決まるのか判らないままいつまでも待てない、と。
そう想像していたので、キムの離脱発表にも、驚いてはいない。「来るものが来た」、である。
Category :  自転車
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第一報を本人がつぶやく。
Was out training with@schleckfrank hit a big bump in the road, went down pretty hard,lost quit lot of skin all over my body but I be okay

間もなくフランク
@andy_schleck went down in training this morning I was really scared.tought about tdf,but finally its just skin n wounds.autch.he is ok

フランクの続報
@andy_schleck crash http://tweetphoto.com/29248185

フランクの撮った写真がメディアにでかでか載り、皆さんが反応。

クロイツィゲル
@andy_schleck I hope you are ok after your crash?good recovery!

フグルサング
@schleckfrank & @andy_schleck what the Fu..bip..are you guys doing! Thought that they had nice roads in lux..;-) Good its only skin missing!

クレーデン
@andy_schleck i hope you are ok ??Must you hold the handlebars properly my friend :-) ! Stay Save !! actually Frank falls always :-)
「ハンドルバーを握ってなきゃだめだよ。気をつけて!フランクはいつも落車しているけど」

マキュアン
@schleckfrank @andyschleck bottle of beer in the background of pic? always helps after a bingle - hope ur ok andy

Paul Raatsが、「あのビンは、ヨードで、ビールじゃないと思う」
I think the brown bottle is iodine for sure no beer :) RT @schleckfrank: @andy_schleck crash http://tweetphoto.com/29248185
Category :  F1
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鈴木亜久里氏らに16億返済命令 F1活動資金、東京地裁

 2008年に自動車F1シリーズから撤退したチーム「スーパーアグリ」の代表だったレーサー鈴木亜久里氏や運営会社「エー・カンパニー」(東京)などに対し、ばんせい山丸証券(同)がレース活動資金や利息計16億2千万円の返済などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、請求全額の支払いを命じた。

 これとは別に、ばんせい側と結んだ財務アドバイザリー契約料4725万円については、鈴木氏だけに返済を命じた。

 鈴木氏らは、ばんせい側の紹介で石油貿易企業と07年3月に3千万ドルのスポンサー契約を結んだのに、一切入金されず損害を受けたとして、請求全額との相殺を求めていた。

 浜秀樹裁判長は、チームはレース活動資金に窮していたと判断、「スポンサーが契約料を支払う意思がないと分かっていれば、金融会社から借り入れしなかった」とする鈴木氏側の主張を退けた。

 判決によると、エー社は07年2月、ばんせい側を通じて金融会社「野村エステート・ファイナンス」(解散)から15億円を借り入れ、鈴木氏らが連帯保証。野村エステート・ファイナンスは同4月にばんせい側に債権譲渡した。

2010/06/24 【共同通信】


ばんせい証券の話が、「一般F1ファンの目に触れる、日の当たる場所」で語られたのは、08年10月だったと思う。
2008/10/25 : 鈴木亜久里の挫折―F1チーム破綻の真実

それまでは、F1メディアに関わる人間たちは、誰も取り上げなかった。ネット上に情報があったので、「知っている人は知っていた」のに。
スーパーアグリと佐藤琢磨に関しては、「夢と挑戦」のきれいごとばかりを書いていた。

私は、「日本社会はモータースポーツに理解がない」「スポンサーが現れない」の泣き言には、うんざりしていた。
スポンサーになる日本企業が現れないことを悲しんだり、残念がったり、非難したりするのは、「バブル時代は、大勢の男たちが、君は素晴らしい、と称賛して、金をどんどん貢いでくれたのに、今は、誰も、そうしてくれない。私は、こんなに美人で、才能があって、魅力的だ。男たちから金を貰って、自分の夢を追い求めることを期待されるに値する価値がある。私の価値を認めてくれない今の世の中は、おかしい」という文句を女が言うのと、どこが違う?

スーパーアグリの記事を書いたことのある、日本のF1メディアに関わる人間たちの誰かは、この後、アグリの最後までの顛末を、きちんと書きとどめて、後の時代の人が知ることができるようにしてもらいたいものだと思う。

<関連>
2008/6/1  ビジネスとしてのF1~アグリを巡って

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●ルクセンブルクTTはアンディ

昨夜のアンディのTwitterを読んだとき、「これ、TTを僕、RRをフランク、という示唆?・・そうかこの手があったか。この割り振りは思いつかなかった、キルシェンがいないからできるのよね・・」
起きて結果を見ると、TTはその通り。

http://www.cyclingnews.com/news/time-trial-titles-around-the-world
この記事によると、TTに出場したのは僅か4人。
少ないだろうとは思ったが、4人というのは凄い。3人表彰台に乗って、乗れなかったのは1人だけ。

tageblatt.luの記事。
アンディがTTを獲ったのは、TdFのリハーサル、つまり本気になって走ったから。かたやフランクは、TdSからまだ回復していない、と説明した、という。

アンディも、フランクに負けず劣らずTTが課題で、TdLの間、TTを練習していた、と言っていたのに、TdSで手を抜いたので、「それでいいの?」と思っていた。
国内選手権で本気で走る目論みで、そうした、とすれば辻褄はあう。

といっても、兄弟間での割り振りは事実上可能で、RRをフランクにしたら、みえみえかも。
かといって、2人で競争することはありえないのだし、さてどうするのか。
「1年交代で、次はお兄ちゃんの番です」と開き直っても世間は許すと思うけれど。
ちなみに、この1年交代をやられると、ツールの最初の頃、慣れるまで、うっかり見間違える人間が出そう。(昨年、自分がやった)

●W杯

昨夜は、クロイツィゲルがスロバキア応援、中野さんは日本応援で、クロイツィゲル家は平和だったかと。

TVの解説がチェコ語で判らなかった、と中野さんが書いているが、クロイツィゲル家ではチェコ語の衛星放送を入れていて、それしか見られなかったとかだろうか?
(滞在中のクロイツィゲルの自宅はガルダ湖畔のイタリア国内)

●力の評価、将来の見込み

「ツールの総合成績が5位止まりだとしても、彼(ニーバリ)にはクラシックレースで勝てる能力がある。近い将来ツールの総合表彰台に上る可能性があるのは、シュレク、ヘーシンク、そして僕の3人。まあ、少し年上のコンタドールはまだまだトップに君臨し続けるだろうけど」
http://www.cyclowired.jp/?q=node/35506

ニーバリに聞こえたらマズいんじゃないの、はおいて、自分の思うに、ツールの総合順位は、チーム力が大きくものをいう。
08年、もしもエヴァンスが、サクソバンクと同程度の力を持つチームにいたら、マイヨ・ジョーヌは、サストレでなく彼が獲れた、と思う。

アンディは、才能を早くから評価された選手なので、能力が高いことは確かだろうが、これまでのツールでの順調な戦績は、高いチーム力に守られていたという要素が大きいような気がする。
サクソバンクは、ツール総合が最優先目標という方針のチームだ。中野さんによれば、イタリアのチームであるリクイガスは、これまでジロが優先で、ツールにそれほど力を入れなかった。
ツールのための合宿は昨年からだし、下見は今年初めてやる、という。これだけ聞いても、有利不利があったと思う。

ぶっちゃけ、クロツィゲルが今在籍するチーム、リクイガスは、高いチーム力を持つが、来季以降は、彼は多分、その環境は享受できない。移籍してもしなくても。
アンディも、同様の、来季の環境が不明瞭な立場にある。

優れた選手であれば、よい環境を手に入れられるし、マイヨ・ジョーヌは、チーム力で決まるより、選手個人の力の勝負で決まった方が面白い、という見方もあるだろうから、良い悪いをここではいわない。
ただ、「ツールで表彰台に上がるためには、『環境を手に入れること』、強いチームでエース待遇を受けること、ができないと、難しいよねえ。君も、彼も、将来のチーム環境がみえていないよね」と一言。

●国内選手権での兄弟ツーショット

RTL.luに、ちょっと目を止める写真群があった。
アンディの顔が、以前と比べて「しっかりした」。
前は、兄さんと並ぶと「弟の顔」になっていたが、そういう感じがない。青年の顔になっているな、と思った。

ところで、「同じ(揃いの)ジャージを着ている」方が、絵になるなあ。残念・・
ナショナルチャンピオンなのはいいことなのだけれど。
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●クロイツィゲル

シクロワイアードに、クロイツィゲルの面白いインタビューが載った。
(ぱっとみたところ原文がみつからず、内容は保留付き)

そうか、クロイツィゲルは、アンディとジュニア時代から知りあいで、同年代のライバルとして意識しているのか。ジュニアで一緒のレースに出ていたときは、自分の方が強かった、と。なるほど。

今年のツールではマイヨ・ブランを目指すとあるが、昨年、ニーバリが、中盤マイヨ・ブランを着て、守りたいというコメントが記事になった後、アンディに獲られたんだよなあ。

前年08年は、やっぱりアンディが終盤の山岳でニーバリから奪い、クロイツィゲルが最後のTTでアンディから獲れるかも、と思ったら、アンディが守ってしまった。
アンディの方は、毎年、マイヨ・ブランは目標ではない。目指すものは別にあって、白はおまけでついてくるという身で、リクイガスの2人に2年続けて煮え湯を飲ませ、今年もそうなりそうな。

かねてから、クロイツィゲルは、同じ年代でイタリア人のニーバリを抱えるイタリアチーム・リクイガスにはいられなくなるだろう、と思っていたが、先日イタリア紙の書いたアスタナへの移籍説は、ご本人が、HPで否定している

このHP、英語ページもちゃんと作ってあって、なかなかマメマメしくて、使えそう。
ジロの頃に始めたTwitterもまめまめしい。現在、中野さんが、ツールの最終調整に付き合って、彼の自宅に泊まり込んでいるのだとか。

●各国国内選手権TT開催中

ルクセンブルクの結果を知るのは、明朝。
Today's national TT my start@19:09 28 km lot of up&down would love to start the Tour in the national colors!start time4@schleckfrank 19:14
Category :  自転車
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●TdSの補足

記事を読むと、天候の悪さ、「雨と寒さ」が堪えた選手が多かったらしい。
カンチェが、振り返りで言及しているし、クレーデンも、うんざりした調子でつぶやいている。
コンディション・モチベーションへの影響は、個々の選手によって違ったと思われる。

アンディは、ネガティブな言葉をTwitterに書かない子なので、レース中、此方はいまいち認識していなかった。
愚痴ったってなんにもならない、という能天気さ、ストレス耐性の強さが、彼の持ち味であり、最大の強味。

思えば、昨年末、車と衝突事故を起こしたとき、たいしたことない、とケラケラしていたので、心配しないでいたら、この事故が原因の膝の負傷が、今シーズン前半に大きく影響した。
でも、ツールでコンディションがいいならOKなわけで、無事に3週間が終わったら、やっぱり運の強い子だ、ということになる。

TdS中のつぶやきの「のほほん」ぶり
・Our stage for tomorrow :)) http://tweetphoto.com/27536328
クイーンステージ第6ステージ前日。てっきりコースマップの写真と思ったら・・

・エディ・メルクスにHappy Birthdayと書いたはいいが、日を1日間違えていて、訂正する。
招待されたクリテリウムの日を1日間違える、商売道具(自転車とかシューズとか)を忘れる、という子なので、「いつものこと」だが。
これでよくやっていけるなあ、と思うときがあるが、解釈は、1.取り返しのつかない重大な失敗はしない賢さがある、2.兄さんや周りが面倒みてやってる。

●サクソバンクのツールのメンバー

昨夜、デンマークメディアを回っていたら、最終決定までまだ時間がかかりそうな旨の記事があったが、その直後にチーム公式サイトに寄ったら、発表されていた。

デンマークメディアは「デンマーク人4人」を見出しにしている。気持は判る。半年前の候補10人のリスト発表の時点で、この結果になる予想を書いたデンマークメディアがあったが、自分の予想も同じだった。

オグレディとクリスアンケルの問題になったのは負傷で、リカバリーできて、コンディションが大丈夫、という判断ができれば、メンバー入りだったと思う。
今年TTTがないことが、ラーションには不利に働いたのではないか。TTTがあったら違ったかもしれない。

願うことは、1.ご本人が最後のツールのつもりのフォイクトが、無事にシャンゼリゼに着くこと。
2.チーム全員が、シャンゼリゼに辿り着くこと。

このチームがツールを闘う最後になるかもしれないから。
今のところの話だと、結論が出ていない可能性もある。杞憂に終わるかもしれぬが、覚悟を心中に抱いて最終日を迎えることになるかもしれない。であれば、全員で帰ってきてほしい。誰も欠けることなく。
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・第9ステージITT

「電動アシストを、フランクのバイクにつけたんじゃないの?」というブラックジョークが出てきたくらい、「予想外」の結果だった。

結果はめでたいが、「これだけのITTを昨年ツールの第18ステージでできていれば、表彰台をとれたのに・・」という愚痴が思わず。
あのときは、40kmでランスに丸々1分遅れた。今回、27kmでランスに対する遅れは5秒。

ITTの出来には、モチベーションとコンディションが大きく影響する、ということは、観戦数の増加と共に判ってきた。
ヘーシンクは、モチベーションは高かったが、リーダージャージを守ることが逆にプレッシャーになったというメンタル面と、8日間で疲労が蓄積してフィジカルのコンディションもよくなかったことが考えられる。

フランクは、今回、モチベーション・コンディション共にそれほど高いようにはみえなかった。だが、チームとしては、カンチェが無理、と判った時点で、フランクとフグルサングの総合順位アップ狙いにスイッチしたのだろう。ツールの調整という目標のためにリスクを犯すことはできないが、ある程度のリザルトは必要だから。
第8ステージではサクソバンクのメンバーが交互にアタックしてヘーシンクの足を使わせていた。フランクだけは攻撃に参加せず、集団の中で大人しくしていたのは、調子がよくないのではなく、温存だったのか、という解釈が後になると出てくる。
実は自分は、チームは、ITTでフランクよりフグルサングの総合順位アップを期待しているのでは、と思って第8ステージを見ていた。

・国内選手権

Hmmm yes didn't tough about that yesterday was my last day in the national champion color but I try to defend it!!!!!!!

TdS最終日のこのアンディのセリフを、どう解釈するか。
今年も、国内選手権勝者はシュレク兄弟のどちらかに決まっている。(彼等から奪う実力の持ち主はいない。おまけに今年はディディエがチームメートで、他選手たちは、兄弟タッグを相手にするだけでも分が悪いのにハンデありすぎ)

兄弟間でどうするかというと、想像するに、フランク兄さんの一存だろうと思う。
「お前が勝て」とアンディに一言えば、それで決まり。

アンディは、上記のようなつぶやきを書こうが、兄がナショナルチャンピオンジャージを欲しいなら、「はいどうぞ」だ。
今年、L-B-Lについての彼の発言は、彼等の関係を如実に示していた。タイトルを防衛したい、と最初言ったのに、フランクが、生まれてくる子のために勝ちたい、アムステルをアンディ、と言ったら、それに倣い、前言をコロッとひっこめた。

実際には、作戦の権限はチームにあり、チームはアムステルをフランク、L-B-Lをアンディに割り振り、彼等の希望通りにいかなかったが、国内選手権には、多分チームオーダーは及ばない。(かは定かでないが、実質的にそうなるのではと推測)
今季まだ1回も表彰台に立っていない(1位はおろか3位もない。L-B-Lの6位が最高)弟を立たせてやろう、とフランクが判断すれば、そうなる。TdS総合優勝の結果を受けて、すんなりそうしそうな気がするが。

・デンマーク国歌の話

W杯の真っ最中。
1年前のツールで、「デンマーク国歌は知名度が低い。Jスポ実況陣が掛け間違いに気づかなくてもありか」と思ったが、デンマークは、W杯にちゃんと出ているのだった。
W杯では、全試合で、試合開始前に国歌演奏をする。五輪や世界選では優勝者だけであるのに比べると、機会が多い。

思わず、昨年の総合の表彰式の録画を見直し、かかった曲が成程デンマーク国歌であったことを確認した。

コンタドールは、イノーからマイクを渡されるとき、話したと思われるが、このとき、コンタの方に首を向けたアンディの口も動いていて、何か言っている。
もしかしたらアンディも、曲の掛け間違えに気付いたのかもしれない。彼はデンマーク国籍チームに長く在籍しているので、デンマーク国歌を聞く機会があって、知っていた可能性がある。もしくは、自分のように、スペイン国歌を知っていたか。
Category :  自転車
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ツール・ド・スイスは第7ステージまで終了。

ここまでツールに向けたサクソバンクチームの調整は概ね順調かと。
山岳班3人はOK。パヴェ班も問題なし。

第6ステージで意外だったのは、ラーションが、山をけっこう登れたこと。
TdSのメンバーはほぼイコールツールのメンバーだが、候補はダブルセレンセンを足した10人で、1人弾かれるので、ラーションは頑張っておいた方がよかったとか・・?

メンバーがどうなるにせよ、選ばれたメンバーは全員、本番まで怪我・病気をしないこと。ここまでくると、この点が一番重要だ。
最近、改めて思ったことだが、この世界では怪我と病気は日常茶飯で、全くやらないですむ人はいない。これを、シーズンで目標にしているレースにぶつけず、避けることができるかどうかが、成功するしないの分かれ道になる。

TdSで目下リーダーのヘーシンクは、昨年のツールで期待されたのに、落車・骨折で、早々にリタイアを余儀なくされた。
あのとき、サクソバンクが彼を見捨てて横風攻撃を続け、にも拘わらず結果何も得なかったので、少々苦い記憶として残っている。
クロイツィゲルは、序盤から体調不良だった。2度目のTTでアンディに遅れ、どうしたのかと思ったら、フラフラ状態だったことを後日知った。

そういった例を読むと、アンディは「ちょっと」特別な子かも、という気もする。
彼も、病気と怪我はドサドサし、しょっちゅう具合を悪くしているが、グラン・ツールのときは大丈夫だ。21才で初めて出た07年ジロ、08年1回目のツール、09年2回目のツール。
なんて書くと、今年崩れるかもしれぬから(パンクの神様、の話みたいに)、「今のところは」という押さえはしておくが、こういう運も、選手として持って生まれた才のひとつだろう、と思う。
「この子は、生まれながらのラッキーボーイ」というスティーヴ兄さんの言葉を、ふと思い出す。

TdS第6ステージの最後の超級登りで、せっせと動き回ったアンディを、フランクのアシストをしている、とJスポは解説したが、レース後に本人は、自分の力を確認する「テスト」と説明し、兄のアシストの意図には全く言及しなかった。
彼の説明は辻褄があうのだが、「アタックしては、後ろを振り返り、止める」繰り返しは、昨年のモンヴァントゥーでさんざんやったので、見る側に先入観ができてしまっていたらしい。
http://www.cyclingnews.com/news/schlecks-form-better-than-previous-years

今日発売された2010ツール・ド・フランス公式プログラムを読んでいたら、プリュドムのインタビューの中に、昨年のモンヴァントゥーは、スポーツの観点では、がっかりさせられた、というくだりがあった。

最終決戦場になるはずだったモンヴァントゥーをつまらない展開にした犯人がアンディなのは明らかで、当時もけっこう批判を浴びたという話が、今更ながら理解できる。
他の記述の中にも、アンディは、兄を超えていく時期とか、兄に囚われていることを欠点とみなす指摘がある。

この見方は、自分も以前持っていた。だが今の自分は、「彼に、兄を超えたいという欲望がないのなら、しょうがないんじゃないの?他人が外からどうこう言うことじゃないわね。あの2人は兄弟なんだから」という域である。

TdSでのインタビューで、動物に生まれ変わるなら、何がいい?という問いに、「ハリネズミ」。
解釈は、想像というより妄想の域になるからやめておく。
Category :  散歩
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先日、東京大学のキャンパスツアーに参加してきた。

自分が東大本郷キャンパスに興味を持った趣旨は、不忍池の西側に広がるキャンパスは元加賀藩上屋敷で、その時代の名残が残っていることと、現存する校舎(建築物)も見ごたえがありそう、と思ったこと。重文群ではないが、見る価値がありそうだ、というカンが働いた。
だが、大学と無関係の身は、キャンパスに立ち入るのは、どうも気おくれがする。
行ってみたいと思いつつ行きあぐねていたら、大学側が、一般人対象のガイド付きのツアーを実施していることを知り、これはいい、となった。

ツアーの案内ページを読み、大体こういうもの、とイメージを持って出掛けたわけだが、期待以上のものを見ることができた。

・壮観なるかな、ウチダゴシック

広大な敷地(東京ディズニーランド+東京ドーム1個分)に立ち並ぶ建築群には、共通の様式が伺える。戦前(昭和初期)の建物の様式はほぼ同じであり、新しい建物にも、キャンパス全体のデザインへの配慮がある。
昭和初期の建物の様式は、重厚で、堅固、荘重。

明治に建てられた建築物の大半は関東大震災で焼失してしまい、その後建てられた建物は、「上下さかさまにしても壊れない」堅牢さをコンセプトにした、というジョークを医学部1号館前でツアーガイドから聞かされたが、堅固という印象は、全体に一貫して見うけられた。

帰宅後、少し調べると、震災後に復興した建物群は、工学部教授の内田祥三(後に第14代総長)の設計によるもので、ゴシック調であることから、「ウチダゴシック」と呼ばれているという。

そう名付けるに相応しい建築群である。医学部2号館のファサードや、対になった医学部1号館・理学部2号館の佇まいも気に入ったが、自分が最も感動したのは、医学部1号館前から北に伸びるメインストリートだった。

メインストリートは、総合図書館の西側を伸び、文学部3号館、法文1号館・法文2号館の中を突き抜ける。法文1号館・法文2号館は、ゴシック調の三廊式で尖頭アーチを持つアーケードでもって、通りを通している。
新しい文学部3号館も、法文1号館・法文2号館に似せたアーケードを作っている。
こういう街路プランとデザインを見るのが自分は好きだ。

ここまでで十分満足したが、次に総合図書館の内部に入って、 呆気にとられた。
総合図書館は、外観だけ取り上げても、他の建築物にまして重厚で、1階の室内には高い天井から幾つものシャンデリアが下がっている光景が窓の外から見えた。

しかし、ガイドさんの後について気楽にゲートを入ったら、思ってもみなかった目の前の光景に「口ポカン」となった。
正面に出現したのは、「赤絨毯を敷いた大階段」。

「高さはさほどない建物だったから、内部がこうと思わなかった。こんな大階段のある建物、他に何があったっけ?」と驚き呆れながら登っていくと、同行の友人の一人が、「参議院みたい」。同じように思ったらしい。

流石に国会議事堂まではいかぬと思うが、敢えて挙げれば、東京国立博物館本館か。
大ざっぱにいえば東博や科博と通じる。だが、それらが比較的最近改修工事を行っているため、明るく、からっとした印象を与えるのに対し、ここは、一言でいって、「古色蒼然」。

閲覧室は十分な採光が確保されているようだが、閲覧スペースでない大階段周辺の空間は、茫洋と広がり、昔ながらの図書館・博物館の類の雰囲気を保っている。

建物内に入れるのは図書館だけ、というツアーの事前の案内を少し残念に思っていた(できれば色々入ってみたいと思った)が、唯一入れたその図書館の内部のインパクトが強烈で、これの前では大概のものは霞むからいいか、と思った。

・ガイド

今回ツアーを楽しめた要素のひとつは、ガイドをしてくれた学生さんがよかったことだった。

約15人の参加者に、2人が組になって付く。自分の参加した回を担当したのは、共に女性で、1人が法科、1人が理系(新領域創成科学研究科という部外者の身には意味不明だった名称)の大学院生。

メインを務めた1人は、ハキハキと、よく通る、ガイドに向いた声を持っていた。
2人とも、見知らぬ(物見高い)おばさん・おじさんたちに対して、愛想よく、きちんと応対をしてくれた。
最初は気づかなかったが、時間が経つにつれ、段々と、「頭がよい」ことが此方に通じてきたことには、(当然の事実にしろ)感心するものがあった。

・キャンパスツアー

キャンパスツアーという名のものは、受験を検討する高校生対象のものが、あちこちの大学で実施されている。しかし一般人向きはあるまい、と思っていたら、東大にあったのには、正直吃驚した。
私大なら、宣伝として判るが、国立大学で?
それも、天下の東大なら、ほっておいても、あちらから入りたい人がやってきて、広報活動をする必要もあるまい。と思った自分は頭が古い人間で、独立行政法人化によって、色々変革を求められたらしい。
ツアーが始まったのは2004年なので、明らかに独立行政法人化の影響である。

日曜日のキャンパスには、グラウンドなど一部を除いて学生の姿はほとんどなく、一般の人々が通行していた。
三四郎池の端では、数組の親子連れがいて、小さな子供を遊ばせていた。
子供たちやカップルや女性連れなどが行き来し、公園と同じような風情である。近隣に住んでいる人々が、勝手知ったる憩いの場所として利用しているようだった。

帰宅後、マップを再度見、建築物に関する記述を読むと、今回は行かなかった工学部・理学部・農学部のエリアにも、興味をひく建物があった。
気楽に入れることが判ったので、次は1人で出掛けて、気儘に見て歩こう。
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1年前、自分の自転車ロードレース観戦のレベルは、「ど素人」、超初心者だったため、アンディが山でちぎれたことをウダウダ気にした。
レベルが少し上がった今年は、「ちぎれても、気にしない」スタンスで臨む。

今季の彼は、原則的に、ツールの総合「しか」狙っていない。
4月のアルデンヌクラシックを、もうひとつのターゲットにしていたが、彼にとって絶対的ミッションは、コンディションをツールに合わせることで、アルデンヌも、それに支障のない範囲。
7連覇当時のランスほどではないが、「狙ったレース以外のレースの捨てっぷり」は徹底している。
ランスは、レース自体にあまり出場しなかった(といわれている)が、アンディは、出場して、捨てる、ということをする。

いや、怪我や病気で、頑張りたくても頑張れなかったことが多い、という見方はあると思う。が、目先のリザルトには拘らず、無理をせず、ツールのためのコンディション調整に専念して日々を過ごす方針であるには違いないと思う。

カリフォルニアで、山でちぎれ、リザルトを全く出さなかったことについて、リースがわざわざ言い訳をしたのは、どこからか批判があったか、他に理由があったのか。
本人はもっと頑張るつもりがあったのを、プロトンに戻れ、と自分が指示した、と責任を被っている。
2人のエースを連れて行っても、ToCが当初から調整レースであることは、素人観客以外は知っていたことで、説明の必要はないように思うが。
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■「だましの手口」(西田公昭/PHP新書/2009)

図書館のラックにあった消費生活センター(か何か)のチラシに、「詐欺や悪徳商法に騙される危険度チェックの心理テスト」というものが載っていた。何気なしに一瞥すると、
「第1問・・・・私は、詐欺に狙われるようなタイプではない」

あはは、一発目に来たか。
自分は、どんぴしゃこれである。
そうなんだよなあ。自分は騙されない、と自分に自信を持ってる人ほど危ないのよね。

心理テストの引用元として、この本の名が記載されていたので、借り出した。
読み終わっての感想。

「プロから本気でターゲットにされたら、自分も騙されるな。防衛する努力をしても、ダメなときはダメだわ。
身も蓋もないが、そうだと思う。敢えて、できることといえば、ときどき(不定期でも、継続して)こういった対策本を読んでおくことくらいか。
読んでいる間や直後は、意識がその影響下にあって、警戒レベルが高くなっていて、だましの攻撃を受けても防御できるかもしれない。
といっても、タイミングがよければ、の話で、根本的には、プロにターゲットにされたら、やられると思っておいた方がよさそうだわ。
なんかガンの検診みたい。運よくタイミングがよいときに限り有効、という意味で」

私は、「おひとよし」にはほど遠いし、占い・運勢の類の話には目もくれないし、周り中が集団で熱中するものにはそっぽを向きたくなるへそ曲がり、という人間だが、「他人から褒められれば、嬉しい」し、「一貫性を重んじていて、自分が前に言ったことを変えたくない」=「自分のした行動や選択を正当化して、後悔を避ける」し、「見知らぬ人からでも、嫌われたくない」し、「見栄を張る」し、「予期せぬ恐怖や不安を呼び起こされた突発的な局面では、パニくって」冷静さを保てる自信は全くない。

つけこまれる弱点ボロボロである。
騙しの手法は様々にあり、レベルも様々だ。数打ちゃ当たるのレベルの低い攻撃は、努力で対処が可能だろう。高いレベルに当たったら、しょうがない。被害が甚大にならないことを祈っておこう。

最後に、非常に説得力のあった話をひとつ。

「自分の身内・友人・知人では、実際に被害にあった話は聞かないから、実感が湧かないし、自分には縁がない、となんとなく思っている」貴方。
詐欺にあった人は、それを恥じて、他人に言わないことが多いのである。

「騙されそうになったけれど、気づいて免れた」という未遂の成功談はしても、「騙されてしまった」失敗は、人に話さない。
思わず、「その通りだ」。

自分の家族も、もしやられていても、私には隠して、黙っているだろう。「なんでそんなものにひっかかったの!」と批判され、バカにされるのを恐れて。
自分も、やられても、打ち明けない。どうして騙されたのかと自己嫌悪に陥って、ひとに喋ることはあるまい。

■「影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか(ロバート・B・チャルディーニ/誠信書房/2007)

「だましの手口」の著者は、この本で述べられる人間の心理の理論を下敷きにしている。こちらを読んだ後に、上記の本を読むと、説得力が強い。
自分はたまたま、先にこれを読んでいて、非常に面白かった。
こちらの話は次回。
Category :  自転車
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@ALBERTOCONTADOR: Happy B-day @andy_schleck you are closer of my age

ヒマなツール・ド・スイス組のお兄ちゃんたちと違い、コンタドールはドーフィネ出場中。
つぶやいた時刻は、夜8~9時頃。第4ステージを終えてホテルに帰り、マッサージすませて夕食前?
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アンディは、今日、25才になった。

TwitterでHappy birthdayをつぶやいた人たち
=フランク、クロイツィゲル、ランス、クレーデン

白いジャージを着られる最後の夏が来る。
白色のジャージは、彼にとても似合っていて、素敵だった。
振り返れば、08年、フランクが黄色、彼が白色のジャージを着て、2人で並んだ光景は、この上なく美しかった。
あの年だけに見ることのできた、うたかたの夢の光景だった。
Category :  自転車
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●ドーピングの話題の補足

6/7付で「コンタドールとカンチェはクリーンでは」と通じそうな文章を書いたが、自分の考えていることを書き足しておく。

数年前まで、トップ選手たちの大部分が、ドーピングをやっていた。フェスティナ事件で自転車界が大打撃を受けた後、今度こそ浄化が進むかと思いきや、オペラシオン・プエルトをみれば、「この世界の人々は、懲りない」とみなすしかない。
OPの事後処理がぐだぐだになったのは、関与した選手を全員洗い出したらスペイン自転車界が壊滅するから、と言われているが、そうなのだろうと思う。

血液ドーピングという新手の手法は、暫くの間、100%バレなかったから、横行した。「バレないなら、やる」のである。この世界は100年そうだ。さすれば、これからもそうである可能性が高い、とみなすのが論理的だろう。

今季のコンタドールとカンチェはクリーンではないか、というのは、「希望的観測」であって、予想ではない。
彼等であれ、他の誰であれ、全員、クロの可能性を持っている。クリーンであると断定できる選手は、ひとりもいない。信じるに足る根拠が存在しないから、だ。

ドーピングは、喩えるなら、「男の浮気」のようなものだ。
男に対して、浮気しないことを期待しても、するだけ無駄である。
これは、1000年変わらない真実、だと思う。

この人は大丈夫、と女が信じるのは、個々人の自由だ。どんなものにも例外があって、全人類の男が浮気をするのではないので、大丈夫なのかもしれない。
平穏に過ぎた場合、隠し通したのか、本当になかったのか、真実は、当事者以外には判らず、闇に消える。

自転車ロードレース観戦をするに当たって、「スーパーなパフォーマンス」を重視しない、というのは、対処法のひとつだろう。
素晴らしい、と感嘆し称賛するから、後で幻滅を招く。称賛をしなければ、幻滅もせずにすむ。

自分はどうやら段々とそうなってきたようで、カンチェの春の圧勝にも、あまり反応しなかった。
「力技=選手の身体能力」に感心するのではなく、駆け引きや、レース展開の綾を楽しみ、強い人は「ああそう、強いわね」でさらっとすませる、という見方をしていれば、ドーピング事件が続いても平静に対応できるのでは、と思うが、さてそううまくいくか。

●アンディ

といいながら、相変わらず、贔屓にするはアンディ君。
先日、もう長いこと本気の全力でレースしている顔を見ていない、呑気な末っ子でいいけど、たまには本気もみたいぞ、と思い、08年ツールの録画を引っ張り出したのだが、記憶の通り、そこには、全く違う目つきで走っている姿があった。
これと同じ目つきをしているのを、その後、見ていない。昨年のツールで一番表情が変わっていたのは第18ステージITTだと思うが、08年のような「形相が違う」まではいかない。

08年の彼の目を見ながら、もしかしたら、彼は、兄に献身的に尽して、兄が勝つ役に立てれば、それで満足で、兄にアシストをしてもらって自分が頂上に立つことを欲してはいないのかもしれない、兄より才能に恵まれていることは彼の望んだことではなかったのかも、とふと思いついた。

そういう解釈をすると、昨年ツールでの彼の振舞も、フランクと離れない、別のチームで走ることは決してない、と何度も繰り返される発言も、すべて納得がいくのだ。

They love each other, they like each other, they like to help each other, they like to see each other winning, there's no jealousy between them.They're like one unit. (velonation

このセリフをフォイクトがどういうニュアンスで言ったのかは判らない。みんな知っていることでしょ?というノリだったのか。いずれにせよ、自転車ロードレース界広しといえども、ここまで一心同体で、分かち難い兄弟選手は稀だろう。
このことが、フォイクトの語るのとは逆に、昨年と同じようにアンディの戦績の足を引っぱったとしても、本人たちに後悔はあるまい。レースをする最後の日まで一緒にいれば、本望に違いない。

それはそれで、とても素敵な話にみえる。
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「ズル」の方法としてありうる、という理屈と、カンチェラーラが今春のクラシック2連戦で使用して、圧勝はそのおかげ、という疑惑を公言することとは、別個の問題だと思う。

最初、「ネタ」だと思ってスルーしたが、選手の身体能力を高める方法(一般にいうドーピング)の中にも、最初はネタもどきのものがあった。あの手この手、次から次へと様々な方法を探し出す人間の「技術力の高さ」は素晴らしい、と感心するくらいである。
という皮肉はさておき、「過去の歴史」を鑑みれば、電動自転車も、既に誰かがやっているかもしれぬし、これから蔓延するかもしれない、という「可能性」を否定する根拠はない。ばかげた話にみえようとも。

しかし、「カンチェが使用した」という疑惑については、複数の材料から「総合的に」判断するもの、だと思う。

今回の疑惑に対して、カンチェは、「シロ」の証拠を示すことはできない。
レース当日、主催者は、この疑いを持って自転車を検査してはいないから、そうなる。
通常のドーピング(選手の身体能力を高めるドーピング)も、知られていなかったり、高い精度の検出方法が開発されていない方法が複数存在するため、「検査でクロの証拠が一度も出ていないから、この選手はクリーンである」と言うことはできないのと同じことだ。
(知識をあまり持っていない一般世間の人は、「検査で一度も出ていない選手はクリーン」と思っているかもしれぬが、知識を多少持つと、「誠に残念ながら、違う」ことが判る)

可哀想なことに、いや、まったく理不尽なことに、選手たちは、自分の潔白を証明する術を持っていない。
そういう「シロの証明は不可能」という状況下では、個々の選手がクリーンかそうでないかは、選手のパーソナリティ、キャリアを遡って、これまでのパフォーマンス、戦績、置かれた環境、状況等の複数の材料から総合的に判断するしかないし、それが適切だと思う。
今回、カンチェのハンドルの操作が不審、という指摘がされているが、「このことひとつ」で彼を疑うのは短絡思考ではないか、というのが自分の意見だ。

nacoさんは、カンチェのパフォーマンスの圧巻さに疑念を持ったと記した。
これをいわれると、「しょうがない」とは思う。
過去、見る者を感嘆させた「超人的な走り」の多くが、実はドーピングの助けを借りたもの、とあとで判ったケースが多すぎた。

観戦歴の短い自分も、ランスの元アシストたちが片っ端から捕まったことには少なからぬショックを受けたし、07年ツールで「スーパーパフォーマンス=陽性」のパターン化を見た。
今年、ジロを、誰にも感情移入することなく見ていたのは、昨年、うっかり(無防備に)ディルーカを素敵と思い、後で陽性が出て、「しまった」と懲りたのが原因、と自分の心理分析をしている。

しかし、カンチェラーラの超人ぶりを疑ったら、コンタドールも疑わざるをえなくなるのではないか。現在のコンタドールのパフォーマンスは、桁外れのスーパークラスだ。
カンチェを疑うならコンタも疑わないと、理屈にあわない。
しかし、コンタドールを疑ったら、もはやツールを楽しんで観戦することは不可能ではないだろうか?

「スーパーなパフォーマンスは疑ってかかるのが基本」でいいが、本物のスーパーな選手が当代に1・2人はいる、という見方をしておかないと、寂しい気分で見ることを強いられないか?

・・・・・・・・・・・・・

08年ツール第15・16ステージの録画を見直していて、シューマッハーとコールの活躍に「やれやれ」となった。
シューマッハーは前歴のある選手だった。前科のある選手の「再犯」は珍しくない。この点をちゃんと頭に置いておけば、ディルーカも判断を誤らずにすんだ。学習するべし、である。
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今週ツール・ド・ルクセンブルク、来週ドーフィネ、次スイスとくれば、すぐツールだ。

・サクソのスポンサー問題
ツールが近いとなると、「サクソバンクのスポンサー」というノドにひっかかった懸案が。
ブレシェルやフグルサングは、悠長に待つつもりがないと書く記事も出た。ツールがスタートする前に発表できないと、主力選手の流出が始まると思っていた方がいい。ツールを楽しむ気分でなくなる。
と気に病んでいたら、本日、関連記事あり。進展なし。

実のところ、TOCも、リースがジロをほってアメリカに来た目的は、レースより、スポンサー探しがメインだろうと思って見ていた。
タイムリミットまでに残された時間は、もう長くない。

・アンディ
でも、アンディを見ると、「まあいいや」。ゆるいというか、のどかというか、どうにかなるさ、心配したってしょうがない。という気にさせてくれる。
カリカリしないし、ウダウダも、ビリビリもしない。つくづく、見習いたくなるキャラだ。

ツールの準備でピレネーへトレーニングに行って、ツールマレの山頂でコンタドールと遭遇する図は、ほほえましいというより一種脱力系。

RT @albertocontador: Long day of training with the mythic Tourmalet on the top a surprise,my friends the Schleck (cont) http://tl.gd/1jkfe3

ツール・ド・ルクセンブルクは、レースに出ず、初日ITTは、チームカーに乗ってフランクの後ろにつき、“Actually I didn't want to, because I was afraid he might crash. But in the end I was happy to be able to cheer my brother on.”

ジロを見ているとき、リクイガスのチーム力は、08年ツールのサクソバンクを彷彿とさせる、と思った。
山岳最後のアシストのシュミットは、エースたちも苦しくなりそうなくらい強烈に引く。08年ツールで、アンディはサストレとフランク2人を引き、後日フランクは、アンディの引きが強くて自分もレッドゾーンに入りそうだった、と言った。
但し、シュミットは、(自分の役割として)アシストをするが、「ペースを落としてくれ」というセリフは決して言うな。モチベーションが下がる、とエースに宣言してあるそうだが(中野さん談)、アンディは、「必ず、お兄ちゃんを連れていく」という点が決定的に違う。
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●平常展/特集陳列 海を渡った日本の漆器(本館13室)

今回の本館の一等賞。
江戸~明治期の輸出用工芸品は、国内用とは様式が異なるものが多いことは知っていた。折々に色々なものを目にしていたが、今回並べられた漆器類は、「自分が今まで見たことがない」タイプだった。

こんなものが作られていたのか。
自分は「蒔絵大好き」人間だが、螺鈿はダメである。「黒地に金一色」の蒔絵が趣味に合い、多色できらきら光る螺鈿が加わったら、即刻却下。(国宝だろうが、そういう趣味だから、しょうがない)

今回展示された「長崎螺鈿」を、初めて、「美しい」と感じた。

これらの品々は、輸出先の「注文に応じて」製作されたものだから、「当時のあちらの人の美意識」が、自分のそれと一致した、というだけの話ではある。
といっても、見事な工芸品と客観的にもいえるらしいことは、ミュージアム・シアターの上映前に、本日の本館のおすすめとして紹介していたことで判る。

生憎と、写真では、実物の美しさの10分の1も伝わっていないので、思わず、「さっき見て、感動したところです。実物は、写真より遥かに素敵です」と口を出したくなった。
 
●ミュージアムシアター「興福寺 阿修羅像 奇跡の仏像」

時間があったのと、席があったので、予約する。特別展開催中で来場客が多い時期は、見たくても席を取れないことがけっこうあり、「見られるときに見ておく」のが得策。
「洛中洛外図屏風 舟木本編」は、見損ねてしまい、再上映希望をアンケートに書いておいた。

映像で見る阿修羅像は、実物から受ける印象と違う。
「こうは見えないよぉ」だが、「ギャップをギャップとして」楽しむ。

今回、改めて、『アップに耐える』顔だなあ」と思った。
薬師寺の聖観音や、渡岸寺の十一面観音の顔を映像でアップにしたら、どう見えるのだろう?やっぱり違うのだろうか?(見たいというのではなく、連想)

●満開のユリノキの花

本館前のユリノキが、橙色のアクセントのある大きな黄色の花を、沢山つけていた。
季節毎に眺めてきたが、花が咲いているのは、初めて見る。

こういう花なのか、と初めて知る。
大木に咲く花としてはかなり大きい。だが色あいがすぐ目につくような鮮やかさではないので、「意識してユリノキを見る」ことをしないと、気づかず通り過ぎてしまいそうな佇まい。
Category :  展覧会
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面白いものを見つけた。糸井重里と細川護熙の対談。
「細川家の至宝」のサブテキストとしても、とあるが、ばっちりである。
護熙氏が講演会で喋ったネタと被る箇所がいくつもあり、講演会に行かれなかった人も、こちらを読めば十分足りる、と思った。

ほぼ日刊イトイ新聞/細川家の平熱~細川護熙さんにいろいろ聞く

もっと難しいことを喋ってもいいのに、と講演会の感想を書いたが、これを読んで、「あ、そうか。この人は、学者じゃないから、学問的な専門知識は持ってないんだ。勘違いをしていた」と気づく。

護熙氏のひととなりを詳しく知りたいという意欲はないので、1回読み流して終わる。自分のような一般庶民には、関わりのない人間の話だ。

最終回に紹介されている新江戸川公園には、1年半ほど前に行った。
このときは、永青文庫側から公園への出入り口がまだなく、反対側に位置する門まで、公園の塀に沿った外側の道を延々歩いた。

公園内を探索して、この方向に進むと、永青文庫のすぐ近くまでたどり着けるのでは?と林の中をずんずん進み、坂を登って、永青文庫との境界まで行った。予想通り、柵越しに、永青文庫の建物が見えた。室内に灯る明りを眺めながら、永青文庫と通じていればいいのに、無粋なことよ、と思った。
連絡する門が設置され、行き来できるようになったのは、それから2カ月後のことだった

「子供の頃に、実はここに居ましたんです」の護熙氏の科白には、「あらま」となった。その時代まで、細川家の私有地だったとは思わなかった。

■関連エントリ:2010/05/29「細川家の至宝」(東京国立博物館)
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