南の国の太陽、空の色の獅子

Category :  フィギュアスケート
tag : 
東京開催が決定したときからずっと待っていて、自分の今年の最大の楽しみでした。
大の贔屓はおらずとも(ジェーニャはトリノで引退、と初めから予定してました)、心底から「行ってよかった」と思うことができる自分は幸せです。
残念だったことを敢えて挙げるなら、デロションがまたも僅差で表彰台を逃したこと(ODのディダクションがなければ・・)、ペトティホとシュデク夫妻の直前の棄権(リンクサイドでドロタが泣いている様子が2階席から見下ろせて、切なかった)くらいでしょうか。

いい話を。1番は、ランビエール君のFP。
パーフェクトの出来ではありませんでしたが、「それが何」と言い切れるほどの魅力がありました。
「フラメンコ」の公式戦初披露を生で見られたことを、幸せな記憶として大事にとっておこうと思います。

ランビエール君以外は順不同。
シェン・ツァオのFPを見ながら、感慨のようなものを覚えました。
技術点は出るけれど芸術点が出ない典型だった彼等が、ここまできたことに対して、です。
私はペアに通じていないファンで、昔から正統派ペアを好きになったことがありません。誰かあげよといわれたら、ボーツェル・シュトイヤーとか言いだす輩で、ベレズナヤ・シハルリドセとシェン・ツァオ、応援するのはどっち、と言われたら、後者でした。
芸術点(今のPCS)の向上は遅々とした歩みで、ソルトレイク後はトトマリに上をいかれ、負傷でトリノを棒に振り、中国勢の若手台頭の中、今季で引退という報道が出ていましたが、「現在の一番は誰か」を余すところなく示しました。
とにかくミスする気配が全くない。05年GPFのトトマリから感じたのと同種の圧倒的な存在感、ペアの本質を体現していたと思います。

引退については報道が二転三転していますが、表彰式後、長い時間、リンクサイドに留まって、数多くの人と記念撮影をし、スタンドから盛んに声をかけるファンに手を振って挨拶して帰っていった姿に、「最後のつもりなのでは」と感じました。
ペアのFPの終了時刻は遅く、表彰式は11時を回っていたので、残った観客は数多くなく、熱心なファンたちでした。
名残を惜しむかのような光景は、その後、他の種目ではみかけませんでした。
今季が最後になるのであれば、その現場にいることができてよかった、と思います。
スポンサーサイト
Category :  フィギュアスケート
tag : 
シングルは、「失望や落胆を味わい、苦しい思いを経た人が、報われた」結果になったな、と思いました。
FPだけをとりあげれば、ブライアンも美姫ちゃんも、最高ではなかった。点数も、観客を魅了した度合も、この2人より上の選手がいた。
でも現行のフィギュアスケートの公式戦は、「SPとFPの合計で順位が決まる」のがルールです。
真央ちゃんと美姫ちゃんのSPの点差をきちんと把握しておらず、真央ちゃんで決まりと思いこんでいた自分は、美姫ちゃんの逆転勝利にぶったまげ、座席に呆然自失状態で座り込み、少しして、「そうだ、美姫ちゃんは、SP・FP両方ノーミスだったんだ」と、ようやく頭が動きました。

ブライアンがFPでクワドを1回しか入れず、手堅くまとめたことを誉めない人もいるだろうな、と思いましたが、会場の観客たちは、彼の優勝を充分に祝福し、その光景を嬉しく感じました。
最高の演技は見られなかったけれど、彼のこれまでを知っているファンが多かったのだろう、と思います。だから、私と同じように、「念願かなって、よかったね」という暖かい気持ちで祝福することができたのでしょう。
美姫ちゃんに関しても、事情は同様だったと思います。FPについては、後半「動きが遅い」と私は感じましたし、インパクトは、間違いなく真央ちゃんが上でした。
でも、SPとFP2本をノーミスでまとめることがどれほど難しいか、そして、真央ちゃんの演技と点数を見た後の最終滑走で、崩れず、自分の力を出したことは、大きな賞賛に値すると思います。
(滑走順は、勝敗を左右する大きな要素で、最終滑走で、プレッシャーに耐えられず、ミスして勝利を逃すケースが、どんなに多いことか!)
Category :  フィギュアスケート
tag : 
今日、東京体育館にいることのできた、約6000人の日本人は幸せです。
Category :  フィギュアスケート
tag : 
本日のメモ
・美姫ちゃんが終わるや否や、会場はスタオベ+得点を求める手拍子で今日最高の大盛り上がりになり、真央ちゃんは、その最中にリンクに出なければならず、「この雰囲気、プレッシャーになってるだろうな。でも、だからといって盛り上がるのを自重するというのも無理な話で、難しい・・」と思いながら、自分もスタオベ+拍手していたのですが、予想が当たってしまいました。
・なぜか今日もズーリンさんにバッタリ。
・3位との差は僅かに「0.24」。ここまで僅差で表彰台を逃し続けるって・・(3位と4位は雲泥の差なのよ・・)

昨日の追加
・ロシア男子は来年1枠。その1枠にジェーニャが出て、翌年2枠どころか3枠とって、でもまたジェーニャはいなくなる、なんてことになったら、それもムチャクチャな話。
シングルはいまや壊滅状態のロシアですが、ダンスだけは牙城を守れるかな、とドムシャバとヤナさんたちを見て思いました。
・ジュベール君は、直前に怪我をして、ちょっと心配があったのでした。よかったよかった。
Category :  フィギュアスケート
tag : 
「明日車に当たって死んでもいいわ」
ランビエール君のフリーを見ている最中に浮かんだ科白。
こらこら、そう簡単に言うな、ですけど、そのくらい素晴らしかった、ということです。

自分の意識では、ジェーニャはいないものとして横によけてます。第1グループのルータイ君の「プルシェンコもどき」演技を見ているとき、嫌が応にも思い出しましたが、最終グループでは、すっからかんに忘れてました。
最終グループのメンバーは百花繚乱、会場のもの凄いテンションの上がりっぷりがなくても、自分の心臓もバクバクでした。

モチベーションを失って、ユーロを欠場して、東京に来てくれることはあてにしてませんでした。気が変わって、来てくれただけでも嬉しかったのに、これほどまで魅力的な滑りを見せてくれるなんて。
彼の演技の前では、他は全部ふっとびます。

でも、ブライアンには、心から、おめでとうを。
どうしても世界チャンピオンになりたかったのよね。SPで大量のリードがあったので、フリーは安全策をとり、レベルを落しましたが、トリノのジェーニャもそうだったし、いいです。
SPで4-3を決めたのは彼だけです。4-3を跳べない(跳ばない)人に、男子シングルのチャンピオンの資格があるとは私は思いません。だから今年チャンピオンになるのは彼です。
演技が終って、挨拶する彼に拍手しながら、「おめでとう。君がチャンピオンだよ」と心の中で言いました。
インタビューでの最後に何を言うかと思ったら、「サンキュー、ママ」、思わず顔がほころんじゃいました。表彰台では涙ぐんでるし、可愛い可愛い。元々美少年ですから(私はこの子の顔がとても好みなのです)、「ママ」なんて言いだされたら、もう可愛さ全開。
表彰式後、リンクサイドで携帯電話で話していた相手は、「ママ」だったんでしょうか。

(そういや、「ママ」といえば、マザコンで有名だった元世界チャンピオン、ウルマノフと、昨日通路ですれ違いました。その後すぐ、ズーリンさん。ミーハー活動する予定はなかったですが、「まさかディーンさんとか来てないかしら!?プラトフさんとかグエンさんとか」欲がでましたが、今日行き会ったのは残念ながら現役選手ばかり・・目当ては現役より「元」選手の自分)